日本ハム(☆8対6★)阪神 =オープン戦1回戦(2023.02.26)・タピックスタジアム名護=
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  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神
3 1 0 0 1 0 0 1 0 6 12 1 3
日本ハム
1 1 1 0 0 1 3 1 X 8 11 1 3
勝利投手:金村 尚真(1勝0敗0S)
(セーブ:石川 直也(0勝0敗1S))
敗戦投手:K.ケラー(0勝1敗0S)

本塁打
【阪神】渡邉 諒(1号・2回表ソロ),井上 広大(1号・5回表ソロ),原口 文仁(1号・8回表ソロ)
【日本ハム】矢澤 宏太(1号・1回裏ソロ),清宮 幸太郎(1号・6回裏ソロ),万波 中正(1号・8回裏ソロ)

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◆阪神は、3番に座った森下がオープン戦初安打を放つなど3安打をマーク。対する日本ハムは、1番で出場した矢澤が先頭打者本塁打を含む2安打の活躍。大きな期待を背負う両軍のドラフト1位ルーキーが、持ち前の打棒を見せつけた。

◆阪神と日本ハムのスタメンが発表された。打順では、ドラフト1位の森下翔太外野手(22=中大)が「3番右翼」と3番で初めてスタメン入り。4番大山悠輔内野手(28)、5番佐藤輝明内野手(23)の「ドラ1クリーンアップ」でオーダーされた。先発は今季初実戦となる西勇輝投手(32)が先発する。後続はスロー調整の新助っ人ブライアン・ケラー投手(28=レッドソックス3A)、ジェレミー・ビーズリー投手(27=パイレーツ3A)、来日2年目のカイル・ケラー投手(29)が登板予定。

◆日本ハムが開始早々、アクシデントに見舞われた。 1回2死一、二塁、阪神佐藤輝の打球を追っていた中堅の浅間大基外野手(26)が、右中間フェンスに激突し、負傷交代した。代わって入ったのは、相手の阪神から加入した江越大賀外野手(29)。「センター江越」のアナウンスが響くと、古巣阪神ファンが集まる三塁側スタンドからは大きな拍手がおくられた。【オープン戦】日本ハム-阪神スコア

◆日本ハムの「二刀流」のドラフト1位矢沢宏太投手(22=日体大)が先頭打者初球本塁打を決めた。1番右翼でスタメン出場。1回、阪神西勇の初球142キロのシュートを右翼スタンドまで運んだ。25日の楽天とのオープン戦では、初打席で初安打初得点をマークするなど3打数2安打2得点でサヨナラ勝ちに貢献。この日は先頭打者として初球本塁打と、連日のアピールを続けている。

◆阪神佐藤輝明内野手(23)が初回に滞空時間の長い三塁打で先制点を挙げた。ドラフト1位森下翔太外野手(22=中大)のオープン戦初安打などで迎えた1死一、二塁。カウント1-1からの変化球を捉えた。高く上がった打球はそのまま伸びて、右中間フェンスへ。走者2人を生還させた。この日は「5番右翼」で出場。3番森下、4番に大山が入る「和製クリーンアップ」が、初回から早くも機能した。

◆昨年10月のトレードで日本ハムから加入した阪神渡辺諒内野手(27)が、古巣から本塁打を放った。この日は「2番・二塁」で出場。初回、相手先発左腕の根本の136キロ直球をはじ返し、左翼前へ。2回に早くも2打席目が回ると、101キロの変化球を左翼スタンドへ運ぶソロアーチ。2回で早くも2安打を記録した。今季から二塁を守る中野拓夢内野手(26)は侍ジャパンに選出。「左キラー」として期待のかかる右打ち内野手が、猛アピールを続けている。

◆日本ハムの先発、根本悠楓投手(19)が、4回を投げ8安打4失点と課題の残る結果となった。1回1死から連打を浴び、2死一、二塁で阪神佐藤輝に三塁打を浴びると、続くミエセスにも左前適時打を浴び、いきなり3失点した。2回も1死から渡辺に左越えソロを浴び4点目を献上。3、4回は走者を出すも無失点で抑え、2番手の井口に継投した。

◆阪神西勇輝投手(32)が順調に調整を進めている。日本ハム戦に先発し今季実戦初登板。2回を投げ新人矢沢に先頭打者本塁打を浴びるなど2失点したが、初登板で「内角を使わない」ことを意識したマウンドだった。そのうえで「インコースがすごい大事やなっていうのが確認できた」と内容に満足げだった。オフのウエートトレの成果か「今の時期には自分ではあり得ないスピード」という最速143キロ(球場表示)もマーク。開幕ローテへ万全の状態で向かう。○...小幡の痛い悪送球で追加点を許した。1点リードの7回1死一、二塁。元同僚江越の左翼線二塁打で、一塁走者は一気に本塁へ。遊撃の小幡は左翼井上からボールを受け、バックホーム。しかし送球はランナーに当たり、ホームの後方へ転がった。カバーに入ったK・ケラーが送球するも間に合わず、俊足江越も一気に本塁生還。ワンプレーで厳しい2点ビハインドとなった。○...佐藤輝がマルチ安打を放った。「5番三塁」で出場。初回2死一、二塁の第1打席で先発根本の変化球を捉えて右中間フェンス直撃の先制2点三塁打を放った。7回の第4打席も金村の直球を詰まりながら中前へ。春季キャンプ最後の実戦をマルチ安打で締めくくり「しっかり振れたのでよかった。しっかり調整して、(3月の)オープン戦へ準備していきたい」と振り返った。○...ノイジーが回復へ向け、打撃練習を続けている。左腰の張りを訴え、16日から別メニュー調整中。23日から始まった第6クールからティー打撃を再開している。岡田監督は3月上旬以降まで経過を見ていく方針。沖縄・宜野座で練習した助っ人は「順調にきている。1日も早くというつもりでいるが、チームの方針もあるので話し合いながらやっていきたい」とコメントした。

◆日本ハムのドラフト1位矢沢宏太投手(22=日体大)が先頭打者弾を放った。初の1番起用となったオープン戦で阪神西勇の初球を右越えへ運んだ。初の右翼守備も無難にこなして3打数2安打1打点で、対外試合は通算13打数9安打4打点。新庄監督も「12打数13安打?」と混乱するアピールぶりで、7割近い打率を残した。初キャンプでの実戦は、これで終了。開幕スタメンへの前進は止まる気配がない。新二刀流が、先制パンチでスタンドの度肝を抜いた。初めて「1番右翼」で先発出場。3点を追う1回、初球だった。阪神西勇のシュートを捉え、打球は右翼ポール際へ吸い込まれる先頭打者アーチとなった。「ちょっと(バットの)先っぽで切れるかなと思ったけど、そのまま入ってくれた」。先頭打者弾は大学1年の秋に2度記録。初球は人生初だった。3回の第2打席でもB・ケラーから右前打を放ち、暴投で俊足を飛ばして生還するなど、3打数2安打1打点2得点。対外試合の通算成績を13打数9安打4打点とし、新庄監督が「12打数13安打?」と大混乱に陥る活躍ぶり。指揮官は「プロの球を1年目からは、そうは打てない。(打順)1番でテストして、いきなり初球(を本塁打)。ビックリしました。積極性がいい。チームを乗せる」と大満足だ。矢沢本人は、新庄監督から授かった言葉を肝に銘じている。「大学の時はお山の大将でやってきたんでしょ? プロでも、その気持ちを大切に持ち続けた方がいい。(周囲の選手を)すごいなって思ったら終わりだよ」。日常生活は謙虚に、プレーでは自信を持ってガツガツと。"一流の精神"を学び、ヒットを量産している。「取材されなくなったら悲しいので、毎回活躍したいと思います」と矢沢。ルーキーに引っ張られた打線は、オープン戦で2戦連続、逆転勝ち。「アピールがひどすぎるね、みんな」と、うれしい悲鳴を上げた新庄監督だが、その中心には間違いなく背番号12がいる。【中島宙恵】<矢沢の今キャンプ打撃成績>1日・紅白戦 「2番DH」で2打数無安打。途中から右翼守備をこなす5日・紅白戦 「2番DH」で先発し4打数無安打。犠飛で打点111日・紅白戦 「1番DH」で先発し4打数1安打。実戦9打席目の初安打は田中正からの投手強襲安打12日・練習試合楽天戦 代走での途中出場から2打数1安打。初の対外試合で盗塁を決め、ホームも踏んだ14日・練習試合楽天戦 代打で松井裕から右翼後方の防球ネットに当たる2ラン本塁打19日・練習試合楽天戦 「2番DH」で適時打を含む3安打をマーク。内角球をさばき、すべて右前に放った21日・練習試合中日戦 試合前にブルペンで投球練習した後、7回に代打出場し1打数無安打25日・オープン戦楽天戦 「2番DH」で3打数2安打2得点※すべて2月○...万波が阪神とのオープン戦で今季対外試合1号を放った。8回先頭で二保の143キロ直球を右中間に運んだ。実戦での安打は、19日の楽天戦以来5試合ぶり。「自分では納得いく打席は多くても、アピールにつながっていない。ここからもっと、結果もともなっていかないと。スタメンの数を増やしていかないといけない」と気を引き締めた。○...開幕ローテ入りを狙う高卒3年目左腕の根本が、4回8安打4失点と課題を残した。立ち上がりの1、2回で4失点し「初回の入りが悪い。その後は修正して抑えられたが」と反省。加藤投手コーチは「ボールのキレさえ戻れば十分に先発で期待できる投手の1人。これからもローテで回しますけど、もう少し状態を上げないといけない」と話した。○...ドラフト2位の金村尚真投手(22=富士大)が6回から3番手でオープン戦初登板し、2回2安打無失点に抑えた。21日の中日との練習試合は、9回に登板し2安打2失点も、この日は6、7回ともに走者を出したが、いずれも併殺で切り抜けた。キャンプは27日が打ち上げ。「(同期の)矢沢も奈良間も結果を残してますし、取り残されないように」と強い口調で話した。

◆阪神渡辺諒内野手が新庄監督に恩返しのオープン戦1号だ。昨年まで所属した日本ハム戦に先発し、初回に左安打。2回には根本の緩いカーブをうまく左翼席に放り込んだ。第1ストライクから打ちに行く姿勢は新庄監督の教えでもある。「本当に古巣相手に打てたのはよかった。新庄さんに言われていたことをしっかり目の前でできた。ファイターズ時代のファンの人も見に来てくれていたと思うし、打席で拍手もしてくれた。9年間お世話になった場所に帰ってきて、打てたのはうれしかったです」と素直に喜びを表現した。

◆汚名返上の一撃だ。日本ハム清宮幸太郎内野手(23)が、阪神戦の6回1死、オープン戦1号となる右越えソロを放った。前日25日の楽天戦では、6回無死満塁の好機で見逃し三振に倒れ、直後に途中交代。キャンプ中最後の実戦で鬱憤(うっぷん)を晴らし「沖縄で打って帰りたかった。やっぱり気持ちいいですけど内容が大事。結果も内容もともなってくれば」と、さらなる進化を見据えた。原点回帰が実った。阪神ビーズリーの難しい内角高め152キロ直球をとらえ、右翼席へ運んだ。「ちょっと(バットを)寝かせてみたりしましたけど、きょうは普通にいきました。昨日の試合後に元の感じで打ったら、すごく良い感じになっていた。練習は矯正しながら打って、試合は普通にいこうかなと」と振り返った。25日の試合後、新庄監督は打撃フォーム変更を試みる清宮について「変えた時はいいけど続かない。これって決めたことをずーっと続けてやってほしい」と指摘。ボスの教え通り、まずは「幸太郎オリジナル」に立ち返り、オープン戦1号につなげた。キャンプは27日に打ち上げ予定。3月1日からは新球場エスコンフィールド北海道で調整する。14日にはこけら落としとなる西武とのオープン戦もある。「全部が楽しみ。音響だったり電光掲示板がどんな感じなのかとか、演出とか。その辺はまだ見てないので」。南国でつかんだ手応えを、新時代を彩る糧にする。【永野高輔】○...江越が古巣阪神相手に逆転打を放った。1回に浅間の負傷交代で急きょ途中出場。1点を追う7回1死一、二塁で、左翼線に2点適時二塁打を放つと、送球ミスなども重なり自身も生還した。前日25日の練習前に新庄監督から打撃面でアドバイスを受け「右足を後ろに引きすぎると。ぶれたり引っかけちゃうので、そこを意識してバッティングしたら感覚が良かった」と効果を口にした。

◆阪神ドラフト1位森下翔太外野手(22=中大)が26日、球団では21年佐藤輝以来となる新人オープン戦の猛打賞を記録した。日本ハム戦(名護)に「3番右翼」で出場。4番大山、5番佐藤輝と初の「ドラ1クリーンアップ」を組んで右へ左へ快音を連発した。チームが昨季苦しんだ左投手に対して9打数4安打で4割4分4厘と相性抜群。岡田監督待望の右打ちスラッガーがまた1歩、開幕スタメンに近づいた。3番森下がいきなり輝きを放った。初回1死一塁。カウント1-1から左腕根本の直球に反応した。「後ろにチームの核である大山さん、佐藤輝明さんがいるので『つなげる3番』で打席に入りました」。135キロを右前に運びチャンスメーク。続く5番佐藤輝が右中間フェンス直撃の三塁打で2点を先制。ルーキーが有言実行の一打で先輩の適時打を呼び込んだ。まだまだ止まらない。第2打席は内角直球に反応し、左前打。第3打席も痛烈な打球を中前に飛ばすなど、右へ左へ広角に打ち分けた。「1本出たことはほっとしてますけど、長打がまだ出てない。チームが負けてしまったので、今は悔しい」。慢心せず、持ち味の長打力を見せていくことに重点を置く。チームは昨季、相手左腕の先発試合は借金10だ。背番号1はここまで中日のエース格・小笠原撃ちなど、左投手に対し、9打数4安打、打率4割4分4厘。森下自身は「右投手からはまだいい当たり止まりなので、両投手に対応できるところをアピールしたい」と貪欲だが、岡田監督も熱望する左キラーの存在は貴重な戦力に違いない。これまでも森下の「3番右翼」構想を口にしていた岡田監督は「完璧にポジションとったわけではないけどな。(左腰の張りで別メニュー調整中の)ノイジーが帰って来たらあれやけど、可能性がないわけではない」とさらに踏み込んだ。今後は右、左投手関係なく打席に立たせていき、シーズンへ向け場数を踏ませる。同じドラ1にも刺激を受けた。日本ハムの1番には同じルーキー矢沢がいた。西勇の外角のシュートを強振し、森下が守る右翼方向へ豪快に放り込んでいた。2人は大学日本代表のチームメートだった関係性。「長打もあるので相手にしたら嫌な存在だなと感じた」と目の前の放物線に触発された。オープン戦2試合で7打数3安打、4割2分9厘と近本と並び打率チームトップ。確かな手応えに森下は「どこを任されても打つ気でいる」とキッパリ。開幕スタメンへ、貪欲に結果を求める。【三宅ひとみ】○...原口文仁内野手が集中力を発揮した。8回、代打で登場すると福田の低め直球をすくい上げる左越えアーチ。岡田監督に代打の切り札に期待される男がオープン戦1号で貫禄を示した。「うまく仕留められました。風にも助けられて飛びましたね。練習もしっかりできたし、いい1カ月だった。オープン戦でもしっかり体調管理して続けていきたいです」と充実の表情だった。

◆阪神がオープン戦2試合目で初黒星。ドラフト1位森下翔太外野手(22=中央大)が3安打をマーク、ポジションを争う井上広大外野手(21)がアーチをかけるなど期待の若手が結果を残し、岡田彰布監督(65)も高評価だった。一問一答は以下の通り。(試合前に)-梅野が試合に同行しなかった「昨日の練習中にな。三塁からの送球でや。昨日のうちに病院に行って検査したけど、何もなかったみたいやわ。そんな大したことないよ」(試合後に)-右打者が活躍「別にそらあ、なあ。やってきたことが出てるから、もう普通やわ(笑い)」-3安打の森下は3番候補という話もしていたが「まあ、今日は(相手が)左やったからな。ミエセスもどうなるかわからんし、1打席でも多く回るようにな。(沖縄で)最後やしな、実戦な」-実戦での森下の打撃「いやいや、まあ、これからやけどな。これがまた、いろんな投手に当てて、左だけじゃなしに、右のときにも出したりしていくよ。そらあ。まだな、そないして完璧にポジションをとったいうわけではないけどな。そらあ、板山も調子いいし。まだまだそれはもっと先やけど、出すたびにいい結果が出ているから。もっと慣れというかな。いろんな投手に当たって、経験していったらいいと思うよ」-森下に3番の適性は「いやまあ、ノイジーが帰って来たらな。そのへんはまたあれやわ、うん。可能性がないわけではないと思うよ。ノイジーもな、甲子園に帰って徐々に出られるようになるから。そのへんとの兼ね合いやな」-井上は直球を打った「フリー打撃からものすごくいい感じで打ってるから。最近なあ。何かつかみかけているかもわからんな」-大山は2月中、結果が出なかった「ははは、沖縄、ノーヒットで帰るなあ。1本くらい打って帰れって言うとったのに、1本も出んかったな(笑い)」-日本代表の鈴木誠也が故障「え、そうなん? ケガしたん。それで?」-近本に打診とかは「そんなん何も。まだ何も聞いてへんよ。鈴木誠也、無理なんか」

◆阪神がオープン戦2試合目で初黒星。ドラフト1位森下翔太外野手(22=中央大)の3安打など打線が活発な一方、新外国人3投手がそろって失点した。岡田彰布監督(65)は「日本をなめたらあかん」と切り捨てた。一問一答は以下の通り。-ミエセスは追い込まれてからヒット「初めて変化球が当たったな。この間はもう、くるくる回ってたけど。まあそれも日本の投手の特性を徐々につかんでいってな。おーん。そういうまっすぐばっかりじゃないというのをな」-走塁も意欲的だった「最初は走らさんかったけど、井上が三振あるかもわからんと思ったからな、でも坂本は当てよるからな。ある程度な」-外国人でも、そういうところをやっていく「おーん、枠はあるからな。いっぱいありそうやな、外国人の枠」-今日は外国人投手3人が...「いやあ、やっぱり見ての通りよ。はっきり言うてな。日本の野球をなめたらあかんよな、おーん。もうずっと(2月)半ばくらいから、言うても、そんな投げてないやんか。結局は、言うても投げへんねんからしょうがないわな」-B・ケラーは「うーん、坂本に聞いても全然ボールも来てないみたいやし。ケラー・ケラー(ケラー2人)はあんなんやろ、結局は。(カイル・ケラーは)そんな厳しい場面では投げられへんよ、オレもブルペン見とっても怖いもん。なんて言うか、力任せやな。1、2、3、1、2、3で投げるからな。棒球やからな。スピードの数字じゃないよ。真っすぐのキレがないわな。とにかく腕を振ってガンガン、ボンボン投げてるだけになるもんな。打者からしたらベースの上ではそんなボール来てないと思うよ。スピードガンの数字の感覚から言うてな」-ビーズリーもスピードは出ていたが「ビーズリーの方がまだちょっとマシやったやんか。あのスライダーはいけるなと思ったけどな」ー直球が指にかかった時は良い「かかった時はな。おーん」-152キロでも本塁打を打たれた。日本のレベルも体感「そんなん、キャンプ中盤くらいに通訳から言うてあるのに。なめとったらアカンよって。日本の野球を」-そのあたりがハマってくれないと計算が「まあ計算ちょっと狂うわな。そら新しく取ってきた外国人やからな。またちょっとな、考えなあかんかもわからんわ。あの状態じゃなあ。(関西に)帰って寒いのに、上がってきそうにないと思うで。普通に考えてもな」-3月は状態上げさせるために何かやらせる「いやいや、助っ人やから。こっちで育っていくんちゃうで。だから、日本の野球はこんなんやって、もうそれは当然分かってるはずと思うしな。今のままじゃ誰が見てもしんどいわなあ」-先発投手はどのぐらい時期に5~6人の枠を「まあ、6~7で言うてあるんやけどな。6人目はちょっと分からへん状態。それはまあ投げてからよ。そのあとな、うん。重複して投げる時もあると思うしな、先発が1試合でな」-抑えはどれぐらいの時期に固めたい「まあそれは湯浅が(WBCに)行ってるからな、はっきりは順番決められへんわ。開幕からは」-以前から湯浅はいないものとして考えると「まあ浜地なんかまだ普通に投げとるからな、そのへんはまあ、ちょっとこれからな。まあ、これで終わりじゃないからな。(外国人投手は)そら投げさすことは投げさすけど、いい結果が出るような感じじゃないわな、今日の感じじゃ」-以前は湯浅がいない間は、K・ケラーとビーズリーをと言っていたが「まあ、そら普通に考えたらそうやろ。そういう形で取ってるわけやからな。普通に考えたらそうやけど、やっぱりブルペンとかのボールとか見てたら...なあ。しんどいなあとは思ってたよ。おーん。実戦でちょっと違うとこを見せてくれるかなあとね。今日なんかは特に3人投げるわけやからな、おーん。やっぱりブルペン、そのままやんなあ。そらやっぱり、投げんとなあ。もう、ずっと言うてるやんか」

◆文句無しの1発! 阪神井上広大外野手(21)が日本ハム戦(名護)で、中堅越えソロ本塁打を含む2安打を放ち、岡田監督の期待に応えた。高く高く上がった打球が、元同僚江越の頭上を越えた。カウント1-2からの4球目。相手投手井口の148キロ直球を豪快にたたいた。「真っすぐに合わせていた。変化球は対応という形にしてたので、それが良い形になった」。対外試合3本目のアーチ。名護に詰めかけた虎ファンもドッと沸いた。注文通りの1発だった。19日の練習試合サムスン戦では緩いボールを満塁弾に。指揮官は打撃を認めつつ「速い直球を1発で仕留めてくれたら言うこと無い」と、さらなる要求を与えていた。この日は指令通りの速球打ち。「フリーバッティングからものすごくいい感じで打ってる。最近な。何か、つかみかけてるかも分からんな」と目を細めた。初回にも146キロの直球を右翼前へ。2本の安打はともに打ち損じ無く、一振りで仕留めた。「1球で仕留められているのが1番の要因。凡打している打席は1球ファウルにして、難しい球に手を出してやられている。1球で仕留めるところを確率良くやっていければ」。狙いを絞り、一振りの正確性を高めていく。11日の紅白戦から、実戦成績は計18打数7安打10打点。激しい外野争いの中、1歩も引かずに結果を残し続けている。「1日1日が勝負。試合があれば1打席1球の結果で変わってくる。準備を大切にしてやっていければと思ってます」。目標の開幕定位置へ、次の1打席に集中する。【波部俊之介】

◆阪神岡田彰布監督(65)が、助っ人右腕トリオに怒りを爆発させた。26日オープン戦日本ハム戦(名護)にブライアン・ケラー投手(28=レッドソックス3A)、ジェレミー・ビーズリー投手(27=パイレーツ3A)、2年目のカイル・ケラー投手の3人を今季初実戦登板させた。だが、全員そろって失点し、内容もさっぱり。指揮官は「いやあ、やっぱり見ての通りよ。はっきり言って。日本の野球をなめたらあかんよな」とあきれかえった。先発候補のB・ケラーは3回から登板し、いきなり安打と死球で一、二塁とピンチ。1死一、三塁、4番野村の場面では初球に江越に簡単に二盗を決められ、2球目に暴投で1点を失った。2回1失点。岡田監督は「もうずっと(キャンプ)半ばから言うても、投げへんねんからしょうがないわな。全然ボール来てないみたいやし」と、投げ込み不足と指摘してもスロー調整を続ける右腕に厳しかった。B・ケラーも「直球の出来は5割程度。球威、制球とも物足りないのでもっと練習したい」と、ようやく現実を受け入れた。本来の抑え湯浅がWBCに参加し、開幕時の代役として期待するビーズリーは最速157キロを計測したが、清宮には外角低めを狙った152キロ直球が逆球の内角高めに入りライナーで右翼に運ばれた。1回1安打1四球1失点だった。K・ケラーは1点リードの7回に登板。味方の失策もあったが1回3失点(自責2)で逆転負けの敗戦投手となった。「(起用するのが)怖いもん。力任せやな。直球にキレがない」と勝利の方程式入りは難しいと話した。「まあ、ちょっと計算が狂うわな。いろんなんがまた考えなあかんかもわからんわ。あの状態じゃな。上がってきそうにないと思うで。普通に考えてもな」と、このままでは助っ人投手抜きで開幕を迎えることもあり得る。【石橋隆雄】

◆阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が「3番・右翼」で先発。第1打席にオープン戦初ヒットを放った。一回1死一塁で打席へ。カウント1-1から、左腕・根本の136キロに合わせた。詰まりながらも打球は右前にポトリ。チームのオープン戦初戦だった25日のヤクルト戦(浦添)は途中出場から2打数無安打に終わっていたが、スタメン出場でしっかりと結果を残した。森下の一打で好機を広げた阪神は一回2死一、二塁から佐藤輝明内野手(23)が根本の127キロスライダーをとらえ、右中間フェンス直撃の2点二塁打で先制。ドラ1コンビの活躍で主導権を奪うと、なおも2死三塁でミエセスが左前打。新助っ人の対外試合初打点で3-0とした。

◆阪神・渡辺諒内野手(27)が二回にソロを放ち、虎移籍後初アーチをかけた。二回1死で第2打席へ。カウント1-0から根本の145キロを振り抜いた。打球は左翼スタンドへ一直線。昨年交換トレードで日本ハムから阪神に移籍してきた渡辺諒が古巣相手に豪快な一撃をお見舞いした。

◆阪神のドラフト1位の森下翔太外野手(22)=中大=が四回の第3打席で中前打を放ち、プロ入り後初の1試合3安打をマークした。 一回1死一塁の第1打席は詰まりながらも逆方向へ右前打を放って、先制機を演出。二回1死の第2打席は引っ張って左前打を浴びせた。そして迎えた四回2死の第3打席。根本から三度、快音を響かせ、今度はセンター方向に弾き返す中前打。右、左、中と全方向に打球を飛ばし、「H」ランプをともした。

◆「7番・左翼」で出場した阪神・井上広大外野手(21)が、バックスクリーン左に豪快なソロを放った。 4?3の五回1死で迎えた第3打席。井口の148キロ直球をとらえた。高々と舞い上がった打球はそのままスタンドイン。ゆっくりとダイヤモンドを一周した大砲がひと振りで貴重な追加点をもたらした。

◆阪神・原口文仁内野手(30)が代打で出場し、左翼ソロを放った。 八回1死走者なしで名前をコールされると、左腕・福田が2ボール1ストライクから内角低めに投じた143キロ直球を振り抜いた。打球は高々と舞い上がり、そのまま左翼の芝生席に着弾。三塁内野席を埋めた虎党から喝さいを受けた。 今キャンプは12日のシート打撃、14日の紅白戦、初対外試合となった15日の楽天との練習試合(沖縄・金武)で〝実戦形式3連発〟沖縄での最終試合でもパンチ力を発揮し、今後のオープン戦に弾みをつけた。

◆中日、阪神、西武で通算1560安打を放ち、楽天初代監督を務めたサンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏(69)は実戦初登板で2回1失点のブライアン・ケラー(28)、1回1失点のジェレミー・ビーズリー(27)、1回3失点(自責)のカイル・ケラー(29)の3投手に苦言を呈した。外国人投手が実戦初登板したけど、3人まとめて「出遅れやね」と言わざるを得ない。先発タイプのB・ケラーは制球力がいいと聞いていたが、アバウトだった。それ以前にカーブ、スライダーを投げる時にわかってしまう。スタンドで見ている僕がわかるんだから、打席に立っている現役選手はすぐにわかるだろう。救援タイプのビーズリーは球場の表示で157キロが出ていたが、数字ほど伸びを感じなかった。投げ方から、細かいコントロールがあるタイプには見えない。それであのボールはつらい。K・ケラーを含め、3人に共通するのは、コントロールが大雑把で芯で捉えられていること。理由はやはり調整不足だろう。ブルペンに来る回数が少なくても、結果を出してくれればいいのだが...。外国人投手は勝ちパターンで使うつもりで獲得してくるもの。現状では1点差など緊迫したシーンでは使えそうにない。裏を返せば、まだ2月末でよかった。開幕まで1カ月ある。状態を上げていく時間は十分にある。実際にK・ケラーは昨季の終盤はよかった。しっかり調整していってほしい。打つ方では、やはり森下が素晴らしかった。25日の最後の打席での三振が少し寂しい感じだったので心配していたが、まったく問題なかった。彼は全打席、ひと振りで決めている。ファウルが一つもなかった。「来た!」と思ってバットを振ってファウルになるのは、要するに打ち損じである。森下にはそれがない。真っすぐを待って、変化球を振っていると思うが、しっかり対応できている。今後、ローテーション級の投手が出てきたら、打てない時期が来るかもしれない。だが、この打撃ができるなら、すぐに対応できると思う。今後がますます楽しみになった。

◆昨季終了後にトレードで日本ハムから加入した阪神・渡辺諒内野手(27)は古巣との一戦に「2番・二塁」で出場し、移籍後初アーチを含む2安打1打点1本塁打。「ファーストストライクから打ちに行くのは昨年、新庄さんにも言われていたことだった。それを、しっかり目の前でできたのはよかった」。3-1の二回1死走者なしでカウント0-1から101キロのカーブを左翼席へ運び、一回にも左前打を放って先制のホームを踏んだ。「ファイターズ時代のファンの人も見に来てくれていたと思います。打席に入るときに拍手してくれていた」。正二塁手の期待がかかる中野は日本代表としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する。「甲子園に帰っても、アピールできるように頑張りたい」と力を込めた。

◆阪神・原口文仁内野手(30)が八回に代打で出場し、左越えソロを放った。「今の時期は投手がどんどん真っすぐを投げてくる。その中でしっかりと真っすぐを仕留められたのは良かった」。福田の内角低めの143キロを振り抜いた一発は、2月の実戦では井上と並ぶチーム最多の3発目。「練習もしっかりとできたし、いい1カ月だった。オープン戦でもしっかりと体調管理をして続けていきたい」と自信を深めた。

◆日本ハム・清宮幸太郎内野手(23)が、六回にビーズリーの内角高めの152キロの直球を右翼席に運んだ。「今まであのコースは打ったことがないので、自分でもびっくり。でも、沖縄で(本塁打を)打って、北海道に帰りたかったので良かった」。23日のロッテ戦からタイミングを取るためにバットを寝かせて構えていたが、この日は従来のフォームに戻しての一撃となった。

◆投打二刀流に挑む日本ハムのドラフト1位・矢沢宏太投手(22)=日体大=が、阪神とのオープン戦に「1番・右翼」で先発出場し、初球先頭打者アーチを放った。「初球の変化球を狙っていた。僕が投手なら新人の打者は未知な部分が多いので、まず真っすぐでは入らない。やっぱ、ホームランはうれしいですね」対外試合初の1番起用で、西勇のシュートを右翼ポール際に運んだ。「本当はスライダーを張っていた」と言うが、読みと違う球種にも反応。日体大1年の首都大学秋季リーグ戦で先頭打者弾は2本あるものの、初球は野球人生初だ。「日を重ねるごとにタイミングの取り方と体重移動が良くなっている。最初に比べたら(精神的)余裕も出てきた」と、オープン戦に入って2試合連続の2安打。対外試合は通算13打数9安打、2本塁打、4打点となり、新庄監督は「12打数13安打? 普通、1年目からプロの球をそうは打てないよ。面白いね、長打が打てる1番。チームを乗せてくれるというのは大事」と称賛した。その指揮官から先日、矢沢はこう助言されたという。「大学では〝お山の大将〟でやってきたんでしょ? プロでもその方がいいよ。周囲の人間をすごいなと思ったら、この世界では終わり」。金言を胸に、決して気後れしない。投手として初実戦となった23日のロッテ戦は1回1失点で自己採点は「40点」だったが、野手としてはここまで〝満点〟に近い。開幕スタメンに向けて「そろそろ肩も温まってきたので」とニヤリ。次に狙うのは、自慢の強肩での外野からのレーザービームだ。(東山貴実)

◆鳴くまで、待たん! 阪神は26日、日本ハムと名護でオープン戦を行い、6-8で逆転負けした。実戦初登板したブライアン・ケラー投手(28)=前レッドソックス3A=ら外国人が全員失点。岡田彰布監督(65)は「日本の野球をなめたらあかん!」と堪忍袋の緒が切れた。投手陣の再編や外国人の開幕1軍白紙を示唆。シーズン開幕まで1カ月。虎に試練が訪れた。鳴かぬなら、鳴かせてみせようとした。だが、鳴こうともしない。ならば待たん!。岡田監督に我慢の限界がきた。怒りの矛先はB・ケラー、ビーズリー(前パイレーツ3A)、K・ケラーの助っ人トリオ。感情を抑えることはできなかった。「見ての通りよ、はっきり言うてな。今のままじゃ、誰が見てもしんどいわなぁ。日本の野球をなめたらあかんよな、おーん」日本ハムとのオープン戦で外国人投手をそろって登板させた。先発候補の一人だったB・ケラーは三回、先発・西勇からバトンを受け取ったが、いきなりD1位・矢沢(日体大)に右前打を許すなど1死二、三塁を招き、暴投で失点した。「ずっと(2月)半ばくらいから言うても、そんな(ブルペンで)投げてないやんか。結局は言うても投げへんねんからしようがないわな」フリー打撃に登板したときから、指揮官は投げ込み不足を指摘していた。それでもB・ケラーは「これが自分のスタイル」と聞く耳持たず...。高い奪三振率を看板に来日したが、ベールに包まれたままだった。不幸中の幸いでチームの先発陣は青柳、西勇、伊藤将ら優秀な人材がそろっている。B・ケラーに対して「実戦でちょっと違うところを見せてくれるかなぁ」と淡く期待していただけに怒りを通り越し、あきれたようすだった。「ブルペン、そのままやんなぁ」六回から登板したビーズリーはいきなり157キロを計測したが、力任せ。清宮には152キロを右翼席に運ばれた。さらに七回、来日2年目のK・ケラーが3安打3失点。ブルペンで首をかしげながら見ていた指揮官は合点がいったようだ。

◆第一声が「悔しい」-。阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が日本ハム戦で初の3番を務めた。3安打を放ったが、チームは逆転負け。オープン戦にもかかわらず、負けん気の強さと主軸としての自覚をうかがわせた。「7番・左翼」で出場した井上広大外野手(21)は五回にソロを放つなど2安打1打点。安打、打点、本塁打のチーム3冠で2月を終える。1カ月での成長を証明する放物線が、名護の空に鮮やかに描かれた。開幕レギュラーを狙う4年目の井上が沖縄でのラストゲームで今春3発目。好感触はその手にしっかりと残った。「真っすぐに合わせて変化球は対応という形にしていた。それが良い形になったなと思います」4―3の五回1死。外角高めにきた右腕・井口の148キロ直球をとらえた。打球はフォローの風に乗ってグングンと伸び、フェンスオーバー。追い込まれながらも課題だった直球に対応した。岡田監督は「フリーバッティングからものすごくいい感じで打っているから。ちょっと何かをつかみかけているかも分からんな」と打撃開眼に期待を隠せないようすだ。弾道だけでなく、数字もその成長を物語る。今キャンプの井上は紅白戦と1、2軍での対外試合で打率は・364(22打数8安打)。8安打、3本塁打、10打点は打撃陣が好調な中でチーム3冠の数字を残す最高のフィニッシュとなった。実戦での3発にも「どれだけ確率よくとらえられるかがテーマ。その中でうまいこと打てているのは、プラスになる」と手応え十分。外野のポジション奪取へ、勝ち抜く準備は整った。「一日一日が勝負だと思いますし、試合があれば1打席、1球の結果で(評価が)変わってくると思う。準備を大切にしてやっていければ」3月31日のDeNAとの開幕戦のグラウンドに立つ。感覚も集中力も研ぎ澄ます。ここから本領発揮だ。(須藤佳裕)

◆第一声が「悔しい」-。阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が日本ハム戦で初の3番を務めた。3安打を放ったが、チームは逆転負け。オープン戦にもかかわらず、負けん気の強さと主軸としての自覚をうかがわせた。「7番・左翼」で出場した井上広大外野手(21)は五回にソロを放つなど2安打1打点。安打、打点、本塁打のチーム3冠で2月を終える。何度も響かせた快音の喜びより、敗戦の悔しさが募る。オープン戦でも勝利にこだわる。試合後、森下の口から真っ先に飛び出たのは、沸々たる悔恨の情だった。「結果的にチームが負けてしまったので、今は悔しいです」オープン戦2戦目。プロ初の3番を務めた。岡田監督が可能性の一つとして示したプランを自らのバットで後押しした。

◆「3番・右翼」で出場した阪神D1位・森下翔太外野手(22)=中大=が第1打席から右前打、左前打、中前打を打ち分けて、プロ初の1試合3安打をマークした。「7番・左翼」井上広大外野手(21)が五回にバックスクリーン左へ、八回には代打の原口文仁内野手(30)が左翼席へ本塁打を放った。投手陣は先発の西勇輝(32)が2回2失点、2番手のブライアン・ケラー(28)は2回1失点、ジェレミー・ビーズリー(27)は1回1失点、カイル・ケラー(29)が1回3失点(自責2)だった。岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り。ーー右打者が活躍した「やってきたことが出てるから、それはもう普通やわ(笑)」ーー2月の実戦を振り返って、森下の打撃は「左だけじゃなしに、右の時にも出したりしていくよ。完璧にポジションを獲ったわけではないけどな。板山も調子いいしな。もっと先やけど。出す度にいい結果が出ているから。経験していったらいいと思うよ」ーー3番の適性は「ノイジーが帰って来たらな、そのへんは、アレやわ。可能性がないわけではないと思うよ。ノイジーも甲子園に帰ってな、徐々に出られるようになるから。兼ね合いやな」ーー井上は真っすぐを打った「フリーバッティングから、いい感じで打ってるから。何かつかみかけているかもわからんな」ーーミエセスは追い込まれてからヒット(一回の左前適時打)「初めて変化球が当たったな。もうお前、くるくる回ってたけど」ーー投手は「見ての通りよ、はっきり言うてな。日本の野球をナメたらアカンよな、おーん。もうずっと(キャンプ)半ばくらいから言うても、そんな投げてないやんか。結局は言うても投げへんねんからしょうがないわな」

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位 チーム名 勝数 負数 引分 勝率 首位差 残試合 得点 失点 本塁打 盗塁 打率 防御率
1
(-)
巨人
3 0 0 1.000
(-)
-
(-)
15
(+4)
8
(+1)
1
(-)
2
(-)
0.292
(↑0.015)
1.000
(↑0.5)
1
(-)
日本ハム
2 0 0 1.000
(-)
0
(-)
13
(+8)
10
(+6)
3
(+3)
1
(+1)
0.323
(↑0.01
4.000
(↓2)
3
(2↓)
阪神
1 1 0 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
11
(+6)
10
(+8)
4
(+3)
1
(-)
0.271
(↑0.059
4.760
(↓2.76)
3
(2↓)
DeNA
1 1 0 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
8
(+1)
9
(+4)
1
(-)
1
(-)
0.225
(↓0.091)
3.180
(↓0.18)
3
(2↑)
広島
1 1 0 0.500
(↑0.5)
1
(-)
9
(+8)
8
(+4)
0
(-)
1
(+1)
0.274
(↑0.141)
2.650
(↑1.85)
6
(1↓)
ヤクルト
1 2 0 0.333
(↑0.333)
1.5
(-)
21
(+13)
21
(+9)
3
(+2)
6
(+1)
0.282
(↑0.032)
5.670
(↓0.17)
7
(2↓)
楽天
0 2 0 0.000
(-)
2
(↓1)
13
(+9)
18
(+13)
1
(+1)
2
(+1)
0.347
(↑0.044)
9.920
(↓4.52)
7
(2↓)
中日
0 2 0 0.000
(-)
2
(↓1)
9
(+4)
15
(+8)
3
(+2)
0
(-)
0.214
(↓0.015)
5.000
(-)