楽天(★0対1☆)DeNA =オープン戦1回戦(2023.03.07)・静岡草薙球場=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
DeNA
0000100001400
楽天
0000000000710
勝利投手:笠原 祥太郎(1勝0敗0S)
(セーブ:入江 大生(0勝0敗1S))
敗戦投手:弓削 隼人(0勝1敗0S)
  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 DeNA戦チケット予約

DAZN

◆DeNAは、先発・笠原が5回無失点の好投を披露。その後は、4人の継投で完封リレーを展開した。一方の楽天は、先発・則本と3番手・瀧中がそれぞれ4イニングを1安打無失点に抑え、上々の仕上がりを見せた。

◆DeNA三浦大輔監督(49)が、楽天とのオープン戦で投手交代時に自らがマウンドに向かって、投手にボールを渡した。1点リードの8回2死二塁、石川から森原への交代時に実施。1月の監督会議で審判団からファンサービスの一環で提案を受け「そういうチャンスがあったのでちょっと行ってみようと」と説明した。

◆DeNA笠原祥太郎投手(27)が、楽天とのオープン戦に先発し、5回無失点で開幕ローテ入りをアピールした。チェンジアップ、スクリュー、カーブ、カットボールと緩急を有効に好投。「絶対に抑えてやろうと。気持ちが入りましたね」と振り返った中日時代のチームメートだった阿部はチェンジアップで三振、浅村はスクリューで三ゴロ併殺に抑えた。「うまく奥行きを使いながら」と納得の表情で話した。激しい開幕ローテ争いが繰り広げられる。現状では石田、ガゼルマン、浜口は当確。WBC日本代表の今永は大会後の状態を見極める方針で、残りの枠を上茶谷、東、平良らで争われる。中日から現役ドラフトで入団し、勝負をかける左腕は「僕が立場が一番下だと思っているので、アピールをどんどんしないと。これからもこの調子でいけたらと思います」とさらなるアピールを誓った。▽DeNA三浦監督(5回無失点と好投した笠原に)「しっかりと緩急を使いながら、いいピッチングをしたと思います」

◆DeNA・三浦大輔監督(49)は試合前、6日のWBC日本代表-阪神の強化試合を振り返り、「見てました。大谷(翔平)のホームランは笑うしかなかった」。開幕戦(31日、京セラ)の相手となる阪神についても「チェックしながら見てました」と明かした。この日から育成ドラフト1位ルーキー、上甲凌大捕手(22)=四国IL・愛媛=がゲーム参加のため1軍に合流。三浦監督は「(2軍キャンプ地の)奄美大島に行ったときもいいバッティングをしていた。ファームからも変わらず良い報告が来ている」と話した。

◆楽天・石井一久監督(49)が新背番号の「16」を初披露した。現役時代にヤクルト、西武で愛用していた番号を再び背負うことになった。変更理由について「16番でスタートした。偶数が好きで、勝負の番号は必ず16番」と説明した。監督就任から2シーズン、「99」を背負ってきた。「勝負の3年目という数字ではないけど、ラスベガス(カジノ)では16番にかける」と周囲の笑いを誘った。

◆楽天の新外国人、マイケル・フランコ内野手(30)が3打数2安打。打率・385として好調ぶりを見せた。「体の状態はすごくいい。打席を重ねるごとに、感覚的なものも上がっていると感じている」一回2死から左前打。三回1死にも追い込まれてから左前打を放った。浅村と島内の3、4番コンビの前後を打つ候補の一人として、大きな期待がかかる。ホームでの声出し応援が可能となり、スペイン語で「バモス(行くぞ)!」の声援が飛んだ。ドミニカ共和国出身の男は「すごくうれしい。やる気が出る」と感謝した。焼き肉、ラーメンが大好物。2年目の安田と仲良しで、チームに溶け込んできた。石井監督は「うちに来てくれて良かった」と大歓迎。メジャー通算130発の男が存在感を示した。(広岡浩二)

◆4月4日の本拠地開幕戦(対西武)の先発が決まっている楽天・則本昂大投手(32)が4回無失点、2奪三振。許した安打は一回、林の中前打のみで無四球に抑え「予定通り4回を投げ切れた。カーブが良くて、ストライクをしっかり取れて、打ち取れた」と手応え十分に39球を振り返った。直球は最速151キロを計測。「完成度的には、まだまだ低い」と反省も忘れなかった。

◆DeNA・三浦大輔監督(49)が、八回2死二塁で石川から森原に投手交代する場面でマウンドに向かった。「(1月の)12球団監督会議で話が出ていた。交代のときは、できる限りということで」と説明。監督会議では、審判団から投手交代時に監督自らがマウンドに上がってボールを手渡す〝儀式〟の実施の提案があった。シーズンに向けた予行演習ともいえる行動だった。

◆初導入された昨年12月の現役ドラフトで中日からDeNAに移籍した笠原祥太郎投手(27)が7日、楽天戦(静岡)でオープン戦初登板。5回を単打のみの4安打無失点に抑えた。これでキャンプ中の対外試合を含め、登板3試合計11回でわずか1失点。開幕ローテーション入りへ、また一歩前進した。中日時代と同じ背番号47で再起を目指すDeNA・笠原が充実感に満ちた表情で汗をぬぐった。「結果が大事だったので、ゼロに抑えられて良かった。(開幕ローテーション候補の中で)立場が一番下だと思っているので、どんどんアピールしていかないと」オープン戦初登板でも緩急巧みに〝らしい〟投球を披露。5回を無失点に抑えた。最速141キロながら、縦、横の揺さぶりに打者の前後でタイミングをずらす「奥行き」を加えた三次元で投球を組み立てられるのが最大の強みだ。その武器がチェンジアップとスクリューボール。三回には昨季まで中日で同僚だった先頭の阿部をチェンジアップで空振り三振。1死一塁からは浅村をスクリューで三ゴロ併殺打に仕留めた。2018年秋の日米野球では侍ジャパンに初選出され、翌19年には開幕投手(対DeNA、横浜)を務めて5回無失点。もともとポテンシャルの高さは折り紙付きで、現役ドラフトでの〝掘り出し物〟ともいえる存在だ。新天地ではキャンプから1軍で調整を重ね、対外試合3試合、計11回で1失点。開幕ローテーション争いはWBC日本代表の今永を筆頭に、7日の教育リーグ・楽天戦で5回1失点と好投した浜口、さらに石田、東、平良、上茶谷、ガゼルマン...とし烈を極める。その中、三浦監督は「笠原はずっといいものを見せてくれている」と目を細めた。(東山貴実)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
300 1.000
(-)
-
(-)
15
(-)
8
(-)
1
(-)
2
(-)
0.292
(-)
1.000
(-)
1
(-)
ORIX
200 1.000
(-)
0
(-)
11
(-)
4
(-)
1
(-)
2
(-)
0.269
(-)
2.000
(-)
1
(8↑)
ロッテ
102 1.000
(-)
0
(-)
7
(-)
5
(-)
1
(-)
4
(-)
0.183
(-)
1.670
(-)
4
(-)
ソフトバンク
210 0.667
(↑0.167)
0
(↓1)
9
(+6)
2
(-)
2
(+2)
1
(-)
0.237
(↓0.04)
0.670
(↑0.33)
5
(1↓)
DeNA
320 0.600
(↑0.1)
0
(↓1)
13
(+1)
14
(-)
1
(-)
2
(-)
0.194
(↓0.014)
1.840
(↑0.47)
5
(2↓)
日本ハム
320 0.600
(↓0.15)
0
(-)
28
(+2)
25
(+4)
7
(+1)
5
(+1)
0.259
(↓0.036)
4.300
(↓0.05)
7
(3↓)
西武
110 0.500
(-)
0.5
(↓0.5)
5
(-)
4
(-)
0
(-)
3
(-)
0.188
(-)
2.120
(-)
7
(3↓)
広島
220 0.500
(-)
0.5
(↓0.5)
11
(-)
11
(-)
0
(-)
2
(-)
0.244
(-)
2.120
(-)
9
(-)
阪神
130 0.250
(-)
1.5
(↑0.5)
15
(-)
21
(-)
5
(-)
3
(-)
0.220
(-)
4.890
(-)
9
(1↓)
ヤクルト
132 0.250
(↓0.083)
1.5
(-)
24
(-)
30
(+6)
5
(-)
8
(+1)
0.223
(↓0.017)
4.250
(↓0.45)
11
(2↓)
楽天
140 0.200
(↓0.05)
2
(-)
24
(-)
32
(+1)
3
(-)
6
(+2)
0.293
(↓0.016)
6.800
(↑1.57)
12
(1↓)
中日
020 0.000
(-)
1.5
(↑0.5)
9
(-)
15
(-)
3
(-)
0
(-)
0.214
(-)
5.000
(-)