ヤクルト(★1対4☆)阪神 =リーグ戦23回戦(2022.09.27)・明治神宮野球場=
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阪神
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ヤクルト
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勝利投手:青柳 晃洋(13勝4敗0S)
(セーブ:岩崎 優(1勝6敗27S))
敗戦投手:高梨 裕稔(7勝9敗0S)

本塁打
【阪神】中野 拓夢(5号・1回表ソロ)
【ヤクルト】宮本 丈(1号・6回裏ソロ)

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◆阪神は初回、中野の先頭打者本塁打で幸先良く先制する。2-0となって迎えた5回表には、大山と原口の連続適時打で2点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・青柳が6回1失点の好投で今季13勝目。敗れたヤクルトは、先発・高梨が試合をつくれず、打線もつながりを欠いた。

◆リーグ最多安打を狙う、阪神の中野拓夢内野手(26)近本光司外野手(27)の2人だが、神宮では明暗くっきり。中野は同球場で今季33打数12安打の打率3割6分4厘と得意も、近本は28打数2安打の7分1厘と全く打っていない。

◆来季監督として、05年にリーグ優勝を飾った岡田彰布氏(64)の復帰で調整を進めていることが判明した阪神の選手、首脳陣は午後3時20分頃、神宮球場に到着し練習を開始した。午後6時開始のヤクルト戦へ向け準備を行う。残り3試合を残し、大混戦の3位争いの真っただ中だ。3位巨人には0・5差。広島とは同率4位で並んでいる。逆転CSへ全勝を狙うのみ。青柳晃洋投手(28)がハーラートップタイ13勝目を目指し先発のマウンドに上がる。

◆阪神が巨人に並んで3位に浮上。1回に中野の先頭打者本塁打で先制し、4回に高寺の犠飛で加点。5回に大山、原口の適時打で2点を加えた。青柳が6回1失点でリーグトップの13勝目。ヤクルトは宮本のソロによる1点に終わった。日本選手最多タイのシーズン55本塁打を放っているヤクルト村上宗隆内野手(22)は、10試合連続ノーアーチで今季ワーストタイのブランクとなった。阪神先発の青柳との対戦。1点を追う初回の第1打席は今季116個目の四球を選んだ。第2打席は二ゴロ、3度目の対戦となった6回の第3打席は空振り三振に打ち取られた。8回も2打席連続の空振り三振となった。これで10試合連続ノーアーチ。今季の4月6日中日戦から同17日DeNA戦に並び、試合数では最多タイのブランクとなった。打席数では44打席、ホームランから遠ざかっている。

◆阪神中野拓夢内野手(26)が先頭打者本塁打となる5号ソロを放った。ヤクルト高梨からカウント0-1から117キロのカーブを捉え、右翼席へと放物線を描いた。中野の本塁打は7月3日中日戦(バンテリンドーム)以来。序盤から打線を活気づけた。プロ初の先頭打者弾に「試合の入りが大事だと思っていました。先頭でなんとしても塁に出てチームに勢いをつけたいと思っていました。カーブをしっかり振り抜いてホームランで先制することができてよかったです」と試合中にコメントした。

◆日本選手最多タイのシーズン55本塁打を放っているヤクルト村上宗隆内野手(22)は、初回2死一塁で迎えた第1打席は四球を選んだ。阪神青柳の初球ストライクを見送り。3球連続ボール後、5球目の外角低めシンカーを強振し空振りした。フルカウントとなり、外角に外れたシンカーを見極め四球。今季116個目の四球となった。

◆日本選手最多タイのシーズン55本塁打を放っているヤクルト村上宗隆内野手(22)は3回の第2打席で二ゴロに終わった。阪神青柳の初球ツーシームを見送り。2球目、外角低めの130キロシンカーを振りにいくも、二ゴロに打ち取られた。初回の第1打席は今季116個目となる四球だった。

◆阪神大山悠輔内野手(27)と原口文仁内野手(30)の貴重な適時打で逆転CSに向けて大きく前進した。2点リードの5回1死一、二塁で大山の打席。ヤクルト高梨の143キロの直球を捉え、左前適時打で1点を追加した。その後、捕手の一塁けん制死で、2死二塁とした。さらに、原口もフォークを中前にはじき返し、二走・近本が生還。さらに1点を追加し4-0とリードを広げ先発青柳晃洋投手(28)を援護した。原口は前の打席では初球で犠打を決めるなど、自分の役割を果たしている。チームは逆転CS進出に向けて1戦も負けられない。ヤクルトとの3番勝負の1戦目で打線がつながっている。

◆日本選手最多タイのシーズン55本塁打を放っているヤクルト村上宗隆内野手(22)は6回の第3打席で、空振り三振に打ち取られた。阪神青柳と、この試合3度目の対戦。5球1度も振らずにフルカウントとすると、連続ファウルで粘った。最後は146キロ高めの直球をフルスイングして空振り三振に終わった。初回の第1打席は今季116個目となる四球、3回の第2打席は二ゴロに打ち取られていた。

◆日本選手最多タイのシーズン55本塁打を放っているヤクルト村上宗隆内野手(22)は3点を追う8回の第4打席を、2打席連続となる空振り三振に打ち取られた。阪神湯浅に、カウント1-2と追い込まれた4球目、154キロのつり球を豪快に空振り。三振に終わった。初回の第1打席は今季116個目となる四球を選んだ。3回の第2打席は二ゴロ、6回の第3打席は空振り三振で、阪神青柳に無安打に抑えられていた。

◆日本選手最多タイのシーズン55本塁打を放っているヤクルト村上宗隆内野手(22)が、10試合連続ノーアーチで今季ワーストタイのブランクとなった。阪神先発の青柳との対戦。1点を追う初回の第1打席は今季116個目の四球を選んだ。第2打席は二ゴロ、3度目の対戦となった6回の第3打席は空振り三振に打ち取られた。8回も2打席連続の空振り三振となった。これで10試合連続ノーアーチ。今季の4月6日中日戦から同17日DeNA戦に並び、試合数では最多タイのブランクとなった。打席数では44打席、ホームランから遠ざかっている。

◆阪神近本光司外野手(27)が2年ぶりに30盗塁に到達した。4-0の9回に無死一塁、一塁へのゴロで走者入れ替わりで残り、直後の大山の打席で二盗を決めた。30盗塁は20年の31盗塁以来、2年ぶり。6月から打順がそれまでの1番から3番に上がっても、足でかき回している。近本のキャリアハイはプロ1年目の36盗塁となっている。

◆阪神青柳晃洋投手(28)がハーラートップ、自己最多の昨年に並ぶ13勝目を挙げた。6回を投げ宮本のソロによる1失点でとどめた。8月2日の12勝目を最後に7試合続けて白星がなかったが、しっかりと試合を作った。逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出を懸けたヤクルト3連戦の初戦で、望みをつないだ。青柳のヒーローインタビューでの一問一答は以下の通り。-8試合ぶりの勝利「いやー、ずっとしんどかったですね。チームに貢献できてないのが分かっていたので、野手に助けてもらって抑えて勝つことができました」-負けられない試合で先発を任された「今日は何が何でも勝つしかないので、チームが勝つ可能性が残る投球をと思って投げました」-素晴らしい投球「(坂本)誠志郎のリードも高寺とかの好守備もあった。野手陣が先制点をとってくれたのすごい投げやすかった」-2年連続のタイトルも見えてきた「取れたらものすごくうれしいですし、何よりもチームの勝利に貢献できたことが一番です」-意気込み「明日、(伊藤)将司しっかり僕より調子が良いと思うので、全部勝ってCSにいけるように頑張るので、最後まで応援よろしくお願いします!」

◆阪神大山悠輔内野手(27)がキャリアハイをさらに更新する87打点目とした。2点リードの5回1死一、二塁。高梨の直球を捉え、左前適時打を放った。「3ボールからしっかり1球で捉えることができました。青柳さんが粘り強く投げているので、援護することができて良かったです」。23日の広島戦で20年の85打点を上回る86打点目を挙げた。残り2試合もチームを勝利に導く打点を積み重ねる。

◆阪神浜地真澄投手(24)が1回を無安打無失点に抑えた。3点リードの7回に登板。先頭の丸山和を直球で空振り三振。代打武岡を中飛とし、最後は山崎を132キロの変化球で投ゴロとし、難なく料理した。「チームに迷惑をかけてしまっていたので、チームの力になりたい思いで投げました。任せてもらった所を0で抑えることができてよかった」。コンディション面で不安があったため、9月20日DeNA戦以来、7日ぶりの登板で役割を果たした。

◆阪神が勝利し、巨人と同率の3位に浮上した。9日ぶりにAクラスに復帰し、激しいクライマックスシリーズ(CS)進出争いに食らいついている。中野拓夢内野手(26)がプロ2年目で初の初回先頭打者本塁打を放ち、4回は高卒2年目の高寺望夢内野手(19)が1死満塁で中犠飛で2点目を挙げた。中軸も奮起。5回1死一、二塁で大山悠輔内野手(27)が左前適時打で1点を追加した。なお2死二塁では、原口文仁内野手(31)が中前適時打を放ち、4-0とリードを広げた。4点の援護をもらい、先発青柳晃洋投手(28)は6回を6安打1失点でハーラートップ、2年連続の13勝目を挙げた。4試合ぶりにクオリティースタート(QS、6回以上、自責3以下)をマークし、相手の村上との勝負は、3打席で四球、二ゴロ、空振り三振だった。白星は8月2日の巨人戦以来。虎の大黒柱が復活し、逆転でのCS進出に望みをつないだ。阪神は巨人と同じく残り2試合、5位広島は残り3試合となっている。【ライブ詳細】村上宗隆、王貞治超え56号またもお預け 今季ワーストタイ10試合連続ノーアーチ

◆阪神岩崎優投手が球団左腕最多となる27セーブ目を挙げた。82年山本和行の26セーブを抜いて単独トップ。3点リードの9回にオスナ、長岡、代打山田を3人で片付けた。矢野監督は「あとふたつヤクルトなんで。そういう意味では投手陣もいい流れの中で向かっていけるものを自分たちで作ってくれた」とたたえた。

◆阪神近本光司外野手(27)が31盗塁した20年以来、2年ぶりの30盗塁に到達した。4-1の9回に無死一塁、一塁へのゴロで走者入れ替わりで残り、大山の打席で二盗を決めた。6月から打順がそれまでの1番から3番になっても、足でかき回している。「いける場面だったので、タイミングを見ながらでした。本当に勝つしかない。僕らの野球をするだけなので、頑張ります」。自己最多は1年目の36盗塁。

◆阪神青柳晃洋投手が自身8試合ぶりの勝ち星を挙げた。ハーラー単独トップで自己最多タイの13勝目だ。6回6安打1失点。8月2日巨人戦以来、約2カ月ぶりの勝利にヒーローインタビューで「いやー、もうずっとしんどかったですね。何とか野手に打ってもらって、中継ぎに抑えてもらって、やっと勝つことができました」と、ホッとした表情を見せた。日本選手新記録の56本塁打を狙うヤクルト村上にリベンジを決めた。初回は際どいコースを突いて四球を許すも、3回は外角低めのシンカーで二ゴロに、6回1死からは外角146キロで空振り三振。前回6日に甲子園で中越えの52号を許した相手を気迫でねじ伏せた。「投手3冠」を手中に収めた。13勝で最高勝率のタイトルの条件をクリアし、防御率も2・05で1位をキープした。「(タイトルは)取れたらものすごくうれしいですし、何よりもチームの勝利に貢献できたのが一番です」と喜んだ。エースの復活で2連勝を飾り、巨人と並ぶ3位に浮上。逆転CS進出へ望みをつないだ。矢野監督は「ちょっと(勝てない期間が)長すぎたけどね」と笑いつつ「12勝のまま止まるヤギより、苦しいけどもう1個いったというのは価値がある」とたたえた。残り2試合へ大きな勢いをもたらす勝利となった。【古財稜明】青柳が13勝を挙げ、勝利、勝率、防御率の3部門でセ・リーグ単独1位となった。阪神の投手で同一年にこの3冠を獲得した投手は、過去に44年若林忠志(22勝、8割4分6厘、防御率1・56)03年井川慶(20勝、8割、防御率2・80)の2人だけ。青柳は3人目となるか。勝率のタイトルは13勝以上が対象で、今季の青柳はこれを満たした。昨季の青柳は勝率6割8分4厘(13勝6敗)でタイトル獲得。このまま2年連続勝率1位となれば、阪神の投手では1リーグ時代の御園生崇男37年秋~38年春以来、84年ぶり2人目。青柳は昨季13勝で最多勝も獲得。2年連続で勝率1位&最多勝となれば、プロ野球史上初となる。なお山本(オリックス)も今季この2部門でパ・リーグ1位に立っており、両リーグで2投手が快挙そろい踏みの可能性も出てきた。阪神は最短でCS進出が10月1日に決定する。条件は(1)~(3)をすべて満たした場合。(1)阪神が28日○(2)広島が29、30日に●●、●△、△△のいずれか(3)巨人が1日に●。○...佐藤輝が自己最長タイとなる10試合連続安打を放った。2回1死の第1打席。ヤクルト高梨の135キロのフォークを右前に運び、チャンスメークした。2、3打席目では冷静に四球を選んだ。長打以外でも、相手投手にプレッシャーをかけるプレーを見せるなど、チーム勝利に貢献している。○...高卒2年目の高寺が1-0の4回に加点した。1死満塁で高梨の直球を強振し、中犠飛で三走・近本が生還した。2戦連続の打点で先発青柳を援護し、「何とか食らいついて事を起こそうと思っていました。最低限ですが、チャンスの場面でチームに貢献する仕事ができて良かったです」と振り返った。○...大山がキャリアハイをさらに更新する87打点目とした。2点リードの5回1死一、二塁。高梨の直球を捉え、左前適時打を放った。「3ボールからしっかり1球で捉えることができました。青柳さんが粘り強く投げているので、援護することができて良かったです」。23日の広島戦で20年の85打点を上回る86打点目を挙げた。残り2試合もチームを勝利に導く打点を積み重ねる。○...湯浅が同学年の村上斬りで、無失点でバトンをつないだ。8回に登板し、2死から村上をこん身の154キロで空振り三振。「対戦するからに打たれたくない。追い込んでから狙って三振を取れたので、感覚良く投げられていた」。43ホールドポイントは中日ロドリゲスと並びリーグトップ。最優秀中継ぎのタイトルへ向けても残り2戦、フル稼働する。○...高卒2年目の高寺が1-0の4回に加点した。1死満塁で高梨の直球を強振し、中犠飛で三走・近本が生還した。2戦連続の打点で先発青柳を援護し、「何とかか食らいついて事を起こそうと思っていました。最低限ですが、チャンスの場面でチームに貢献する仕事ができて良かったです」と振り返った。

◆ヤクルトは25日に優勝を決め、スタメン野手を3人入れ替えたオーダーで臨んだ。ベテラン青木とサンタナを抹消し、山田もベンチスタート。チャンスを得て捕手で先発した内山壮が強肩をアピールしたほか、宮本には今季1号ソロが飛び出した。高津監督は「少し調整の部分と、テストする部分と、いろんな意味合いのあるスタメンでしたね」と話し、試合は阪神に敗れた。

◆阪神青柳が自身8試合ぶりの勝ち星を挙げた。ハーラー単独トップで自己最多タイの13勝目だ。青柳が13勝を挙げ、勝利、勝率、防御率の3部門でセ・リーグ単独1位となった。阪神の投手で同一年にこの3冠を獲得した投手は、過去に44年若林忠志(22勝、8割4分6厘、防御率1・56)03年井川慶(20勝、8割、防御率2・80)の2人だけ。青柳は3人目となるか。勝率のタイトルは13勝以上が対象で、今季の青柳はこれを満たした。昨季の青柳は勝率6割8分4厘(13勝6敗)でタイトル獲得。このまま2年連続勝率1位となれば、阪神の投手では1リーグ時代の御園生崇男37年秋~38年春以来、84年ぶり2人目。青柳は昨季13勝で最多勝も獲得。2年連続で勝率1位&最多勝となれば、プロ野球史上初となる。なお山本(オリックス)も今季この2部門でパ・リーグ1位に立っており、両リーグで2投手が快挙そろい踏みの可能性も出てきた。

◆両軍のスターティングメンバーが発表された。阪神は青柳晃洋投手(28)が先発する。ここまでリーグトップタイの12勝をマークしている右腕だが、直近は7試合連続で勝ち星に恵まれていない。今季ヤクルト戦は4試合の登板で2勝1敗、防御率2・57。強力打線を抑え、2年連続の最多勝へ前進する。

◆阪神・原口文仁内野手(30)が5年ぶりの犠打で好機を広げた。1-0で迎えた四回。先頭の近本が中堅フェンス直撃の二塁打を放つと、大山が四球で無死一、二塁。その初球。一塁線へ絶妙なバントを決めた。原口が犠打を記録するのは、2017年6月8日のオリックス戦(京セラ)以来。絶対に負けられない一戦で勝利への執念をみせた。続く佐藤輝が四球で1死満塁とした打線は、高寺が中犠飛を放ち追加点。2-0とリードを広げた。

◆阪神・大山悠輔内野手(27)が貴重な追加点をあげた。2-0の五回1死一、二塁の好機。ヤクルトの先発・高梨の143㌔をしぶとく振り切った。打球が三遊間を抜けると、二走・中野が一気にホームイン。大山は3試合連続安打&2試合連続打点となった。さらに、なおも2死二塁から、5番・原口が中前適時打を放って追加点。4-0と優位に立った。

◆ヤクルトの球団マスコット・つば九郎が五回終了後に行う「空中くるりんぱ」で球場を沸かせた。くるくるとヘルメットを回転させて高く放り投げ、そのまま頭に装着させる恒例のイベント。V決定後初披露のこの日は投げ上げたヘルメットがつば九郎本鳥(人)の頭ではなく、グラウンド上に置かれたミニつば九郎のぬいぐるみの上にすっぽり。初の大成功とはならなかったが、ある意味ミラクルな結果に神宮の観客が沸いた。

◆先発した阪神・青柳晃洋投手(28)は6回6安打1失点。今季13勝目の権利を持ってマウンドを降りた。一回2死二、三塁のピンチはオスナを見逃し三振。二回は1死二、三塁としたが、高梨を見逃し三振、山崎を二ゴロに仕留めた。六回先頭の宮本にソロを浴びたが、村上を空振り三振に斬るなど最少失点でしのいだ。登板8試合ぶりの勝ち星へ、後は自慢のリリーフ陣に託した。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)は3打数無安打で日本選手シーズン最多本塁打記録の更新はお預けとなった。これで王貞治(巨人)の55本に並んでから10試合ノーアーチ。 打率は・320に下がり、この日のDeNA戦(横浜)で4打数2安打で・319に上げた中日・大島が1厘差と猛追。残り5試合が日本選手シーズン最多本塁打記録の更新と「令和初の三冠王」のダブル栄冠への正念場となる。

◆投打のかみあった阪神が快勝した。打線は一回、中野がプロ初の先頭打者ホームランを放って先制すると、四回に高寺が犠飛を放って追加点。五回には大山&原口が連続適時打をマークしリードを広げた。先発・青柳は6回1失点で登板8試合ぶりの勝利。セ・リーグ単独トップとなる13勝目をマークした。阪神は連勝で試合のなかった巨人と並んで3位に浮上。クライマックスシリーズ進出へ望みをつないだ。

◆さらなる高みへ。リーグ連覇を果たしても見逃せない戦いは続く。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)は日本選手最多の本塁打記録をどこまで伸ばせるのか。己との戦いが始まった。25日のDeNA戦(神宮)でサヨナラ勝ちを決めて2年連続のリーグ優勝。次なる目標である日本選手シーズン最多本塁打記録の更新について「押しつぶされるくらいのプレッシャーをかけてもらいたい。自分ならできると信じて頑張りたい」と頼もしく言い切った。一回の第1打席はフルカウントの末に内角シンカーを見極めて今季116度目の四球。シーズン記録では1999年のペタジーニ(ヤクルト)に並んで歴代20位タイとなった。四回の第2打席は外角シンカーを引っ掛けて二ゴロ。六回は空振り三振。阪神・青柳の前に快音を響かせなかった。八回は湯浅に空振り三振を喫した。これで10試合ノーアーチ。残りは5試合。見据えるは栄冠はこれだけではない。打率・320、55本塁打、132打点。主要打撃3部門でリーグトップを走り、令和初の三冠王が目の前にある。ただ、中日・大島がこの日2安打し、打率・319と迫ってきた。2004年の松中信彦(ダイエー)以来18年ぶり8人目(12度目)、大記録からも目が離せない。「大きな目標として日本一がある。そこに向けて頑張ります」。クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズへ。新たな目標にかじを取り、今シーズンをまだまだ引っ張り続ける。

◆オリックス、阪神で176勝を挙げ、引退後も両チームでコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(56)は8月2日の巨人戦(東京ドーム)以来となる白星で13勝目(4敗)を挙げた青柳晃洋投手(28)について言及した。青柳にとっては最高の1勝だ。久しぶりに勝てたことが大きいし、もちろん最多勝、防御率のタイトルをほぼ確実にできたことも重要。さらに付け加えるなら、クライマックスシリーズ(CS)に向けて状態を上げてきたことはチームにとって何よりの朗報だ。一時期、左打者に対してはツーシームを投げておけば、まず打たれなかった。勝てない時期は、そのツーシームを捉えられ、シンカーを多投。そのシンカーはツーシームほどの精度がないため、逆球が増えるなどの制球ミスが起き、打たれるシーンが増えていた。この日もツーシームで完ぺきに抑えることはできなかった。左打者が以前ほど遠く感じていなかったのだろう。ヒットにもされたが、ただ、そこから粘り強くツーシームを投げ続けることができた。大きな収穫だ。ヤクルトがバントで揺さぶるシーンもあったが、何とか冷静に対応できていたことも評価したい。この試合で、再びヤクルトが青柳を意識したのは間違いない。阪神が勝ちあがってきたら、青柳が先発してきたら...。CS以降を見据えても、この1勝の意味は大きい。

◆ヤクルト・宮本丈内野手(27)が六回に左越え1号ソロを放った。右翼、左翼、二塁と守備位置を変えて3試合連続で先発出場し、今季120打席目で初本塁打(通算4本目)をマークした。青柳の外角スライダーを捉え「風にも乗ってくれて入ってくれました」と振り返った。沈黙した打線にあって一矢報いる一発。高津監督は「不慣れなところ(守備位置)でも、打席では集中してスイングをしてくれる。いいつなぎ役になっている」と評価した。

◆阪神の中野がプロ2年目で初の初回先頭打者本塁打を放った。1ストライクからの2球目、内角低めのカーブをすくい上げて右翼席へ運ぶ5号ソロ。「出塁することだけを考えて打席に立った。いい感じに打てた」と自画自賛した。今季は6月下旬から1番に定着し、リーグ2位に並ぶ154安打をマークしている。クライマックスシリーズ(CS)進出が懸かる中、残り2試合へ「自分の仕事を全うするだけ。チームにいい勢いをもたらせるように頑張りたい」と表情を引き締めた。

◆阪神・岩崎が4-1の九回を三者凡退で締め、山本和行が1982年に記録した球団左腕の最多セーブ記録を上回るシーズン27セーブ目をつかんだ。20日のDeNA戦(甲子園)では2点リードの九回に登板し、逆転を許して救援失敗。14日の広島戦(甲子園)以来約2週間ぶりのセーブで、今季のヤクルト戦での初セーブも記録した。

◆「7番・二塁」で先発出場した高卒2年目の高寺が、貴重な追加点をもぎ取った。1-0の四回1死満塁で高梨の直球を振り抜き、中犠飛。1軍昇格した23日の広島戦(マツダ)で先発出場し、プロ初安打初打点を記録しており、2試合連続の打点となった。走攻守三拍子そろった19歳はCS争いの舞台で経験を積み、さらなる飛躍を目指す。

◆阪神・近本が1-0の四回に中越えの二塁打を放ち、高寺の中犠飛で生還。一回に先頭打者アーチでシーズン154安打とした中野に並んだ。トップの中日・岡林は、この日のDeNA戦(横浜)で1安打し、155安打でトップを堅持。2年連続最多安打のタイトルをかけて、残り2試合を戦う。九回には二盗を決め、リーグトップの盗塁数を「30」の大台に乗せた。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)は3打数無安打、1四球。55本塁打で王貞治(巨人)の日本選手シーズン最多記録に並んでから10試合連続で本塁打なし(今季最長タイ)に終わり、記録の更新はお預けとなった。一回は球団歴代2位に並ぶ今季116個目の四球。三回は二ゴロ、六、八回は空振り三振に倒れ、44打席連続でアーチを描くことができなかった。打率は・320となり、2位の中日・大島とは1厘差。村上の状態について高津監督は「そのうち打つんじゃないですか。あんまり変わった様子はないですけど、考えていることはたくさんあると思います」と振り返った。残り5試合。令和初の三冠王へ、重圧を乗り越えた先に明るい光景が待ち受けている。(森祥太郎)■データBOX?ヤクルト・村上がこの日無安打に終わり打率・320。2位の中日・大島が同・319の1厘差と首位打者争いは大接戦。55号本塁打を放った13日終了時点での村上の打率は・337で、2位の大島は・318と1分9厘の差があった。14日以降、村上は10試合、44打席本塁打が出ず、打率・091(33打数3安打)と大失速し、大島は1試合複数安打を4度マークするなど打率・333(36打数12安打)。?四球数が今季116となり、ヤクルトでは2001年のペタジーニの120に次ぐ、1999年のペタジーニと並ぶ球団歴代2位(プロ野球歴代20位タイ)となった。プロ野球記録は74年の巨人・王貞治の158。

◆神宮球場の周辺は「異様」を通り越して「不気味」だった。地下鉄・外苑前駅改札のそばに警察の方が。地上への階段を昇ったら警察の方が。外苑前交差点の陸橋の上に警察の方が。神宮球場へ向かう道に警察の方が。路地からひょっこり警察の方が。よくまあ、これだけ警備の人数を集めたなぁと思うぐらいの厳重警戒だった。もちろん、長年、日本のリーダーとして頑張ってくださった安倍元首相の国葬の日だったからであります。会場である日本武道館から約5キロ離れた神宮の杜でこの状態だから、現場近くの厳戒態勢は想像を絶する。タイガースの宿舎は、武道館から徒歩圏内。つまり、バスで宿舎を出発して、靖国神社に接するいつも通るコースは通行禁止だらけ。おそらく、グルッと大回りして、神宮にやってきたはずだ。東京というスーパー大都市の警備は、徹底している。そんな超ピリピリ態勢でのvsヤクルトだった。まあ、優勝がかかった大一番にならなかっただけでも、ヨシとするか。胴上げを見なくて済んだのは、ホッ! だろう。あれは担当記者ですら、何度見せつけられても悔しい。1997年。マジック1のヤクルトと、この日と同じ神宮球場で対戦した阪神は「眼前の胴上げ阻止」を誓ったものの、まさかまさかの1-16の大敗。二塁走者の離塁が大きいことに気づいたマウンドの投手が猛然と走者に向かって突進。挟殺プレーを狙ったが、なんとつまずいて転倒。全国放送で笑いものになってしまった。平凡なレフトフライをルーキー野手がポロリ落球。これも失笑を買った。そして、目の前で胴上げを見るハメに。三塁側ベンチで、そそくさと帰り支度を始めた阪神ナイン。その時だった。監督・吉田義男が叫んだ。「ここに並んで、相手の胴上げをその目に焼き付けろ。悔しさを胸に刻め!」なんて凄い監督だろう、と当時は感銘を受けた。シブシブ、歩みを止めたタテジマ戦士は、ツバメの将・野村克也が満面の笑みで宙を舞うのを呆然と眺めていた。こんな厳格な監督なら、ひょっとしたらタイガースを強くしてくれるんではないだろうか。暗黒時代と呼ばれた、弱くて弱くて、どうしようもない時代。負け犬の根性を叩き直してほしい-。かすかな光を見つけた一瞬だった。今、岡田彰布という、厳格な指揮官がタテジマに戻ってくることが明らかになった。2005年の優勝監督だ。マウンドに歩み寄って「打たれろ!」と叫ぶ監督だ。遠慮など一切なく、ボロクソに言う解説者だ。勝ったとはいえ、この日の走塁ミスはどう評価するんだろうか。楽しみは尽きない。今度こそ、虎を常勝軍団にしてもらおう。もちろん、矢野監督には3位に入って、日本一ロードを諦めてほしくないが、同時に2つの夢を持てるのが、今の阪神ファンの特権デス。そうそう、胴上げを目に焼き付けた暗黒時代のタイガースがどうなったか、知りたいですか? 実は翌年も横浜ベイスターズの胴上げを目の前で見てしまうのだ。悪夢は繰り返されてしまった。吉田監督の猛ゲキ、無残なり! 限りなく弱かったなぁ。エッ、来年? 限りなく強いと思う。

◆わが阪神、青柳が8試合ぶりの白星となる13勝目を挙げて、最多勝と勝率第1位のタイトルをほぼ手中におさめたのだ!!素晴らしい!! 素晴らしいけど、青柳って毎年途中で白星がない〝夏休み〟があるのが、高いレベルでムカッとする!! 来季は疲れているときの投球術を学び、20勝をしたれー!!さぁ残り2試合。ヤクルトに連勝すれば、CS進出も大いにあり得るのだ!! ヤクルトさん、ここはひとつ、村神様に1試合2ホーマーを献上しますさかいに、虎に白星をいただくということで...ってアホか!!そんなことをしていたら、あと100年、虎の日本一はないわ!! 勝って疲れる阪神なのだ...。クタクタ...。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
77583 0.570
(↓0.005)
優勝
(-)
5597
(+1)
554
(+4)
167
(+1)
69
(-)
0.250
(↓0.001)
3.570
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
71642 0.526
(↑0.004)
6
(↑1)
6485
(+8)
515
(+3)
114
(+2)
49
(-)
0.252
(↑0.001)
3.490
(↑0.01)
3
(1↑)
阪神
67713 0.486
(↑0.004)
11.5
(↑1)
2484
(+4)
424
(+1)
83
(+1)
107
(+1)
0.244
(-)
2.690
(↑0.01)
3
(-)
巨人
67713 0.486
(-)
11.5
(↑0.5)
2545
(-)
586
(-)
163
(-)
64
(-)
0.244
(-)
3.720
(-)
5
(1↓)
広島
66713 0.482
(-)
12
(↑0.5)
3547
(-)
531
(-)
89
(-)
26
(-)
0.258
(-)
3.530
(-)
6
(-)
中日
63742 0.460
(↓0.003)
15
(-)
4403
(+3)
488
(+8)
62
(+1)
62
(-)
0.247
(↑0.001)
3.330
(↓0.03)