中日(★4対8☆)広島 =オープン戦1回戦(2023.02.26)・アグレスタジアム北谷=
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広島
00322000181630
中日
0400000004722
勝利投手:遠藤 淳志(1勝0敗0S)
敗戦投手:鈴木 博志(0勝1敗0S)

本塁打
【中日】アキーノ(1号・2回裏ソロ),細川 成也(1号・2回裏ソロ)

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◆広島は、打者14人が安打を放ち、計16安打で8得点を記録。バッター陣が次々とアピールを見せた。一方の中日は、アキーノと細川の2者連続本塁打が飛び出す。パワーが自慢の新戦力コンビが持ち味を発揮した。

◆中日ドラフト1位仲地礼亜投手(22=沖縄大)がオープン戦初登板を2回1安打無失点で終えた。沖縄キャンプ中の最終戦に先発し、初回を3者凡退でスタート。2回先頭の西を空振り三振に切り、続くデビッドソンを打ち取ったかに見えたが中堅岡林が飛球を見失い二塁打に。それでも坂倉、韮沢を内野ゴロに打ち取り、カーブ、スライダー、ツーシームを巧みに使い2回30球で対プロ野球選手との初対戦を終えた。登板後、仲地は「少しは緊張したが、そこまで緊張しなかった。抑えるしかイメージしなかった。楽しく投げられた」と振り返った。沖縄・読谷村出身の地元の星。沖縄キャンプ"閉幕投手"をしっかり務めあげた。

◆広島床田寛樹投手(27)が右足関節骨折した昨年8月3日DeNA戦以来207日ぶりの対外試合登板で、2回1安打無失点と好投した。6回から登板し、この日本塁打を放っている先頭細川を三ゴロに打ち取ると、10球で3者凡退に切った。7回も2死から内野安打を許すも、冷静に後続を断った。最速は145キロを計測。変化球にもキレがあった。「足の状態もすごくいいですし、あとは投げる方で、どんどん上げていければいいかなと思います」。別メニュー調整からスタートした春季キャンプ最後の実戦で、復活の1歩を踏み出した。首脳陣を安心させる投球だった。先発4本柱の1人で左腕エースと言える床田の投球に、新井監督も大きくうなずいた。「良かったと思う。ナイスピッチングだった。投げ終わりの体も問題ないということだった。すごくいい登板だった」。開幕ローテ入りへ、視界は良好だ。

◆中日のドラフト1位仲地礼亜投手(22=沖縄大)が、オープン戦初登板初先発し2回1安打無失点だった。地元沖縄でのキャンプ最終戦。初回は広島の先頭秋山を一ゴロ、野間をツーシームで空振り三振、マクブルームを中飛と3者凡退でスタートした。2回先頭の西川を空振り三振に切った後、デビッドソンにはアンラッキーな二塁打。走者を背負っても坂倉、韮沢を内野ゴロに打ち取った。最速149キロの直球とツーシームなど変化球を絡めて2回を7人、平均的な30球で終えた。これがNPBとの初対戦だった。即戦力右腕は「少しは緊張したが、そこまで緊張しなかった。ツーシームが良かった。ゼロで抑えられたのは本当に良かった。変化球をいろいろ投げて空振りも取れた」と満足げに振り返った。その好投ぶりに試合中から笑顔だった立浪監督は「ストライク先行でカープ打線から空振りも奪った。焦らすこともできないが、いい選手はどんどん使っていきたい」と高評価を与えた。沖縄・読谷村出身で、沖縄の大学出身プロ第1号。仲地が開幕ローテ入りへさらに前進した。【伊東大介】○...新外国人アリスティデス・アキーノ外野手(28=レッズ)がオープン戦1号ソロでキャンプを締めくくった。「5番右翼」で先発。2回1死、カウント0-2から広島先発アンダーソンのカーブを左翼後方の防球フェンスまで運んだ。立浪監督から30発を期待される右の大砲は「非常にいい感触。良かった。シーズンへ向けての準備も順調だ」と上機嫌だった。○...現役ドラフトでDeNAから加入した細川が2回、アキーノの先制弾に続いて左中間最深部へオープン戦1号を描いた。対外試合3本目で、キャンプMVPを問われた立浪監督は「細川です」と即答。「練習もやって結果も素晴らしい。非常に期待している」と称賛した。細川は「うれしい。これからもアピールしたい」と飛躍を誓った。

◆広島はキャンプ期間中最後の実戦で大勝した。守備の乱れから4点を先制されるも、打線がつながった。主力の秋山や野間、西川がきっちりと結果を残すと、今年オープン戦初先発の田中が2安打。結果が出ていなかった若手にも安打が生まれ、16安打8得点で逆転勝利した。オープン戦初勝利となった新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。-先発陣は順調「良かったと思う。ナイスピッチングだった。(床田は)投げ終わりの体も問題ないということだった。すごくいい登板だった。アンディ(アンダーソン)はちょっと不運なことが重なった。またしっかり修正して次の機会ということ。(交代は)球数で判断した」-前日、監督が「内容は良くなっている」と言っていた若手野手にも安打が出た「昨日は(安打が)4本かな。でも、ヒットの数ではなく、見逃し方や捉え方を見ている。だんだんといい対応をしてきているなと感じていた。スタートで出た選手も、後から出た選手も、みんながいいものを見せてくれた。そんな日だった」-2回は失策が続いた「いつも言っているように、ミスは絶対にある。野球はミスをするスポーツだから。ミスが起きた次のプレーや打席、その次が大切。そういうところも見ている。(失策した直後の田中)広輔もナイスバッティングだった」-田中は右方向への打球「投球に対して、いい反応をしている。自分が思ってところにバットが出ている」-昨日は一塁守備にも就いた「もちろん、どこでもやるということ。ショートだけでなく、サードもファーストも。彼の意気込みを十分感じている。彼にとっても、いい1日になったと思う」-オープン戦初勝利「いつも言っているように、勝ち負けは気にしてないけど、勝つにこしたことはない。みんながみんな、いいものを見せてくれた。キャンプ最後のオープン戦かな。いい1日になったと思う」-キャンプの最後の実戦「ここまで全員がいいものを見せてくれたと、自分は思っている。森下、床田にしても順調にプラン通りに来ている。若手にしても、中堅にしても、ベテランにしても、みんながみんないいものを見せてくれている。いいんじゃない」

◆今年オープン戦初先発の広島田中広輔内野手(33)が2安打で存在感を示した。今春は新井監督や秋山の助言から原点回帰。引っ張る打撃と積極性を意識してきた。「開き直って、とことんそこ(右)に打ってやろうとしたことが、今日は良かったのかな」。2安打はいずれもファーストスイングで右方向への打球だった。打撃に一定の手応えを得た一方で、三塁での失策に「(後輩の失策直後に)僕がやってはいけない。あそこでしっかりさばかないといけない選手」と猛省した。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
300 1.000
(-)
-
(-)
15
(+4)
8
(+1)
1
(-)
2
(-)
0.292
(↑0.015)
1.000
(↑0.5)
1
(-)
日本ハム
200 1.000
(-)
0
(-)
13
(+8)
10
(+6)
3
(+3)
1
(+1)
0.323
(↑0.01)
4.000
(↓2)
3
(2↓)
阪神
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
11
(+6)
10
(+8)
4
(+3)
1
(-)
0.271
(↑0.059)
4.760
(↓2.76)
3
(2↓)
DeNA
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
8
(+1)
9
(+4)
1
(-)
1
(-)
0.225
(↓0.091)
3.180
(↓0.18)
3
(2↑)
広島
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
9
(+8)
8
(+4)
0
(-)
1
(+1)
0.274
(↑0.141
2.650
(↑1.85)
6
(1↓)
ヤクルト
120 0.333
(↑0.333)
1.5
(-)
21
(+13)
21
(+9)
3
(+2)
6
(+1)
0.282
(↑0.032)
5.670
(↓0.17)
7
(2↓)
楽天
020 0.000
(-)
2
(↓1)
13
(+9)
18
(+13)
1
(+1)
2
(+1)
0.347
(↑0.044)
9.920
(↓4.52)
7
(2↓)
中日
020 0.000
(-)
2
(↓1)
9
(+4)
15
(+8)
3
(+2)
0
(-)
0.214
(↓0.015)
5.000
(-)