ロッテ(★1対7☆)日本ハム =オープン戦2回戦(2023.03.08)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
30004000071212
ロッテ
1000000001530
勝利投手:加藤 貴之(1勝0敗0S)
敗戦投手:メルセデス(0勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】清宮 幸太郎(3号・1回表2ラン),石井 一成(1号・5回表ソロ)

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◆日本ハムは、1番で起用された五十幡が3安打2盗塁の活躍。持ち味を存分に発揮し、リードオフマンの役割を果たした。一方のロッテは、野手が3失策を記録するなど7失点。ディフェンス面で課題を残した。

◆日本ハム野村佑希内野手(22)が1回2死三塁で、メルセデスの147キロの直球を左翼へ打ち返し、先制の適時二塁打を放った。野村は「チームで先制、先制と言われているなかで、先制タイムリーが出て良かったです」と語った。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(23)が1回2死二塁から右翼席へ2ランを放った。フルカウントから6球目の変化球を捉えた。清宮は「昨日は、チャンスで流れを止めていて悔しかった。ジェイ(野村)が良い形で回してくれて自分の役割を全うできて良かったです」と語った。

◆日本ハム石井一成内野手(28)が5回、2死無走者からランニング本塁打を放った。打球は右翼フェンスに直撃。ロッテ藤原がジャンピングキャッチを試みたが逃し、跳ね返った打球を追い掛けている間に、石井が一気に本塁へ生還した。「風に助けられました。何が起きたか分からなかったので、無我夢中で走りました」と語った。

◆日本ハム開幕投手の加藤貴之投手(30)が4回61球を投げ、被安打3、無死四球、1失点と好投した。前回登板の1日の紅白戦と比べ「自分のボールを投げられた。(前回は)ストレートが納得いってなかったが、今日は良かったかなと思います」と振り返った。開幕までは残り2試合の登板を予定。次戦に向け「変わらずに初回から全力でバッターに向かっていきたい」と語った。

◆ロッテからトレードで移籍した日本ハム福田光輝内野手(25)が移籍後初の試合に臨んだ。8回に代打で途中出場し、右邪飛に倒れた。トレード発表から2日後だったこともあってユニホームが間に合わず、金村のユニホームを借りた。いきなりの古巣との対戦を終え「なんか不思議な感じ。打つとか投げる、守るっていうところは変わらないので、大丈夫。1軍の試合に出るに越したことはない。そこを目指して頑張りたい」と意気込んだ。

◆日本ハムドラフト1位矢沢宏太投手(22=日体大)がオープン戦初登板し、1回無安打1四球の無失点だった。最速148キロの直球に「前回より良かった。時間をかけて体重移動することを意識したので力を入れずに投げられた」と納得。好調の打撃に加え投球でもアピールし「最初はピッチャーの感覚が出てこなくて難しい部分はあったが、試合に行くまでも流れは把握できてきた」と語った。

◆日本ハム五十幡亮汰外野手(24)が3打数3安打と爆発した。1打席目では追い込まれてから左前にしぶとく打ち返した。「三振やフライアウトは少なくしたい。何とかして塁に出て勢いを付けたいと意識している」と話す。2盗塁も決め、リードオフマンとしての役割をきっちり果たした。「走らないにしてももっとプレッシャーをかけてられるようにやっていけたら。その結果盗塁できて良かった」と語った。

◆新球場初代キングへ、着々とイメージできてます。日本ハムの清宮幸太郎内野手(23)が、1回2死二塁で、オープン戦トップとなる右越え3号2ランを放ち、勝利に導いた。2打席目以降は無安打も「ホームランが出ている。悪くはない」と前向きに振り返った。新庄監督が打撃フォーム変更を試みる清宮に「これって決めたことをずーっと続けてほしい」と指摘した翌日に1号。球団イベントで「ベンチでぼーっとしている。ちょっと太ってきたんじゃないか」と差し込んだ2日後に2号。今回はハッパをかけずに3号。指揮官は「もう1回ハッパかけないでみようかな。あと1回ハッパかけないでだらしなかったらハッパかけ続ける」と冗談まじりに笑う。今季3発は、いずれも右翼へ。新球場エスコンフィールドは、昨季までの札幌ドームより、右翼までの距離が約1メートル短く、フェンスも半分近く低くなり、右翼への本塁打は必然的に増えてくる。目指すは新球場での最多本塁打と、リーグ本塁打王のタイトルだ。「(本塁打を)1番打ちたいと思う。打たなきゃ優勝もない」。新たな舞台で量産する予行演習を繰り返し、シーズンでの爆発につなげる。【永野高輔】

◆今季の守護神が石川直也投手(26)に確定した。新庄剛志監督(51)が、8日ロッテ戦(ZOZOマリン)の9回に登板して9球で3者凡退に抑えた右腕を絶賛。「あれだけ短時間でぽんぽんぽんって終わってくれたら、もうすごい頼りがいがある。今のところ(抑えは)石川君」と太鼓判を押した。あとは昨季の懸案だった中継ぎ陣を見極め、シーズン開幕に備える。開幕へ、少しずつチームの絵が見えてきた。快投した石川を、新庄監督は「言うことないかな、今日は。良かった、あれだけ短時間で終わってくれたら、すごい頼りがいある」と絶賛。続けて「今のところ(抑えは)石川君」と指名した。まず9回のイメージができた。さらに指揮官は言う。「まあ~(開幕投手の)加藤君もね、徐々にだんだん仕上げてくれて。後は9回の前の8、7、6回が早く固まれば。建山コーチも悩むところだろうし、結果を出した者がそのポジションにいく」。左肘手術から復活したベテラン宮西も実戦3試合計3イニング無失点と好調。二刀流矢沢も、この日のオープン戦初登板で1回無失点と結果を出した。若手、ベテランを含め、中継ぎ陣を見極め、開幕"布陣"を整えていく。守護神の"資格"を勝ち取った石川も、決して油断はしていない。18年に19セーブ挙げるも、20年に右肘を手術し、長期離脱。昨季6月の1軍復帰から、ずっと見据えていた抑えの座を確固たる形にするため、ここからさらに精度を上げていく。「今日みたいなピッチングを続けること。(守護神を)勝ち取りたい」と気を引き締めた。新庄監督は、石川を指名した上で、新たなプランも口にした。「これからまた、もしかしたら田中(正義)君が来るかもしれないし、面白くないですか。田中君が後ろっていうのも」。現在、先発候補として調整している新戦力の抑えテストも視野に入れ、「勝ちに行く」投手陣に仕立て上げる。【永野高輔】

◆ロッテ・沢村拓一投手(34)=前レッドソックス=が、今季初の対外試合に臨み、3年ぶりに本拠地ZOZOマリンスタジアムのマウンドで腕を振った。その姿が見えると、名前がコールされる前から大歓声が沸き上がった。五回から3番手で登板。守備の乱れもあり、1回3安打4失点(自責点3)だった。先頭の五十幡は右前打。犠打で1死二塁とされた後、松本剛から右中間への適時二塁打を浴びた。その後、2死一、三塁から重盗を決められると、2つの失策が重なり、ランナー2人が生還した。さらに、石井の右翼ポール際への飛球がランニング本塁打となった。

◆守護神争いを一歩リードした。日本ハム・石川直也投手(26)が7―1の九回に登板し、わずか9球で三者凡退にシャットアウトした。「成績を残して勝ち取るしかない。今日みたいな投球を続けられればいいかなと思います。勝ち取りたいです」。先頭の代打・茶谷を3球で二飛に仕留めると、続く小川は133キロのフォークで投ゴロに。最後は平沢をこの日最速148キロの直球で一邪飛に打ち取り、任務完了。左足の上げ方を微調整し、手応えを得た。山形中央高から入団9年目の右腕。2018年には52試合で19セーブをマークした。しかし20年に右肘内側側副靱帯の再建術を受け、昨季3年ぶりに1軍の舞台に戻ってきた。最下位に終わった昨季、チームは北山の9セーブが最多。次いで石川の6セーブ、堀の5セーブと守護神が不在だった。新庄監督は「ものすごく頼りがいがある。今のところ(抑えは)石川くん」と太鼓判を押した。「クローザーを勝ち取ってタイトルを狙えるようなセーブ数を挙げたい」と意気込む右腕が、守護神返り咲きへ大きく前進した。(箭内桃子)

◆投打の二刀流に挑戦している日本ハムのドラフト1位ルーキー矢沢(日体大)がオープン戦初登板で1回を無失点に抑えた。2日の紅白戦は制球がばらついたが「なるべく時間をかけて体重移動する」と修正。速球に切れが戻り「前回より力を入れていなかったので、不思議な感じ」とほほえんだ。快音続きの打撃に比べると、投球の調子はいまひとつだった。試合前の相手チームの練習時間に投手として調整するなどの工夫が実り「どっちも良くなってきている」と晴れやかに言った。(ZOZOマリン)

◆日本ハム・清宮が一回にオープン戦3号となる2ランを放った。追い込まれてからも冷静に見極めてフルカウントまで持ち込み、左腕メルセデスの浮いたカーブをたたいて右翼へ。「良い感じで捉えたので、行くかなと思った」と胸を張った。昨季は自己最多の18本塁打。新球場は札幌ドームより狭く、大幅な上積みが期待され「今まで入らなかったものも入ってくれたらいい」と笑う。新庄監督も「左中間、右中間に二塁打を打つ意識でいけば自然にホームランが増えていくバッターじゃないかな」と活躍を思い描いた。(ZOZOマリン)

◆ロッテの沢村は今季初の実戦マウンドで高めに浮いた速球を捉えられ、1回を投げ3安打4失点と崩れた。失策が絡んだ失点の他、松本剛に適時二塁打、石井にランニング本塁打を浴び「試合で投げることが目的だったので、けがなく終われたのは良かったが球はまだ弱い」と不満げだった。米大リーグから3年ぶりに復帰し、日本のマウンドや球にまだ適応できていない様子。「これからどんどん慣れて、ちゃんとした状態にしたい」と修正を誓った。(ZOZOマリン)

◆「5番・一塁」で先発出場した日本ハム・清宮幸太郎内野手(23)が、一回2死二塁でオープン戦3号となる2ランを放った。フルカウントからロッテ・メルセデスのカーブを捉え、右翼ホームランラグーンへ。4打席で無安打に終わった前日の反省を生かし「昨日チャンスで流れを止めていて悔しかった。自分の役割を全うできて良かった」と振り返った。

◆ロッテの新外国人、クリストファー・メルセデス投手は29歳のバースデー登板。オープン戦初登板で一回につかまった。日本ハム・清宮にフルカウントからのカーブを捉えられ、右翼ホームランラグーンへ2ランを浴びるなど3失点。2、3回は何とか持ち直した。3回5安打3失点だったが、5奪三振と力強さは光った。昨年まで在籍した巨人時代の頼もしさは垣間見せた。「初回は思うような投球ができなかった。最後のイニングは良い感覚で投げることができた」。先発ローテ入りが期待される左腕は、ここから徐々にペースアップしていく。

◆ロッテ・沢村拓一投手(34)=前レッドソックス=が今季初の対外試合に臨み、3年ぶりに本拠地ZOZOマリンスタジアムのマウンドで腕を振った。五回から3番手で登板。守備の乱れもあり、1回3安打4失点(自責点3)だった。沢村の一問一答は以下の通り。――今季初の実戦登板「試合で投げることが目的だった。けがなく終われてよかったなと思っています」――ボールの感触は「いろんなことに慣れなくちゃいけないところが、まだ慣れ切っていないというところですね」――序盤は直球、後半はスプリットが多かった「対バッターという実戦的な感覚っていうのも、去年シーズンオフになったときから離れていますし、そういうのもどんどん試合で養っていかなくちゃいけない。キャッチャーとも、もっと会話して、僕のことを知ってもらうことをしていけたらなと思います」――ZOZOマリンで久々の試合。大歓声があった「僕が前にいたときには、コロナ禍ということで、ファンの方の声援はなかったですけども、この声援をしてくれるファンの方とともにね、勝っていけたらいいなと思います」――開幕に向けて「これからどんどんゲームで投げていって、自分の状態に持っていけるように、日々過ごしていきたいです」――指のかかりが大切と話していた。現段階の状態は「徐々にはよくなっていますけど、急にはよくならないし、まだ慣れ切っていないなという感じ。もうちょっと時間がかかるかなという感じですね」(続けて)「ボール自体はまだ弱い。今日は対相手、試合で投げることが目的だったので、投げられてよかったです。今日よりも明日、明日よりも明後日、今日より明日よくなるんだっていうマインドで練習に取り組みたいなって思います」――初球で153キロを計測。球速へのこだわりは「特にないですよ。自分の状態が上がってくれば、もっともっと上がってくる」――WBCが開幕「すごいバッターは向こう(メジャー)にいっぱいいる。なんとか、勝てると思うし、勝ってほしいなと。いちファンとして応援しています」

◆長い髪を後ろに束ね、毛先をくるりと巻いた〝団子ヘア〟で登場した。3年ぶりに古巣復帰したロッテ・沢村拓一投手(34)=前レッドソックス=が対外試合に初登板。2020年11月8日の西武戦以来、850日ぶりにZOZOマリンスタジアムのマウンドで腕を振った。「僕が前にいたときはコロナ禍で、声援はなかった。声援をくれるファンの方とともに、勝っていけたらいいなと思う」その姿が見えた途端に大歓声。名前がコールされる前から球場がどよめく中、五回から3番手で登板した。味方の失策なども絡み、1回3安打4失点(自責点3)。NPB使用球への適応を課題とし「今日より明日よくなるというマインドで練習に取り組む」と開幕に向けて仕上げていく。21年からレッドソックスで2年間プレー。メジャー通算104試合の登板で、6勝2敗、防御率3・39と結果を出した。米国生活で肩まで伸びた髪は普段は下ろすが、グラウンドに立つ際は結んでスイッチを入れる。「自分の野球人生。自分で考えなきゃ」と話す剛腕が、マリンのマウンドでも自己流を貫いた。9日にはWBC日本代表が初戦を迎える。13年の大会で日の丸を背負った右腕は、「勝てると思うし、勝ってほしい。いちファンとして応援します」とエールを送った。(武田千怜)

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
300 1.000
(-)
-
(-)
15
(-)
8
(-)
1
(-)
2
(-)
0.292
(-)
1.000
(-)
1
(-)
ORIX
200 1.000
(-)
0
(-)
11
(-)
4
(-)
1
(-)
2
(-)
0.269
(-)
2.000
(-)
3
(2↑)
日本ハム
420 0.667
(↑0.067)
0
(-)
35
(+7)
26
(+1)
9
(+2)
11
(+6)
0.270
(↑0.011
3.570
(↑0.73)
3
(1↑)
ソフトバンク
211 0.667
(-)
0.5
(↑0.5)
17
(+8)
10
(+8)
4
(+2)
1
(-)
0.273
(↑0.036)
2.500
(↓1.83)
5
(-)
DeNA
330 0.500
(↓0.1)
1
(↓1)
17
(+4)
19
(+5)
1
(-)
2
(-)
0.200
(↑0.006)
2.420
(↓0.58)
5
(2↑)
西武
111 0.500
(-)
1
(↓0.5)
6
(+1)
5
(+1)
0
(-)
4
(+1)
0.176
(↓0.012)
1.730
(↑0.39)
5
(2↑)
広島
220 0.500
(-)
1
(↓0.5)
11
(-)
11
(-)
0
(-)
2
(-)
0.244
(-)
2.120
(-)
5
(4↓)
ロッテ
112 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
8
(+1)
12
(+7)
1
(-)
5
(+1)
0.176
(↓0.007)
2.750
(↓1.08)
9
(2↑)
楽天
240 0.333
(↑0.133)
2
(-)
29
(+5)
36
(+4)
5
(+2)
6
(-)
0.277
(↓0.016)
6.310
(↑0.49)
10
(1↓)
阪神
130 0.250
(-)
2
(↓0.5)
15
(-)
21
(-)
5
(-)
3
(-)
0.220
(-)
4.890
(-)
10
(1↓)
ヤクルト
133 0.250
(-)
2
(↓0.5)
32
(+8)
38
(+8)
6
(+1)
11
(+3)
0.245
(↑0.022)
4.790
(↓0.54)
12
(-)
中日
021 0.000
(-)
2
(↓0.5)
10
(+1)
16
(+1)
3
(-)
0
(-)
0.190
(↓0.024)
3.670
(↑1.33)