広島(★2対5☆)ヤクルト =オープン戦2回戦(2023.03.12)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ヤクルト
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広島
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勝利投手:吉村 貢司郎(1勝0敗0S)
(セーブ:久保 拓眞(0勝0敗1S))
敗戦投手:森 翔平(0勝1敗0S)
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◆広島は、林が適時打を含む2安打をマーク。開幕一軍入りを目指す若手が、バットで結果を残した。対するヤクルトは、濱田が3本の二塁打を記録。持ち前の長打力を発揮し、首脳陣へのアピールに成功した。

◆広島はヤクルトに敗れたものの、新人5選手が本拠地マツダスタジアムデビューを果たした。開幕ローテ候補の森は制球がばらつき、3回まで3安打5四死球。なんとか1失点にまとめた。新人選手では育成ドラフト2位・中村貴浩外野手(22=九産大)が左前打をマーク。前日11日から1軍に合流していた林は2本の二塁打を記録した。新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。-先発森投手は制球に苦しんだ新井監督 本人も納得していないと思うし、緊張していたように見えた。状態的にも良くなかった中で粘って投げていた感じかな。-内容的には物足りない新井監督 そのあたりはまだ決まっていないので。競争と言っているので、また次回の登板の内容を見てみたい。-中継ぎ陣も四球が目立った新井監督 四球は失点につながりやすいですから、各自修正ポイントがあると思うので、次の登板はどうなのか見たい。-2軍から呼んだ林は2本の二塁打新井監督 いいですね。ファームの方では「ずっと状態はいいです」と報告を受けていたので、晃汰はいいものを見せてくれた。-2軍にいた新人を4選手起用した新井監督 チャンスがあれば何とか使いたかったというか、お客さんが入って応援してもらつている中で1軍の試合に出てほしかった。それでみんながここでプレーするんだと思ってもらえたら最高だね。-初打席の新人野手はみんな振れていた新井監督 しっかり振れている。中村貴浩、2打席目の遊直もしっかり捉えているし、1打席目も外のボールに初球からひと振りで仕留めてね。中村に関してはファームのほうでも、ずっといいですよと聞いていたので。晃汰にせよ、中村にせよ、彼らがいいものを見せてくれた。中村は(貴浩という)名前がいいよね。スター性を感じるよね。-中村選手を含め、今後も1軍で起用する可能性は新井監督 出てくるだろうね。中村はキャンプの第1クールからいいスイングをしていると高監督も言っていたし、打撃コーチからもいいスイングをしていると聞いていたので、楽しみだよね。まずは支配下になってからの話になると思うけど、すごいいいものを見せてくれた。-試合前練習では、坂倉が一塁練習新井監督 それはもうサクにはずっと前から伝えている。もちろん捕手一本で勝負するんだけど。三塁というのはないよ。ただ、試合中に、一塁というのはあるよ、と。いろんなケースを想定しながらになってくる。

◆前日11日から期間限定で1軍に合流していた広島林晃汰内野手が、先発起用で2本の二塁打をマークした。2点を追う5回2死二塁からヤクルト新助っ人ケラの直球を捉え、左翼手の頭上を越える適時二塁打とした。「昨日の1打席も真っすぐを打てていなかった。そこをしっかり仕留められたのはすごく良かった」。8回は木沢のカーブを引き付けて引っ張ると右翼手のグラブを強襲した。チーム5安打のうち2本の長打を記録。今後は再昇格を目指し、2軍で打席を重ねていく。▽森(ヤクルト戦で3回3安打5四死球1失点) ストライク先行をテーマにやってきた中でこういう結果になってしまったので、しっかり反省して次に生かしたい。○...育成ドラフト2位の中村貴浩外野手(22=九産大)が痛烈な左前打で、同名"貴浩"監督の起用に応えた。新人紹介が行われたこの日、5回表から出場。6回の初打席でヤクルト石山の初球146キロを振り抜き、三塁手右を鋭く破った。「緊張はなかったです。あの声援の中でヒットを打ちたいなというだけです」。8回の遊直も、きっちり木沢の150キロを捉えていた。中村貴を含め新人5選手を本拠地デビューさせた新井監督は「いいものを見せてくれた。中村は名前がいいよね。スター性を感じるよね」と豪快に笑った。

◆育成ドラフト2位の中村貴浩外野手(22=九産大)が痛烈な左前打で、同名"貴浩"監督の起用に応えた。新人紹介が行われたこの日、5回表から出場。6回の初打席でヤクルト石山の初球146キロを振り抜き、三塁手右を鋭く破った。「緊張はなかったです。あの声援の中でヒットを打ちたいなというだけです」。8回の遊直も、きっちり木沢の150キロを捉えていた。中村貴を含め新人5選手を本拠地デビューさせた新井監督は「いいものを見せてくれた。中村は名前がいいよね。スター性を感じるよね」と豪快に笑った。

◆試合前に広島の新入団選手12人と新たに加わったコーチングスタッフの紹介が行われた。ドラフト1位・斉藤優汰(18)=苫小牧中央高=ら育成を含む新人10人や新助っ人のマット・デビッドソン内野手(31)=前アスレチックス傘下=、現役ドラフトで加入した戸根千明投手(30)=前巨人=が登場。さらに新井貴浩監督(46)、藤井彰人ヘッドコーチ(46)や石原慶幸バッテリーコーチ(43)もグラウンドに現れ、名前がコールされるたびに拍手が鳴り響いた。

◆ヤクルトのドラフト1位・吉村貢司郎投手(25)=東芝=がプロ2度目の先発登板に臨み、4回59球を投げ1安打無失点4奪三振と好投した。「立ち上がりはストライク先行でいけず少しリズムに乗れなかった。二回以降はストライク先行でテンポ良く投げることができたので、初回からそれが出来るようにしっかり練習して調整していきたいです」安定感は抜群だった。最速150キロの直球と110キロ台のカーブや130キロ台のスライダー、フォークボールで緩急をつかいながら、両コースをつく丁寧な投球。一回は2死二塁のピンチを背負ったが4番・西川を低め133キロのフォークボールで中飛に抑えた。プロ入り後初先発した前回5日のロッテ戦では3回2安打無失点と好投。開幕ローテーション入りへ、2試合続けて好アピール。高津監督は「ローテーションに入って投げてほしいというところが一番」と期待しており、社会人卒の最速153キロ右腕が順調に歩みを進めた。

◆抜群の安定感だった。ヤクルトのドラフト1位・吉村貢司郎投手(25)=東芝=がプロ2度目の先発で4回1安打無失点の好投。オープン戦ながら〝プロ初勝利〟を挙げ、開幕ローテーション入りを大きくたぐり寄せた。「初回、二回は球数が増えて打者有利のカウントをつくってしまった。(三回以降は)修正してストライク先行でいけたので良かった」始動する際に左足を後方の一塁側から前方へ振り上げる「振り子投法」でテンポよく投げ込み、1四球の制球力が光った。対戦した14人中、12人に対し、初球にストライク。自己最速に3キロに迫る最速150キロの直球と緩い変化球を使いながら、唯一のピンチだった一回2死二塁では西川を鋭く落ちるフォークボールで中飛に仕留めた。対外試合は3戦に登板し、9イニング連続無失点。高津監督を「ストライクの取り方を多彩に持っているのは、すごい武器」とうならせ、先発枠入りに当確ランプを灯した。次回登板で「もう少し長く投げさせます」という指揮官の最終試験をクリアし、開幕ローテーション入りを決める。(森祥太郎)

◆広島・新井貴浩監督(46)が育成を含む新人5人を本拠地デビューさせた。試合前には恒例の新人選手紹介を行い、そのまま10人のうち8人をベンチ入りさせた。マツダスタジアムのファンが仰天した。開幕まで3週間を切ったオープン戦で、新井監督が新人を次々とグラウンドに送り出した。「チャンスがあれば使いたかった。お客さんが入って、応援してもらっている中で1軍の試合に出てほしかった」恒例の新入団選手紹介の日。試合前にD1位・斉藤(苫小牧中央高)ら育成を含む新人10人と新外国人のデビッドソン、現役ドラフトで巨人から加入した戸根が登場。例年、紹介後に2軍の新人はそのまま球場を去るが、新井監督は11日のヤクルト戦で登板したD3位・益田(東京ガス)と同6位・長谷部(トヨタ自動車)を除く8人をベンチ入りメンバーとして残した。五回から育成D2位・中村貴(九州産大)を左翼、六回から育成D1位・名原(青森大)を中堅、七回からD2位・内田(利根商高)を三塁、九回はD5位・河野(大阪ガス)とD4位・清水(健大高崎高)のバッテリーを起用。開幕1軍候補の河野以外の4人は、突然の1軍&マツダデビューとなった。なかでも指揮官と同じ貴浩が名前の中村貴はバットで存在感を発揮。六回2死では石山の初球146キロの直球を左前に運んだ。八回2死一塁では木沢に遊直に打ち取られたが、打球は鋭い当たり。これには新井監督も「楽しみ。中村は名前がいいよね。名前が最高じゃん。スター性を感じる」と豪快に笑った。「みんながここでプレーするんだって思ってもらえれば最高だね」驚くようなアイデアでチームづくりを進める新監督。2018年以来のリーグ優勝はもちろん、若鯉の育成もしっかりと見据えている。(柏村翔)

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
日本ハム
630 0.667
(↑0.042)
-
(↓0.5)
44
(+4)
38
(+2)
10
(-)
12
(+1)
0.247
(↓0.009)
3.530
(↑0.2)
1
(-)
ORIX
420 0.667
(↓0.133)
0
(-)
22
(+2)
17
(+4)
1
(-)
2
(-)
0.242
(↑0.016)
2.830
(↓0.23)
3
(3↑)
西武
321 0.600
(↑0.1)
0.5
(↓1)
19
(+3)
11
(-)
2
(-)
6
(-)
0.216
(↑0.008)
1.870
(↑0.38)
3
(3↑)
ロッテ
322 0.600
(↑0.1)
0.5
(↓1)
22
(+6)
24
(+4)
3
(-)
5
(-)
0.223
(↑0.022)
2.890
(↓0.19)
5
(4↑)
阪神
440 0.500
(↑0.071)
1
(↑1)
35
(+5)
30
(+3)
7
(-)
3
(-)
0.226
(↓0.002)
3.550
(↑0.08)
5
(2↓)
ソフトバンク
331 0.500
(↓0.1)
1
(-)
26
(-)
25
(+3)
8
(-)
3
(-)
0.258
(↓0.02)
3.630
(↑0.04)
5
(2↓)
広島
330 0.500
(↓0.1)
1
(-)
17
(+2)
16
(+5)
1
(-)
2
(-)
0.247
(↓0.018)
1.900
(↓0.23)
5
(2↓)
巨人
330 0.500
(↓0.1)
1
(-)
22
(+3)
21
(+5)
3
(-)
4
(+2)
0.234
(↓0.01)
2.650
(↓0.56)
9
(2↑)
ヤクルト
343 0.429
(↑0.096)
1.5
(↑1)
47
(+5)
48
(+2)
7
(-)
13
(-)
0.254
(↑0.006
4.400
(↑0.27)
10
(2↑)
中日
231 0.400
(↑0.15)
1.5
(↑1)
28
(+8)
29
(-)
4
(+1)
1
(-)
0.259
(↑0.026)
4.080
(↑0.83)
10
(2↓)
楽天
460 0.400
(↓0.044)
2
(-)
44
(+4)
52
(+6)
6
(-)
9
(+1)
0.282
(↑0.007)
4.950
(↓0.01)
12
(2↓)
DeNA
360 0.333
(↓0.042)
2.5
(-)
24
(-)
39
(+8)
1
(-)
2
(-)
0.219
(↓0.002)
3.920
(↓0.53)