ソフトバンク(★4対10☆)ヤクルト =オープン戦3回戦(2023.03.09)・福岡PayPayドーム=
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ヤクルト
024310000101501
ソフトバンク
00000011241102
勝利投手:小川 泰弘(1勝0敗0S)
敗戦投手:有原 航平(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】赤羽 由紘(1号・5回表ソロ)
【ソフトバンク】川村 友斗(1号・9回裏ソロ),ホーキンス(1号・9回裏ソロ)

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◆ヤクルトは4人が猛打賞を記録するなど、15安打10得点をマーク。開幕に向け、打撃陣が仕上がりの良さを披露した。一方のソフトバンクは、先発・有原が3回6失点と乱調。ローテーションの一員として期待される右腕が、不安を残す内容に終わった。

◆オープン戦初登板し、本拠地ペイペイドームで"お披露目"となったソフトバンクの新加入コンビが、開幕ローテーション入りへ不安を残す投球を見せた。米レンジャーズから加わった有原航平投手(30)が、先発で3回を投げ9安打6失点。2番手で前阪神のジョー・ガンケル投手(31)も2回6安打4失点。2人で計10失点と荒れた。有原は初回、2死から安打を許したが、危なげなく無失点でしのいだ。2回は1死二、三塁から8番武岡に右前打を浴び、2点を奪われた。3回は1死からの4連打などで4失点。「本当にだめな投球というか。ボールが真ん中に集まってきて、ポンポンと打たれるのが自分の悪いパターン。こういう試合をなくしていかないといけない」と神妙な表情で話した。ガンケルは登板した4回に4安打と1四球で3失点。5回は先頭の赤羽に左中間へのソロ本塁打を浴びた。予定の3回を投げきれず「自分の持ち味は、低めに投げてゴロを打たせる投球。今日のように、ボールが浮いてしまうと、なかなか思い通りにはいかない」と渋い表情だった。有原は日本ハム時代に通算60勝。ガンケルも阪神での3年間で16勝を挙げており、実績はある。それでも藤本監督は「競争というところでは、もうちょっと闘争心というところを見せてもらいたい。次回の投球に期待します。競争というところは頭に入れて投球してもらいたい」と、あえて厳しい言葉を投げかけ、奮起を促した。【山本大地】○...新外国人コートニー・ホーキンス外野手(29=米独立リーグ)が、オープン戦1号の本塁打を放った。9回1死で左翼席へソロ本塁打を運んだ。藤本監督は「1発出ましたね。一生懸命やってるのでね。外国人の中では1歩リードかなというところですね」と評価。途中出場で8回にも左前打。オープン戦は打率4割と状態を上げてきた。○...育成2年目の川村が"プロ1号"を放った。途中出場し、9回1死の打席で右翼スタンドへ運ぶソロ本塁打。「打った瞬間、入ると思った。より一層、支配下になって、ペイペイドームでお客さんの中でやりたいと思いました」とかみしめた。前日は9回2死満塁で、右翼ポール際へ幻のサヨナラ弾となる大ファウルを放っていたが、この日は正真正銘の1発でアピールした。

◆ヤクルト・武岡龍世内野手(21)が「8番・二塁」で先発し、二回1死二、三塁で先制の右前適時打を放った。「全てがアピールの場なので食らいついていきます」。ソフトバンクの先発は、今季メジャーリーグから日本球界に復帰した有原。5球目のチェンジアップを捉え先制点をもたらした。青森・八戸学院光星高から入団4年目。同期で同学年には、昨季遊撃手のレギュラーをつかみゴールデングラブ賞を受賞した長岡や、右肘痛からの復帰を目指している奥川らがいる。昨季は7試合の出場と1軍定着はならず。ライバルに負けじと必死にアピールを続ける。

◆3年ぶりに日本球界に復帰したソフトバンクの有原は、ほろ苦い本拠地初登板となった。3回を9安打6失点と打ち込まれ「本当に駄目な投球だった」と険しい表情だった。二回は追い込んでから武岡に2点打を運ばれ、三回は4連打などを浴びて4失点。制球が甘く「ぽんぽん打たれるのが自分の悪いパターン」と反省しきり。開幕ローテーション入りを争う立場だが、不安を残し「こういう試合をなくしていかないといけない」と自らに言い聞かせるように話した。

◆開幕1軍を狙うヤクルトの赤羽が五回にオープン戦1号を放つなど3安打2打点をマークした。二回は左翼線への二塁打、三回には左前適時打。五回は低めの変化球を左中間フェンスぎりぎりへ運び「いい形で打つことができて良かった」と笑顔だった。日本ウェルネス長野高から独立リーグ、ルートインBCリーグ信濃を経て2021年に育成ドラフト2位で入団。昨年7月に支配下契約をつかんだ。競争は続くが「同じ若手が活躍しているのでいい刺激になっている。負けないように頑張りたい」と意気込んだ。

◆不調に苦しんでいたソフトバンクの三森が、ようやくオープン戦初安打となる適時打を放った。一塁塁上で安堵の表情を浮かべ「いいところに飛んでくれて良かった。何とかしたかった」と必死さをにじませた。七回1死満塁で市川の落ちる球に体勢を崩されながらも右前へ。状態を上げるために連日、ウエスタン・リーグの春季教育リーグに出場してからナイターに駆け付けている。昨季の映像も見返しているといい「ここからいい結果を出していきたい」と表情を引き締めた。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
300 1.000
(-)
-
(-)
15
(-)
8
(-)
1
(-)
2
(-)
0.292
(-)
1.000
(-)
2
(1↑)
日本ハム
420 0.667
(-)
0.5
(↑0.5)
35
(-)
26
(-)
9
(-)
11
(-)
0.270
(-)
3.570
(-)
2
(1↓)
ORIX
210 0.667
(↓0.333)
1
(↓1)
12
(+1)
9
(+5)
1
(-)
2
(-)
0.248
(↓0.021)
3.000
(↓1)
2
(3↑)
西武
211 0.667
(↑0.167)
1
(-)
14
(+8)
6
(+1)
1
(+1)
6
(+2)
0.226
(↑0.05)
1.540
(↑0.19)
5
(2↓)
ソフトバンク
221 0.500
(↓0.167)
1.5
(↓1)
21
(+4)
20
(+10)
6
(+2)
1
(-)
0.278
(↑0.005
4.000
(↓1.5)
5
(-)
広島
220 0.500
(-)
1.5
(↓0.5)
11
(-)
11
(-)
0
(-)
2
(-)
0.244
(-)
2.120
(-)
5
(-)
ロッテ
112 0.500
(-)
1.5
(↓0.5)
8
(-)
12
(-)
1
(-)
5
(-)
0.176
(-)
2.750
(-)
8
(1↑)
楽天
340 0.429
(↑0.096)
2
(-)
32
(+3)
38
(+2)
5
(-)
8
(+2)
0.291
(↑0.014)
5.670
(↑0.64)
8
(3↓)
DeNA
340 0.429
(↓0.071)
2
(↓1)
19
(+2)
22
(+3)
1
(-)
2
(-)
0.204
(↑0.004)
2.550
(↓0.13)
10
(-)
阪神
230 0.400
(↑0.15)
2
(-)
20
(+5)
22
(+1)
6
(+1)
3
(-)
0.207
(↓0.013)
4.090
(↑0.8)
10
(-)
ヤクルト
233 0.400
(↑0.15)
2
(-)
42
(+10)
42
(+4)
7
(+1)
12
(+1)
0.264
(↑0.019
4.690
(↑0.1)
12
(-)
中日
031 0.000
(-)
3
(↓1)
11
(+1)
24
(+8)
3
(-)
0
(-)
0.197
(↑0.007)
4.890
(↓1.22)