日本ハム(☆2対1★)西武 =オープン戦2回戦(2023.03.15)・エスコンフィールド北海道=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
西武
0000001001430
日本ハム
000000011X2600
勝利投手:石川 直也(1勝0敗2S)
敗戦投手:宮川 哲(0勝1敗0S)
  DAZN
チケットぴあ 日本ハム戦チケット予約 西武戦チケット予約

DAZN

◆西武は開幕ローテーション候補の先発・今井が5回1安打無失点。順調な調整ぶりを示した。対する日本ハムは、先発・加藤貴が同じく5回1安打無失点。開幕投手に内定している左腕が、好投を披露した。

◆開幕投手に指名されている日本ハム左腕の加藤貴之投手(30)が先発し、5回1安打無四球無失点と好投し、仕上がりの良さをアピールした。30日の開幕戦まで約2週間。5回48球とテンポよく抑え「(捕手の)伏見さんの配球通り投げられた。あとは野手がしっかり守ってくれたおかげ」とチームメートに感謝した。前回登板した8日のロッテ戦は、4回3安打1失点。「(前回感じた)ストレートの気持ち悪さもなくなった。結構いい感じです」と振り返った。

◆日本ハムが劇的勝利で、エスコンフィールド"初勝利"を挙げた。同点の9回1死満塁から、江越大賀外野手(30)がサヨナラ適時打を放った。打席に立つ前、新庄監督から耳打ちされた。「『ホームラン打ってこい』と。ちょっと笑っちゃったんですけど」。実は1日の練習中、右手首に投球を受け、骨折していた。毎食後、痛み止めを飲む生活だが「気合で」。最後は左手1本で左翼へ運び、球団の新たな歴史を刻んだ。骨が折れていると判明したのは、負傷して3日後だった。「『そうなんだ』と思ったけど、心は折れなかった」。骨折した翌日には本塁打も放った。「右手が使えないことで、力を入れなくても本塁打を打つコツをつかむチャンス」と考えた新庄監督の後押しもあり、出場を続けた。「右手が使えない分、体を振りすぎていた」と3月に入り急激に三振数が増えたが、この日の試合前に打撃フォームを修正し結果につなげた。阪神から移籍して1年目。「みんな結果を残しているので、負けたくない。牛乳いっぱい飲んで、早く(骨を)治したい」。鋼のように強いハートで、目標の開幕スタメンに照準を合わせる。【中島宙恵】○...伏見が開幕投手の加藤貴と2度目のバッテリーを組んだ。「全部任せます」と一任され、5回まで無失点の好リード。テンポのいい投球に「加藤は首振らないので。早すぎて。空回りしないようにとは思ってました」と振り返りながら、「(合わせるのは)大変ですけど、それが仕事なので。キャッチャー次第のところもあると思うので、しっかりやります」と語った。○...石川が球団として"新球場初勝利投手"となった。9回に5番手で登板し1回無安打無失点2三振。15球で3者凡退に抑えると、その裏にサヨナラ勝ち。思わぬ形で白星がつき「そこはたまたまですけど、リーグ戦の新球場最初のセーブを取れるような準備をしたい」。投球にも手応えがあり「しっかり重心移動できている。真っすぐも指にかかって、変化球もしっかり投げ切れた」と振り返った。

◆開幕投手に指名されている日本ハム加藤貴之投手(30)が先発し、5回1安打無四球無失点と好投。仕上がりの良さをアピールした。5回48球、打者15人をほぼ完璧に抑え、「本番を想定して1人1人のバッターに向かって投げられた。思い通りコントロールもできているし、フォームもいい感じ」と手応えを口にした。軽快な守備も披露した。3回1死一塁、投前のゴロを捕球し、振り向きざまジャンピングスローで二塁へ送球。併殺にした。自身の好守にも「野手がしっかり1つ1つアウトを取ってくれたおかげ」とチームメートに感謝した。着々と開幕準備を整える。前回登板の8日ロッテ戦は、4回3安打1失点。「ストレートが気持ち悪い」と感覚的な課題を挙げていたが、この日は、90キロ台の遅いカーブと138キロのストレートなどを織り交ぜ、西武打線を翻弄(ほんろう)。2度目となる伏見とのコンビも万全で「配球は任せますと伝えていた。どんどんストライクで勝負できたし、ストレートの気持ち悪さもなくなった」と振り返った。前日14日から声出しが解禁された。新球場マウンドで声援を浴びながらの"予行演習"を終えた。「去年と違い声援もあって、野球をやっている感じがした。マウンドも投げやすいっす。後はこの状態を保っていけるように」。30日の開幕までの登板予定は1試合。残り2週間で、さらにギアを上げ、新時代1勝を引き寄せる。【永野高輔】

◆西武・今井達也投手(24)が先発し、5回1安打無失点の好投を見せた。初めてエスコンフィールド北海道のマウンドに上がった今井は立ち上がりからテンポのいい投球を披露。四回まで無安打に封じるなど相手打線を寄せ付けず、開幕へ向け順調な仕上がりをアピールした。今井は「ストライク先行のバッター有利のカウントを作らないこと、そして追い込んだら三振を狙うことを念頭に投げました。自主トレを隅田投手と大曲投手とともに行い、今もそのメンバーで練習の振り返りなど常にしているので、それが結果が結びついている要因かもしれません。さまざまな球種でカウントを取るなどして勝負ができればいいと思ってます。開幕までにより一層、精度を高めていきたい」とコメントした。

◆自身初の開幕投手を務める日本ハム・加藤貴之投手(30)が5回を1安打無失点。30日の開幕戦(対楽天)の舞台でもある本拠地のエスコンフィールド北海道で好投した。「本番を想定して一人一人、相手に向かっていった。前回よりも良くなっている」規定投球回に達した昨季、与四球11でプロ野球最少記録を更新。この日も自慢の制球力とテンポの良さが光った。打者15人と対戦し、初球がボールになったのは4度。5回を48球(ボール球は計10球)で投げきり「自分の思い通りにコントロールできている」と、うなずいた。来週に最後の調整登板を挟み、他球団より1日早い開幕戦を迎える。左腕は「今は良い状態なので保っていけるよう努力したい」と力強く語った。(加藤次郎)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
日本ハム
740 0.636
(↑0.036)
-
(-)
47
(+2)
42
(+1)
10
(-)
13
(-)
0.233
(↓0.004)
3.150
(↑0.23)
2
(2↑)
巨人
530 0.625
(↑0.054)
0.5
(-)
27
(+2)
22
(+1)
6
(+2)
4
(-)
0.236
(↓0.006)
2.090
(↑0.16)
3
(2↑)
阪神
640 0.600
(↑0.044)
0.5
(-)
48
(+2)
36
(-)
8
(-)
6
(+2)
0.240
(↑0.007)
3.240
(↑0.36)
4
(3↓)
ORIX
431 0.571
(↓0.096)
1
(↓1)
25
(+1)
22
(+3)
1
(-)
2
(-)
0.224
(↓0.014)
2.660
(↓0.09)
4
(3↓)
西武
431 0.571
(↓0.096)
1
(↓1)
23
(+1)
14
(+2)
2
(-)
8
(-)
0.208
(↓0.009)
1.540
(↑0.06)
4
(2↑)
ロッテ
432 0.571
(↑0.071)
1
(-)
28
(+4)
31
(+3)
5
(+1)
6
(-)
0.215
(↓0.006)
2.840
(↑0.1)
7
(3↑)
中日
332 0.500
(↑0.1)
1.5
(-)
38
(+8)
38
(+7)
5
(+1)
2
(+1)
0.255
(↑0.005)
4.180
(↓0.41)
8
(2↑)
楽天
561 0.455
(↑0.055)
2
(-)
49
(+3)
55
(+1)
6
(-)
11
(+1)
0.283
(↓0.003)
4.270
(↑0.4)
9
(3↓)
ヤクルト
453 0.444
(↓0.056)
2
(↓1)
54
(+3)
54
(+4)
7
(-)
16
(+2)
0.249
(↓0.008)
4.160
(↑0.02)
10
(4↓)
広島
341 0.429
(↓0.071)
2
(↓1)
26
(+7)
26
(+8)
2
(+1)
2
(-)
0.242
(↑0.012)
2.350
(↓0.73)
11
(2↓)
ソフトバンク
351 0.375
(↓0.054)
2.5
(↓1)
27
(+1)
30
(+2)
9
(+1)
4
(-)
0.246
(↓0.007)
3.380
(↑0.17)
12
(-)
DeNA
380 0.273
(↓0.027)
4
(↓1)
30
(-)
52
(+2)
1
(-)
4
(+1)
0.215
(↓0.013)
4.410
(↑0.25)