1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 5 | 13 | 1 | 1 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 1 | 0 |
勝利投手:代木 大和(1勝0敗0S) 敗戦投手:有原 航平(0勝2敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは、先発・ガンケルが4回1失点。走者を背負いながらも、粘り強いピッチングを披露した。一方の巨人は、オープン戦初先発となったビーディが5回1安打無失点の好投。ローテーションの一員として期待される新助っ人が、順調な調整ぶりを示した。
◆巨人オコエ瑠偉外野手(25)が、実戦13試合連続安打となる先制適時打をマークした。2回2死一、二塁で迎えた第2打席。ソフトバンク・ガンケルの初球を中前へはじき返した。二走・吉川が生還し、2試合ぶりの打点となる先制点をもたらした。前夜も初回先頭の打席で二塁打を放ち、この試合でも「1番左翼」でスタメン出場。オコエのバットから快音が止まらない。
◆巨人吉川尚輝内野手(28)が、負傷交代した。4回、左前打で出塁。次打者・ウォーカーの打席で、けん制球が帰塁に滑り込む左手親指付近に直撃した模様。もん絶し、代走を送られて退いた。吉川は2回にも左前打を放ち、この試合2安打。オープン戦20打数8安打で打率4割に乗せた直後のアクシデントだった。
◆巨人タイラー・ビーディ投手(29=パイレーツ)が、オープン戦初先発で好投した。2回まで無安打投球を披露。3回先頭のガルビスに二塁打を浴びるも、後続を断ち、4回と5回も3者凡退に打ち取った。5回1安打無失点1四球と安定した投球に「一番の目的は球数とイニングを投げること。結果がいいに越したことはないが、開幕に向けて勢いづかせられるのは良かった」と手応え十分の内容となった。
◆ソフトバンクの開幕ローテーション「第6の男」が決まらない。巨人との3戦目は有力候補の新加入コンビ、ジョー・ガンケル投手(31=阪神)と有原航平投手(30=レンジャーズ)がそろって登板したが、首脳陣の悩みを払拭(ふっしょく)するような快投とはならなかった。先発したガンケルは4回1失点(自責0)と粘投。オープン戦初登板だった前回の9日ヤクルト戦では2回4失点していたが「前回よりは真っすぐ、変化球とも低めに集められた」と、6安打を浴びながら要所を締めた。前回登板で3回6失点だった有原は、2番手でマウンドに上がり、広岡にソロ本塁打を浴びるなど4回2失点。「防げた失点は反省しないといけない。この前よりは良かったと思うけど、まだまだ修正できる部分がある」と振り返った。先発ローテーションは開幕投手の大関をはじめ、石川、東浜、藤井、和田の5人が名を連ねることが濃厚。この日登板した2人は板東、高橋礼、武田らと最後の1枠を争う状況だ。藤本監督は「ガンケルは内容はあまり良くないですよね。あれだけヒットを打たれてたらいつか点を取られる。有原は前回よりは丁寧に投げていたという感じがします。(6人目は)まだ分からないですね」と結論を先送りにした。オープン戦、2軍戦を含めて来週の次回登板が"最終テスト"となる見込み。実績ある2人がどこまでアピールできるか。【山本大地】
◆スタンドのざわつきを不思議に思い、1度打席を外した直後だった。巨人広岡大志内野手(25)はその数秒後、左翼席へ1発を放り込んだ。カウント1-2と追い込まれた5球目、ソフトバンク有原のフォークに泳ぎながらもスタンドに運んだ。「なんかあったんやなと思って。それが岡本さんっていうのは。うれしかったです」と、シンクロだったことは後から知った。ペイペイドームからはるか離れた東京ドームで、侍ジャパンの岡本が会心の3ランを放った。その直後、智弁学園の1学年先輩に呼応するように、広岡が同じ打球方向へ、同じく泳がされるようなフォームからスタンドイン。「たまたまやと思いますけど」。キャンプは2軍暮らしだったが打撃面で岡本に相談。構えた際の肩のラインについて助言を受けた。「そこはキャンプ中から意識してやってきたので(本塁打に)つながったと思います」と共鳴は偶然だけではなかった。原監督も「いいものが出ましたね。それはもう智弁の監督さん喜んでるよ。日本国民は喜んでるよ」と称賛した。14日から1軍合流したばかりで、開幕1軍にアピールする立場は変わらない。広岡は「僕もレギュラーとれるように頑張って、三遊間を組めるように頑張りたい」と思い描いた。【栗田成芳】
◆巨人中山礼都内野手(20)が、4安打2打点で開幕1軍に猛アピールした。初回に中前打、5回に右前打と打ってから、さらに勢いづいた。7回には2死二塁で、9回には2死三塁でいずれも右前適時打を放った。中山は「来た球を強く捉えている結果が、そうした結果につながっている」と手応え十分。原辰徳監督(64)は「勝負強いね。バットのヘッドが残っているから芯食わなくてもいい所に飛んでいくしね。非常に強いアピールになってますね。守備も全部できるというのもあるし、大きいですね」とうなずいた。
◆巨人吉川尚輝内野手(28)が負傷交代した。4回に左前打で出塁。次打者ウォーカーの打席でけん制の際、帰塁に滑り込んだ左手親指付近に送球が直撃。代走を送られた。試合後、原監督は「レントゲンでは骨折はないと。ただレントゲンではなかなか写らないことがあるので、東京で明日(検査に)行って、MRIを含めてね。でも今のところは大丈夫と」と、念のため精密検査を受ける予定だと説明した。
◆現役ドラフトで楽天から加入した巨人・オコエ瑠偉外野手(25)がまた打った。二回の第2打席で中前適時打を放ち、練習試合などを含めた実戦で13試合連続安打をマークした。2死一、二塁でソフトバンクの好投手、ガンケルの速球を中前へはじき返した。この時点で打率は・417。オープン戦9試合中7試合目の1番起用で〝開幕1番〟の筆頭候補のオコエが、左翼手争いで大きくアピールしている。
◆巨人・吉川尚輝(28)が急きょ、途中交代する事態に見舞われた。四回1死で2打席連続となる左前打で出塁。次打者の打席で、ガンケルの牽制(けんせい)に滑り込んで帰塁した際、一塁手がキャッチできなかったボールが左手に直撃。吉川は痛がるような様子を見せ、代走・門脇と交代。トレーナーに付き添われ、歩いて三塁ベンチに下がった。オープン戦打率・400と好調の正二塁手をまさかのアクシデントが襲った。
◆少ない出番で存在感を示しているのは、高卒3年目の巨人・中山だ。主力に混じって「2番・三塁」で先発すると、第1打席で中前打を放った。「結果を出し続けないと意味がない。継続するために練習を続けます」必死なアピールを続ける高卒3年目。11日のオリックス戦(京セラ)では八回に代打で起用され、右翼席へ豪快なソロをほうり込んだ。原監督は「少ないチャンスの中で見事。非常に印象に残る本塁打。成長の跡が見られる」と進化に目を見張る。その試合から安打を積み重ね、プロ入り後に守った経験のなかった三塁でも起用されている。1軍デビューした昨季は50試合に出て打率・198。26安打のうち長打は1本とパワー不足が課題だったが、ひと冬越えて春季キャンプ中の紅白戦でも本塁打を放つなど力強さを増した。ウエートトレーニングなどで厚みを増した体に「体重は変わらないけど、筋肉量的には確実に去年よりは増えている」と確かな手応えを感じている。開幕1軍、スタメンの座を目指し、若武者は戦いを続ける。(谷川直之)
◆巨人・広岡大志内野手(25)が途中出場で八回に左越えへ1号ソロを放った。智弁学園高時代からの先輩、WBC準々決勝・イタリア戦に出場中の日本代表・岡本和真内野手(26)=巨人=とほぼ同時に放つ〝シンクロ弾〟となった。1点リードの八回、広岡はソフトバンク・有原のフォークボールを左翼席へ運び、持ち前の長打力をアピールした。その直前に、WBC準々決勝・イタリア戦に出場している岡本和も左翼席へ3ランを放ち、日本代表を4-0のリードに広げていた。1学年違いで仲のいい先輩後輩が、偶然にも同じタイミングでアーチを描いた。
◆巨人・原辰徳監督(64)が走塁時に左手に牽制(けんせい)球が直撃し、途中交代した吉川尚輝内野手(28)について「レントゲンでは骨折はない。今のところは大丈夫」と説明。大事をとって帰京後にMRI検査などで再検査をするという。オープン戦打率・400と好調の吉川は、四回1死で2打席連続となる左前打で出塁。次打者の打席で、ガンケルの牽制(けんせい)に滑り込んで帰塁した際、一塁手が捕球できなかったボールが左手に直撃。トレーナーに付き添われ、歩いて三塁ベンチに下がり代走・門脇と交代をしていた。
◆巨人・広岡大志内野手(25)が途中出場で八回に左越え1号ソロを放った。奈良・智弁学園高時代からの先輩でWBC準々決勝のイタリア戦に出場した日本代表・岡本和真内野手(26)=巨人=とほぼ同時に放つ〝シンクロ弾〟となり、「(打席に立っているときに球場内が)『おー』ってなって1回(打席から)外したんですけど、何かあったんやなと思って。それが岡本さんというのはうれしかったです」と笑顔で話した。広岡は1点リードの八回、ソフトバンク・有原のフォークボールを左翼席へ。その直前に、WBC準々決勝・イタリア戦に出場している岡本和も左翼席へ3ラン。1学年違いで高校時代から仲のいい先輩後輩が、偶然にも同じタイミングでアーチを描いた。広岡は「本当に応援していますし、目標であるので、少しでも追いつきたい。僕もレギュラー取れるように頑張って、三遊間を組めるように頑張りたい」と語った。
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
7 | 4 | 0 | 0.636 (-) | - (-) |
47 (-) | 42 (-) | 10 (-) | 13 (-) |
0.233 (-) | 3.150 (-) | |
2 (-) |
巨人 |
5 | 3 | 0 | 0.625 (-) | 0.5 (-) |
27 (-) | 22 (-) | 6 (-) | 4 (-) |
0.236 (-) | 2.090 (-) | |
3 (-) |
阪神 |
6 | 4 | 0 | 0.600 (-) | 0.5 (-) |
48 (-) | 36 (-) | 8 (-) | 6 (-) |
0.240 (-) | 3.240 (-) | |
4 (-) |
ORIX |
4 | 3 | 1 | 0.571 (-) | 1 (-) |
25 (-) | 22 (-) | 1 (-) | 2 (-) |
0.224 (-) | 2.660 (-) | |
4 (-) |
西武 |
4 | 3 | 1 | 0.571 (-) | 1 (-) |
23 (-) | 14 (-) | 2 (-) | 8 (-) |
0.208 (-) | 1.540 (-) | |
4 (-) |
ロッテ |
4 | 3 | 2 | 0.571 (-) | 1 (-) |
28 (-) | 31 (-) | 5 (-) | 6 (-) |
0.215 (-) | 2.840 (-) | |
7 (-) |
中日 |
3 | 3 | 2 | 0.500 (-) | 1.5 (-) |
38 (-) | 38 (-) | 5 (-) | 2 (-) |
0.255 (-) | 4.180 (-) | |
8 (-) |
楽天 |
5 | 6 | 1 | 0.455 (-) | 2 (-) |
49 (-) | 55 (-) | 6 (-) | 11 (-) |
0.283 (-) | 4.270 (-) | |
9 (-) |
ヤクルト |
4 | 5 | 3 | 0.444 (-) | 2 (-) |
54 (-) | 54 (-) | 7 (-) | 16 (-) |
0.249 (-) | 4.160 (-) | |
10 (-) |
広島 |
3 | 4 | 1 | 0.429 (-) | 2 (-) |
26 (-) | 26 (-) | 2 (-) | 2 (-) |
0.242 (-) | 2.350 (-) | |
11 (-) |
ソフトバンク |
3 | 5 | 1 | 0.375 (-) | 2.5 (-) |
27 (-) | 30 (-) | 9 (-) | 4 (-) |
0.246 (-) | 3.380 (-) | |
12 (-) |
DeNA |
3 | 8 | 0 | 0.273 (-) | 4 (-) |
30 (-) | 52 (-) | 1 (-) | 4 (-) |
0.215 (-) | 4.410 (-) |
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