1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 2 | 4 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 15 | 0 | 1 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 4 | 11 | 0 | 2 |
勝利投手:小川 泰弘(1勝0敗0S) 敗戦投手:有原 航平(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ヤクルトは4人が猛打賞を記録するなど、15安打10得点をマーク。開幕に向け、打撃陣が仕上がりの良さを披露した。一方のソフトバンクは、先発・有原が3回6失点と乱調。ローテーションの一員として期待される右腕が、不安を残す内容に終わった。
◆オープン戦初登板し、本拠地ペイペイドームで"お披露目"となったソフトバンクの新加入コンビが、開幕ローテーション入りへ不安を残す投球を見せた。米レンジャーズから加わった有原航平投手(30)が、先発で3回を投げ9安打6失点。2番手で前阪神のジョー・ガンケル投手(31)も2回6安打4失点。2人で計10失点と荒れた。有原は初回、2死から安打を許したが、危なげなく無失点でしのいだ。2回は1死二、三塁から8番武岡に右前打を浴び、2点を奪われた。3回は1死からの4連打などで4失点。「本当にだめな投球というか。ボールが真ん中に集まってきて、ポンポンと打たれるのが自分の悪いパターン。こういう試合をなくしていかないといけない」と神妙な表情で話した。ガンケルは登板した4回に4安打と1四球で3失点。5回は先頭の赤羽に左中間へのソロ本塁打を浴びた。予定の3回を投げきれず「自分の持ち味は、低めに投げてゴロを打たせる投球。今日のように、ボールが浮いてしまうと、なかなか思い通りにはいかない」と渋い表情だった。有原は日本ハム時代に通算60勝。ガンケルも阪神での3年間で16勝を挙げており、実績はある。それでも藤本監督は「競争というところでは、もうちょっと闘争心というところを見せてもらいたい。次回の投球に期待します。競争というところは頭に入れて投球してもらいたい」と、あえて厳しい言葉を投げかけ、奮起を促した。【山本大地】○...新外国人コートニー・ホーキンス外野手(29=米独立リーグ)が、オープン戦1号の本塁打を放った。9回1死で左翼席へソロ本塁打を運んだ。藤本監督は「1発出ましたね。一生懸命やってるのでね。外国人の中では1歩リードかなというところですね」と評価。途中出場で8回にも左前打。オープン戦は打率4割と状態を上げてきた。○...育成2年目の川村が"プロ1号"を放った。途中出場し、9回1死の打席で右翼スタンドへ運ぶソロ本塁打。「打った瞬間、入ると思った。より一層、支配下になって、ペイペイドームでお客さんの中でやりたいと思いました」とかみしめた。前日は9回2死満塁で、右翼ポール際へ幻のサヨナラ弾となる大ファウルを放っていたが、この日は正真正銘の1発でアピールした。
◆ヤクルト・武岡龍世内野手(21)が「8番・二塁」で先発し、二回1死二、三塁で先制の右前適時打を放った。「全てがアピールの場なので食らいついていきます」。ソフトバンクの先発は、今季メジャーリーグから日本球界に復帰した有原。5球目のチェンジアップを捉え先制点をもたらした。青森・八戸学院光星高から入団4年目。同期で同学年には、昨季遊撃手のレギュラーをつかみゴールデングラブ賞を受賞した長岡や、右肘痛からの復帰を目指している奥川らがいる。昨季は7試合の出場と1軍定着はならず。ライバルに負けじと必死にアピールを続ける。
◆3年ぶりに日本球界に復帰したソフトバンクの有原は、ほろ苦い本拠地初登板となった。3回を9安打6失点と打ち込まれ「本当に駄目な投球だった」と険しい表情だった。二回は追い込んでから武岡に2点打を運ばれ、三回は4連打などを浴びて4失点。制球が甘く「ぽんぽん打たれるのが自分の悪いパターン」と反省しきり。開幕ローテーション入りを争う立場だが、不安を残し「こういう試合をなくしていかないといけない」と自らに言い聞かせるように話した。
◆開幕1軍を狙うヤクルトの赤羽が五回にオープン戦1号を放つなど3安打2打点をマークした。二回は左翼線への二塁打、三回には左前適時打。五回は低めの変化球を左中間フェンスぎりぎりへ運び「いい形で打つことができて良かった」と笑顔だった。日本ウェルネス長野高から独立リーグ、ルートインBCリーグ信濃を経て2021年に育成ドラフト2位で入団。昨年7月に支配下契約をつかんだ。競争は続くが「同じ若手が活躍しているのでいい刺激になっている。負けないように頑張りたい」と意気込んだ。
◆不調に苦しんでいたソフトバンクの三森が、ようやくオープン戦初安打となる適時打を放った。一塁塁上で安堵の表情を浮かべ「いいところに飛んでくれて良かった。何とかしたかった」と必死さをにじませた。七回1死満塁で市川の落ちる球に体勢を崩されながらも右前へ。状態を上げるために連日、ウエスタン・リーグの春季教育リーグに出場してからナイターに駆け付けている。昨季の映像も見返しているといい「ここからいい結果を出していきたい」と表情を引き締めた。
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
3 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (-) |
15 (-) | 8 (-) | 1 (-) | 2 (-) |
0.292 (-) | 1.000 (-) | |
2 (1↑) |
日本ハム |
4 | 2 | 0 | 0.667 (-) | 0.5 (↑0.5) |
35 (-) | 26 (-) | 9 (-) | 11 (-) |
0.270 (-) | 3.570 (-) | |
2 (1↓) |
ORIX |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↓0.333) | 1 (↓1) |
12 (+1) | 9 (+5) | 1 (-) | 2 (-) |
0.248 (↓0.021) | 3.000 (↓1) | |
2 (3↑) |
西武 |
2 | 1 | 1 | 0.667 (↑0.167) | 1 (-) |
14 (+8) | 6 (+1) | 1 (+1) | 6 (+2) |
0.226 (↑0.05) | 1.540 (↑0.19) | |
5 (2↓) |
ソフトバンク |
2 | 2 | 1 | 0.500 (↓0.167) | 1.5 (↓1) |
21 (+4) | 20 (+10) | 6 (+2) | 1 (-) |
0.278 (↑0.005) | 4.000 (↓1.5) | |
5 (-) |
広島 |
2 | 2 | 0 | 0.500 (-) | 1.5 (↓0.5) |
11 (-) | 11 (-) | 0 (-) | 2 (-) |
0.244 (-) | 2.120 (-) | |
5 (-) |
ロッテ |
1 | 1 | 2 | 0.500 (-) | 1.5 (↓0.5) |
8 (-) | 12 (-) | 1 (-) | 5 (-) |
0.176 (-) | 2.750 (-) | |
8 (1↑) |
楽天 |
3 | 4 | 0 | 0.429 (↑0.096) | 2 (-) |
32 (+3) | 38 (+2) | 5 (-) | 8 (+2) |
0.291 (↑0.014) | 5.670 (↑0.64) | |
8 (3↓) |
DeNA |
3 | 4 | 0 | 0.429 (↓0.071) | 2 (↓1) |
19 (+2) | 22 (+3) | 1 (-) | 2 (-) |
0.204 (↑0.004) | 2.550 (↓0.13) | |
10 (-) |
阪神 |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↑0.15) | 2 (-) |
20 (+5) | 22 (+1) | 6 (+1) | 3 (-) |
0.207 (↓0.013) | 4.090 (↑0.8) | |
10 (-) |
ヤクルト |
2 | 3 | 3 | 0.400 (↑0.15) | 2 (-) |
42 (+10) | 42 (+4) | 7 (+1) | 12 (+1) |
0.264 (↑0.019) | 4.690 (↑0.1) | |
12 (-) |
中日 |
0 | 3 | 1 | 0.000 (-) | 3 (↓1) |
11 (+1) | 24 (+8) | 3 (-) | 0 (-) |
0.197 (↑0.007) | 4.890 (↓1.22) |
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