中日(★5対7☆)DeNA =オープン戦1回戦(2023.02.25)・アグレスタジアム北谷=
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DeNA
10510000071211
中日
0201000205821
勝利投手:濵口 遥大(1勝0敗0S)
(セーブ:石川 達也(0勝0敗1S))
敗戦投手:柳 裕也(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(1号・3回表3ラン)
【中日】木下 拓哉(1号・2回裏2ラン)

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◆DeNAは初回に先制点を挙げるなど、打線が12安打7得点を記録。宮崎と蝦名がマルチヒットを放ち、状態の良さを示した。一方の中日は、先発・柳が3回6失点の乱調。ローテーションの柱として期待される右腕が、不安を残す内容となった。

◆DeNAが25日、オープン戦初戦となる中日戦に臨む。中日からトレード移籍の京田が「1番遊撃」でスタメンに名を連ね、3番佐野、4番ソト、5番宮崎でクリーンアップを形成。ドラフト3位の林琢真内野手(22=駒大)が「9番二塁」で入った。先発投手は浜口で、2番手には21年ドラフト1位の小園、今季初実戦となる守護神山崎、セットアッパーのエスコバーも登板する。

◆DeNA京田陽太内野手(28)が、古巣の中日戦でオープン戦初安打を放ち、先制のホームを踏んだ。1回無死、先頭で打席に立ち、ドラフト同期の柳と対戦。1-1から二塁後方に高々と飛球を打ち上げ、強風に流されながら、二塁田中と右翼アキーノの間にポトリと落ちた。一気に二塁を陥れ、2番大田の左前打で三塁に進み、3番佐野の左犠飛でホームに生還した。オープン戦初戦の相手が古巣中日で、試合前には立浪監督らチーム関係者にあいさつ。スタメン発表時には、スタンドから大きな拍手が起こった。

◆DeNA三浦大輔監督(49)が25日、オープン戦初戦となる中日戦の試合前取材に応じた。オープン戦初戦に向け「またギアを一段上げて、今日からやっていきますし、昨年と違ったというところを見せていかないといけないです」と話した。中日からトレード移籍の京田を「1番遊撃」で起用した理由については「昨年までいたチームということで、意識する部分は多々あると思いますけど、あえてそうした。その中でどういったものを見せてくれるのかというところを見ていきたいと思います」と説明した。

◆DeNAの期待の新星が、中日戦でオープン戦デビューした。ドラフト1位の松尾汐恩捕手(18=大阪桐蔭)は、8回2死から代打で出場。中日山本と対戦し、フルカウントから右飛に終わった。ドラフト3位の林琢真内野手(22=駒大)は「9番二塁」でスタメン出場。4打数無安打に終わったが、二塁の守備では好守も披露した。21年ドラフト1位の小園健太投手(19)は、オープン戦初登板で2回を1安打無失点と好投した。▽DeNA松尾(8回2死から代打でオープン戦初出場で右飛)「結果は出なかったので悔しい気持ちはありますが、チームとしては勝てたので良かったです」

◆DeNA京田陽太内野手(28)が、古巣中日とのオープン戦で攻守で存在感を示した。三浦監督が「あえて、そうした」と「1番遊撃」で出場。1打席目に風を味方につけたラッキーな二塁打で出塁し、2打席目は四球を選び生還した。3回の守備からは三塁に回って、4回1死満塁では好守で失点を阻止した。京田は「内容はあまり良くなかったですけど、元気にやってる姿を中日関係者に見せられたのは良かったです」と話した。

◆2年目の小園健太投手(19)が25日、中日戦でオープン戦初登板し、2回を1安打無失点に抑えた。5回から登板し、速球で押しながらカーブ、スライダーなど緩急も有効に使った。「ストレートで詰まらせたり、三振を取れることもできたので良かったです」と話した。三浦監督は「ちょっと闘争心に火がついたかなと。投げていくにつれて、腕の振りも良くなっていたと思います」と評価した。

◆オープン戦初戦で中日ローテ候補が対照的な結果を残した。先発した柳裕也投手(28)は、初回先頭に同期同学年でDeNAに移籍した京田に守備の乱れもあって二塁打とされて先制を許した。3回にもソトの逆転3ランなど5連打で5点を失い、3回8安打6失点でマウンドを降りた。2番手松葉貴大投手(32)は3回3安打1失点(自責0)と安定していた。立浪和義監督(53)は「(柳は)リズムを崩したところはあったが、DeNA打線にいろんな球を試していた。いい球もあった」と選手会長右腕への信頼を崩さず、松葉については「非常に安定して、持ち味をしっかりと発揮できた」と続け合格点を与えた。

◆DeNAとのオープン戦初戦に敗れた立浪和義監督(53)がチームに苦言を呈した。初回から守備が乱れた。今季からDeNAに移籍した1番京田が右翼に放った飛球を二塁の田中幹也内野手(22)と右翼の新外国人アリスティデス・アキーノ外野手(28=レッズ)が追い、強風の中でともに落下点を見誤って二塁打としてしまい、ここから先制を許した。3回は先発柳裕也投手(28)が先頭四球からソトに逆転3ランを浴びるなど、5連打に失策が絡んで5点を失った。立浪監督は「あんなミスをしとったら、当然勝てない」と言い放った。DeNAには昨季6勝18敗1分けと苦戦。このカードの負け越しが、借金9で最下位に沈んだ大きな要因でもあった。「去年散々負けている。あと2試合ある。今からもっと意識していかないと」と苦言。3-7の8回にはリリーフ、エスコバーから2点を返し、なお無死二、三塁から2者連続三振などで同点のチャンスをふいにした。試合後にはミーティングを実施。指揮官は「2点差で追い上げてるところで、三振、三振では。ゴロを打てば一、三塁になる。コンパクトに振るとかバットを短く握るとかある」と続けた。3月11日からはDeNA2連戦(横浜)が控える。「あと2試合ある。今からもっと意識していかないと」とナインへ反省を促した。【伊東大介】

◆昨オフに中日からトレードで加入したDeNA・京田陽太内野手(28)が、オープン戦初戦となる中日戦に「1番・遊撃」で出場する。三浦監督は「昨年までいたチーム。意識する部分は多々あると思うけど、その中でどういうものを見せてくれるのか」と期待を寄せた。

◆DeNAのネフタリ・ソト内野手(33)が1-2の三回二、三塁からチームのオープン戦1号となる左越え逆転3ランを放った。「シュートをインサイドアウトで捉えることができました。あの場面、最低でも外野フライを打つ気持ちで打席に入りました。逆転することができよかったです」柳からの大きな一発を、鳴り物応援が解禁となりトランペット演奏で球場を盛り上げている応援団が待つ左翼芝生席へ運んだ。

◆市和歌山高からドラフト1位でDeNAに入団した、2年目の小園健太投手が五回から2番手で登板。2回を1安打無失点に抑えた。プロ入り後、初めて2イニングを投げた右腕について三浦監督は「ちょっと闘争心に火がついたかな、と。投げていくにつれて腕の振りも良くなっていったと思う。ああいう感じでね、もっと、もっと闘争心を前面に出して投げていってくれたらいいなと思います」と笑顔をみせた。

◆トランペットなど鳴り物の使用やマスク着用での声出し応援が解禁され、ビジターながらもDeNAの応援団が左翼席で4年ぶりに応援歌などを生演奏した。山崎は「本当に環境的に変わってきて、僕らもうれしく思いますし、やりがいを感じながら試合ができてうれしく思います。その中で野球をやらせてくれてありがたいと思います」と笑顔。D3位・林(駒大)も「今までずっと聞いていた応援なので、興奮しました」と感激していた。

◆先発枠入りを目指す中日の松葉が2番手として3回を投げ、単打3本、1失点(自責点0)にまとめた。直球に切れがあり、毎回走者を背負いながらもゴロを打たせて取った。課題としていた直球について「自分に自信が付くところまで投げられた。良かった」と留飲を下げた。先発陣の層は厚く、2年連続で6勝を挙げた32歳の左投手も好結果が求められる立場。立浪監督は「安定して持ち味を発揮できた投球だった」と評価した。(アグレ北谷)

◆DeNAの京田が古巣中日との対戦で存在感を示した。「1番・遊撃」で出場し、一回は同期入団の柳と対戦。「思い切り私情を持ち込んで、打ってやろうと思った」と放った飛球は風に流されて右前に落ちる二塁打に。三塁に移って迎えた四回の守りでは1死満塁から三塁線の打球を横跳びで捕り、併殺とする好守備を披露した。試合前は昨季までのチームメートと談笑する場面もあった。「元気にやっている姿を中日関係者の方に見せられたのは良かった」と笑顔で引き揚げた。(アグレ北谷)

◆DeNAは練習試合6試合を含め、対外試合で初勝利を飾った。試合後の三浦大輔監督(49)の主な一問一答は以下の通り。――序盤にエース格の柳から6得点「全体的にいい攻撃ができました。振っていけたということと、積極的にいけたのがよかったですね。ソトも良かったですね。状態も上がってきてバットも振れてきますから、これからもっと良くなっていくと思います」――山崎が実戦初登板「問題ないと思います。しっかりランナーを出す練習をしたのかなと話はしたんですけど『わざとじゃないです』と言っていましたけど。しっかり試すボールも試しながら投げていましたし、真っすぐの力も問題ないと思います」――小園が初の2イニングを投げた「ちょっと闘争心に火がついたかな、と。投げていくにつれて腕の振りもよくなっていったと思う。ああいう感じでね、もっともっと闘争心を前面に出して投げていってくれたらいいなと思います」――対外試合初勝利「特にないです。オープン戦なんでね。練習試合は練習試合で意図を持って、目的を持って、やっているのでね。オープン戦は勝ちを意識するところもやりながら、今日勝てたことは良かったと思います」

◆このオフにトレードで加入したDeNA・京田陽太内野手(28)が25日、古巣・中日とのオープン戦(北谷)に「1番・遊撃」で先発出場。3打数1安打2得点と活躍し、チームを対外試合7戦目での今季初勝利に導いた。「特に緊張もなく、相手どうこうより、キャンプでやってきたことをしっかり試合で出せるか、ということでした」古巣相手のオープン戦初戦。三浦監督の「意識する部分は多々あると思う」との計らいで、リードオフマンを任された。第1打席は相手右翼手が飛球を見失って右前に落ちる二塁打。佐野の犠飛で先制のホームを踏んだ。第2打席では先頭で四球を選び、ソトの逆転3ランへつなげた。対戦したのは2017年のドラフト1位、柳だった。同年に日大から同2位で入団した京田は「思いきり私情を持ち込んで『打ってやろう』という思いだった」と同期との戦いを楽しみ、結果を出した。三塁に移って迎えた四回の守備では好プレーも見せた。1死満塁で田中の三塁線へのゴロに横っ跳び。三塁に触れて一塁に転送する併殺を完成させ、今度は17年に新人王を争った同学年のDeNA先発・浜口を救った。プロ6年間で647安打を放った実力者だが、昨季は立浪新体制のもとで43試合の出場にとどまった。心機一転臨む今季。試合前には立浪監督や元同僚にあいさつし、談笑する姿があった。「元気にやっている姿を中日関係者に見せられたのは良かった」。DeNAで暴れることが、京田の〝恩返し〟だ。(湯浅大)

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
200 1.000
(-)
-
(-)
11
(+4)
7
(+1)
1
(-)
2
(+1)
0.277
(↓0.017)
1.500
(↑1.5)
1
(-)
阪神
100 1.000
(-)
0
(-)
5
(-)
2
(-)
1
(-)
1
(-)
0.212
(-)
2.000
(-)
1
(-)
DeNA
100 1.000
(-)
0
(-)
7
(-)
5
(-)
1
(-)
1
(-)
0.316
(-)
3.000
(-)
1
(-)
日本ハム
100 1.000
(-)
0
(-)
5
(-)
4
(-)
0
(-)
0
(-)
0.313
(-)
2.000
(-)
5
(-)
楽天
010 0.000
(-)
1
(-)
4
(-)
5
(-)
0
(-)
1
(-)
0.303
(-)
5.400
(-)
5
(-)
中日
010 0.000
(-)
1
(-)
5
(-)
7
(-)
1
(-)
0
(-)
0.229
(-)
5.000
(-)
5
(-)
広島
010 0.000
(-)
1
(-)
1
(-)
4
(-)
0
(-)
0
(-)
0.133
(-)
4.500
(-)
5
(3↓)
ヤクルト
020 0.000
(-)
1.5
(↓0.5)
8
(+2)
12
(+5)
1
(-)
5
(+3)
0.250
(↓0.047)
5.500
(↑0.5)