オリックス(☆5対4★)巨人 =オープン戦2回戦(2023.03.11)・京セラドーム大阪=
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巨人
2000000114902
ORIX
00001040X5500
勝利投手:山岡 泰輔(1勝0敗0S)
敗戦投手:船迫 大雅(0勝1敗0S)

本塁打
【巨人】中田 翔(1号・1回表2ラン),中山 礼都(1号・8回表ソロ)

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◆オリックスは、小田が代打で勝ち越し打を放つ活躍。打撃面を課題とする外野手が、バットで活躍を披露した。一方の巨人は、先発・菅野が4回1安打無失点と安定感のあるピッチングを展開。順調な調整ぶりを示した。

◆東日本大震災から12年の11日、京セラドーム大阪で行われたオリックス-巨人の試合前に犠牲者への黙とうがささげられた。オリックス中嶋監督、巨人原監督をはじめ、両チームのコーチ、選手らがベンチ前に整列して行われた。

◆巨人中田翔内野手が"復帰初戦"で1発回答を示した。1回1死二塁からオリックス田嶋の141キロ直球を右翼席最前列へ1号2ラン。10日は腰痛を訴え欠場していたが「気にはなるけど大丈夫です」と軽症を強調した。キャンプ中の2月17日の紅白戦以来の1発には「ちょっとさされてはいたけど、よく飛んでくれた」と納得顔だった。

◆巨人菅野智之投手(33)が"引き出し"を開けた。20年の投球フォームを再現した。グラブを二塁方向に動かすところから始動する特徴的なフォームで23年シーズンの開幕を見据えた。オリックスとのオープン戦に先発し、4回1安打無失点。「当分これでいこうかなと思いますけど。もうちょっと躍動感だったり力感が出てくればいいなと思いますけど」と、現状を把握した上で最善の決断を下した。今季は2月のキャンプ中から投球フォームの模索が続いていた。ノーワインドアップではなく、セットポジションで試行錯誤を続けた。久保巡回投手コーチの助言を受け入れた上で「疲れてきたときはうまく下半身が使えなかったりとか、自分の中に自信がないというか。1回自分の形を固めようかなという感じでやっています」と理想と現実のはざまで自問自答した。視線の先には6年連続9度目の開幕投手がある。「あそこに上がりたいですし、上がらないといけないと僕は思っている」と大役には特別な思いを抱く。次回登板は東京ドームに戻っての18日からの日本ハム2連戦が有力となる。「次はもうちょっと長い回を投げると思う。監督もそこらへんで答え出すと言っているので、いい回答をできれば」と菅野。エースの引き出しには変幻自在なフォームと経験値がある。【為田聡史】▽巨人原監督(菅野の投球内容に)「緩急をつけながらね、まあまあだったんじゃないでしょうかね」

◆巨人中山礼都内野手(20)が同級生の侍右腕の活躍を力に込めた。8回2死からオリックス山岡の内角低め144キロ直球を左翼席に運び「いい感じで捉えられた。去年よりも筋肉量は確実に増えていると思います」。侍ジャパンの高橋宏斗投手(20)とは中京大中京高時代のチームメート。10日韓国戦の好投をテレビ観戦しており、「ジャパンのユニホーム姿がかっこよかったし、刺激になりました」と旧友に羨望(せんぼう)のまなざしを向けた。

◆10日のオリックス戦を軽い腰の張りで欠場した巨人・中田翔内野手(33)が「3番・一塁」でスタメンに名を連ねた。原監督が同日の試合後には「ちょっと腰が張っていると。『明日からいこうじゃないか』と。一応、今日は大事をとらせた」と軽症であると説明していた。

◆巨人・中田翔内野手(33)がオープン戦1号をマークした。「3番・一塁」で先発した大砲は一回、二塁打で出た丸を二塁に置き、オリックスの左腕・田嶋の直球を逆方向の右翼ポール際へほうり込んだ。先制の2ラン。10日は試合前練習を通常通り行うも、腰の張りのため欠場したが、逆方向に運ぶ怪力アーチで不安を一掃した。

◆巨人・菅野智之投手(33)が先発し、4回1安打無失点と好投した。今季は軸足を固定して投げる新フォームに取り組んでいたが、この日は以前までの腕主導の投球フォームで臨んだ。最速147キロをマークした直球とフォークボール、ツーシーム、カットボールなどで43球、2奪三振、無四球のテンポのいい投球を見せた。現状を「試行錯誤しながらもがいている」と表していたエースだが、文句なしの結果で開幕投手の座ゲットへアピール。投球フォームの変更理由を「久保(投手巡回)コーチの言っていることもすごく僕は理解しています。ただ、シーズンを通してこれまでやってきたフォームで結果を残せるかと考えたときに、僕はちょっと難しいなと。キャンプの最初、体の元気な時はよかったですけど、疲れてきたときはうまく下半身が使えなかったりとか。フォームを意識している時間もないので、一回、自分の形を固めようかなという感じでやっています」と明かした。開幕投手への思いを問われると「ありますよ。あそこ(開幕戦のマウンド)に上がりたいですし、上がらないといけないと僕は思っているので。ただ僕が決めることじゃないので。まずは結果と思っています」と意欲を示した。

◆巨人・菅野智之投手(33)が4回1安打無失点。開幕投手へアピールした。「もうちょっと躍動感や力感が出てくればいいなと思いますけど、良かったところもあります」今年は軸足を固定する新投法に取り組んでいたが、この日は腕主導の旧フォームに回帰。「試行錯誤しながら、もがいている」と話していたエースは「一回、自分の形を固めよう。形を作らないのも自分の強み」と、新フォームの習得を一時断念。なじみのある動作から最速147キロを計測した直球とツーシーム、カットボールなどで2奪三振、無四球の快投を演じた。原監督が3月中旬に決める方針の開幕投手へ、一歩前進した。指名されれば6年連続9度目。「あそこ(開幕戦のマウンド)に上がりたい。上がらないといけない」。31日の中日戦(東京ドーム)への強い意欲を示した。(谷川直之)

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
410 0.800
(↑0.05)
-
(-)
20
(+5)
13
(+4)
1
(-)
2
(-)
0.226
(↓0.008)
2.600
(↓0.35)
2
(3↑)
日本ハム
530 0.625
(↑0.054)
0.5
(-)
40
(+5)
36
(+4)
10
(+1)
11
(-)
0.256
(↑0.003)
3.730
(↓0.04)
3
(3↑)
ソフトバンク
321 0.600
(↑0.1)
1
(-)
26
(+5)
22
(+2)
8
(+2)
3
(+2)
0.278
(-)
3.670
(↑0.33)
3
(3↑)
広島
320 0.600
(↑0.1)
1
(-)
15
(+4)
11
(-)
1
(+1)
2
(-)
0.265
(↑0.021)
1.670
(↑0.45)
3
(2↓)
巨人
320 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
19
(+4)
16
(+5)
3
(+2)
2
(-)
0.244
(↑0.004
2.090
(↓0.8)
6
(3↓)
西武
221 0.500
(↓0.167)
1.5
(↓1)
16
(+2)
11
(+5)
2
(+1)
6
(-)
0.208
(↓0.018)
2.250
(↓0.71)
6
(3↓)
ロッテ
222 0.500
(↓0.167)
1.5
(↓1)
16
(+5)
20
(+6)
3
(+1)
5
(-)
0.201
(↑0.024)
2.700
(↓0.5)
8
(3↑)
楽天
450 0.444
(↑0.069)
2
(-)
40
(+6)
46
(+5)
6
(+1)
8
(-)
0.275
(↓0.005)
4.940
(↑0.38)
9
(3↓)
阪神
340 0.429
(↓0.071)
2
(↓1)
30
(+4)
27
(+5)
7
(-)
3
(-)
0.228
(↑0.015)
3.630
(↓0.23)
10
(1↓)
DeNA
350 0.375
(↓0.054)
2.5
(↓1)
24
(+5)
31
(+9)
1
(-)
2
(-)
0.221
(↑0.017)
3.390
(↓0.84)
11
(1↓)
ヤクルト
243 0.333
(↓0.067)
2.5
(↓1)
42
(-)
46
(+4)
7
(-)
13
(+1)
0.248
(↓0.016)
4.670
(↑0.02)
12
(-)
中日
131 0.250
(↑0.25)
2.5
(-)
20
(+9)
29
(+5)
3
(-)
1
(+1)
0.233
(↑0.036)
4.910
(↓0.02)