ソフトバンク(☆2対1★)ロッテ =リーグ戦24回戦(2022.09.26)・福岡PayPayドーム=
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ロッテ
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ソフトバンク
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勝利投手:藤井 皓哉(5勝0敗3S)
(セーブ:モイネロ(1勝1敗23S))
敗戦投手:東條 大樹(4勝4敗0S)
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◆接戦を制したソフトバンクが3連勝。ソフトバンクは5回裏、相手のミスの間に1点を先制する。その後同点とされるも、8回には今宮の適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、5番手・藤井が今季5勝目。敗れたロッテは、3番手・東條が振るわなかった。

◆ロッテ茶谷健太内野手(24)がかつての本拠地で初安打を放った。この日は「8番遊撃」でスタメン。3回先頭で、ソフトバンク東浜のフルカウントからの内角低め直球を痛烈に左翼へはじき返した。16年にソフトバンクに入団するも、3年目オフに戦力外に。育成契約の打診を断り、19年からロッテでプレーする。ソフトバンク時代は3年間で1安打のみで、本拠地では安打を打てなかった。ロッテ移籍4年目の今季、ようやく台頭し、9月以降は遊撃でスタメン出場を続けている。

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)の自身初の2ケタ勝利は、来季以降へ持ち越しとなりそうだ。6回を97球の1失点で降板。直球の最速は160キロで、5三振を奪った。序盤は抜け球やボークもありながらピンチをしのいだが、5回に死球で出した三森に二盗、三盗を決められ、空振り三振時の暴投で生還を許した。打線は6回に井上の適時打で同点に追いついたが、佐々木朗が降板する7回までに勝ち越せなかった。プロ3年目の今季は、自身初戦となった3月27日の楽天戦(楽天生命パーク)で自己最速の164キロマーク。4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で完全試合を達成し、球界の枠を超えて大きく注目された。井口資仁監督(47)は登板前の時点で、この日がシーズンのラスト登板になることを示唆している。この日が20試合目の登板で、9勝4敗、防御率は2・02。173奪三振という成績になっている。

◆首位ソフトバンクがロッテに3連勝し、優勝マジックを4に減らした。CS進出も決定した。1-1の同点で迎えた8回に柳田、デスパイネの連打で2死一、二塁。7番今宮がロッテ3番手東條からセンターへの決勝適時打を放った。8回にリリーフした藤井が今季5勝目を挙げた。5位ロッテは佐々木朗が今季最終戦となるマウンドへ。四死球や盗塁、ボークなどで迎えたピンチを4回までしのいでいったが、5回に2盗塁と暴投で1失点。6回97球、同点の状況で降板した。4月には完全試合も達成したプロ3年目だったが、自身初の2ケタ勝利はならなかった。降板後に「今はチームはこの試合に勝ってくれるように、後はしっかり応援したいです」と球団広報を通じコメントしたが、願いは通じなかった。ロッテは3連敗で、借金4に膨らんだ。残りは4試合で今季のシーズン勝ち越しがなくなり、逆転でのCS進出も厳しい状況に追い込まれた。

◆首位ソフトバンクがレギュラーシーズン本拠地最終戦を白星で飾った。2位オリックスとのゲーム差を1に広げ、優勝マジックを4に減らした。また、2年ぶりのクライマックスシリーズ進出も決めた。試合後にはセレモニーが行われ、藤本博史監督(58)がマイクを持ち、ファンにあいさつした。「ファンのみなさまの声援はしっかりとチームに届いています。今年はV奪還を目指し『育てながら勝つ』をテーマに戦って参りました。ベテランと若手が力を合わせて1試合1試合、勝利を重ねて、優勝まであと1歩のところまで来ています。残り5試合、福岡を離れますが、離れてもみなさまの声援は届いています。ファンのみなさまとチームと、心をひとつにして、もっともっともっと後押しお願いします。ひとまずははレギュラーシーズン、ペイペイドームでの試合、応援ありがとうございました。残り5試合、ビジターゲームになりますが全力で戦ってきます。ご声援お願いします」

◆首位ソフトバンクがレギュラーシーズン本拠地最終戦を白星で飾った。今宮健太内野手(31)の決勝打などで、ロッテとの接戦を制した。試合のなかった2位オリックスとのゲーム差を1に広げ、優勝マジックは「4」に。また、2年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出も決めた。ラスト5試合、本拠地を離れて優勝へのロードに向かう。極限の戦いの中で、百戦錬磨の猛者たちが集中力を発揮した。同点の8回1死から、柳田とデスパイネの連打で一、二塁。2死となった後、今宮がロッテ東條から、詰まりながらも中前に運んだ。微妙なタイミングだったが、二塁走者の柳田は全力疾走で本塁へ。ユニホームを泥だらけにしながらヘッドスライディングで生還。決勝点をつかみ取った。V打の今宮が訴えるように言った。「もう全員、1回も負けられないという気持ちは持っていますし、ぼくたちが後5試合すべて勝てば優勝なので。そこを求めてやっている。なんとか自分たちの力で優勝をもぎ取りたいという思いでやっています」。決勝ホームを踏んだ柳田も、4月にヘッドスライディングで左肩を痛め離脱したことがあったが、恐れることなく、がむしゃらに頭から飛び込んだ。何度も優勝争いを経験している男たちが、勝負どころで研ぎ澄まされたプレーを見せ、勝利を呼び込んだ。3連勝で2位オリックスに1ゲーム差を付け、優勝マジックを4に減らした。2年ぶりのCS進出も決めた。6回まで投げたロッテ先発の佐々木朗には2安打1得点に抑えられていただけに、藤本監督は「今年一番くらい、しんどかったですね。やっぱりいい投手。今日勝ったということで勢いが出ると思いますよ」と胸をなで下ろした。本拠地最終戦を白星で飾り、試合後にはセレモニーも行った。マイクを持った藤本監督は「1試合1試合、勝利を重ねて、優勝まであと1歩のところまで来ています。残り5試合、ビジターゲームになりますが全力で戦ってきます。ご声援お願いします」と、ファンに最後の共闘を呼びかけた。泣いても笑っても、残り5試合。2年ぶりの優勝へ、全力を尽くす。【山本大地】

◆ソフトバンクの中継ぎエース、藤井皓哉投手(26)が圧巻の投球で勝利を呼び込んだ。1-1と緊迫した8回に登板。4番安田を2球で一ゴロ、5番井上には千賀の「お化けフォーク」にも匹敵するとされるフォークで中飛。6番荻野もフォークで見逃し三振に仕留めた。直後の攻撃で味方が勝ち越した。今季無傷の5勝目を手にし「状態はいいです。3人で終われてよかったです」と、冷静に勝利を喜んだ。これで7試合連続無失点で、安打すら打たれていない。52試合で21ホールド、防御率0・84とフル回転の活躍を見せている。8回の攻撃中、今宮が決勝打を放つまでは、イニングまたぎを想定してベンチ前でキャッチボールを行っていた。「8月の方がしんどかったです。でも9月はまだ大丈夫。僕は言われたところで投げるだけなので」と頼もしい。2年前に広島から戦力外通告を受け、昨年は独立リーグの四国IL・高知で鍛錬を積んでいた。今や優勝争いを繰り広げるチームに欠かせない存在に登りつめた。藤本監督も「コントロールが良い。いちばん安定感がある」と、最敬礼。残り5試合も、鷹のリリーフエースが白星を手繰り寄せる。【只松憲】

◆ソフトバンク先発東浜巨投手は6回途中1失点で試合をつくった。ロッテ佐々木朗希投手との投げ合いで「いつも以上に緊張しました」。5回までは走者を背負いながらホームを踏ませなかったが、6回1死で中村奨に同点の二塁打を浴びて降板。11勝目は届かなかったが「調子はあまり良くありませんでしたが、1球1球気持ちを込めて全力で投げました」と胸を張った。

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)の夢は持ち越された。レギュラーシーズン最終登板のソフトバンク戦(ペイペイドーム)は6回1失点。同点で降板し、自身初の10勝目はならなかった。4月の完全試合達成など、球界の枠を超えて騒がれた1年。体力面などに課題も残しながら優勝、2ケタ勝利、165キロなど夢の数々をプロ4年目となる来季に見据える。岩手・大船渡高時代から密着する担当記者が、初めて1年間投げきった今季に潜入する。佐々木朗が粘り強さを示した"期末試験"だった。初回は一塁への悪送球、3回は2四球、4回はボークと、自らピンチを作り続けながら全て無失点でしのいだ。5回の死球→二盗→三盗→暴投(空振り三振)での1失点は痛かったが、たとえ160キロ台を連発しなくても、大事な試合で出せるものを出し切った。投げなかった1年目、投げ始めた2年目を経て、20歳での3年目。「1年目は緊張だったりとか。2年目は少し慣れてきて、3年目、今は何も思わないです」と印象的な言葉でキャンプインした。何も思わない-。平然と球春を迎えても数字は雄弁だ。2月19日、沖縄・名護。今季初実戦の初球でいきなりプロ入り後最速となる161キロを投げ、日本ハム清水のバットをへし折った。3月の開幕直後にいきなり自己最速164キロを投げ、4月には完全試合に13者連続奪三振に17イニング連続パーフェクト。注目度は球界の枠も、国境さえも超えていった。平均球速帯は157~161キロだった。昨季より6キロ増。体感的な出力は変えていない。「地道にトレーニングしてきたのが、少しずつですけど成果として表れてきてくれてるのかな」。今季の直球平均球速は158・3キロ。投じた160キロ台は計340球。計測なし3球を除く全1009球の割合では、33・7%の大台到達と類を見ない数値だ。一方、後半戦の160キロ台は16球のみ。疲労もあって6月の交流戦中盤から少しずつ、球速も防御率も落ちていった。さらなる進化に、フィールディングとスタミナは継続課題になる。あと1勝で10勝、あと1キロで165キロだった。規定投球回まであと13回少々。あと4人アウトにすれば防御率は1点台だった。ヤクルト村上とともに球史に残る数字を示し、いくつか残る「あと○○」が大きな余地を感じさせる。「1年間、ローテーションで回ること」という目標はほぼクリア。強烈な投球能力を前提として掲げる、次の目標が楽しみだ。【金子真仁】○...佐々木朗はソフトバンク戦後に「大きなケガなく、1年間投げられたことが一番の収穫かなと思います」と今季を振り返った。終盤には疲労回復で登板間隔も空いたが「他の投手みたいに200イニングとかをいきなり投げれるとは自分では思っていなかったですし、その中で140イニング近く投げたかったので、そこ(129回1/3)はすごく良かったかなと思います」と完走への収穫を口にした。この日は4盗塁を決められるなど課題も残る。井口監督は「来年以降クリアできるようにしていかないと、足をすくわれることもあると思いますので」とさらなる成長を願っていた。

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)の今季公式戦でのラスト登板は6回1失点だった。同点で降板し、チームも敗れ、プロ3年目で自身初となる2ケタ勝利はならなかった。9勝でシーズンを終えたことには「(10勝)できたらよかったんですけど、そこを大事にしているわけではないので。自分の中でいろいろ目標がある中で、自分で大事にしているものがあるので、そういうところがいい結果になっていけばいいと思いますし、その結果が勝ち星につながっていけばいいかなと思います」と話し、前を向いた。5回の唯一の失点は、2盗塁に暴投が絡んでのもの。初回には自らの悪送球でピンチを作った。井口監督は「来年以降クリアできるようにしていかないと、足をすくわれることもあると思います」とフィールディング面などでの成長を期待。佐々木朗も「基本的には全体的なレベルアップが必要だと思います」と自身に課題を課した。4月10日のオリックス戦で完全試合を達成し、脚光を浴びた。好投が続き、相手も対策を練ってきたが「僕が常に攻められる側じゃなくて、攻めながら行くことで、より楽になってくると思うので。変に攻められているとは思わず、逆に攻めていくくらいの気持ちでいけたかなと思います」と精神的な成長も口にした。指のマメや疲労回復での登録抹消はあったものの、1年間で20試合に先発し、9勝4敗。129回1/3を投げた。「他の投手みたいに200イニングとかいきなり投げられるとは自分では思ってなかったです」としつつ「その中で140イニング近く投げたかったので、そこらへんはすごく良かったかなと思います」とプロ3年目の収穫を振り返っていた。

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)の夢は持ち越された。レギュラーシーズン最終登板のソフトバンク戦(ペイペイドーム)は6回1失点。同点で降板し、自身初の10勝目はならなかった。佐々木朗はソフトバンク戦後に「大きなケガなく、1年間投げられたことが一番の収穫かな」と今季を振り返った。終盤には疲労回復で登板間隔も空いたが「他の投手みたいに200イニングとかをいきなり投げられるとは自分では思っていなかったですし、その中で140イニング近く投げたかったので、そこ(129回1/3)はすごく良かったかなと思います」と完走への収穫を口にした。この日は4盗塁を決められるなど課題も残る。井口監督は「来年以降クリアできるようにしていかないと、足をすくわれることもあると思いますので」と成長を願っていた。

◆ソフトバンクが五回に先制した。相手先発は佐々木朗希投手(20)だったが、三森大貴内野手(23)の足が光り、貴重なホームを踏んだ。五回先頭、右足への死球で出塁。つま先付近に当たり、トレーナーも三森の元に駆け付けたがプレーを続行した。続く周東が8球粘ったが空振り三振。そこで二盗を決めた。1死二塁となり、打席には牧原大。その5球目に今度は三盗を決め、1死三塁にチャンスを広げた。牧原大も空振り三振に終わったが、ワンバウンドを捕手・松川が弾く間に三森が生還。先制のホームを踏んだ。

◆ソフトバンクの三森が、持ち前の俊足でロッテ・佐々木朗をかき乱して得点をもぎ取った。先頭で迎えた0―0の五回に死球で出塁し、続く周東が空振り三振に倒れた8球目に二盗に成功。さらに牧原大への5球目は外寄りの速球だったが、フォームを盗んで三塁を陥れる。牧原大も8球目のフォークボールで三振。しかし、三森は捕手がボールをはじいた(記録は暴投)のを見逃さず、一気に加速し先制の本塁を踏んだ。三回にも二盗を決めるなど、スピードでファンを沸かせた。「簡単に点は取れないと思っていた。常に次の塁を狙って先制点になって良かった」と胸を張った。(ペイペイドーム)

◆ソフトバンクが競り勝ち、今季3位以内を確定させてクライマックスシリーズ進出を決めた。優勝マジックは1つ減り「4」に。ソフトバンクは五回、ロッテ・佐々木朗の暴投の間に三走・三森が生還して先制。六回に追いつかれたが、八回に今宮が中前適時打を放ち、これが決勝点となった。ノーヒッター右腕と完全試合右腕が、がっぷり四つに組み合った。ソフトバンク・東浜が佐々木朗と堂々の投げ合いを演じた。相手先発は4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で完全試合を達成した令和の怪物だった。東浜も5月11日の西武戦(ペイペイドーム)でノーヒットノーランを達成。2人は8月10日(ZOZOマリン)でもマッチアップ。そのときは東浜が7回1失点で白星を手にしたが、今回も意識するのは佐々木朗ではなく「僕が対戦するのは相手打線」と強調していた。一回は三者凡退。三回は先頭の茶谷に左前打を許し、その後2死三塁とされたが角中を二ゴロに斬った。二回から五回まで走者を許したが、要所を締める投球で援護を舞った。打線は五回に足を絡めて1点を先制。六回1死、東浜が中村奨に左翼線二塁打を浴び、安田を迎えたところでベンチが動いた。左腕・嘉弥真にスイッチしたが、安田に中前打。井上を迎えたところで、今度は泉をマウンドに送ったが、中前への同点打を許した。東浜の勝利投手の権利は消えたが、八回に今宮が中前適時打を放ち、接戦を制した。

◆ソフトバンクが本拠地最終戦で接戦を制した。試合後にセレモニーが行われ、藤本博史監督(58)がマイクの前に立ち、ファンに思いを伝えた。「ファンの皆さまの声援はしっかりとチームに届いています。今年V奪還を目指し『育てながら勝つ』をテーマに戦ってまいりました。ベテランと若手、力を合わせて、1試合1試合勝利を重ねて優勝まであと一歩のところまできています」(場内拍手)「残り5試合、福岡を離れますが、離れても、皆さまの声援は届いています。ファンの皆さまと、チームと、心を一つにして、もっともっともっと、後押しをお願いします!」(場内拍手)「ひとまずはレギュラーシーズン、ペイペイドームでの試合、応援ありがとうございました。残り5試合、ビジターゲームになりますが、全力で闘ってまいります。ご声援よろしくお願いします」1-1の八回2死一、二塁で今宮が決勝の中前適時打。相手先発は佐々木朗で6回1失点と好投されたが、リリーフ陣を捕まえて勝ち越し点をもぎ取った。ここまで74勝62敗2分け。オリックスとのデッドヒートを演じており、残り5試合で優勝へのマジックは「4」だ。27日からはビジター5連戦。泣いても笑っても、ここで全てが決まる。今後は27日に西武戦(ベルーナドーム)、28日は試合がなく、29日から楽天2連戦(楽天生命パーク)。10月1日に再び西武戦(ベルーナドーム)、最終戦となる2日がロッテ戦(ZOZOマリン)という日程。必ず頂点に立ち、胸を張って福岡に帰ってくる。

◆ソフトバンクが接戦を制した。優勝へのマジックを「4」として、クライマックス・シリーズへの進出が決定。1-1の八回2死一、二塁に今宮が中前適時打。二走・柳田が本塁にヘッドスライディングで生還し、雄たけびをあげた。4月5日のオリックス戦(ペイペイドーム)では二塁にヘッドスライディングし、左肩を痛めたことから藤本監督から一時期「もう禁止」と〝禁止令〟も出されたことがあったが、大一番で頭から突っ込んだ。雄たけびをあげる写真をサンスポ鷹番ツイッター(sanspo_hawks)でアップするとファンからも「激走に魂を感じた」「気合入りまくり」「伝わるものがある」と喜びの声が相次いだ。

◆ソフトバンクの藤井が1―1の八回を3人でぴしゃりと抑え、直後の勝ち越しを呼び込んだ。4番からの好打順だったが、安田を一ゴロ、井上を中飛に打ち取ると、荻野は切れのあるフォークボールで見逃し三振に仕留めた。「三者凡退で終われば流れも良くなる。そこは意識している」と納得の表情だった。藤本監督も「疲れがピーク」と認める救援陣。その中でも藤井は「9月に入ってからは8月より楽」と、変わらぬ好投でセットアッパーの重責を果たしている。

◆ソフトバンクが接戦を制し、優勝へのマジックを「4」とした。クライマックス・シリーズへの出場が決定した。1-1の八回2死一、二塁から今宮健太内野手(31)が勝ち越しの中前打。試合後、藤本博史監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。--試合後、勝ってスピーチできた「一番いい展開でしたけどね。しんどかったですね」--相手先発は佐々木朗「いい投手でそう簡単に連打が続くわけじゃない。得点圏にいってもなかなか打たせてくれないし。6回に100球近く(97球)投げさせて。これも一つの手。来年も当たるでしょうし。本当にいい投手は連打が続かないので仕掛けるというのは考えないといけない」--五回に三森が二盗と三盗。そして暴投の間に1点目のホームを「それも一つの手ですよね。次、投げるときには(佐々木朗のクイックなど)直っているかもしれないしね」--三盗までさせたのは「どんどん足でかき回すしかない。三森も三塁、ホームまでいきましたからね。ああいうのも一つの手です」--今宮が決勝打「よく打ってくれましたね。詰まっていたけど、気持ちで。魂を込めて打ってくれたんじゃないですか。選手会長なんでね」--佐々木朗の登板試合で勝利できたこと「今年で一番しんどかった。なかなか点が取れないし。結局(1点目も)ヒットの走者じゃないですからね。いい投手だとつくづく感じました」--勢いの出る勝利にしたい「佐々木朗希君の(登板試合で)勝ったのは勢いが出ると思いますよ。あしたは移動ゲームでしんどいですけど、そんなことはいっていられない。残し5試合ですから。全身全霊で頑張っていきたいと思います」--九回の守備前、藤井がベンチ前でキャッチボールして2イニング目に準備していた。今後もある可能性は「ない、ほぼないです。この5試合は負けられないから。20球近くいっていたらいかせない。3連投もやむなしといっていますけど、考えていないので」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
74622 0.544
(↑0.003)
M4
(↑1)
5540
(+2)
454
(+1)
103
(-)
82
(+4)
0.256
(↓0.001)
3.070
(↑0.02)
2
(-)
ORIX
74642 0.536
(-)
1
(↓0.5)
3480
(-)
447
(-)
89
(-)
62
(-)
0.247
(-)
2.820
(-)
3
(1↑)
西武
69673 0.507
(-)
5
(↓0.5)
4454
(-)
442
(-)
114
(-)
59
(-)
0.230
(-)
2.790
(-)
4
(1↓)
楽天
68673 0.504
(↓0.003)
5.5
(↓1)
5520
(+2)
505
(+3)
100
(-)
95
(+1)
0.244
(↓0.001)
3.480
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
67711 0.486
(↓0.003)
8
(↓1)
4482
(+1)
512
(+2)
93
(-)
128
(-)
0.230
(↓0.001)
3.320
(-)
6
(-)
日本ハム
57803 0.416
(↑0.004)
17.5
(-)
3442
(+3)
521
(+2)
97
(+1)
93
(+2)
0.232
(↓0.001)
3.440
(↑0.01)