1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 5 | 8 | 0 | 1 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 | 0 |
勝利投手:和田 毅(7勝4敗0S) 敗戦投手:涌井 秀章(4勝3敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは0-0で迎えた4回表、柳田と中村晃の適時打などで3点を先制する。3-1となって迎えた6回には、デスパイネのソロと柳町のスクイズで2点を加え、リードを広げた。投げては、先発・和田が5回1失点で今季7勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。
◆楽天-ソフトバンク戦は通算154勝の涌井秀章投手(36)と同149勝の和田毅投手(41)が先発。両投手の先発対決は20年9月9日以来8度目となるが、過去の対戦結果は涌井3勝、和田2勝。和田が勝利して対戦成績をタイに戻すか。
◆楽天生命パークが騒然となった。ソフトバンク柳田悠岐外野手(33)が4回の守備で後頭部を痛め、途中交代した。1死走者なしで2番渡辺佳が右翼フェンス際に大飛球。柳田は柵越えかのように見えた打球を一度はグラブに収めたが、そのままフェンスに激突。後頭部を強打し、打球もグラブからこぼれた。柳田は起き上がることが出来ず、トレーナー複数人が急いで駆け付けた。渡辺佳は右翼越え三塁打と記録された。担架も呼ばれたが、幸いにも柳田に意識はあり、歩いてベンチに退いた。三塁手の周東が右翼に回り、柳田に代わって野村勇が三塁に入った。柳田は4回に先制の中越え適時二塁打を放っていた。優勝マジック「2」としているソフトバンク。仮に主砲の離脱となれば、何よりも痛い。
◆ブラックフライデーから抜け出せなかった。楽天は金曜19連敗。今季本拠地では金曜0勝13敗と、1勝もできなかった。先発涌井が4回に崩れた。3回までは1安打無失点と好投も、1死走者なしから5連打。押し出し四球も与え、一挙3点を失った。6回は先頭デスパイネにソロを浴び、小深田のエラーから犠打とスクイズで失点。6回7安打5失点(自責4)で3敗目を喫した。本拠地で金曜日の勝利は昨年6月25日ソフトバンク戦が最後。曜日関係なく、現在本拠地では7連敗中だ。仙台のファンへ勝利をなかなか見せられていない。今季の残り試合は、本拠地での2日オリックス戦のみ。石井GM兼監督は「本当に楽天生命パークでなかなか勝てないので、なんとかね、ファンの方に1年の感謝じゃないですけど、そういう気持ちと思いを持ってまた勝利を届けたいなと思います」。最後こそは白星を届けたい。
◆ソフトバンクがついに優勝へのマジックナンバーを「1」とした。同時に和田毅投手(41)がNPB通算150勝を達成。残り2試合を残し、悲願のゴールテープが目の前に見えた和田は初回から全開だった。3回までは無安打投球で楽天打線を封じた。4回に1点を失ったが、百戦錬磨の左腕は動じない。5回2安打1失点に抑え、6回以降は盤石のリリーフ陣にゆだねた。打線も41歳のベテランを援護した。0-0の4回には打者一巡の猛攻で一挙3得点。2番牧原大が遊安打で出塁し、4番柳田が先制の中越え適時二塁打を放った。5番デスパイネ、6番中村晃、7番今宮も続き、涌井に5連打を浴びせた。6回にはデスパイネのソロと柳町のスクイズで2点を追加。前日29日の同戦では初回に打者一巡で4得点を先制した。数々の優勝経験があるソフトバンクは、ここぞの試合で集中力が違う。藤本博史監督(58)は試合前、「(2位の)オリックスは全て勝つと考えている。自分たちが勝ってマジックを減らしていく」と話していた。言葉通りに杜(もり)の都で2連勝。2年ぶりのリーグ優勝は、10月1日西武戦、ベルーナドームで決める。
◆楽天がマジック2のソフトバンクと対戦。先発は楽天が涌井秀章、ソフトバンクは和田毅。ソフトバンクが4回に5連打で3点を奪う。楽天はその裏に浅村の適時打で詰め寄る。ソフトバンクは6回にデスパイネの14号ソロ、柳町のスクイズで2点を加点。投げては和田毅が5回1失点の好投。救援陣5人が完封リレーで勝利。
◆ソフトバンクが勝ち、優勝へのマジックを「1」とした。藤本博史監督(58)の、試合後の一問一答は以下の通り。-勝ってマジック1藤本監督 元々オリックスが勝つと思ってこっちはやってるのでね。待って見るのもね。面白いところがあるけど。-明日勝って決める藤本監督 勝ってみんなで喜びたいんで。明日はしっかり勝ちましょう。-4回にいい形で先制藤本監督 柳田がいいところで打ってくれて、その後が続いたところが良かったと思います。-6回の追加点も大きい藤本監督 効果的な点の取り方やったなと思います。相手にダメージを与える攻撃ができたと思います。-途中交代の柳田が心配藤本監督 ちょっと明日無理かもわからないですね。むち打ちみたいな感じですね。骨とかはどこも異常ないんでね。ちょっと明日はしんどいかなと思いますね。-和田がNPB150勝藤本監督 今日これで優勝決まってればもっと良かったやろうけどね。いい記念の日になったやろうけど。まだこれからも頑張ってもらわないとね。-中継ぎもつぎ込んだ藤本監督 もう明日までは3連投やむなしということでやっているので、全員で行きます。-10月1日西武戦で優勝を決めたい藤本監督 当然、残り1試合残してどうのこうのじゃなくて、明日また全員で戦って、決めるということでいきたいと思います。
◆楽天生命パークに即席のパブリックビューイングが誕生した。ソフトバンク-楽天25回戦は、ソフトバンクが5ー1で勝利。この時点でソフトバンクの優勝マジックは「1」になった。2位オリックスがロッテに引き分けか負けなら、2年ぶりのリーグ優勝が決まる。楽天生命パークの方が早く試合が終了したため、球場の計らいで大型ビジョンにオリックス-ロッテ戦(京セラドーム大阪)がライブ中継された。ソフトバンクの選手と球場の観客は、固唾(かたず)をのんで大型ビジョンを見つめた。だが、3-3の9回にオリックスがサヨナラ勝ちしたため、優勝は10月1日以降に持ち越しとなった。
◆ソフトバンク和田毅(41)が5回2安打1失点で今季7勝目を手にし、史上50人目となるNPB通算150勝を達成した。9月23日に現役引退を発表した同じダイエー戦士の盟友、明石健志内野手(36)がサプライズで登場し、記念ボートを渡された。「節目の試合を、このような大事な試合で投げられたことを本当にうれしく思います」。現役唯一のダイエー戦士となった左腕が、ホッと一息して喜んだ。最速は140キロ台前半ながら、楽天打線にアジャストさせない。変化球のキレも抜群だった。「相手(先発)も涌井ですし、いい投手なのは分かっている。先に点をやらない気持ちでマウンドに上がりました」。4回に1点を失っても動じなかった。不惑を超えてもなお、チームに欠かせない投手陣の柱だ。最高のお手本がいたからこそ、和田はいまだに衰えない。米カブス時代、過去に3度サイ・ヤング賞に選出されたドジャースのクレイトン・カーショー投手の練習を間近で見た日がある。カーショーは何分経過しても走ることをやめない。「ランニングの鬼」として知られる和田は「自分のやってることって間違いじゃなかったんだな」と確信した。世界屈指の左腕と同じ道を信じてきた。オフの自主トレは若手が息を切らすほどの過酷さ。積み上げた150勝は必然だった。自身の金字塔とともに、チームは優勝マジックを「1」とした。「大事な試合で達成できたのはすごくうれしいです。いい日になったな」。杜(もり)の都の夜空に、41歳の笑みがはじけた。【只松憲】
◆ソフトバンクが快勝で、優勝へのマジックを「1」に減らした。先制V打を放った柳田悠岐外野手(33)は守備でも魅せた。フェンスで後頭部を強打しながら、相手の本塁打を阻止するプレーで途中交代。主将の気迫あふれるプレーが、チームを勢いづけた。オリックスが勝ったため、この日の胴上げは持ち越しとなったが、10月1日西武戦(ベルーナドーム)に勝つか、引き分けで優勝が決まる。楽天を破って優勝マジックを「1」に減らしたソフトバンクは、場内に放映された、まだ試合の続いているオリックス-ロッテ戦の行方を見つめた。結果はオリックスのサヨナラ勝ちで、この日の胴上げはお預け。藤本監督は「元々、オリックスが勝つと思ってこっちはやってるのでね。待って見るのもね。面白いところがあるけど」と苦笑いしながら、ゴールへの着実な1歩前進を喜んだ。主将の気迫あふれるプレーがあった。4回に先制打を放っていた柳田はその裏、1死走者なしで、楽天渡辺佳が放った右翼後方への大きな飛球を追った。柵を越えるかどうかという打球にグラブを目いっぱい伸ばし、ボールに触れた。だが、フェンスに後ろから倒れ込み、後頭部を強打。グラブからはボールがこぼれた。本塁打を阻止する形になり、記録は三塁打。しかし、柳田はしばらく起き上がることができず。トレーナーらが駆けつけ、担架の準備もされたが、なんとか立ち上がり自身の足で歩きはじめた。大きな拍手を送られながら、ベンチに下がり交代した。柳田は仙台市内の病院でCT、血液検査を受け、脳振とうの疑いはなし。むち打ちのような症状と診断された。藤本監督は「ちょっと明日無理かもわからないですね。骨とかはどこも異常ないんでね。ちょっと明日はしんどいかなと思いますね」と話し、大事には至っていない模様。優勝のかかった一戦で欠場の可能性はあるが、長期離脱などの不安は大きくなさそうだ。柳田のガッツに鼓舞され、チームは奮起。6回にデスパイネがダメ押しのソロ本塁打を放ち「ギータが交代した分までカバーしようと気合が入った」と力を込めた。優勝まで残り1勝。藤本監督は「勝ってみんなで喜びたいんで。1試合残してどうのこうのじゃなくて、明日また全員で戦って、決める」と言い切った。【山本大地】○...今宮がマルチ安打で気を吐いた。3点を先制した4回には右前打でチャンスメーク。9回には遊撃内野安打を放った。「とにかく勝つことができてよかったです。明日勝って、リーグ制覇できるようにチーム一丸となって戦っていきたい」。自身も打率2割9分9厘とし、初の3割達成へ向け大事な残り2試合となる。選手会長として攻守での活躍を誓った。▽ソフトバンク中村晃(4回1死一、三塁から2点目となる左前適時打)「打ったのはチェンジアップです。ギーさん(柳田)が先制のタイムリーを放って、何とか続いていこうと打席に入りました。先制のいい流れに乗って、タイムリーを打つことができて良かったです」
◆ソフトバンク・藤本博史監督(58)が試合前に代表取材に応じた。マジック「2」で迎え、リーグ優勝がある試合。一戦必勝だと言い切った。「目の前の試合に勝つ。それだけです。オリックスもきょう勝ちますから。うちは勝つだけです」ホークスが勝ち、オリックス引き分け以下で2年ぶりのリーグ優勝が決まる。ロッテ戦(京セラ)のオリックス先発は山本由伸だ。15勝、防御率1・65、195奪三振など今季の圧倒的な成績を残しているだけに「2つ勝ったら優勝と考えて戦っていきたいと思います。山本ですから。オリックス勝ちますって」と笑ったが、とにかく自力で勝ってマジックをゼロにするだけだ。「残り2勝するまでは、投手も3連投やむなしでいきます。みんな目の色を変えてやってくれている。ずっとやってくれているから」取材中、通りがかった王会長から「頑張ってね」と背中をたたかれ「ありがとうございます」と頭を下げた。歓喜の瞬間まで、油断は一切ない。
◆ソフトバンク・千賀滉大投手(29)が10月1日の西武戦(ベルーナドーム)で先発する。30日のソフトバンク、オリックスの結果次第では登板日にリーグ優勝が決まる可能性がある。心境を語った。「どっちだろうと、僕がやらないといけないことは変わらないので。一生懸命、そこに向かってやっていきたいです。(30日に)僕らが勝てば優勝というわけでもないですし、いろいろな条件も重なるので。わからない部分もある。僕は明日に向けて準備することしか考えていないです」前回登板は25日のロッテ戦(ペイペイドーム)で6回無失点で11勝目を挙げた。30日に勝ち、オリックスが引き分け以下で2年ぶりのリーグ優勝が決まるが、当然10月1日にずれこむ可能性だってある。「例年、僕の前とかで決まっていることが多いので、その可能性が高いのかなと思ったりしています」と笑ったが、マウンドで自分のパフォーマンスをするだけだと強調した。今季のベルーナドームは今季2度目の登板で防御率1・29。「そんなに最近は投げていないので。しっかり投げたい」と力を込めた。
◆ソフトバンク・長谷川勇也打撃コーチ(37)が試合前に代表取材に応じた。今季限りで退団する松田宣浩内野手(39)について言及した。「僕の中でも尊敬できる野球選手の1人だと、自信を持って言えます。キャラクターは全く真逆でしたけど、野球に対する気持ちやホークスを思う気持ちは一緒だったので。そういう思いがある選手と野球ができなくなるのはさみしいですけど、お互いにいろいろ経験していくと思うので。また松田さんと会えたときには、その経験を話し合って。おもしろい話ができたら」長谷川打撃コーチにとっても1学年上。圧倒的な練習量と野球への真っすぐな姿勢で「打撃職人」と呼ばれた長谷川打撃コーチ。一方で「熱男」と呼ばれて声と明るさ、そして結果でホークスの顔になった松田。「真逆」と笑ったものの、ともにホークスの常勝時代を築いた全てが思い出だ。「僕はこつこつ継続すること。松田さんはああいうスタイルを年を取っても継続していたのは変わりがないので。自分というプレーヤーを常に持ち続けていた。そういう点でも尊敬でした」今月の8日に登録抹消となり、球団から来季の構想外を告げられて現役続行を希望して退団を選択した。長谷川打撃コーチは「以前なら、松田さんがチームを離れると活気のあるベンチではなかった。今は松田さんがいなくとも、ベンチの活気は継続しているので。選手が松田さんの背中を見てきたからこそだと思います」と松田の〝遺産〟を強調していた。
◆ソフトバンク・柳田悠岐外野手(33)が負傷交代した。3-0の四回1死、渡辺佳の打球は右翼へ。これを柳田が追いかけ、フェンス際でのプレーとなった。完全に柵を越えていたであろう打球にジャンプしてグラブを伸ばして、キャッチを試みたが、捕球できず。そのままフェンスに沿うような形で、臀部から落下。その際に、フェンスに後頭部をぶつけてしまった。結果は三塁打となり、この回1点を失った。担架がグラウンドに運ばれたが、一時中断の後、自力でベンチまで歩行。村松外野守備走塁コーチが両手で「×」の印をつくり、藤本監督が交代を告げた。柳田に三塁の周東が右翼に回り、三塁に野村勇が入った。柳田は四回に先制打を放っていた。
◆楽天・涌井秀章投手(36)は6回7安打5失点。3敗目(4勝)を喫した。前々回9月16日の登板(楽天生命パーク)で同じソフトバンク相手に五回途中6安打3失点で2敗目を喫した。「大量点を与えた結果がチームに重い雰囲気を生んでしまった」と悔しさをにじませていた涌井。リベンジ登板となったこの試合では序盤3回を無失点に抑えたが、四回に突如として崩れた。1死一塁で今季7打数3安打3本塁打(試合前時点)と苦手にしている難敵・柳田に先制の適時二塁打を献上。中村には中前へ適時打を落とされ、2死満塁で甲斐に押し出し四球を与えた。六回には、デスパイネのソロとスクイズでさらに2点を失った。チームは29日に敗れ、クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅。今季のBクラスが確定した。優勝までのマジック「2」のソフトバンクに、意地を見せることはできなかった。
◆熱きホークス戦士の必死な思いが思わぬアクシデントを生んでしまった。四回裏。楽天・渡辺佳の右中間フェンス際の打球にジャンプ一番、捕球を試みたソフトバンク・柳田悠岐外野手(33)が後頭部をフェンスにぶつけてしまう。倒れ込む。動けない。担架が出動。球場全体に緊張感が走る。やがて柳田は立ち上がったが、そのまま交代。V目前の鷹に衝撃が走った。その直前の攻撃で、熱き思いはプラスに作用していた。四回1死から牧原大がボテボテの遊撃内野安打で出塁すると、柳田はチェンジアップにタイミングを外されながらも、手首をうまく返してミート。大一番で貴重な貴重な右中間への先制二塁打だった。「うまく反応して芯にあてることができました。大事な先制点を取ることができてよかったです」こんな芸当ができるのはギータならでは。だからこそ状態が気になる。続くデスパイネが投手強襲の打球を全力疾走で内野安打にすると、中村晃もどん詰まりながら左前へ運ぶタイムリー。さらにチャンスを満塁と拡大して、甲斐は粘って押し出し四球。ベテラン涌井から3点を先制だ。遠く京セラドームの経過が気にならないと言ったらウソになる。でも、目の前の試合を勝つことが「9・30優勝決定」の最低条件。勝つだけなのだ。手負いの鷹が悲願に突き進んだ。試合は5ー1で快勝したものの、オリックスも九回サヨナラ粘勝。「M1」で迎える10月1日の西武戦(ベルーナ)で一気に決める。
◆ソフトバンクが四回に5連打で3点を奪うなど、楽天先発の涌井を攻略した。41歳の和田毅投手は5回1失点で7勝目(4敗)を挙げた。?ソフトバンクの優勝へのマジックナンバーが1つ減って「1」となった。ソフトバンクがきょう1日に優勝を決めるには、西武に勝ちもしくは引き分けが条件となる。?和田が史上50人目の通算150勝を達成。初勝利は2003年4月9日の西武戦(北九州)で先発勝利。?41歳7カ月での達成は、1994年のオリックス・佐藤義則の39歳7カ月を上回る最年長記録。?305試合目での到達は41年の巨人・スタルヒンの236試合、50年の巨人・藤本英雄の265試合、43年の西鉄・野口二郎の282試合に次ぐ4番目のスピード記録。52年の巨人・別所毅彦の307試合を抜いた。?ソフトバンク(前身を含む)で150勝以上を記録したのは、221勝の皆川睦雄、187勝の杉浦忠に次いで3人目。
◆4位楽天は首位ソフトバンクに完敗。これでチームは5月6日のオリックス戦(京セラ)での白星を最後に金曜日は19連敗となった。打線は相手先発・和田の前に2安打。四回に浅村が放った左前適時打での1得点のみに抑えられた。先発の涌井は6回7安打、今季ワーストの5失点で3敗目(4勝)を喫した。四回に5連打と押し出し四球で3点を先制され、六回はデスパイネの左翼席へ14号ソロを被弾、さらに柳町にはスクイズを決められた。石井監督は「一気に複数点を取られてしまうと、ディフェンスのいいチームなので、すごく追いかけるのは苦しくなる」と眉間にしわを寄せた。今季残りは1試合。10月2日のオリックス戦(楽天生命パーク)が最終戦となる。指揮官は「生命パークでなかなか勝てないので、何とかファンの方に1年の感謝じゃないですけど、そういう気持ちと思いを持ってまた勝利を届けたい」と前を向いた。
◆ソフトバンクは快勝で優勝へのマジックが「1」。先発した和田毅投手(41)が5回1失点で7勝目を挙げてNPB通算150勝目を挙げた。柳田悠岐外野手(33)は四回の右翼守備でフェンスに後頭部をぶつけて途中交代。試合後、藤本博史監督(58)が代表取材に応じた。--まず、しっかり勝てたということが良かった「はい。まあ、きょうはもともとオリックスが勝つとおもってやっていたので。勝って(相手の試合を)観るのも面白いですが。まあ、あした、みんなで勝って喜びたいと思います。相手待ちよりも、あした、勝ちましょう」--柳田の先制打が大きかった「柳田いいところで打ってくれて、後続の打者が続いて、効果的な点の取り方ができたし、相手にダメージを与える攻撃だったと思います」--柳田のけがが心配ですが「あしたは無理かも」--首ですか「むち打ちみたいになっていたので。骨とか、どこも異常がないのですが、あした(の出場)はしんどいでしょう」--和田投手も150勝目「良かったですね。優勝が決まれば、いい記念日になったのでしょうが」--内容的には「悪くなかったですよ。最初から飛ばしてくれていたし。(今季は)これが最後、というわけではないか。これからも頑張ってもらわないと」--救援陣も踏ん張った「明日までは3連投やむなしと言ってますから。明日も当然。全員で戦って、決めるということで行きます」
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
76 | 63 | 2 | 0.547 (↑0.004) | M1 (↑1) |
2 | 551 (+5) | 463 (+1) | 105 (+1) | 84 (-) |
0.256 (-) | 3.060 (↑0.01) |
2 (-) |
ORIX |
75 | 65 | 2 | 0.536 (↑0.004) | 1.5 (-) |
1 | 485 (+4) | 456 (+3) | 89 (-) | 62 (-) |
0.246 (-) | 2.840 (-) |
3 (-) |
西武 |
71 | 67 | 3 | 0.514 (-) | 4.5 (↓0.5) |
2 | 459 (-) | 443 (-) | 116 (-) | 59 (-) |
0.230 (-) | 2.760 (-) |
4 (-) |
楽天 |
69 | 70 | 3 | 0.496 (↓0.004) | 7 (↓1) |
1 | 531 (+1) | 517 (+5) | 101 (-) | 97 (-) |
0.243 (↓0.001) | 3.460 (↓0.01) |
5 (-) |
ロッテ |
68 | 73 | 1 | 0.482 (↓0.004) | 9 (↓1) |
1 | 496 (+3) | 533 (+4) | 96 (-) | 132 (+2) |
0.231 (↑0.001) | 3.400 (↓0.01) |
6 (-) |
日本ハム |
58 | 81 | 3 | 0.417 (-) | 18 (↓0.5) |
1 | 459 (-) | 532 (-) | 100 (-) | 93 (-) |
0.234 (-) | 3.470 (-) |
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