ソフトバンク(★0対2☆)広島 =オープン戦1回戦(2023.03.04)・福岡PayPayドーム=
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広島
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ソフトバンク
0000000000500
勝利投手:中﨑 翔太(1勝0敗0S)
(セーブ:島内 颯太郎(0勝0敗1S))
敗戦投手:藤井 皓哉(0勝1敗0S)
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◆ソフトバンクは、先発・大関が3回無失点。自身初の開幕投手に内定している左腕が、安定感のあるピッチングを披露した。一方の広島は、小園が2安打1盗塁をマーク。シーズン開幕へ向けて、仕上がりの良さをアピールした。

◆広島ドラフト3位益田武尚投手(24=東京ガス)が地元福岡に凱旋(がいせん)する。4日ソフトバンク戦に中継ぎ登板予定。物心ついてからペイペイドームで観戦を重ねてきた生粋の鷹党。幼稚園児のころ、球場入り口でマスコットのハリーホークを生で見て「怖くて号泣しちゃいました」と意外な過去を明かした。左脇腹を痛めた矢崎が離脱し、中継ぎ枠の争いは激化。「家族や親戚も来てくれるので応援に応えたい」と意気込んだ。

◆開幕投手決定後初の登板となった広島大瀬良大地投手(31)が、3回完全投球を見せた。最速152キロを計測し、3回は三者連続三振にとなるなど、毎回5三振を奪った。オープン戦初登板となった前回2月25日巨人戦後に新井監督から開幕投手を指名された。実戦2度目のこの日は「イニングが伸びたので、球数を投げて次につなげたい」と意識した。1回は左打者が並ぶ上位打線を2つのフライアウトと、柳田からは空振り三振。2回も3人で切った。3回は直前の攻撃でチャンスから相手の好捕と三振で攻守交代となっていただけに、ギアを上げた。「向こうに流れが行きそうな感じ。シーズンのことを考えて、流れを持っていかせない投球を心がけて、想定していけた。結果、三振でしたけど、カウントを崩さずに3人とも勝負できた」。調整段階ながら実戦を意識。ストライク先行で押して、相手に打撃をさせなかった。プレートの位置を今季、三塁側から一塁側に戻したが、左打者の内角に角度ある真っすぐ、カットボールを投げ込んだ。最速152キロを計測した球速には「もう少し行けるんじゃないかな」とさらに上げっていく手応えをつかんだ。来週は開幕カードで当たるヤクルトだけに、登板間隔を空ける可能性もある。ブルペンでの球数や練習強度で調整しながら、5年連続5度目の開幕マウンドを見据える。【前原淳】

◆広島が敵地ペイペイドームでの連敗を9で止めた。同地では19年3月23日のオープン戦で敗れてから、交流戦も含めて0勝9敗4分。19年3月22日のオープン戦以来4年ぶり勝利となった。開幕投手の大瀬良が3回完全投球と完璧な投球を見せると、3回以降も6人の投手が無失点でバトンをつないでゼロ封。6回2死二、三塁から7番に入った野間が粘った末に7球目を中堅にはじき返して、2点を奪った。新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。-大瀬良投手が好結果新井監督 もう、完璧でしょう。ナイスピッチングだった。何も問題ないんじゃないですか、大地は。-バッテリーを組んだのは石原捕手新井監督 それは特に。打席に立たせようかなという感じ。スタメンマスクも少ないでしょう。大地と組ませたかったとかではなく。とにかく試合に出てもらいたかったという。-7番に入った野間選手は粘りある打撃から決勝打新井監督 追い込まれて粘って、最後も難しいボールだったけどね。フォークだよね? 難しい球だけど、すごいね。粘った末に打つというのは、バッテリーはすごいダメージでかいからね。ナイスバッティングだね。-昨季のような打撃を見せてくれると、上位でも下位でもどこでも任せられる新井監督 そうだね。やっぱりああいう打撃を見せてくれるとね。出てよし、つないでよし、決めてよし、と。期待していますよ、彼には。-その前は足を絡めてのチャンスを広げた新井監督 今日も足を絡めながら、またプレッシャーかけながら。打者も簡単に終わらないという。大関、藤井と、いい投手なので、そういった2人に120球近く投げさせたのかな。そういうのはすごく評価できる。粘り強くやっている。好投手から点を取るというのは難しい。そういう簡単には終わらないという、各自の積み重ねがそういう球数にも表れていると思う。-益田投手と河野投手は1イニングずつ新井監督 もう少し登板があるので、益田は次、複数イニングかな。河野がちょっと周りとの兼ね合いを見ながら決めていこうかなと思っています。-河野投手は矢崎投手が離脱した中継ぎでショートイニングか新井監督 そういう感じかな。これからどんどんいろんなことが起きるから絶対、開幕までに。いろんなことを想定しながら、周りとの兼ね合いとか、編成とかもあるからね。そういうのを見ながらできることをできるだけやっていく。-ペイペイドームでの勝利は4年ぶり新井監督 まじで!? そんなの全然知らないから。そんなこと知らないし、全然関係ないです。

◆広島の新人ドラフト3位の益田武尚投手(24=東京ガス)と同5位の河野佳投手(21=大阪ガス)がオープン戦初登板でいずれも無失点デビューした。6回に登板した益田は先頭ガルビスにフォークを多投して空振り三振。2死から内野安打を許すも、三森を再びフォークで空を切らせた。地元福岡での凱旋(がいせん)登板で自己最速タイの153キロを計測し「打者の反応も見ながら変な抜け球もなかったですし。悪い内容ではなかったかなと思います」と振り返った。次回登板は複数イニングを任せられる見込み。7回にバトンを受けた河野は先頭柳田をチェンジアップを空振り三振を奪うなど、3人で切り抜けた。セットアッパー候補の矢崎が離脱したこともあり、今後は中継ぎに配置転換される。「やることは変わらないので、1人1人のバッターに腕を振って、投げることを意識してやっていきたい」。2人の即戦力右腕がそろって開幕1軍争いで存在感を示した。

◆開幕投手を務めるソフトバンクの大関がオープン戦初戦で3回無失点と好投した。自身初の大役に弾みをつけ「開幕戦の緊張感と重ね合わせてやった。しっかり投げられた」と納得の表情を浮かべた。2月25日の日本代表戦で連続四球を与えた反省から「どんどんストライクゾーンで攻めた」。三回2死三塁のピンチでは切れのあるフォークボールで菊池を空振り三振に仕留めた。「開幕戦と1年間投げ抜くことの両方を考えて準備したい」と頼もしかった。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
300 1.000
(-)
-
(-)
22
(+9)
16
(+6)
4
(+1)
2
(+1)
0.320
(↓0.003)
4.000
(-)
1
(-)
巨人
300 1.000
(-)
0
(-)
15
(-)
8
(-)
1
(-)
2
(-)
0.292
(-)
1.000
(-)
1
(5↑)
ORIX
100 1.000
(-)
0
(-)
4
(-)
2
(-)
0
(-)
2
(-)
0.219
(-)
2.000
(-)
1
(6↑)
西武
100 1.000
(-)
0
(-)
4
(-)
1
(-)
0
(-)
3
(-)
0.250
(-)
1.000
(-)
5
(2↓)
広島
210 0.667
(↑0.167)
0
(↓1)
11
(+2)
8
(-)
0
(-)
2
(+1)
0.274
(-)
1.730
(↑0.92)
6
(3↓)
阪神
120 0.333
(↓0.167)
1
(-)
13
(+2)
14
(+4)
4
(-)
2
(+1)
0.243
(↓0.028)
4.500
(↑0.26)
6
(3↓)
DeNA
120 0.333
(↓0.167)
1
(-)
9
(+1)
13
(+4)
1
(-)
2
(+1)
0.204
(↓0.021)
3.120
(↑0.06)
6
(-)
ヤクルト
121 0.333
(-)
1
(↑0.5)
23
(+2)
23
(+2)
4
(+1)
6
(-)
0.259
(↓0.023)
4.750
(↑0.92)
9
(5↓)
ソフトバンク
010 0.000
(-)
1
(-)
0
(-)
2
(-)
0
(-)
0
(-)
0.172
(-)
2.000
(-)
9
(2↓)
中日
020 0.000
(-)
1.5
(↑0.5)
9
(-)
15
(-)
3
(-)
0
(-)
0.214
(-)
5.000
(-)
9
(2↓)
楽天
030 0.000
(-)
2
(-)
19
(+6)
27
(+9)
2
(+1)
3
(+1)
0.340
(↓0.007)
9.990
(↓0.07)