日本ハム(☆9対6★)楽天 =オープン戦2回戦(2023.03.04)・札幌ドーム=
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楽天
30010010161101
日本ハム
00002070X91021
勝利投手:玉井 大翔(2勝0敗0S)
敗戦投手:辛島 航(0勝1敗0S)

本塁打
【楽天】小郷 裕哉(2号・4回表ソロ)
【日本ハム】清水 優心(1号・5回裏2ラン)

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◆日本ハムは、打線が10安打9得点を記録。清宮が適時打を含む2安打を放つなど、バットでアピールに成功した。一方の楽天は、先発・田中将が4回1安打無失点の好投。開幕投手に内定している右腕が、順調な仕上がりを披露した。

◆楽天の開幕投手が決まっている田中将大投手が、4日の日本ハム戦(札幌ドーム)で先発する。30日のエスコンフィールドでの開幕戦と同じ相手だが、特別に意識をしない。「自分のやりたいことをやって投げることが大事かなと思う。そこが自分の中での最優先事項」と表情を引き締めた。新フォームで挑む今季。対外試合初登板となった2月23日広島戦(コザ)では2回2安打無失点だったが、制球や変化球の精度に不満を抱いた。「いろいろ感じたりはあった。そこを踏まえて今回調整してきている」。前回登板から中8日。課題と向き合ってきた。ブルペンでは納得のいく球も増え、手応えもつかむ。開幕へ向けて、それをいかに試合の中で出し続けていけるか。「バッターとの勝負なので。その辺の感覚とかも養っていきながら、どんどんステップアップすることができればと思います」。明確なターゲットへ向かって、仕上げていく。

◆今季初めて札幌ドームで行われたオープン戦で、ファイターズガールによる「きつねダンス」が披露された。3回裏終了後に、メンバーがグラウンドに登場。終了後はファンから拍手が送られた。日本ハムは初回に3失点。打線は2回まで無安打が続いていたが、3回に今川優馬外野手(26)が楽天の先発田中将大投手(34)から左翼への二塁打を放ち出塁。得点にはつながらなかったが、きつねダンスで逆襲のムードが出始めた。

◆日本ハムは4日、エスコンフィールド北海道で3月30日の開幕戦から、期間限定でPOP UPショップが出店すると発表した。1つは47年創業で、帯広のソウルフード「インデアンカレー」。2店目は、17年に東京駅で誕生した人気の「プレスバターサンド」。いずれも30日、4月1、2日に出店する。

◆日本ハムのドラフト1位、矢沢宏太投手(22=日体大)が、打って走ってアピールした。6回から松本剛に代わり「3番指名打者」で出場。5-5の同点に追い付いた7回1死満塁では、楽天の左腕辛島の120キロ外角スライダーをとらえ、右前に勝ち越し適時打を放った。1死一、三塁の場面では二盗に成功。5番清宮の右前適時打で、二塁から俊足を飛ばし、一気に本塁に生還した。

◆開幕ローテーション入りを目指す日本ハム鈴木健矢投手(25)が先発し、4回5安打2四死球4失点(自責2)と課題を残した。初回に3点を失うと、4回2死から楽天小郷に右中間ソロを浴びた。前回登板の2月21日の中日戦では先発して3回3安打無失点、2奪三振と好投していた。「(今回は)良いところと、悪いところの両方が出た。2、3回は修正できたので、次回は立ち上がりからできるように」と振り返った。

◆日本ハムの清水優心捕手(26)が、反撃ののろしとなる1発を放った。4点ビハインドの5回2死一塁、楽天ルーキー伊藤茉の初球、132キロスライダーをとらえ、左翼スタンドに運んだ。エスコンフィールド北海道で初めて実施された2日の紅白戦では2回に"新球場1号"となる左越えソロを放ったばかり。実戦2戦連発と開幕正捕手奪取へ猛アピールし「結果を出すことだけに集中している。打つ方は1本出て良かったです。反省する部分も含めて次につなげていきたい」と先を見据えた。

◆日本ハム伏見が楽天とのオープン戦で1安打2打点を挙げた。清水との交代で7回表から途中出場し、3点を追う7回裏1死二、三塁で打席が回ってくると中前に2点適時打を放った。清水が5回に2ラン本塁打を放っていたこともあり、闘争心に火が付いた。「優心がいいプレーをしていたので、僕も負けていられないなと思えた。刺激し合えているのかなと思う」と語った。

◆日本ハムのドラフト1位矢沢宏太投手(22=日体大)が高い洞察力を駆使し、道内球場初安打、初打点を挙げた。4日に札幌ドームで行われた楽天とのオープン戦に途中出場。7点を挙げるビッグイニングとなった同点の7回1死満塁で右翼への適時打を放ち、これが決勝打となった。1打席目は三振に倒れていたが、空振りを奪われた変化球の残像を記憶し、2打席目の安打につなげた。精密な観察眼と高い再現性を見せ、開幕スタメンのオーダーを決めかねている新庄監督に猛アピールした。二刀流ルーキーは1打席目の三振を無駄にはしなかった。矢沢は6回に代打で楽天辛島のスライダーに空振り三振。その変化の軌道を頭に焼き付けていた。「横滑りのようなスライダーで、今までにはないような球だった。変化球が多いピッチャーだというのも分かった」と初対戦で感じた印象と球筋をインプット。「1度見たボールの軌道っていうのは自分の頭の中に残っているし、2回目以降は反応できる」。続く同点の7回、辛島との2打席目でスライダーをすくい上げるように捉えて、しぶとく勝ち越しの右前適時打を運んだ。「投手矢沢」としての考え方も頭を巡らせながら、2打席目に臨んでいた。「満塁だったので、打ち取る確率の高いボールを僕がピッチャーだとしたら選択する。三振を取られたボールと同じボールが来るのかなというのはあった」。思惑通り、2球で追い込まれた後の3球目、119キロのスライダーが投げ込まれた。オープン戦3試合で8打数5安打とコンスタントに結果を出しており、オーダーの大半を決めかねている新庄監督をさらに悩ませる存在になっている。新庄監督は「三振を取られたスライダーを振っていく。頭の良さもあるのかな」と絶賛した。野手としての開幕スタメン入りに手応えを得ている気持ちが、無意識に行動に表れることもあった。1日、チーム練習前に投手と野手、コーチ陣の3グループに分かれてエスコンフィールドを見学したが、本来投手組だった矢沢は野手組に交ざろうとしたという。「今は野手が一番(開幕スタメンに)近いところだと思う。野手として試合に出ることが多くて、意識してしまう」。卓越した洞察力を武器に、まずは野手として大成するつもりだ。【石井翔太】○...清宮が監督に感謝の2安打を放った。3点ビハインドの7回先頭で左中間二塁打で出塁。この一打が口火となり、この回一挙7点を奪い逆転した。2安打2打点に「5番という役目をまっとうしようと打席に入った」。前日の球団イベントで新庄監督が「(清宮が)ちょっと太ってきた」と発言したことに「キレがないように見えるのかも。そうやって名前を出してくれることが、うれしかった」と振り返った。

◆日本ハムのスタメンが発表。木村文紀外野手(34)が「1番・左翼」でリードオフマンを務める。

◆「8番・捕手」で先発出場の日本ハム・清水優心捕手(26)が0-4の五回、反撃のオープン戦1号2ランを放った。「結果を出すことだけに集中している。打つ方は1本出てよかったです」。2死一塁で迎えた第2打席。右横手投げの楽天・伊藤茉の初球132キロのスライダーを左翼席へ運んだ。2日のエスコンフィールド北海道で行われた紅白戦で〝新球場第1号〟を放った右打者は「反省する部分も含めて、次につなげていきたい」と前を見据えた。

◆「5番・一塁」でスタメン出場した日本ハム・清宮幸太郎内野手(23)が、新庄監督の言葉に発奮し、七回に1イニング2安打を放って2打点をマークした。新庄監督は前夜3日に開かれたパーティーで、「ベンチでボーッとしている時間が長いときがある」という理由から、3日時点では清宮を開幕スタメンに入れていないと発言。「ちょっと(体を)絞ってもらったら入ってくる」と条件を出した。そんな中、バットで結果を示した左打者は「(状態は)悪くない。キャンプからいろいろやってきて、ちょっとずつマッチしてきた」と納得の表情だった。

◆開幕投手に決まっている楽天・田中将大投手(34)が先発で4回1安打無失点。30日の開幕戦で対戦する日本ハム打線を封じ「ステップアップしたのを自分の中で感じることができた。非常にいい登板だった」と手応えを口にした。正確無比な制球は健在だった。一回はわずか6球で三者凡退。その後も最速148キロの直球や自慢のスプリットを丁寧に低めに集めた。安打は三回、今川に許した左翼線二塁打のみ。4回を40球で投げきり「ストライク先行で、球数も少なくアウトを重ねることができた」とうなずいた。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
300 1.000
(-)
-
(-)
22
(+9)
16
(+6)
4
(+1)
2
(+1)
0.320
(↓0.003)
4.000
(-)
1
(-)
巨人
300 1.000
(-)
0
(-)
15
(-)
8
(-)
1
(-)
2
(-)
0.292
(-)
1.000
(-)
1
(5↑)
ORIX
100 1.000
(-)
0
(-)
4
(-)
2
(-)
0
(-)
2
(-)
0.219
(-)
2.000
(-)
1
(6↑)
西武
100 1.000
(-)
0
(-)
4
(-)
1
(-)
0
(-)
3
(-)
0.250
(-)
1.000
(-)
5
(2↓)
広島
210 0.667
(↑0.167)
0
(↓1)
11
(+2)
8
(-)
0
(-)
2
(+1)
0.274
(-)
1.730
(↑0.92)
6
(3↓)
阪神
120 0.333
(↓0.167)
1
(-)
13
(+2)
14
(+4)
4
(-)
2
(+1)
0.243
(↓0.028)
4.500
(↑0.26)
6
(3↓)
DeNA
120 0.333
(↓0.167)
1
(-)
9
(+1)
13
(+4)
1
(-)
2
(+1)
0.204
(↓0.021)
3.120
(↑0.06)
6
(-)
ヤクルト
121 0.333
(-)
1
(↑0.5)
23
(+2)
23
(+2)
4
(+1)
6
(-)
0.259
(↓0.023)
4.750
(↑0.92)
9
(5↓)
ソフトバンク
010 0.000
(-)
1
(-)
0
(-)
2
(-)
0
(-)
0
(-)
0.172
(-)
2.000
(-)
9
(2↓)
中日
020 0.000
(-)
1.5
(↑0.5)
9
(-)
15
(-)
3
(-)
0
(-)
0.214
(-)
5.000
(-)
9
(2↓)
楽天
030 0.000
(-)
2
(-)
19
(+6)
27
(+9)
2
(+1)
3
(+1)
0.340
(↓0.007)
9.990
(↓0.07)