DeNA(★1対4☆)西武 =オープン戦1回戦(2023.03.04)・横浜スタジアム=
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西武
0020100014910
DeNA
0100000001510
勝利投手:田村 伊知郎(1勝0敗0S)
(セーブ:渡邉 勇太朗(0勝0敗1S))
敗戦投手:石田 健大(0勝1敗0S)
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◆DeNAは、先発・石田が4回2失点、2番手・平良が4回1失点。ローテーションの一員として期待される両投手が、まずまずの結果を残した。一方の西武は、2番手以降の7投手が無失点リレーを展開。救援陣がシーズン開幕へ向けて、順調な仕上がりを示した。

◆キャプテンのDeNA佐野恵太外野手(28)が、西武とのオープン戦前に行われた声出し解禁のセレモニーでファンにメッセージを送った。三浦監督、コーチ、選手がグラウンドに立ち、応援歌「勝利の輝き」が流れるスタンドを見つめた。「久しぶりにみなさんの声が聞けて、うれしいです。鳥肌が立ちました。今シーズンも熱い応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

◆DeNA佐野恵太外野手(28)が、西武とのオープン戦に「2番左翼」でスタメンに名を連ねた。2月26日の巨人とのオープン戦は足の張りで大事を取る形で欠場したが、今季初となる横浜スタジアムでの一戦で復帰した。足の張りで別メニュー調整だったトレイ・アンバギー外野手(28=マリナーズ3A)も、「5番DH」で実戦復帰した。

◆西武浜屋将太投手(24)が2回途中で降板した。1回を無失点に抑え、2回にDeNA大和の適時二塁打で先制点を許した。その後、8番戸柱にカウント2-0となったところで、豊田投手コーチとトレーナーがマウンドへ。豊田コーチらは1度は下がったものの、再び高めに続けて抜けてストレートの四球となったところで、浜屋が治療のために歩いてベンチへ。そのまま田村伊知郎投手(28)に交代となった。左足首を痛めての交代で、降板後はアイシングを行った。浜屋は19年ドラフト2位で入団し、今季でプロ4年目を迎える左腕。先発ローテーション入りを目指し、2月25日の今季初の対外試合となったロッテ戦(高知)でも先発を任されていた。先発左腕争いが激しくなる中で、今季からヒジを位置を少し下げたフォームに取り組んでいる。

◆「得点圏の鬼」が、健在ぶりを示した。DeNA大和内野手(35)が、今季の横浜スタジアム初得点をたたき出した。0-0で迎えた2回1死二塁、西武浜屋から右中間へ先制の適時二塁打をマークした。「得点圏にランナーがいたので、積極的に打ちにいきました。ランナーをかえすことができて、よかったです」この日の西武戦から、横浜スタジアムでの声出し応援が解禁。スタンドからは拍手とともに歓声が上がった。

◆西武外崎修汰内野手(30)がオープン戦初戦に幸先よい適時打を放った。初回こそDeNA石田のチェンジアップに空振り三振となったが、3回2死一、二塁で迎えた第2打席。今度は石田の直球をセンターにはじき返し、2点適時三塁打に。試合中、球団広報を通じ「児玉から始まって、つないでもらった打席だったので、いい形でランナーをかえすことができて良かったです」とコメントを寄せた。対外試合は3番でのスタメン出場が続く。森がFAでオリックスに移籍。好調の外崎が3番固定となれば頼もしい。

◆DeNA平良拳太郎投手(27)が、西武とのオープン戦に2番手で登板し、手術後初の横浜スタジアムのマウンドに上がった。5回から登板し、ドラフト3位ルーキー林の適時失策で1点を失ったが、4回を2安打1失点(自責0)に抑えた。平良は、21年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、横浜スタジアムでの登板は、21年3月20日のロッテとのオープン戦以来だった。

◆DeNAドラフト1位の松尾汐恩捕手(18=大阪桐蔭)が、西武とのオープン戦で横浜スタジアムデビューした。3点を追いかける9回2死一塁から代打で出場。「代打松尾」とコールされた瞬間、スタンドが沸く中で打席に立ち、西武渡辺の8球目の高めの変化球にバットが空を切り、空振り三振に倒れた。

◆西武がオープン戦初戦を逆転勝利で飾った。1点を追う3回、外崎修汰内野手(30)の2点適時三塁打で逆転。リリーフで登板した7投手がいずれも無失点で抑えた。今季から指揮をとる松井稼頭央監督(47)は「キャンプからやっていることを継続していくことが一番大事なので。何か特別なことはしてないですし、引き続き継続してやっていきたいです」と手ごたえを口にした。チームスローガン「走魂」も浸透し、この試合も3つの盗塁があった。途中出場の山野辺翔内野手(28)は2盗塁。「山野辺にしても川野にしても、しっかりやってくれている。ああいうプレーを自信にしてほしい。多少の失敗に怯むことなく」と評価。山野辺の5回の盗塁については「サインじゃないです」と、山野辺本人の判断だったことを明かした。

◆西武中村剛也内野手と栗山巧外野手の39歳コンビが、オープン戦初戦から元気な姿を見せた。この日の西武戦(横浜)から1軍に合流し、中村は5番DHで出場、栗山は中村の代打で登場。ともに2打席無安打ながら積極的にスイングし、一塁まで駆け抜け、松井監督も「しっかりと調整してくれています。ここからじゃないですかね」と開幕まで残り15試合でのアピールに期待した。現時点でポジションの確約はなくとも、2人の存在感は絶大だ。ともに1月に「40歳は節目とは思っていないので」と強調し、2月はB班高知キャンプで調整。前日3日には中村は所沢で若手に混じって打撃練習を、栗山は2軍戦で出場し、ともにこの日に駆けつけた。中村は通算454本塁打の、栗山は通算2086安打の、その先を目指す1年に。"真獅子の骨と牙"と呼ばれる2人が、若獅子たちと競い合う。

◆DeNA平良拳太郎投手(27)が、西武とのオープン戦に登板し、手術後初となる横浜スタジアムのマウンドで4回を1失点(自責0)に抑えた。5回から登板し、1イニング目に適時失策で1点を失ったが、2イニング目以降はテンポ良く、ボールをコーナーに集めた。「だんだん自分が思っているところに投げられた」と尻上がりに手応えをつかんだ。21年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、横浜スタジアムでの登板は同3月20日のロッテとのオープン戦以来約2年ぶりだった。さらにはこの日から横浜スタジアムでの声出し応援も解禁され、気持ちは高揚した。「久しぶりにここで投げますし、声援がこうやってあるのが久しぶりだったので、投げていて楽しかった」とかみしめた。2年ぶりの開幕ローテ奪取に向け、アピールした。先発で4回2失点だった開幕投手候補に挙がる石田とともに、三浦監督は「自分の特徴を出しながら、しっかり投げられていたと思います」と評価。平良は「治してくださった方々に感謝の気持ちを持って、結果を出していきたい気持ちが強いです」と開幕ローテへ思いを込めた。【久保賢吾】▽DeNA石田(先発し、4回を2失点) しっかり意図を持ったボールが投げられた。声出し、鳴り物が戻ってきて、プロ野球だなと。楽しかったです。○...足の張りで2月26日の巨人戦を欠場した佐野が、西武とのオープン戦でスタメン出場し、全快をアピールした。1回に左中間への二塁打を放ち、宮崎の中飛で三塁に進塁した。同じく、足の張りで別メニュー調整だったトレイ・アンバギー外野手(28=マリナーズ3A)も「5番DH」で実戦復帰し、二塁打をマーク。三浦監督は「全然問題ないし、心配してないです」と話した。

◆DeNA三浦大輔監督(49)が、アピール不足の若手に苦言を呈し、奮起を求めた。今季初めて、横浜スタジアムで行われた西武とのオープン戦は5安打1得点と打線が沈黙し、西武に敗戦した。試合後、三浦監督は「森も状態はいいですし、佐野、宮崎、ソト、アンバギー、大田泰示も大和もその辺はね、心配してないです。それ以外の若手の打撃陣がアピール不足だなと思って、見てますけど。その辺は寂しいかなと思って、見てます」と話した。今季は、春季キャンプ中の練習試合を含む対外試合で1勝7敗1分け。三浦監督は練習試合、オープン戦はさまざまなオプションを試し、各自が調整することを重要視し、勝敗には固執することはなかったが、若手野手のアピールを期待した。

◆DeNA三浦大輔監督(49)が、西武とのオープン戦で横浜スタジアムでの声出し応援が解禁され、胸を熱くさせた。試合前のセレモニーでコーチ、選手とともにグラウンドに立ち、応援歌「勝利の輝き」が流れるスタンドを見つめ「あの景色、声、グッとくるものがありましたね。戻ってきたなというところでね。やっぱりいいですね、良かった」と笑顔で話した。先発した石田は「声出し、鳴り物が戻ってきて、やっぱりプロ野球だなと。楽しかったですし、ファンの方も楽しそうだなと思って投げられた」とかみしめた。

◆開幕1軍とその先をつかむべく、西武川野涼多内野手(21)が駆け回っている。3回、安打を放った2番マキノンの代走で登場。3番外崎が3球目をセンターへの三塁打にし、一気に本塁まで駆け抜けた。「塁上にいる時間、短かったので、逆にすぐホームに還れてよかったと思います」まだ走る。5回、DeNA平良の内角に入ってくる球を器用に引っ張り、右翼線二塁打とした。まだまだ走る。三塁を守る7回、三塁側西武ベンチ前へ舞い上がったファウルフライ。勢いよく駆け寄って、ベンチぎりぎりで好捕した。途中出場でも力を出す。「常に準備しているので。ベンチ裏でも、練習中からも。しっかり準備した中で。今は特にそれを心がけているので」。A班キャンプで2月が始まり、中村らベテランが合流した今も1軍に食らいつく。9回2死三塁。打席には1番川越が立つ。川野は次打者。アピールする立場。やはり、願ったか。「もちろんですよー。もちろん、回ってきてと。チャンスで回ってこいと。そうしたら、川越さんがタイムリー打ってくれて、なおも2アウト一塁。とにかくつなごうと」初球のスライダーを見送り先手を取られたが、その後4球連続ボール球。四球で歩いた。自身を「すぐ入り込んじゃうので」と分析する。若手にとっては、願ってもないチャンスが回ってきた。しかし、気持ちを抑え、1球も振らなかった。「とにかくつなごうと。欲を出しすぎず。甘いボールを来たら捉えようと。そんな追い込まれずに、いい意味で気軽にいけたかなと思います」両打ちのショートとして九州学院(熊本)から入団し、4年目を迎える。内野を守る山川、源田、呉念庭がWBC代表で不在の中、首脳陣に自分を見せる最大のチャンスにある。「とにかくガムシャラにやることが若手の仕事かなと思うので。それが今はできているのかなと。この気持ちを忘れずに戦っていきたいなと思います」7回のファウルフライを好捕すると、ちょうど目の前にスイッチヒッターの大先輩、松井稼頭央監督(47)がいた。グータッチを求められた。【金子真仁】

◆西武のドラフト6位、児玉亮涼内野手(24=大阪ガス)はファインプレーで気持ちを楽にした。初のオープン戦。初めての横浜スタジアム。2万人以上の声出し応援。そんな球場のほぼ真ん中近く、ショートを守る。「応援の声が大きくて、手拍子もありますし。味方ももちろんですけど、相手も一体感あるなと感じました。初めの方は緊張してたんですけど、初回に打球が飛んできてくれてリラックスできて」初回無死、DeNA1番森がフルカウントから三遊間に飛ばした。逆シングルで踏ん張って、一塁に投げる。間一髪アウト。前日、WBC強化試合で先輩の源田が見せたようなプレーだった。試合に入りたての先発浜屋を助けた。「ちょっと、ショートに来そうだなっていうイメージはできていたので。準備できていたプレーかなという感じです」初回に失策した試合もある。「全集中というか、この前よりもより大事にしていこうと思って」。終わってみれば9イニングで1失点。児玉の出だしの好守は大きかった。九州、関西でプレーしたアマチュア時代。横浜スタジアムの人工芝に初めて踏み入れた。「打球が死ぬ時もあれば、勢いよく刺さってくるところもあったので。打球によって併用していかないといけないと思いました」リーグが違い、そう多くプレーする球場ではない。しかし「初めてプレーする球場もたくさんありますし、1年間を通して、球場だったり、そういうプロ野球に慣れるのが一番大事になってくると思います」と話す即戦力ルーキーにとって、1試合1試合が大きな学びだ。松井稼頭央監督(47)も「あそこで守ってもらえるのは投手もリズムに乗っていける。本人も声援の中で緊張感あったと思いますけど。ショートだけでなくどこでも守れる。走れる。順調に来ていると思います」と頼もしそうに話していた。【金子真仁】

◆DeNA・三浦大輔監督(49)が4日、西武とのオープン戦(横浜)の試合前に報道陣の慣例の囲み取材に対応。中日からトレードで新加入の京田陽太内野手(28)の一塁での起用について「何かあったときのために、そういうこともあるかもしれないと。そういうときのために練習してもらっています」と有事に備えていることを明かした。この日も打撃練習の合間に、本職の遊撃だけではなくファーストミットを手に一塁でもノックを受けた。指揮官は「公式戦でいきなりというわけではなく、(オープン戦で一塁守備に)就く可能性はあります」と語った。

◆DeNAは、観客によるマスクを着用しての声援などが解禁となり本拠地で迎える初戦。試合前にセレモニーを行った。三浦監督をはじめ首脳陣、選手一同がグラウンドに整列。コロナ禍の苦労を振り返る特別映像が大型ビジョンに流れた後、スタンドのファンが応援歌「勝利の輝き目指して」「Fight Oh! YOKOHAMA」を大合唱した。選手を代表し、主将の佐野は「久しぶりに皆さんの声が聞けてとてもうれしいです。鳥肌が立ちました。今シーズンも熱い応援よろしくお願いします」とあいさつし、場内は大きな拍手に包まれた。

◆DeNA・石田健大投手(30)が先発し、4回5安打2失点、5奪三振で57球を投じた。「しっかり意図を持ったボールを投げられた。走者を背負ってからは、追い込んで三振を取ろうと決めて投げた球で三振を取れたのはよかった」と振り返った。最速は146キロをマークした。「力みもちょっとありましたし、タイプ的に140キロ台後半をバンバン投げるより、140キロ台前半でスピンを生かしてファウルを取る、という方が状態がいいと思うので、ちょっと出すぎているかなと思います」と語った。この日は、本拠地でマスクを着用しての声出し応援が解禁されて初めて迎えた一戦。「わくわくして投げている自分がいるなという感覚でいた。声出し、鳴り物が戻ってきて、久しぶりにやっぱりプロ野球だなと。投げながらビジターのファンの方たちが応援しているというのが、自分はすごく応援してもらっている風に投げられるので、いい緊張感で投げられた」と明かした。

◆DeNAのドラフト1位・松尾汐恩捕手(18)=大阪桐蔭高=が1―4の九回2死一塁の場面に代打で登場。本拠地デビュー打席は、西武・渡辺の速球に食らいついたが、空振り三振に倒れ試合終了となった。この日は、ハマスタでマスクを着用しての声出し応援が解禁されて初めて迎えた一戦。注目ルーキーに、横浜のファンの熱い声援が送られた。

◆キャンプから2軍主体のB班で調整していた西武の中村と栗山が1軍に合流して初出場した。チーム最年長39歳の同期入団コンビはともに2打席凡退。中村は指名打者で先発し三振、遊ゴロで「投手の球も見られたので徐々にやっていきたい」と泰然と話した。栗山は中村の代打から出場して左飛と三ゴロだった。「まだ実戦が少ないのでしっかり集中力を上げていく。やりたいことをしっかり打席の中でできるか、どういう反応が自分の中であるかの確認をした」と振り返った。

◆西武のドラフト6位ルーキー、児玉亮涼(りょうすけ)内野手(24)=大阪ガス=が「9番・遊撃」で先発出場し、三回のオープン戦初打席で左前打を放った。「素直にバットが出せた。これからも1打席1打席を大事にしていければいい」守備でも魅せた。一回先頭のDeNA・森の三遊間のイレギュラー気味に高く弾んだ打球を逆シングルで好捕して一塁へ送球。身長166センチの小兵ならではの俊敏な動きで、「初回は全集中で入っていた。ショートに来そうだなというイメージがあったので準備はできていた。多少の緊張感もあったが、初回にボールが飛んできてくれたおかげでリラックスできました」と振り返った。名前は「亮涼」ながら、チーム内での愛称は「ジョージ」。その理由について「僕、サル顔なんで‥。山野辺さんらには『ジョージ』と呼ばれています。それに、僕も『おさるのジョージ』が好きなんで」と照れながら説明。世界中で親しまれてきた絵本をモーチーフに製作されたNHKテレビアニメのファンだという。そんな〝ジョージ〟に松井稼頭央監督(47)も「ナイスプレーをしてくれた。ショートだけでなくサード、セカンドとどこでも守れるし、どの場面からでも走れる。(開幕1軍に向けて)しっかりとアピールしてくれている。順調ですね」と目を細めていた。(東山貴実)

◆日米通算465盗塁をマークした西武・松井稼頭央新監督(47)のもと、今季はチームスローガンに「走魂(そうこん)」を掲げるチームが、オープン戦初戦で3盗塁を決めた。昨季はリーグワーストのシーズン60盗塁。キャンプ初日の2月6日にいきなり野手は115メートル走を8本こなした。二回に渡部、五、八回に山野辺が二盗を決め、松井監督は「オープン戦だからといって特別なことをやるわけではない。キャンプからやってきたことを継続するのが一番大事」とご満悦だった。

◆DeNAは本拠地オープン戦初戦に敗れた。三浦大輔監督(49)は試合後「森も状態はいいですし、佐野、宮崎、ソト、大田泰示もいいですから、その辺は心配していないです。それ以外の若手の打撃陣がアピール不足だなと思ってみていました。そのへんはちょっと寂しいかなと思います」と主力以外の選手に苦言を呈した。

◆足の張りで2月26日の巨人とのオープン戦(那覇)を欠場したDeNA・佐野恵太外野手(28)が「2番・左翼」で復帰。1打席目にいきなり左中間を真っ二つに破る二塁打を放った。「何も問題なくプレーできているので、これからしっかり状態を上げていきたい」と語った。この日は、本拠地でマスクを着用しての声出し応援が解禁されて初めて迎えた一戦。実は自身の応援歌もハマスタでファンによる合唱は完成後初めて。「今まで音しかなかったので、実際にスタンドのファンの声を聞けて新鮮だった。鳥肌が立ったし、喜びを一緒に分かち合いたいと思った」と決意を新たに。「Shiny Road」を果敢に突き進む。

◆DeNAのドラフト1位・松尾汐恩捕手(18)=大阪桐蔭高=が1―4の九回2死一塁の場面に代打で登場。本拠地デビュー打席は、西武・渡辺の速球に食らいつきファウルで粘った末に8球目。変化球に空振り三振に倒れ、試合終了となった。初のハマスタでのプレーに「景色が良かった」と振り返り「新人だからという見方もあるけど、チームとして自分も貢献しようと思った。(この経験は)自分の中でもプラスになったし、自分の財産になる」と語った。この日は、ハマスタでマスクを着用しての声出し応援が解禁されて初めて迎えた一戦。注目ルーキーに、横浜のファンの熱い声援が送られた。三浦監督も「声援も大きくて、人気あるなあと思いながら見ていましたけど、よく粘ったと思います。ハマスタでああいう雰囲気の中で打席に立てたということで、また一歩前進かなと思います」と語った。

◆横浜に戻った声援とともに、DeNA・平良拳太郎投手(27)が714日ぶりにハマスタのマウンドに帰ってきた。右肘の靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を乗り越え、2021年3月20日以来の本拠地登板で4回2安打1失点(自責点0)。「久しぶりで、投げていて楽しかった」と胸をなでおろした。五回から2番手で登板。昨季から土が変わったマウンドに苦戦し、1イニング目は味方の失策も絡んで失点したが「いつもより長めに右脚に(体重を)乗せるイメージと骨盤の返し方」を意識し修正。六回は三者凡退に仕留めるなど、以降は無失点と持ち前の修正力の高さを見せた。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
300 1.000
(-)
-
(-)
22
(+9)
16
(+6)
4
(+1)
2
(+1)
0.320
(↓0.003)
4.000
(-)
1
(-)
巨人
300 1.000
(-)
0
(-)
15
(-)
8
(-)
1
(-)
2
(-)
0.292
(-)
1.000
(-)
1
(5↑)
ORIX
100 1.000
(-)
0
(-)
4
(-)
2
(-)
0
(-)
2
(-)
0.219
(-)
2.000
(-)
1
(6↑)
西武
100 1.000
(-)
0
(-)
4
(-)
1
(-)
0
(-)
3
(-)
0.250
(-)
1.000
(-)
5
(2↓)
広島
210 0.667
(↑0.167)
0
(↓1)
11
(+2)
8
(-)
0
(-)
2
(+1)
0.274
(-)
1.730
(↑0.92)
6
(3↓)
阪神
120 0.333
(↓0.167)
1
(-)
13
(+2)
14
(+4)
4
(-)
2
(+1)
0.243
(↓0.028)
4.500
(↑0.26)
6
(3↓)
DeNA
120 0.333
(↓0.167)
1
(-)
9
(+1)
13
(+4)
1
(-)
2
(+1)
0.204
(↓0.021)
3.120
(↑0.06)
6
(-)
ヤクルト
121 0.333
(-)
1
(↑0.5)
23
(+2)
23
(+2)
4
(+1)
6
(-)
0.259
(↓0.023)
4.750
(↑0.92)
9
(5↓)
ソフトバンク
010 0.000
(-)
1
(-)
0
(-)
2
(-)
0
(-)
0
(-)
0.172
(-)
2.000
(-)
9
(2↓)
中日
020 0.000
(-)
1.5
(↑0.5)
9
(-)
15
(-)
3
(-)
0
(-)
0.214
(-)
5.000
(-)
9
(2↓)
楽天
030 0.000
(-)
2
(-)
19
(+6)
27
(+9)
2
(+1)
3
(+1)
0.340
(↓0.007)
9.990
(↓0.07)