中日(4対4)楽天 =オープン戦1回戦(2023.03.17)・バンテリンドーム=
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楽天
00000300141100
中日
20002000041021
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【中日】アキーノ(3号・1回裏2ラン)

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◆中日は、先発・小笠原が6回3失点6奪三振の投球。開幕投手に内定している左腕が、まずまずのピッチングを披露した。対する楽天は、辰己が2安打を記録。シーズン開幕に向け、状態の良さを示した。

◆昨季まで中日でプレーした楽天阿部寿樹内野手(33)が、名古屋のファンから温かく迎えられた。昨年11月にトレードで移籍してから、バンテリンドームで初めての試合。2回1死の第1打席、名前がコールされると、スタンドからは大きな拍手が起こった。カウント1-1から小笠原の146キロ直球を振り抜いたが、右飛に倒れた。試合前は、中日の選手やスタッフたちと談笑をするなど、再会を喜んでいた。

◆楽天の開幕投手を務める田中将大投手(34)が、対外試合4戦目、12イニング目で初失点した。1回2死一塁で、カウント1-1から、高めに浮いた146キロ直球をアキーノに左翼席へ運ばれた。5回にも岡林に右前適時打を許すなど、4回2/3を6安打4失点で降板した。「いろんなことに対応しながら、しっかり相手を抑えることができれば」と意気込んでいたが、納得のいかない内容となった。▽楽天石井監督(田中将の投球について)「言葉は合っているか分からないですけど、点取られる作業はすごい大事。ビハインドの状況はすごくストレスがかかるので、そこを経験できたのは良かった」

◆中日の新外国人アリスティデス・アキーノ外野手(28=レッズ)が侍ジャパンの主軸・岡本の名せりふを頂いた。初回2死一塁で楽天の開幕投手でもある田中将から先制2ラン。オープン戦での5安打中3本塁打とアーチ量産中だ。この日の感想は日本語で「最高です」とニヤリ。4日の侍ジャパン壮行試合(バンテリンドーム)のお立ち台での岡本の発言を聞き「観客が喜んでいて、いい言葉と思った」と、今後も愛用しそうだ。▽小笠原(開幕投手に指名され、オープン戦最長6回を投げ、8安打3失点)「チェンジアップを使わずにどこまでいけるか試した。悪くなかった」

◆楽天の開幕投手を務める田中将大投手(34)が、失点にも前を向いた。先発して、4回2/3を6安打4失点で降板。これまで練習試合1試合、オープン戦2試合の合計11イニングで無失点だったが、投球に苦しんだ。「開幕に向けてやっていく中で、これまでのオープン戦2試合はほぼほぼ完璧に抑えられていたので、今日はすごいストレスのかかる投球でしたけども、シーズン入る前にそういう投球を経験することができたというのは、自分の中ではマイナスだけではない。実際にシーズン入ってからの方が大事。ポジティブに考えると、そういうストレスのある投球をすることができたのは良かった」と振り返った。開幕まであと1試合の登板が予定されている。「(詰めていきたい点は)いろいろありますが、今終わってる映像をまた見て、自分の中でまた考えを整理して投げたいと思います」。反省点を洗い出し、開幕へ向けて仕上げていく。▽楽天石井監督(田中将の投球について)「言葉は合っているか分からないですけど、点取られる作業はすごい大事。ビハインドの状況はすごくストレスがかかるので、そこを経験できたのは良かった」

◆楽天ドラフト2位の小孫竜二投手(25=鷺宮製作所)が、"初リリーフ"を無失点で切り抜けた。1点を追う7回に3番手として登板。先頭岡林にいきなり中前打を浴びたが、続くカリステを右飛に打ち取った。浜には二ゴロで走者を二塁へ進め、アキーノの2球目では暴投。2死三塁のピンチを招いたが、三ゴロでしのいだ。直球は最速152キロをマークし、力強い投球で中日打線に立ち向かった。これまで中継ぎでの登板はあったが、先発調整を見据えて、長いイニングを投げてきたが、1イニングのみの登板は初めて。石井監督からは「1イニング限定になるのか、5イニング投げていくのかというので、気持ちの入れ方は違う。体の出力の出し方も違う。その辺は器用なピッチャーなので、うまく対応はしてくれた」と高評価だった。他にもドラフト6位林優樹投手(21=西濃運輸)や、内星龍投手(20)ら1軍定着を狙う若手も登板。指揮官は「ベース3つ使って抑えてくれればいい。シーズン入ったらそういう気持ちでいってもらえればいいかなと思います。失敗を恐れずにしっかりとストライクを投げきって、バッターと対峙してほしいですね。精神的に揺られることなく、あたふたすることもなく」と、思い切った投球を期待していた。

◆楽天の開幕投手を務める田中将は4回?を4失点。ほぼ完璧だったこれまでの登板と比べると精彩を欠いたが「シーズンの方が大事。ストレスのかかる投球を(オープン戦で)経験することができたのは良かった」と前向きに捉えた。前回10日のロッテ戦より30球多い85球を投じた。30日の開幕戦に向け、オープン戦登板は残り1度の見通し。「映像を見て、自分の中でまた考えを整理して投げたい」と修正を誓った。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
630 0.667
(↑0.042)
-
(↓0.5)
32
(+5)
23
(+1)
7
(+1)
5
(+1)
0.248
(↑0.012)
1.960
(↑0.13)
2
(1↑)
阪神
740 0.636
(↑0.036)
0
(↓0.5)
56
(+8)
36
(-)
9
(+1)
6
(-)
0.246
(↑0.006)
2.940
(↑0.3)
2
(1↓)
日本ハム
740 0.636
(-)
0
(-)
47
(-)
42
(-)
10
(-)
13
(-)
0.233
(-)
3.150
(-)
4
(-)
西武
531 0.625
(↑0.054)
0.5
(↓0.5)
27
(+4)
17
(+3)
3
(+1)
12
(+4)
0.207
(↓0.001)
1.700
(↓0.16)
5
(1↓)
ORIX
432 0.571
(-)
1
(-)
29
(+4)
26
(+4)
1
(-)
2
(-)
0.227
(↑0.003)
2.810
(↓0.15)
6
(1↑)
中日
333 0.500
(-)
1.5
(-)
42
(+4)
42
(+4)
6
(+1)
2
(-)
0.259
(↑0.004
4.160
(↑0.02)
6
(2↓)
ロッテ
442 0.500
(↓0.071)
1.5
(↓0.5)
31
(+3)
35
(+4)
5
(-)
6
(-)
0.215
(-)
2.850
(↓0.01)
8
(-)
楽天
562 0.455
(-)
2
(-)
53
(+4)
59
(+4)
6
(-)
11
(-)
0.285
(↑0.002
4.250
(↑0.02)
9
(1↑)
広島
342 0.429
(-)
2
(-)
30
(+4)
30
(+4)
4
(+2)
2
(-)
0.238
(↓0.004)
2.540
(↓0.19)
10
(1↑)
ソフトバンク
461 0.400
(↑0.025)
2.5
(-)
32
(+5)
38
(+8)
9
(-)
5
(+1)
0.240
(↓0.006)
3.310
(↑0.07)
10
(1↓)
ヤクルト
463 0.400
(↓0.044)
2.5
(↓0.5)
54
(-)
62
(+8)
7
(-)
17
(+1)
0.244
(↓0.005)
4.460
(↓0.3)
12
(-)
DeNA
390 0.250
(↓0.023)
4.5
(↓0.5)
33
(+3)
56
(+4)
3
(+2)
4
(-)
0.220
(↑0.005)
4.240
(↑0.17)