1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 1 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | 0 |
勝利投手:- 敗戦投手:- 本塁打 |
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◆ロッテは、平沢が2安打を放つ活躍。定位置確保に向け、バットでアピールに成功した。一方のヤクルトは、濱田がオープン戦1号ソロをマーク。自慢の打棒で首脳陣に存在感を示した。
◆ヤクルトのドラフト1位吉村貢司郎投手(25=東芝)がオープン戦で初先発し、3回56球を投げ2安打3奪三振無失点と結果を残した。終始落ち着いたマウンドさばきだった。2回には2死満塁のピンチを背負ったがロッテ荻野にカウント3-2から131キロの変化球でタイミングを外し、遊飛に打ち取った。吉村は初先発に「今日はストライクゾーンでどんどん勝負していくことをテーマに持って登板しました」と語った。ただ先制した直後の回の先頭に四球を出したことを反省。「ゲームの流れも良くなって来ないので、しっかり先頭打者を取れるようにしていきたい」と述べた。課題として「ストレートの精度がまだ低いのでしっかり調整したい」と次を見据えた。先月25日の阪神戦では2番手で登板し、2回25球を投げ無安打無失点。オープン戦ではこの日を含め登板した全5イニングで無失点を続けており、開幕ローテ入りへ前進した。【プロ野球 オープン戦スコア速報】はこちら
◆7番中堅でスタメン出場した高卒5年目の浜田太貴外野手(22)が第1打席で先制ソロを放った。2回2死、ロッテ先発美馬の140キロを左翼スタンドにたたきこんだ。オープン戦初本塁打に「打ったのはシュート。スタメンのチャンスをいただいたのでアピールしたかったですし、1打席目でホームランになって良かったです」とコメントした。浜田は2軍キャンプ(宮崎・西都)に参加し、1軍には先月24日に合流したばかり。それでも実戦で結果を残し、オープン戦では好調を維持。試合前時点で規定打席到達者としてはチームトップの打率4割1分7厘を記録していた。浜田は「開幕スタメンでいきたい。その気持ちを出しているから打てている」と2軍キャンプスタートだった悔しさをバネに、3月の生き残りに懸けている。
◆ロッテの美馬学投手(36)が今季対外試合で初登板初先発し、3回を投げて3安打1奪三振1四球1失点だった。初回はフォークで空振り三振で発進したが、2回2死からヤクルト浜田太貴外野手(22)に左越えソロを喫した。だが、大きく崩れることはなく開幕に向けては順調。「ホームランは打たれましたが、良い球もありましたし、3イニング投げることが出来て、とりあえずスタートが切れたことは良かったと思います」と話した。
◆ヤクルト浜田太貴外野手が今季オープン戦初アーチを放った。「7番中堅」でスタメン出場し第1打席の2回2死、ロッテ先発美馬の140キロを左翼スタンドに先制ソロ。「思い切ってスイングした。バットの芯先だったが、うまく飛んでくれた」と手応えを感じた。前日のロッテ戦では4打数無安打だったため「今日が大事だなと思った。ここからまた乗っていければ」と奮起し、結果を出した。
◆ヤクルトのドラフト1位吉村貢司郎投手(25=東芝)が、開幕ローテへ大きく前進した。オープン戦で初先発し、3回56球を投げ2安打3奪三振無失点。2回2死満塁ではロッテ荻野にカウント3-2から、131キロスライダーでタイミングを外し、遊飛に。「カウント的に狙って振ってくるだろう」と直球狙いを予測し、自ら変化球を要求。高津監督は「3-2で変化球が投げられるんだから大したもの」と評価し「ローテ入りへ前進か」との質問に「いいと思います」と太鼓判を押した。
◆ロッテは平沢大河外野手(25)が3打数2安打の活躍も、チームはわずか3安打に終わった。前日4日のヤクルト戦でも先制2ランを放った平沢は「(今日も)2本を打てたことは良かった。まだまだ課題はあるので、それに向けてしっかり練習したいと思います」とレギュラー取りへ、満足はしていない。チームとしての1点も相手の暴投、捕逸の連続で得た得点。5回からの4者連続三振を含む12三振など、打線には課題が多かった。吉井理人監督(57)が侍ジャパン投手コーチとしてチームを離れている間、監督代行を務める福浦和也ヘッドコーチ(47)も、悩める胸中を明かした。「投手も良かったですけれど、あれだけ真っすぐが前に飛ばないと...」と表情を曇らせた。「良い投手が出てきた時のタイミングが遅かったりだとか、スイングはなかなか変わらない。平沢が打ったのはすごいんですが、2本とも変化球だった。山口(のヒット)も。真っすぐを前に飛ばしたのは(遊ゴロの)友杉くらいじゃないですか」とボヤキに近い分析だった。試合後には選手らにも直球へのタイミングの意識を再確認した。前日4日から本拠での声出し応援が解禁となり、試合前のメンバー発表時には監督代行として「福浦コール」も浴びている。「懐かしい感じですね。うれしいですね」とファンの大歓声に感謝した。【鎌田直秀】
◆開幕ローテへ大きく前進した。ヤクルトのドラフト1位吉村貢司郎投手(25=東芝)がオープン戦で初先発し、3回56球を投げ2安打3奪三振無失点とロッテ打線を封じた。試合後「開幕ローテへ前進と捉えていいか」との質問に高津監督は「いいと思います」と太鼓判を押した。新人離れしたマウンドだった。2回に2死満塁のピンチを背負ったがロッテ荻野にカウント3-2から、131キロスライダーでタイミングを外し、遊飛に打ち取った。「カウント的に狙って振ってくるだろう」と直球狙いを予測し、自ら変化球を要求。高津監督は「3-2で変化球が投げられるんだから大したものだよ」と評価した。吉村は110キロ台のカーブも投げ「カウントも取れたし、勝負球でも使えるかなと。いろいろ試せて良かった」と淡々と語り、そもそも初先発にも「気持ちの面では全然問題なかった」と、動じるそぶりは皆無。むしろ「真っすぐの精度が良くなかったのと、ピッチャー有利なカウントに持って行きたいところでボール、ボールと続いてしまった場面もあった」と課題点ばかりを挙げた。心配事は大学時代に発症した花粉症のことぐらい。それも「無事に(マウンドで)1度もくしゃみも出ず、全然大丈夫でした」と笑った。先月25日の阪神戦では2番手で登板し、2回25球を投げ無安打無失点。オープン戦ではこの日を含め登板した全5イニングで無失点を続けている。次回もこの日同様、日曜日(12日広島戦)に登板する方向で調整中。開幕ローテ入りへ向け「サンデー吉村」が定着するかもしれない。【三須一紀】
◆ヤクルト・浜田太貴外野手(22)が「7番・中堅」で先発し、両軍無得点の二回2死の第1打席に、左翼席へのオープン戦1号ソロをたたきこんだ。「打ったのはシュート。スタメンのチャンスをいただいたのでアピールしたかったですし、1打席目でホームランになってよかったです」カウント2―1からの4球目を捉えた。昨季10勝を挙げたロッテ・美馬からの先制弾。し烈な外野のレギュラー争いが繰り広げられる中、持ち前のパンチ力で首脳陣にアピールした。
◆ヤクルトのドラフト1位・吉村貢司郎投手(25)=東芝=がプロ初の先発登板に臨み、3回56球を投げ2安打無失点3奪三振と好投した。「今日はストライクゾーンでどんどん勝負していくことをテーマに持って登板しました。二回に点をとってもらった後の回で、先頭打者に四球を出してしまったのはゲームの流れも良くなってこないので、しっかり先頭打者をとれるようにしていきたい。ストレートの精度がまだ低いので、しっかり調整したいです」反省が口をついたが、内容は上々だった。先制直後の二回は、2四球を与えたが修正能力の高さも見せた。1死一、二塁の場面で打席には松川。カウント2―2から外角に決めに行った直球が真ん中寄りに入ってファウルにされると、フォークボールを1球挟み、最後は外角への147キロ直球で見逃し三振に抑えた。高津監督はかねて「ローテーションに入って投げてほしいというところが一番ですね」と期待。吉村自身は直球の精度を課題に挙げたが、試合の中で修正できた点は大きい。レギュラーシーズンに向けて順調に歩みを進める。
◆ロッテの美馬は今季初実戦で3回3安打1失点と、順調な調整具合を示した。二回に少し甘くなった直球を浜田に捉えられ、左翼席へのソロを浴びたが、スライダーやカットボールはしっかり操った。「本塁打は打たれたけれど、いい球もあった。3イニング投げることができてよかった」とうなずいた。昨季はチーム最多の10勝を挙げて防御率2・91をマーク。通算千奪三振はあと34に迫っている。「とりあえずスタートが切れたことはよかった」と安堵した。
◆ヤクルトはドラフト1位・吉村貢司郎投手(25)=東芝=がプロ入り後初めて先発登板し、3回56球を投げ2安打無失点。高津臣吾監督(54)は期待のルーキーが開幕ローテーション入りに前進していることを明かし、高く評価した。高津監督の主な一問一答は以下の通り。――吉村は先発デビュー戦。出来は「ランナーを出す場面もあったんだけど、投げるボールの意図だったりとか、ここはボール投げてみたりとか、力入れてみたりとか、そういうピッチングの組み立てというのがすごくよくできたピッチングだったのかなという風に思いますね」――あらゆる場面の投球を見たいと言っていたが、そうなった「できれば、ランナーを出さないほうが一番よかったのかもしれないけど、意識して低めに投げるとか、高めで勝負するとか、変化球も含んで、いろんなピッチングのパターンというのを見られた気がします」――二回2死満塁の場面で変化球で荻野を打ちとった「カウント3―2だっけ? あそこで変化球が投げられるわけだから、大したもんだと思いますよ」――開幕ローテへ前進しているという捉え方でいい「いいと思います」――高梨「自分の立ち位置というのもわかっていると思うし、ライバルもたくさんいて、というところだと思うので。あとは確率ですね。いい悪いを繰り返しているとあれなので。いいピッチングを繰り返すというか、いいボールを繰り返して投げるというか、そういうことは必要かなという風に思いますね。きょうに関してはよかったと思いますけど、また次だと思います」――打つほうでは浜田がいい打撃「ちょっとコースは横からだったのでよくわからないんだけども、浜ちゃんのスイングという感じがしましたね。本当に腕を折りたたんでというか、体の回転でボールを遠くまで飛ばす技術というのは、素晴らしいなと思って横から見ていましたけど、いいバッティングだったと思いますね」
◆期待のホープの名がコールされると、ZOZOマリンスタジアムがざわついた。ロッテ・中森俊介投手(20)が本拠地デビュー。兵庫・明石商高から入団3年目の右腕は、九回にマウンドに上がり、1回を無失点に封じた。「中森はどこにいっちゃったんだろうって、誰も覚えていないくらい1軍で投げられていなかった。マリンで、ファンの皆さんの前で投げられて良かった」先頭打者に左前打を浴び、四球と味方の失策が絡んで1死満塁のピンチを招いたが、動じない。後続をフォークボールで2者連続三振に斬り「ピンチの場面を無失点に抑えられて良かった」と胸をなで下ろした。直球が打者の手元でナチュラルにスライドする「真(ま)ッスラ」が武器で、吉井監督が「非常識な真っすぐ」と表現して期待を寄せる。「内容は満足していない。この投手に任せれば大丈夫だと思ってもらえる、安心感のある投手になれるよう突き詰めていく」と中森、3年目の1軍デビューへ。一球入魂を貫く。(武田千怜)
◆開幕ローテーション候補の高梨裕稔投手(31)が2番手で登板し、六回に振り逃げを含む自身初の1イニング4三振を奪うなど、3回無安打無失点、7奪三振と好投した。2月21日のキューバとの練習試合では力感が出て、3回9安打8失点と乱調。「前回、あんな投球をしているのでチャンスは多くない。体の力感は意識しながら投げることができた」と汗を拭った。
◆大分・明豊高から入団5年目の浜田太貴外野手(22)が「7番・中堅」で先発し、二回2死で左翼席へオープン戦1号ソロを放った。昨季10勝を挙げた美馬の速球を捉え「スタメンのチャンスをいただいたのでアピールしたかった」と声を弾ませた。高津監督は「浜ちゃんのスイングという感じがした。素晴らしいなと思って横から見ていた」と評価。持ち前のパンチ力でアピールを続け、レギュラー争いを勝ち抜く。
◆ヤクルトのドラフト1位・吉村貢司郎投手(25)=東芝=が5日、ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)でプロ入り後初めて先発登板し、3回2安打無失点と好投した。直球の制球力を課題に挙げたが試合中に修正を重ね、変化球でもカウントを整えるなど『大人の投球』を披露。高津臣吾監督(54)は「すごくよくできた投球だった」と高く評価し、開幕ローテーション入りへ大きく前進した。冷静に、表情を変えず、堂々の先発デビュー戦を果たした。吉村がプロ2度目の実戦登板で3回2安打無失点。上々の仕上がりにも満足していなかった。「気持ちの面では全然問題なくいけたので、あとは投球内容。まだ詰めていける部分があると思う」課題に挙げたのは直球の制球力だ。一回はストライク先行で滑り出したが、二回は6人の打者を相手に3人がボール先行の投球で、国学院大の1学年後輩・小川にはストレートの四球。手元のわずかなズレが、ベース上ではっきりとした判定となって表れた。だが、好調でない中でも25歳の新人は『大人の投球』を披露した。二回2死満塁でフルカウントから荻野にスライダーを投じ遊飛に。ピンチの場面でも「バッターを見ながらどういう球を選択した方がいいか考えながら投げた」と的確に分析し、あえて変化球を選択して操った。2回ゼロ封だった2月25日の阪神戦に続く無失点投球。ルーキー離れした投球術に高津監督は「すごくよくできた投球だった。あそこで変化球が投げられるわけだから大したもの」と高く評価し、開幕ローテーションへ前進か問われると「いいと思う」と明かした。一流の考えを吸収した。今春の沖縄・浦添キャンプでは、臨時コーチを務めた古田敦也元監督や伊藤投手コーチ、通算183勝左腕・石川らからそろって「ストライクゾーンで勝負することが大事」と金言を授かった。
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
3 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (-) |
15 (-) | 8 (-) | 1 (-) | 2 (-) |
0.292 (-) | 1.000 (-) | |
1 (-) |
ORIX |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | 0 (-) |
11 (+7) | 4 (+2) | 1 (+1) | 2 (-) |
0.269 (↑0.05) | 2.000 (-) | |
3 (2↓) |
日本ハム |
3 | 1 | 0 | 0.750 (↓0.25) | 0 (-) |
26 (+4) | 21 (+5) | 6 (+2) | 4 (+2) |
0.295 (↓0.025) | 4.250 (↓0.25) | |
4 (2↑) |
DeNA |
2 | 2 | 0 | 0.500 (↑0.167) | 1 (-) |
12 (+3) | 14 (+1) | 1 (-) | 2 (-) |
0.208 (↑0.004) | 2.310 (↑0.81) | |
4 (5↑) |
ソフトバンク |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↑0.5) | 1 (-) |
3 (+3) | 2 (-) | 0 (-) | 1 (+1) |
0.277 (↑0.105) | 1.000 (↑1) | |
4 (3↓) |
西武 |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↓0.5) | 1 (↓1) |
5 (+1) | 4 (+3) | 0 (-) | 3 (-) |
0.188 (↓0.062) | 2.120 (↓1.12) | |
4 (1↑) |
広島 |
2 | 2 | 0 | 0.500 (↓0.167) | 1 (↓1) |
11 (-) | 11 (+3) | 0 (-) | 2 (-) |
0.244 (↓0.03) | 2.120 (↓0.39) | |
8 (2↓) |
ヤクルト |
1 | 2 | 2 | 0.333 (-) | 1.5 (↓0.5) |
24 (+1) | 24 (+1) | 5 (+1) | 7 (+1) |
0.240 (↓0.019) | 3.800 (↑0.95) | |
9 (-) |
楽天 |
1 | 3 | 0 | 0.250 (↑0.25) | 2 (-) |
24 (+5) | 31 (+4) | 3 (+1) | 4 (+1) |
0.309 (↓0.031) | 8.370 (↑1.62) | |
9 (3↓) |
阪神 |
1 | 3 | 0 | 0.250 (↓0.083) | 2 (↓1) |
15 (+2) | 21 (+7) | 5 (+1) | 3 (+1) |
0.220 (↓0.023) | 4.890 (↓0.39) | |
11 (2↓) |
中日 |
0 | 2 | 0 | 0.000 (-) | 2 (↓0.5) |
9 (-) | 15 (-) | 3 (-) | 0 (-) |
0.214 (-) | 5.000 (-) |
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