DeNA(★1対6☆)中日 =リーグ戦25回戦(2022.09.30)・横浜スタジアム=
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中日
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DeNA
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勝利投手:小笠原 慎之介(10勝8敗0S)
敗戦投手:東 克樹(1勝6敗0S)
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◆中日は1点を追う4回表、無死一三塁の好機からビシエドが適時打を放ち、同点とする。そのまま迎えた6回には、高橋周の適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・小笠原が7回1失点の好投で今季10勝目。敗れたDeNAは、打線が振るわなかった。

◆DeNA東克樹投手(26)が30日、出場選手登録された。ベンチ入りし、中継ぎで出番に備える。今季は自身初の開幕投手を任されたが、不調で5月16日に抹消。6月23日に再昇格したが、新型コロナウイルスに感染し、7月14日に抹消された。今季は、9試合に先発し、1勝5敗、防御率4・75。また、29日の中日戦で登板した田中健、森原はこの日はベンチメンバーを外れ、CSに向け、コンディション調整に専念した。

◆東京五輪スポーツクライミング女子で銅メダルを獲得した野口啓代さんが、DeNA-中日25回戦(横浜)で始球式を行った。「I☆YOKOHAMA SERIES」のスペシャルユニホームに袖を通し、笑顔で登場。大きく振りかぶって、ワンバウンド投球を披露した。ベンチから見守った三浦監督は、温かい拍手を送った。投球後は丁寧に頭を下げながらベンチ裏に引き揚げ、大きな拍手を浴びた。

◆DeNA佐野恵太外野手(27)が、中日岡林と1打席目から激しい最多安打争いを繰り広げた。1回、中日岡林が左前打で156安打目を放ち、単独トップに立つと佐野も1打席目に三塁への内野安打を放ち、再び並んだ。3回には、中日岡林が157安打目をマーク。佐野は2打席目は見逃し三振に倒れ、1本差がついた。ヤクルト村上と首位打者争いを繰り広げる中日大島は、1回無死一塁で迎えた1打席目は中飛、4回無死で迎えた2打席目は四球だった。

◆DeNAバッテリーが、佐野恵太外野手と激しい最多安打争いを繰り広げる中日岡林勇希外野手の3打席目は勝負を避ける形で四球とした。1回は、中日岡林、DeNA佐野ともに安打を放ち、156安打目をマーク。2打席目は岡林が左前打を放ち、佐野は見逃し三振で1本差をつけられた。

◆「ハマのミスター二塁打」が、キャリアハイをマークした。DeNA牧秀悟内野手(24)が、今季36本目の二塁打を放ち、昨年の自身の記録を超えた。1点ビハインドの6回1死走者なし、中日小笠原から右翼線への二塁打をマークした。昨季は、58年の長嶋茂雄(巨人)を抜き、セ・リーグ新人記録の35二塁打をマーク。今季は75打席目で1本目の二塁打を放ち、556打席目で36本目の二塁打を放った。

◆中日大島洋平外野手(36)が1-1の6回先頭の第3打席でヒットを放ち、打率を3割1分5厘に上げた。この日は第1打席で中飛、第2打席で四球を選んでいた。6回2死二塁から高橋周の中前打で本塁へ好走塁。クロスプレーでDeNAからリプレー検証を求められたが判定通りセーフになり、勝ち越しにも貢献した。19年、20年に最多安打を連続受賞している大島にとって、現在ヤクルト村上と激しく争っている首位打者は「意識している」と公言する悲願のタイトル。「自分の事より、(チームのために)とにかく必死にやりたい」と話す、キャプテンマークをつけたベテランが初タイトルとともにチームをけん引する。

◆DeNAエドウィン・エスコバー投手(30)が、CSファーストステージに向け、不安を露呈した。1点ビハインドの8回から登板。佐野と最多安打争いを繰り広げる先頭の岡林にこの日3本目の安打を浴び、大島に四球、阿部の犠打で二、三塁とされ、ビシエドに2点適時二塁打を浴びた。25日のヤクルト戦(神宮)では、同点の9回に登板し、丸山和にサヨナラの適時二塁打を浴び、ヤクルトのリーグ連覇が決定。20日の阪神戦でも3失点で一時逆転を許すなど、9月後半に入って、安定感を欠いた投球が続く。三浦大輔監督(48)は「まだ調整が必要かなと。もちろん疲労もありますから2、3日休んで0になるわけではないし、もう少し調整期間があるので調整してもらいます」と話した。今季は、68試合に登板し、4勝2敗、34ホールド、防御率2・47。

◆中日堂上直倫内野手(34)が9月30日のDeNA25回戦(横浜)で通算1000試合出場を果たした。9回2死走者なしで代打出場し右前打を放った。堂上は愛工大名電(愛知)から06年に3球団競合の末、ドラフト1位で中日に入団。初出場は08年8月3日、巨人15回戦(ナゴヤドーム)で代打出場。

◆DeNA佐野恵太外野手が、中日岡林勇希と1打席目から激しい最多安打争いを繰り広げた。1回、中日岡林が左前打で156安打目を放ち、単独トップに立つと佐野も1打席目に三塁への内野安打を放ち、再び並んだ。3回には、中日岡林が157安打目をマーク。佐野は2打席目は見逃し三振に倒れた。5回に迎えた岡林の3打席目は四球で勝負を避けたが、8回は左前打、9回には二塁打でこの試合4安打をマークした。佐野は、6回に迎えた3打席目は遊ゴロに倒れたが、8回の4打席目に左前打を放ち、2本差で試合が終了した。ヤクルト村上と首位打者争いを繰り広げる中日大島は、1回無死一塁で迎えた1打席目は中飛、4回無死で迎えた2打席目は四球、6回の3打席目は中前打で、8回の4打席目は四球で2打数1安打だった。

◆DeNA三浦大輔監督(48)が、佐野恵太外野手(27)と激しい最多安打争いを繰り広げる中日岡林に4安打を許し、佐野に謝罪した。1回に大貫が左前打を浴び、3回にも左前打でマルチ安打。5回に迎えた3打席目は四球で勝負を避けたが、8回はエスコバーが左前打、9回には三浦が二塁打を浴び、この試合4安打を許した。三浦大輔監督(48)は「攻めていった中での四球もありますけど、ちょっと打たれすぎたというところで、佐野に申し訳なかったです」と頭を下げた。

◆中日大島洋平外野手(36)が1-1の6回先頭の第3打席でヒットを放ち、打率を3割1分5厘に上げた。この日は第1打席で中飛、第2打席で四球を選んでいた。6回2死二塁から高橋周の中前打で本塁へ好走塁。クロスプレーでDeNAからリプレー検証を求められたが判定通りセーフになり、勝ち越しにも貢献した。19年、20年に最多安打を連続受賞している大島にとって、現在ヤクルト村上と激しく争っている首位打者は「意識している」と公言する悲願のタイトル。「自分の事より、(チームのために)とにかく必死にやりたい」と話す、キャプテンマークをつけたベテランが初タイトルとともにチームをけん引する。

◆安定した投球でレギュラーシーズン最後の登板を終えた。DeNA・大貫晋一投手(28)が2試合連続となる中5日で先発。ストライクゾーンにテンポ良く投げ込み5回4安打1失点。12勝目は挙げられなかったがクライマックスシリーズ(CS)へ順調な仕上がりを見せた。前回登板だった24日のヤクルト戦(神宮)では今季最短となる2回?で降板。雨天によるコンディションに対応できず5安打4失点と不安を残していた。「自分がうまく入れなかったのは事実。同じ失敗をしないためにどうすればいいか考えてきた」と修正を試みた。 今季は23試合の登板で5回を投げ切れなかった試合は2試合だけ。5回以上投げた21試合中、20試合で自責3点以下と抜群の安定感を見せた。三浦監督は「1年間離脱することなくローテーションを守ったのは非常に大きな財産。ただローテを守って規定投球回にいかないのはどういうことなのか。それが今後の課題になると思う」と安定感ある投球の一方、イニング数(136回?)の消化の少なさを課題に挙げた。大貫も「来季は自分が(救援陣の)負担を減らせるように」とうなずいた。ただ、類まれな投球術はポストシーズンで重宝されるはずだ。

◆闘志は胸に秘め、淡々と左腕を振った。横浜のマウンドに立った中日・小笠原慎之介投手(24)にとって、進化を示した今季最終登板だ。「あと1回しか投げられないと思うので、全力で投げたい」9月24日の巨人戦(バンテリンドーム)で自己最多を更新する9勝目を挙げ、初の2桁に王手。さらなる自信につながる1勝を求めて臨んだ。一回2死から安打と2四球で満塁を招いたが、楠本を二ゴロに打ち取ってピンチを脱出。二回2死二塁では桑原にカーブを左翼線に運ばれて先制点を与えたが、崩れない。スライダーやチェンジアップを織り交ぜて立ち直り、同点となった四回には150キロ直球も投げてアウトを積み重ねた。残り3回?としていた規定投球回に、四回先頭の楠本を空振り三振に仕留めて到達。プロ6年目で初だった昨季から2年連続だ。先発ローテの一角として働いた証しには「到達して当たり前という立ち位置にはならないといけないのかな」。冷静に現在地を見つめていた。今季は開幕直後に新型コロナウイルスの陽性判定を受けて離脱を余儀なくされたが、苦難を乗り越えてたどり着いた。来季2年目となる立浪竜が目指す逆襲には、大野雄、柳、そして小笠原が形成する先発3本柱の奮起が必要不可欠。試合は6ー1で勝利。7回1失点の小笠原はプロ7年目で初の2桁勝利に到達。さらに腕を磨き、エースへの階段をのぼっていく。

◆DeNA・東克樹投手(26)がプロ入り44試合目で初の救援登板。六回に登板し、先頭の大島に中前打を許し、2死二塁から高橋周に中前適時打を浴びた。七回は三者凡退で2回2安打1失点。開幕投手を務めた左腕は今季先発で1勝5敗。三浦監督は「(CSの起用を)決めるためにいろいろ見ている。残り試合は救援として待機してもらいます」と説明。ポストシーズンへ新オプションを試していく。

◆中日が逆転勝利。先発した小笠原が7回5安打1失点で10勝目を挙げた。試合後の立浪和義監督(53)の主な一問一答は以下の通り。――小笠原が初の2桁勝利「2桁勝てたのが(よかった)。途中、コロナで1カ月抜けたりとかもあるなかで、これは一つ目標でもあると思いますし、初の2桁ですし。しばらくまた休んで、秋からもう一回、さらにレベルアップできるように。来年は中心となってやてもらわないと困る投手なので。7年目ですか、初の2桁ですから、大いに自信にしてもらいたいなと思います」――後半戦は安定感があった「ここのところは特に投げっぷりもいいですし、意気込みもいいですし、非常に頼もしくなってきました」――2―1の七回1死一塁で対戦した代打・オースティンには3ボールまでいったが、空振り三振に抑えた「1点差だったのであそこは一番嫌な場面だったと思うんですけど、小笠原の成長じゃないですか」――七回の攻撃で打席が巡ったが、代打を送らず続投となった「1点差だと(リリーフ陣に)プレッシャーがかかるところなので、結果、(八回)表に点が入ったので。非常に良かったです」――7回を投げ続けていたり、ローテーションとして成長を感じるか「そう思います。来年はさらに八回ぐらいまでいけるように、点差があれば一人で投げられるように。100球手前ぐらいから球威が落ちていたのが、そんなに落ちなくなったので、そこが一つ、いいところじゃないかなと思います」――最多安打のタイトルを争う岡林が4安打「この状況で4本を打てるというのは(素晴らしい)。前の試合でなかなか打てなくてストレスも溜まっていたと思いますけど、きょうの4本は非常に大きいんじゃないかなと思います」――中軸の阿部、高橋周に犠打を指示「きょうはとにかく(小笠原に)2桁を勝たせてやりたいということでクリーンアップにもバントをさせたんですけど」――八回を抑えたロドリゲスが45ホールドポイントとし、最優秀中継ぎのタイトルが確定「このチーム成績でこれだけホールドを挙げて。R・マルティネスにもまだセーブ王のチャンスがあるというところで。それだけ僅差が多いというのはもちろんあると思うんですけど、非常に頼もしい投手が後ろにいるので。清水も含めてね。とにかく来年、あと1試合ありますけど、点がもっと取れるようにいろいろと工夫しながらやっていきたいなと思います」――今カードで先発した勝野、柳がこの日まで1軍本隊の練習に参加。まだ登板があるのか「柳はあるかもしれないです」

◆2位が確定しているDeNAは敗れたが、クライマックスシリーズ(CS)で収穫のある一戦となった。前回登板で三回途中降板した大貫晋一投手(28)が5回4安打1失点の好投。プロ入り初の救援起用となった東克樹投手(26)は、六回から登板し2回2安打1失点だった。三浦大輔監督(48)の主な一問一答は以下の通り。――大貫が好投「しっかりまとめたかな、と。調子が良かったわけではないと思うんですけど、それなりにしっかりと試合をまとめるということはできたかなと思います」――東が救援で2回1失点「1点取られましたけど、ズルズルとその後いかなかったのは良かったのかなと思います。また明日以降も見ていきたいと思います」――佐野(157安打)の最多安打争いで岡林に4安打(159安打)許した「ちょっと打たれましたから。佐野には申し訳なかったなと思います。避けるというか攻めていったなかで四球もありますけど、ちょっとね。佐野には申し訳なかったなと思います」――対左の東を見たかった「それもありますけど、救援としてね。先発としてずっとやってきてもらった中でも救援待機ですから、そっちの方が大きいと思います。右、左はもちろんありますけど、救援として入り方も変わってきますからね。その辺りも見ていきたいと思います」――最多安打争いでの四球争いは時代錯誤か「時代で決まっているわけではないのでね。ちょっと打たれすぎたというところで佐野に申し訳なかったな、と」

◆先発した中日・小笠原慎之介投手(24)が7回5安打1失点と粘投し、自身初の2ケタ勝利(8敗)を挙げた。「先輩たち、後輩たちから声をかけてもらって、一つ壁を乗り越えた感じはあるかもしれないです」。9月24日の巨人戦(バンテリンドーム)で自己最多を更新する9勝目を挙げ、初の2ケタに王手。さらなる自信につながる大きな1勝を求めて臨んだ登板だった。一回は2死から安打と2四球で満塁を招いたが、楠本を二ゴロに打ち取ってピンチを脱出。二回2死二塁では、桑原に序盤から制球に苦しんでいたカーブを左翼線に運ばれて先制点を与えたが、崩れない。スライダーやチェンジアップを織り交ぜた投球で立ち直り、同点としてもらった四回には150㌔も投げ込むなどしてアウトを積み重ねた。六回まで98球。七回の攻撃では打席が巡るも代打は送られず、引き続きマウンドへ向かった。1死一塁では代打・オースティンを空振り三振に仕留め、二回に適時打を浴びていた続く桑原も遊ゴロに抑えて、あとをリリーフ陣に託した。試合前時点で残り3回1/3としていた規定投球回(143回)には、四回先頭の楠本を空振り三振に仕留めて到達。プロ6年目で初となった昨季から2年連続だ。開幕直後に新型コロナウイルスの陽性判定を受けて離脱を余儀なくされた苦難も乗り越え、最後にうれしい勲章をダブルで手にした。「終わったばっかりなのでまだ振り返ってもいないので何とも言えないですけど、まだレベルアップしないといけない立ち位置でもあるので、秋にもう一回頑張りたい」早くも視線は来季へと向いていた。達成感は力に変え、最下位に沈んだチームを自らの手で浮上させるために、このオフでさらなる進化を遂げる。

◆中日・岡林勇希外野手(20)が「1番・中堅」で出場し4安打。今季159安打とし、セ・リーグ最多安打争いで単独トップに立った。2試合連続無安打中と苦しんでいたのが嘘だったかのように、一回に鋭いライナーを逆方向へはじき返すと、三回は低めの変化球にタイミングを合わせ、白球を左前に落とした。さらに、八回はエスコバーの155㌔をとらえ、ゴロの打球で三遊間を破り、九回2死一塁で巡ってきた5打席目では甘く入ってきたチェンジアップを引っ張りこみ、右中間方向へのライナーで二塁ベースまで到達した。8月26日の阪神戦(バンテリンD)以来となる1試合4安打だった。試合前時点でDeNA・佐野、阪神・中野と155安打で並んでトップに立っていたが、中野は試合がなく、直接対決となったDeNA・佐野も2安打したが上回り、2歩リードした。立浪和義監督(53)も「この状況で4本を打てるというのは(素晴らしい)。きょうの4本は非常に大きいんじゃないかなと思います」と目を細めた。残り試合はDeNAの「3」に対し、中日は「1」だ。今季ラストゲームとなる10月2日の広島戦(マツダ)に向け「勝利に向けて、最後の試合を精いっぱい頑張りたいです」と岡林。ブレークを果たした3年目シーズンを、全力プレーで締めくくる。

◆中日・堂上直倫内野手(34)が史上518人目の1000試合出場を達成した。九回2死走者なしで、代打で登場。三浦から右前打を放ち、代走を送られて交代した。2007年に高校生ドラフト1巡目で中日に入団。初出場は2008年8月3日の巨人戦(ナゴヤドーム)での代打だった。節目には16年目で到達。「目標だったのですごくうれしいです。ここまで来るのにはいろいろな人に支えられて来られたと思います。感謝の気持ちでいっぱいです」。九回表終了後には三塁ベンチ前で記念ボードを掲げ、スタンドから大きな拍手を浴びた。

◆中日のジャリエル・ロドリゲス投手(25)が3点リードの八回に登板し、1回無失点。45個目のホールドポイントをマークし、最優秀中継ぎのタイトルが確定した。「練習の成果を出せて本当にうれしい」。四球と安打で無死一、二塁のピンチを招き、一発同点のシーンを迎えたが、4番・牧を遊ゴロ併殺に抑えて2死。宮崎に四球を与えて一、三塁となったが、最後は楠本を内角への155㌔で空振り三振に仕留め、スコアボードにゼロを刻んだ。ホールドポイントランキング上位者は阪神・湯浅が「44」で残り1試合、DeNA・伊勢が同「42」で残り3試合となっており、ロドリゲスは超えられることがなくなり、タイトルが確定した。2020年に来日し、昨季までの2年間は先発を任されてきたが、立浪新政権となった今季にセットアッパーに配置転換された。「リリーフという役目をもらい、うまく適応できたことがよかった」と1年間の働きが勲章に結びつき喜んだ。

◆佐野が〝激熱〟な最多安打のタイトル争いを繰り広げた。試合前時点で中日・岡林、阪神・中野と並ぶ155安打だった佐野は一回に三塁内野安打、八回に左前打を放ち157本とした。しかし、投手陣が岡林に4安打を献上して159本とされ「ちょっと打たれすぎた。佐野に申し訳なかった」と三浦監督。残り試合はDeNAが3、中日が1、阪神が1。

◆DeNAは敗れたが、クライマックスシリーズ(CS)へ収穫のある一戦となった。三浦大輔監督(48)は「(先発の大貫は)しっかりまとめたかな。(2番手・東は)失点したけど、ズルズルいかなかったのは良かった」とポストシーズンへ考えを巡らせた。前回9月24日に三回途中4失点と崩れた大貫は中5日で5回1失点。CSでの救援登板を見据え、プロ初の中継ぎ登板となった東は六回こそ高橋周に中前適時打を浴びたが、七回はきっちり三者凡退に抑えた。8日のCSファーストステージ初戦を視野に入れながらも「勝ちにいっている」と指揮官。あと1勝で2017年のDeNAとしての最多勝利(73勝)に並ぶ。残り3試合。勝利を追いつつ、2位からの「横浜反撃」体制を整える。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
79593 0.572
(↑0.003)
優勝
(-)
2608
(+5)
561
(+1)
170
(+2)
69
(-)
0.250
(-)
3.540
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
72662 0.522
(↓0.004)
7
(↓1)
3492
(+1)
523
(+6)
115
(-)
49
(-)
0.251
(-)
3.470
(↓0.02)
3
(-)
阪神
68713 0.489
(-)
11.5
(↓0.5)
1486
(-)
425
(-)
84
(-)
108
(-)
0.244
(-)
2.670
(-)
4
(-)
巨人
67713 0.486
(-)
12
(↓0.5)
2545
(-)
586
(-)
163
(-)
64
(-)
0.244
(-)
3.720
(-)
5
(-)
広島
66733 0.475
(↓0.003)
13.5
(↓1)
1552
(+1)
541
(+5)
91
(+1)
26
(-)
0.257
(↓0.001)
3.550
(↓0.01)
6
(-)
中日
65752 0.464
(↑0.004)
15
(-)
1411
(+6)
495
(+1)
62
(-)
64
(-)
0.246
(↑0.001
3.300
(↑0.02)