楽天(☆5対4★)DeNA =オープン戦2回戦(2023.03.08)・静岡草薙球場=
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DeNA
0100300004700
楽天
03011000X5502
勝利投手:林 優樹(1勝0敗0S)
(セーブ:鈴木 翔天(0勝0敗1S))
敗戦投手:宮國 椋丞(0勝1敗0S)

本塁打
【楽天】ギッテンス(1号・2回裏3ラン),武藤 敦貴(1号・5回裏ソロ)

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◆楽天は、4番手・早川が3回無安打無失点。前回登板で精彩を欠いた左腕が、安定した投球を披露した。一方のDeNAは、山本が2安打を放つ活躍。正捕手の座をつかむべく、バットでアピールを見せた。

◆DeNAがダブルスチールを仕掛け、1点を先制した。0-0で迎えた2回1死一、三塁から、一塁走者の神里がスタート。捕手の炭谷が二塁に送球した瞬間に三塁走者の大田がスタートを切って、生還した。神里は二塁タッチアウトで、大田の本塁生還はアウトの間で本盗は記録されなかったが、足を使った攻撃で1点を奪った。

◆DeNAドラフト3位ルーキーの林琢真内野手(22=駒大)が、ルーキー同士の「林対決」を制した。5回2死一塁から打席に立ち、楽天ドラフト6位ルーキーの林優樹投手(21=西濃運輸)と対戦。2球目の直球を左前に運んだ。7日の試合後には、三浦監督が「林がいいね。ベンチでずっと"いいねボタン"を連打した」と絶賛。これで5日の西武戦からオープン戦3試合連続安打をマークした。

◆DeNA新外国人のトレイ・アンバギー外野手(28=マリナーズ3A)が、オープン戦初の適時打を放った。2点ビハインドの5回2死満塁、楽天のルーキー林から左翼線へ強烈な2点適時二塁打をマーク。「自分の仕事をきっちりできて良かった」と笑顔で話した。キャンプ中盤から足の張りで別メニュー調整だったが、4日の西武戦から実戦復帰し、この日は右翼の守備にもついた。

◆DeNAドラフト3位ルーキーの林琢真内野手(22=駒大)が、オープン戦3試合連続安打をマークした。5回2死一塁から楽天ドラフト6位ルーキーの林から左前打。三浦監督は「いい形でアピールしてくれています」と評価した。3年目の小深田は犠飛を放ち、育成ドラフト1位の上甲凌大捕手(22=四国IL・愛媛)は途中出場で2打数無安打も、初マスクをかぶった。

◆DeNAの上茶谷は4回4失点と精彩を欠いた。二回に2死一、二塁からギッテンスに速球を左翼席に運ばれ、四回は無死二、三塁から内野ゴロの間に1点を失う。いずれも四球が絡み「ボール先行になってしまったことは反省点。もっと実力をつけなくてはいけない」とうなだれた。先発ローテーション入りの当落線上の立場だが、アピールはできなかった。三浦監督は「先発としてゲームを組み立てる点ではいまいち。3ランは大いに反省しないと」と苦言を呈した。

◆開幕ローテーション入りを狙うDeNA・上茶谷大河投手(26)は二回2死一、二塁でギッテンスに左翼席上段に運ばれるなど、予定の5イニングを持たず4回4失点で降板した。5年目右腕は「ボール自体は良かったが、変化球が多くなり、ボール先行になってしまったことは反省点。ストレートの状態は良いので、どんどん押していけるよう変化球の精度も上げていきたい」。ギッテンスに被弾した場面については「(内角直球で打ち取りにいったのは)狙い通りだったが、もっと実力をつけなくてはいけないと実感した」と振り返った。三浦大輔監督(49)は「長打警戒のところで甘く入った。大いに反省してもらいたい。先発としてゲームを組み立てられるという点でも今イチ」と苦言を呈した。

◆DeNAの新外国人、トレイ・アンバギー外野手(28)=前マリナーズ3A=が2-4の五回2死満塁で左翼線に同点二塁打を放った。オープン戦出場4試合目にして初打点を記録した。「自分の仕事ができた。しっかりボールを見極めて、コンパクトなスイングで捉えることができた」と笑顔。日米での配球の違いについては「米国でも変化球中心に攻められることが多かったので、日本でも変わらないよ」と意に介していなかった。

◆楽天・早川隆久投手(24)が六回から4番手で登板し、3回無安打無失点、3奪三振。先発ローテーション入りに向けて猛アピールした。「前回登板に比べたら、緊張感もなく落ち着いて投げられた。直球の状態は上がってきたし、変化球の精度を1段階上げていきたいです」。オープン戦初登板となった2月26日のヤクルト戦(浦添)では先発して1回3分の1を7安打5失点。上半身と下半身のバランスが悪く精彩を欠いた。2度目の登板で結果につなげた。最速146キロを計測し、37球。昨年10月にクリーニング手術を受けた左肘について「まだ制御している感じはあるが、前回と比べて防衛反応的なものは薄くなってきた」と好感触を得た。激化する先発枠争いに踏みとどまった。石井監督は「体重移動がよくて、腕も上がっていた」と評価。開幕に間に合うか問われ「のんびりしていないし、間に合わせていると思う」と期待を寄せた。(広岡浩二)

◆楽天・岸孝之投手(38)が先発し、4回3安打1失点。二回にクリス・ギッテンス内野手(29)が左翼席上段に逆転1号3ラン、五回に武藤敦貴外野手(21)が決勝弾となる右越え1号ソロを放った。試合後の石井一久監督(49)の一問一答は以下の通り。――岸の投球について「チェンジアップの抜けがよかった。カーブもこの時期にしては、軌道のいい球が確率高くあった。あとは全体的な力強さが増せば、さらによくなると思います」――3回無失点の早川について「前回登板より、全然よかった。投球フォームでいえば横の時間が長く、腕のかかりもよかった。彼の特徴である角度、直球の精度も上がってきている」――早川は「開幕にこだわり過ぎない」と話していた「間に合わせていると思います。そこまで、のんびりはしていないので。そう記者の方々に言っておけば無難だなと」――監督としては開幕に間に合ってほしい「焦らずやっていけばいいと思います」――来日2年目のギッテンスに一発「去年の反省を踏まえて、しっかりと狙った球を積極的にスイングする姿勢はある。そういう小さなことでも、各球団の配球は変わってくるので」――武藤にも一発「風じゃないですか? 武藤に『風でしょ』と言ったら、『結構、越えてました』と返されました」

◆DeNAのドラフト3位・林琢真内野手(22)=駒大=が「1番・二塁」で先発出場し、3試合連続安打を記録した。「相手は僕の高校時代のスター。『今回は負けられねえ』と思って」五回2死一塁での第3打席。マウンド上には楽天のドラフト6位・林優樹(西濃運輸)がいた。〝金農旋風〟が起こった2018年夏の甲子園で滋賀・近江のエースとしてベスト8に導いた左腕。高校時代に対戦はなかったが、林は今春キャンプ中の2月21日の練習試合で右飛に打ち取られていた。それから15日後のオープン戦で再戦が実現。1ストライクからの2球目を左前に運んで、「ルーキー林」対決を今度は制した。7日の楽天戦では一回に則本の初球を捉えて中前打。初見の投手の初球から積極的に狙っていく姿勢が際立つ中、「データというよりは自分の本能的なものを大事にしている。ベンチにいるときから(投球練習などを見て)打席に入って後悔しない準備をしている」と胸を張った。三浦監督も「林はいいね。ベンチでずっと〝いいねボタン〟を連打している」と話すなど、かわいくて仕方のない様子だ。(東山貴実)

◆来日2年目の楽天のクリス・ギッテンス内野手(29)が攻守に奮闘した。オープン戦2試合目で逆転1号3ラン。1点を追う二回2死一、二塁から左翼席上段に突き刺した。特大弾に「チームにとっても非常に良かった」と胸を張った。一塁の守備でも好プレーを連発し「味方投手、野手に守れることを証明したい」と鼻息が荒い。昨季、左手首骨折に泣いた助っ人が巻き返しを誓った。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
300 1.000
(-)
-
(-)
15
(-)
8
(-)
1
(-)
2
(-)
0.292
(-)
1.000
(-)
1
(-)
ORIX
200 1.000
(-)
0
(-)
11
(-)
4
(-)
1
(-)
2
(-)
0.269
(-)
2.000
(-)
3
(2↑)
日本ハム
420 0.667
(↑0.067)
0
(-)
35
(+7)
26
(+1)
9
(+2)
11
(+6)
0.270
(↑0.011)
3.570
(↑0.73)
3
(1↑)
ソフトバンク
211 0.667
(-)
0.5
(↑0.5)
17
(+8)
10
(+8)
4
(+2)
1
(-)
0.273
(↑0.036)
2.500
(↓1.83)
5
(-)
DeNA
330 0.500
(↓0.1)
1
(↓1)
17
(+4)
19
(+5)
1
(-)
2
(-)
0.200
(↑0.006
2.420
(↓0.58)
5
(2↑)
西武
111 0.500
(-)
1
(↓0.5)
6
(+1)
5
(+1)
0
(-)
4
(+1)
0.176
(↓0.012)
1.730
(↑0.39)
5
(2↑)
広島
220 0.500
(-)
1
(↓0.5)
11
(-)
11
(-)
0
(-)
2
(-)
0.244
(-)
2.120
(-)
5
(4↓)
ロッテ
112 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
8
(+1)
12
(+7)
1
(-)
5
(+1)
0.176
(↓0.007)
2.750
(↓1.08)
9
(2↑)
楽天
240 0.333
(↑0.133)
2
(-)
29
(+5)
36
(+4)
5
(+2)
6
(-)
0.277
(↓0.016)
6.310
(↑0.49)
10
(1↓)
阪神
130 0.250
(-)
2
(↓0.5)
15
(-)
21
(-)
5
(-)
3
(-)
0.220
(-)
4.890
(-)
10
(1↓)
ヤクルト
133 0.250
(-)
2
(↓0.5)
32
(+8)
38
(+8)
6
(+1)
11
(+3)
0.245
(↑0.022)
4.790
(↓0.54)
12
(-)
中日
021 0.000
(-)
2
(↓0.5)
10
(+1)
16
(+1)
3
(-)
0
(-)
0.190
(↓0.024)
3.670
(↑1.33)