巨人(☆4対1★)広島 =オープン戦1回戦(2023.02.25)・沖縄セルラースタジアム那覇=
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広島
1000000001410
巨人
00003001X4810
勝利投手:菅野 智之(1勝0敗0S)
(セーブ:今村 信貴(0勝0敗1S))
敗戦投手:森浦 大輔(0勝1敗0S)
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◆巨人は先発・井上が4回1失点5奪三振。続く2番手には菅野がマウンドに上がって1イニングを三者凡退に抑えるなど、先発陣の2人が仕上がりの良さを示した。一方の広島は、新外国人のデビッドソンが1安打を記録。打線の中軸として期待されるスラッガーがバットで結果を残した。

◆巨人菅野智之投手が25日オープン戦広島戦(沖縄セルラースタジアム那覇)で初登板する。今季実戦初登板に「もうとにかく最初の実戦なので、まず自分の球をしっかり投げる。それと1イニングなのでしっかり課題を明白にして、キャッチャーに伝えて気持ちよく投げられればなと思います」と臨む。2次キャンプ地の那覇では3度ブルペン登板。2日前の23日には40球投げ込み調整していた。ノーワインドアップで20球、セットポジションで20球と実戦を想定した。「すんげえ久しぶりにクイックで投げたのでズッコケそうになった」という言葉とは裏腹に、変化球の投球感覚をそれぞれ確認。このキャンプでは投球フォームを模索してきた。「引き出しはいっぱいあるので、自分の形をあえて決めずにいきたい」と、実戦の中から徐々に答えを導き出していく。

◆巨人坂本勇人内野手(34)が、今季初実戦に臨む。「6番遊撃」でスタメン予定。1番には、練習試合キューバ代表戦、オープン戦ヤクルト戦で2試合連続安打を打ち、足を生かして3得点マークしているオコエが入った。投手では、菅野が今季初実戦登板する。

◆広島大瀬良大地投手(31)が黒田に次ぎ、球団3人目の5年連続開幕投手に決まった。巨人とのオープン戦に先発。1回無死一、二塁を切り抜けると、2回は3者凡退。最速150キロの直球には球威もあった。キャンプ初日から示す順調な仕上がりに、新井監督は決断。「ここまで大地がいいものを見せてくれている。今日の登板を見て"任せた"と伝えました。1年間、投手陣の中心として引っ張ってくれ、と」。降板後に直接伝えられた大黒柱は「身も引き締まる思いですし、しっかりと役割をまっとうできれば」と表情を引き締めた。

◆巨人井上温大投手(21)がドキドキのオープン戦初登板に臨んだ。「少し自分の中であがってしまって。冷静に投げられなかったと思う」。21歳の高卒4年目左腕は、先頭から連打を浴び、わずか7球で先制点を献上。1失点喫してから我に返った。「投げる前に投げる意図を明確に意識しよう」。徐々に冷静さを取り戻した。プロ入り後、初めての光景だった。鳴り物が解禁され、生演奏でスタンドから鳴り響くトランペットの音と応援歌。20年に入団した井上にとってコロナ禍前の日常は、非日常だった。「緊張ですね。対外試合で初めて相手に投げるので。応援がある中で投げたので、少し混乱というかあがってしまった」。直球主体から変化球主体にしながら本来のテンポを思い出した。自主トレでDeNA今永に弟子入りして習得した「今永チェンジ」が、要所でさえ渡った。打順2回り目の3回、1番野間をカウント0-2で追い込み、新球で空振り三振に仕留めた。ドキドキの65球の結果は4回4安打1失点。先発ローテーション入りへ前進した。▽巨人原監督(先発した井上について) いい階段は上っていると思います。常に攻めから入ったピッチングをするということが必要かなと思いました。

◆巨人菅野智之投手(33)が"あわや"の初登板で次のステップへ進む。25日の広島戦に2番手で登板。今季初実戦登板は1回無安打無失点だった。先頭の堂林、続く末包はいずれも初球の直球で打ち取った。「やりたいことがなかなかできなかった」と、2球で2死となり小園には7球を投げられたことが救いだった。マウンドで足を滑らせ、転倒する場面もあったが「全然、大丈夫」。あわや3球...、あわや大惨事...とならずに済んだ。

◆左太もも裏を痛めスロー調整していたソフトバンク和田毅投手(42)が、ブルペンで捕手を座らせ32球を投げた。直球に変化球も全球種を交え、好感触を得た。「7~8割くらいで投げました。(左太もも裏は)まったく気にならない。スピードも出ていたし、もっと上がってくると思う。次(のブルペン)は球数も増やしますし、力ももっと入ってくると思う」。第3クールに負傷。その後はブルペンで傾斜を利用したキャッチボールに抑えていたが、本格的に投球を再開。21日で42歳になったチーム最年長男に久々に笑顔が戻った。今季プロ21年目を迎えた和田にとって、さらに「進化」を誓ったキャンプインだった。自己最速となる150キロへの挑戦もさることながら、先発投手として規定投球回数到達も大きな目標とした。「(足の)不安はもうない。急ぐ必要もないし、こういう立場なのでしっかりやりたいと思う。頑張ります」。ベテラン左腕が開幕ローテ入りへ向け、改めて気持ちを高めた。28日に再度ブルペン入りし、実戦登板に向けてさらにギアを上げていく予定だ。

◆巨人の1番オコエ瑠偉外野手(25)が躍動した。初回先頭打者で左前打を放った。5回には四球で出塁。吉川の安打で1死一、三塁とし、打者・長野が四球を選んだ際、重盗を仕掛け本塁生還(記録は本盗)した。前夜は1番起用について亀井打撃コーチに相談し「いつも通りやればいい」とハッパをかけられ、対外試合3試合連続安打&得点。オコエは「試合に出られているだけで幸せです」とアピールを続ける。

◆岡本和不在の4番に入った巨人中田翔内野手が、2安打2打点をマークした。4回に中前打、5回には1点を奪いなおも1死一、三塁から、左越え2点適時打で突き放した。「生きた球を見られましたし、しっかり自分のスイングができたかなと思います」と手応え。一方、初回1死二、三塁で「犠牲フライを打てなかった場面を、しっかり反省しなければいけない」と満足はしなかった。○...吉川尚輝内野手がオフから取り組んできた「強振×確実性」を使い分けた。広島戦に「2番二塁」で先発。3回2死から中越え三塁打を放つと、5回1死一塁からは左前打でエンドランを決めた。「強く振ることを意識している。実戦の中ではコンタクト率も大事になる。その2つがうまくいくようにやっていきたい」とパワーと精度を高めていく。

◆広島は今年初のオープン戦で、巨人に逆転負けを喫した。対外試合初先発した大瀬良が2回1安打1四球無失点と好投し、5年連続で開幕投手を務めることが決まった。新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。-大瀬良投手について新井監督 ナイスピッチングだったと思います。やっぱり真っすぐが強い。真っすぐが強いし、(打者を)差し込んでいる。そこらへんは本人も手応えを感じているんじゃないですか。-大瀬良投手は「開幕投手と言われれば、自信持ってやります」と新井監督 開幕投手はもう言ったよ。登板後に、言いました-決断した理由新井監督 やっぱり実績も経験も申し分ない。今年、投げている球は申し分ない。彼が今年にかける思いは伝わってきた。彼に投手陣の中心として1年間、引っ張ってもらいたいという、こちら側の気持ちがあって本人に伝えた-一方、野手では若手が結果を残せていない新井監督 今日も(チームとして)ヒット4本だったかな。でも、徐々に捉えてると思う。末包の1打席目、2打席目もそうだし、最後の(9回2死から中飛の)石原もそう。いつも言ってるように、こちらは結果だけを見てないので。内容も見ている。結果的にヒットは4本なんだけど、徐々に振れてきているな、内容も上がってきているなと、こちらは評価をしています。-マット・デビッドソン内野手(31=アスレチックス3A)は対外試合初安打新井監督 本人もホッとしたんじゃないかな。オープン戦とはいえね。(安打が)出るに越したことはないから。ましてや1年目だしね。-鳴り物、声を出しての応援は4年ぶり新井監督 この4年間は解説者だったけど、やっぱり寂しい。寂しかったですからね。久しぶりだな、この感覚というものを感じたし、ありがたさというのが分かりました。-対外試合初出場の菊池選手は初打席で長打新井監督 さすがですね。本当、順調に調整してくれてると思います。

◆広島大瀬良大地投手(31)が5年連続5度目の開幕投手を務めることが決まった。5年連続は黒田に次いで球団3人目。巨人とのオープン戦(沖縄セルラー)で2回1安打1四球無失点と好投し、最速150キロの直球に力強さもあった。降板後に新井監督から指名された。昨季から巻き返しを期す大黒柱が3月31日にセ・リーグ連覇中のヤクルトとの開幕戦マウンドに立つ。ほぼ手中にしていた開幕投手の座を確定させた。巨人戦に先発した大瀬良は、最速150キロの直球を中心に力で押した。1回1死二、三塁では中田翔を、2回は先頭坂本をいずれも高め真っすぐでフライアウトに打ち取った。2回を投げ、1安打1四球無失点。キャンプ初日から順調な仕上がりを示し、初の対外試合で好投。降板後、新井監督から直接、開幕投手の指名を受けた。「身も引き締まる思いですし、しっかりと役割をまっとうできれば」昨季は8勝9敗、自己ワーストの防御率4・72。不本意な成績が続くだけに、今季にかける思いは人一倍強い。だからか、立ち上がりは気合が空転した。直球2球で追い込んだオコエに、3球目スライダーが指に掛かりきらず、二塁打を許した。続く吉川には直球を続けるも、高めに抜けたストレートの四球。「昨年の悔しい思いもありますし、そこを覆すという思いが強かったので、空回りしてしまった」。ひと呼吸置いて冷静さを取り戻した。昨年減量した体重を戻し、キャンプ中の球数も増やした。直球は球速だけでなく、高めでも中軸打者を押し込めるだけの球威もある。「昨年の(真っすぐの)力強さだったら、僕の選択肢に入ってこなかった。シーズンの中で使えるかなという手応えもあった」。取り組んできた成果が実を結び、大きく胸を張った。新井監督も納得の指名だった。「ここまで大地がいいものを見せてくれている。今日の登板を見て"任せた"と伝えました。1年間、投手陣の中心として引っ張ってくれと」。5年連続開幕投手は球団では黒田に次ぎ、3人目。託したものは開幕戦の1試合のみではない。143試合を通して、先発陣の先頭で引っ張っていく役割を託したのだ。本人も自覚する。「しっかりいいスタートを切って、1年間チームに貢献できるように頑張ろうと改めて思いました」。3月31日のマウンドは、巻き返しを期すシーズンのスタート地点に過ぎない。【前原淳】○...戸根千明投手が古巣巨人相手に結果を残した。試合前は巨人の原監督にあいさつし、選手らと旧交を温めるも、勝負は別物。3回に2番手として登板し、2死から吉川に中越え二塁打を許すも長野を二飛に打ち取った。「今回は(両軍の関係者、ファン)みなさんに見ていただいて感無量じゃないけど、何かすがすがしい気持ちでマウンドに上がれた。ある程度、結果もしっかり付いたので、そこは良かった」。活躍がチームと、古巣への恩返しとなる。○...対外試合初出場の菊池涼介内野手が貫禄の二塁打を記録した。「2番・二塁」で先発出場し、1回無死二塁から巨人井上の直球を振り抜き、左翼線を破った。相手のミスも重なり、先制点をもたらした。「ちゃんと(個別調整する)時間もいただいてメニューを外れているところもあるので、結果を残さないとダメだと思う」。一部別メニューが続いていたが、きっちりと仕上げてきた。

◆広島・大瀬良大地投手(31)がオープン戦開幕投手を務めた。2回25球を1安打無失点で上々の仕上がりをアピールした。1─0の一回に先頭のオコエに左前打、吉川を四球で歩かせて一、二塁のピンチを招いた。ここで昨季まで同僚だった長野を三ゴロ、なお二、三塁で中田を一飛、丸を二ゴロに打ち取って無失点に切り抜けた。二回は打者3人を10球で料理して予定の2イニングを投げ切った。今季の開幕投手の最有力候補。新井監督から指名を受ければ、球団では黒田博樹以来の3人目となる5年連続5度目の大役となる。

◆現役ドラフトで加入した広島・戸根千明投手(30)が1─0の三回から登板。昨季まで所属した古巣・巨人を相手に1回1安打無失点に抑えた。1死走者なしでは自身と同じく楽天から現役ドラフトで移籍したオコエ瑠偉外野手(25)と対戦。2球で追い込み、最後はチェンジアップで空振り三振に仕留めた。2015、16年に40試合以上に登板した左腕は勝ちパターン入りが期待される。

◆巨人・菅野智之投手(33)が今季初実戦に臨んだ。五回に2番手として登板し、あっさりと三者凡退に仕留めた。軸足を始めから横向きに固定して投球動作をスタートする新投法。広島の7番・堂林を143キロの直球で中飛、末包も144キロの直球で遊ゴロ。小園は変化球攻めで中飛に打ち取った。「自分の球をしっかり投げるのと課題を明白にして、捕手に気持ちよく投げられれば」と語っていた開幕投手候補の背番号18が、上々の滑り出しを見せた。

◆広島・大瀬良大地投手(31)がオープン戦開幕投手を務め、2回を25球1安打無失点で上々の仕上がりをアピールした。「(新井監督から)『(開幕投手を)任せた』と言ってもらえれば、自信を持って『お願いします』と言える準備をしてきた」。1─0の一回に先頭のオコエに左前打、吉川を四球で歩かせて一、二塁のピンチを招いた。ここで昨季まで同僚だった長野をスライダーで三ゴロに料理。なおも二、三塁で中田を一飛、丸を二ゴロに打ち取って無失点に切り抜けた。二回は打者3人を10球で抑えて予定の2イニングを投げ切った。両軍のファンが熱い声援を送った長野との対戦では「チョーさんからは試合前に『カーブを待ってるからね』と言われたけど、あの状況でカーブは投げられなかった」と明かした。今季の開幕投手の最有力候補。新井監督から指名を受ければ、球団では黒田博樹以来3人目となる5年連続5度目の大役となる。

◆広島・大瀬良大地投手(31)が3月31日のヤクルト戦(神宮)で開幕投手を務めることが決まった。巨人相手のオープン戦初陣で2回1安打無失点と順調な仕上がりをアピール。試合後に新井貴浩監督(46)が「登板後に『任せた』と言いました。すごくいいものをみせてくれている。『投手陣の中心として1年間引っ張ってもらいたい』と伝えた」と明かした。大瀬良は5年連続5度目の大役で球団では黒田博樹以来3人目となる。

◆巨人が逆転勝利した。投手陣は6投手が無四球リレー。原辰徳監督(64)は「特に堀岡はメリハリの利いた、非常に成長著しいなあという感じがしますね」と、支配下復帰を目指す堀岡隼人投手(24)に高評価を与えた。救援右腕の堀岡は、5番手として八回に登板。直球は最速152キロを計測し、末包をフォークボールで空振り三振、羽月を二ゴロ、田村を一ゴロに仕留めた。2017年育成ドラフト7位で入団し、19年に支配下登録。21年のシーズン終了後に再び育成契約となり、支配下復帰を狙う。今キャンプは2軍でスタートしたが、那覇2次キャンプから昇格。好アピールを続けている。

◆巨人・菅野智之投手(33)が五回に2番手で登板し、9球で三者凡退に片付けた。軸足を始めから横向きに固定して投球動作をスタートする新投法で、直球は最速144キロ。変化球で相手打者を手玉に取った。シート打撃などを行わず、〝ぶっつけ本番〟で実戦に臨んだ開幕投手候補は「また次のステップに行ける。開幕までしっかり時間をかけてやりたい」と語った。

◆大瀬良とともに広島先発陣の軸として期待される九里は、六回から2回を投げ2安打無失点。七回に長野から空振り三振を奪うなど直球で打ち取る場面が多く、「昨年のこの時期より球速は2、3キロ速い。やっていることは間違いない」と手応えを深めた。下半身主導の投球フォームに取り組んできた。「タイミングが合わずに弱い真っすぐもあったので、しっかり練習していきたい」と課題を挙げた。(沖縄セルラー)

◆広島・大瀬良大地投手(31)が3月31日のヤクルト戦(神宮)で開幕投手を務めることが25日、決まった。5年連続は球団では黒田博樹(現球団アドバイザー、2003-07年)以来。大瀬良は巨人とのオープン戦初戦で先発し、2回1安打無失点。試合後、新井貴浩監督(46)が右腕に伝えたことを明かした。報道陣が思わず「エッ!?」と声を上げた。新井監督がオープン戦初陣となった巨人戦後、「3・31」の開幕戦を大瀬良に託すことを発表した。「登板後に『任せた』と言いました。すごくいいものをみせてくれている。『投手陣の中心として1年間引っ張ってもらいたい』と伝えた」大瀬良は先発として対外試合初登板し2回1安打無失点。順調な仕上がりをアピールした。右腕からは「しっかり頑張ります」という力強い返事があり、今季に懸ける決意を感じ取った。球団で5年連続の開幕投手は長谷川良平(6年、1953~58年)、黒田以来3人目。さらに開幕戦は過去4試合で3勝負けなしと好相性だ。開幕男の大瀬良は「身が引き締まる思い」と背筋をピンと伸ばした。昨季は8勝(9敗、防御率4・72)と苦しんだエース。春よ、来いと逆襲のときを待っている。(柏村翔)

◆広島はオープン戦初陣を逆転負け。一回に先制したが、その後打線が沈黙し、救援陣も踏ん張れなかった。試合後の新井貴浩監督(46)の主な一問一答は以下の通り。──大瀬良について(2回無失点)「ナイスピッチングだったと思います。真っすぐが強いし、差し込んでいる。本人も手応えを感じているんじゃないですか」──本人は開幕投手に指名をされれば「お願いします」と自信を「候補が何人かいて競争だって言っていた。ここまで大地(大瀬良)がいいものを見せてくれている。きょうの登板を見て『任せた』と。『1年間、投手陣の中心として引っ張ってくれ』と伝えました」──理由は「実績も経験も、彼の投げているボールも申し分ない。今年にかける思いが伝わってきた」──開幕戦は「143分の1」との考えもあるがエースを指名「投手にとって開幕戦で一番初めに投げる、マウンドに立つ、今シーズンの1球を投げるのは名誉なことだと思う。彼らの気持ちを考えて投手陣と自分たちが納得する人に決めた」──このタイミング「事前に言っていたように、できることなら早めに伝えてあげたい。調整もある」──打線は4安打で1得点。若手野手の結果が出ない「徐々にとらえてきていると思う。いつも言ってるように、こちらは結果だけを見ていない。内容も見ている。徐々に振れてきている、内容も上がってきていると評価をしてる」──一回無死一、二塁でバントをしなかった。公式戦でも「もちろん。実際言ってるし、あそこいきなりバンドしたら「おい」ってなる。基本的には初回から送りバントはしないと言ってる」──デビッドソンは対外試合初安打(四回に左前打)で明るい兆し「本人もほっとしたんじゃないかな。オープン戦とはいえね、出るに越したことはない。ましては1年目だしね」──菊池はさすが(一回に左翼線二塁打)「さすがですね。順調に調整してくれてると思います」──監督として初のオープン戦。練習試合と違った雰囲気は「感じなかった。いつも言ってるように、やっぱりオープン戦はオープン戦と思ってる。でも鳴り物とかね、久しぶりかな。そういう点では、違いは感じていた」──鳴り物の応援4年ぶり「この4年間は解説者だったけど、やっぱり寂しかったですからね。だから久しぶりだなこの感じ、この感覚っていうのを感じたし、ありがたさっていうのが、分かりました」

◆リードオフマンとして〝お声〟が掛かるかもしれない。楽天から現役ドラフトで加入した巨人・オコエ瑠偉外野手(25)が25日、広島とのオープン戦(那覇)に移籍後初めて「1番」で先発出場。2打数1安打1得点で適性をアピールし「(1番は)緊張したけど、何とか2ストライクから食らいついていい感じに打てた」と胸を張った。持ち味を発揮している。紅白戦を含めた実戦6試合で打率・500(14打数7安打)、2打点、5得点。対外試合3試合連続で安打、得点を記録する。原監督は「ランナーとしても、打席での迫力においても非常にいいものを出してくれている。デイ・バイ・デイ(日ごとに)、良くなっている」と評価した。「1番」に丸、長野らを日替わりで起用し、さまざまな可能性を探る中、オコエが〝ダークホース〟として1番候補に名乗りを上げた形だ。2016年にドラフト1位で東京・関東第一高から楽天に入団。誰もが認める潜在能力の高さを、いよいよ発揮しつつある。「試合に出られるだけで幸せ」とオコエ。新天地で地位を築くべく、ハングリーに臨む。(樋口航)

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
200 1.000
(-)
-
(-)
11
(+4)
7
(+1)
1
(-)
2
(+1)
0.277
(↓0.017)
1.500
(↑1.5)
1
(-)
阪神
100 1.000
(-)
0
(-)
5
(-)
2
(-)
1
(-)
1
(-)
0.212
(-)
2.000
(-)
1
(-)
DeNA
100 1.000
(-)
0
(-)
7
(-)
5
(-)
1
(-)
1
(-)
0.316
(-)
3.000
(-)
1
(-)
日本ハム
100 1.000
(-)
0
(-)
5
(-)
4
(-)
0
(-)
0
(-)
0.313
(-)
2.000
(-)
5
(-)
楽天
010 0.000
(-)
1
(-)
4
(-)
5
(-)
0
(-)
1
(-)
0.303
(-)
5.400
(-)
5
(-)
中日
010 0.000
(-)
1
(-)
5
(-)
7
(-)
1
(-)
0
(-)
0.229
(-)
5.000
(-)
5
(-)
広島
010 0.000
(-)
1
(-)
1
(-)
4
(-)
0
(-)
0
(-)
0.133
(-)
4.500
(-)
5
(3↓)
ヤクルト
020 0.000
(-)
1.5
(↓0.5)
8
(+2)
12
(+5)
1
(-)
5
(+3)
0.250
(↓0.047)
5.500
(↑0.5)