日本ハム(★2対6☆)西武 =リーグ戦24回戦(2022.09.24)・札幌ドーム=
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西武
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日本ハム
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勝利投手:松本 航(7勝6敗0S)
敗戦投手:池田 隆英(1勝3敗0S)
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◆西武は4回表、鈴木の適時二塁打で先制に成功する。3-2となって迎えた8回には、山川と栗山の連続適時二塁打などで3点を加え、相手を突き放した。投げては、先発・松本が7回途中2失点8奪三振の好投で今季7勝目。敗れた日本ハムは、投打ともに振るわなかった。

◆日本ハム2年目の細川凌平内野手(20)が、プロ入り初めて中堅の守備に就いた。「8番二塁」で先発出場も、故障明けの五十幡に代わって4回の守備から中堅を守った。外野守備は4月17日ロッテ戦でスタメン出場した「2番左翼」に続き2度目。新庄剛志監督(50)からは走塁への積極的な姿勢などを評価されている。打っては3点を追う7回2死一塁で、俊足を飛ばして適時三塁打。「札幌ドームでなんとか初打点をあげることができてよかったです」と威勢良く言い放った。

◆西武栗山巧外野手(39)が5回に右前適時打を放った。1死三塁の場面で、きっちりと仕事を果たしたベテランは「打ったのは、カットボールです。追加点が欲しい場面でしたし、札幌ドームは最後なので打てて良かったです」と笑顔だった。日本ハムが来季から北海道・北広島に開業する新球場「エスコンフィールド北海道」へ本拠地を移転するため、この試合が西武にとって最後の札幌ドームでの戦い。栗山にとっても長年戦ってきた敵地でのラストゲームで「もう1本行きます!!」と、気合を入れた。

◆7月10日ソフトバンク戦以来の勝利を狙った日本ハム先発の池田隆英投手(27)だったが、4回1/3を投げ、6安打3失点で降板した。2回2死一、三塁のピンチでは鈴木将平外野手(24)を捕邪飛、3回1死二塁では森友哉捕手(27)を空振り三振、続く山川穂高内野手(30)を中飛に打ち取り無失点と、序盤は要所を締めていたが、踏ん張りが続かなかった。4回に2四球で2死一、二塁にしてしまい、鈴木の一塁強襲適時二塁打で先制を許すと、5回無死一塁から森に左中間適時二塁打、1死三塁から栗山巧外野手(39)に右前適時打を許し、3点目を献上。吉田輝星投手(21)に交代した。今季札幌ドーム初勝利を逃し「カウントを取りたいところでボールになってしまったことが反省点です。味方が逆転してくれることを信じて応援したいです」と話した。

◆西武鈴木将平外野手(24)の先制打が決勝点となった。4回2死一、二塁で一塁清宮のファーストミットをはじいた打球が右翼線へ転がる先制適時二塁打。2回2死一、三塁では捕邪飛に倒れていただけに「同じような場面で凡退してしまったので、何とかしたいと思っていました。しっかり自分のスイングができた結果だと思います」と、振り返った。▽西武森(5回に適時二塁打)「打ったのは真っすぐ。打てて良かったです」▽西武山川(8回に適時二塁打を放って先発全員安打)「スタメンで僕だけがヒットを打ててなかったので、打てて良かったです」

◆西武松本航投手(25)が、お得意の札幌ドームで有終の美を飾ってチームを3位に浮上させた。「うれしかった」と振り返ったのは、6回1死一塁で対戦した日本ハム近藤から見逃し三振を奪った場面。カウント1-2から内角低めへ136キロのカットボールを投げ切った。「何とか良いコースに、と思って投げた結果、三振を取ることができました」と、負けられない試合で、きっちりと先発の役目を果たして7勝目。通算30勝目の節目にもなった。日本ハムの本拠地としては今季が最後となる札幌ドームは、松本にとって好相性の球場だった。同球場では通算7試合目の先発で、この日が5勝目。ベルーナドームの14勝に次ぐ、勝ち星を稼いできた。「マウンドもすごい合ってましたし、投げやすかった」と、混パの最終盤でも好相性を発揮。ただ、同球場で最後の登板となってしまった。「いい球場だった。まあ悲しいですけど、新しい球場に期待して頑張りたいと思います」と、前を向いた。辻監督は7回途中での降板に「詰めが甘い」と注文したが、チームを勝利に導く投球に「良かったよ。1安打でずっと(6回まで)いったから。リズムが良くて、ストライク先行すればね。左のインコースも、しっかり攻められていたしね。素晴らしかった」とたたえた。試合前にオリックスがデーゲームで楽天に勝利したことで、3年ぶりのリーグ制覇の可能性が消滅した一方で、勝てば3位浮上という状況で投打がかみ合って快勝。指揮官も「最後まで全部勝つ気持ちで、みんなやってくれている。あと4つ」と、気を引き締めた。【木下大輔】

◆西武辻発彦監督(63)が4番山川穂高内野手(30)の有言実行ぶりをたたえた。8回に右中間フェンス直撃の適時二塁打を放った山川について、辻監督は「あれで打てなかったら、あいつ、泣いているかもしれない」と試合後に回想。理由があった。辻監督 いやいや、自分(山川)だけ打ってなかったからね。それは、今日も円陣を組んで「今日は全員安打で勝ちましょう」って、あいつが口に出して言っていたから(笑い)。7回までにスタメン出場していた野手は山川以外、全員が安打を放っていた。試合前の円陣を思い出した辻監督は試合中に山川へ「お前だけだぞ」とハッパをかけたら直後に安打が「出た。有言実行」。指揮官も笑顔で振り返っていた。

◆西武水上由伸投手(24)が大ピンチをしのいだ。7回2死無走者から1点差に迫られ、先発の松本から2番手の森脇、3番手の公文とつないだが、あと1死が奪えずに、この回4人目の登板となる水上がマウンドへ。2死一、三塁で1ボールからの2球目が暴投となって二、三塁とピンチは広がったが、直後の3球目のスライダーで杉谷を一直に打ち取った。水上は「今シーズン、ワンポイントでの登板は初めてだったので、久々に力みましたね。(敵地の)歓声もすごかったので、自分のやることを確認して、雰囲気にのみ込まれないように気をつけました。2ボールになってから、山川さんがマウンドに来てくれて『大丈夫だから!』と言ってもらってから、落ち着くことができたと思います」と、振り返った。辻発彦監督(63)も「結果的にいい当たりでも(投げた)コースが良かったからアウトを取れた。踏ん張ったのが大きかった」と勝利のポイントとして挙げた。直後の8回には打線が3点を追加。試合の流れを渡さなかった水上のワンポイントリリーフが、チームの3位浮上へとつながった。

◆西武は試合前に3年連続V逸が決まったが、試合には快勝してクライマックスシリーズ(CS)圏内の3位に浮上した。辻発彦監督(63)の試合後の主な一問一答は以下の通り。-先発松本の出来は?辻監督 良かったよ。1安打でずっと(6回まで)いったから。リズムが良くて、ストライク先行すればね。左のインコースも、しっかり攻められていたしね。そういう意味では、素晴らしかった。-7回に2失点辻監督 あそこが、ちょっと。2アウトを取っているのだから、そこが詰めが甘い。特に(日本ハムは)若い選手が多い中で、前の打席でも古川裕は三振しているし、絶対に初球から来るというところに、あんな真ん中に投げたら打たれる(結果は左前打)。(森)友哉は外真っすぐを要求したんだろうけど、ちゃんといけば全然あそこには飛ばない。だから、あれからああなる。野球は怖いからね。ヒット1本で、そうなる。(細川に)三塁打を打たれたのも(カウント)3-2にしたからそうなったわけで。2-2で勝負したら、あそこまで思い切ったバッティングはできないだろうし、3-2になってストライクが来るとある程度、腹をくくったかもしれないし、球に力があったようには見えない。-ちょうど100球近くで乱れたが、疲れがあったのか辻監督 そんなことない。あそこは最後、ギア上げなきゃいけないところだから。あれで負けたら本当悔やむでしょ。-8回、山川の右中間フェンス直撃の二塁打で一塁走者の森の打球判断が良かった辻監督 あー、すごい良かったね。栗山の走塁もね、素晴らしかった。5点目、大きかったよ。栗山の走塁もね。-追い上げられた直後の8回の攻撃辻監督 そうだね、愛斗も進塁打も非常に良かったし。愛斗、非常に内容が良かったしね、あそこは(打順が)下位にいくわけだから、愛斗にヒットを打ってもらいたいんだけど、最低進めてくれれば、そこで栗山がね、気が楽になっただろうし。-オリックスがデーゲームで楽天に勝利したことで、3年ぶりのリーグ優勝の可能性がなくなった辻監督 それはもう、数時的には難しいとは思っていたけどね。まあ、さらに緊張感というか、集中力を持って、上の2チームは戦っているだろうしね、やはりそれだけの力を持ったチームだからね、しょうがない。

◆日本ハムは、28年ぶりに全カード負け越しでの最下位が決まった。試合後、新庄剛志監督(50)の心は、早くも25日楽天戦(札幌ドーム)へ。主な一問一答は、以下の通り。新庄監督 今日の話題は、もう、いいでしょ?明日、楽しみですね。明日、(ドラフト1位の達孝太投手が)マウンドに立って「俺が達だ!」というところを、マウンドで見せてくれたら。「力んでも全くいいことないから、とにかくマウンドで自分を精いっぱい出して、楽しんで投げなさい」と言った。「何回行く?」と聞いて「3回な」と言ったら「5回で!」って。じゃあ、4回にしようかなって(笑)。いやいや、5回も投げさせるつもりはなかったんだけど、あの目は本当に5回投げたいという目だった。いろいろ、大人の事情で、そこまでは投げさせられないかな~。3回、球数次第では4回投げて、次、誰だろう?畔柳君かな。で、松浦君。畔柳君はファームで見ていて、必ず帽子が飛ぶから「小っちゃい帽子をかぶりなさい」と言っていたんだけど、また飛んでいた。登板なしにしようかな?外じゃなかったら、飛ばないのかな?あまり飛ぶとよくない気がするんですけどね。頭を振る投げ方ということなので...。でも、選手によっては、いいのかなぁ。バッターでも、空振りした後(ヘルメットが)浮く選手がいるでしょう?緊張しないわけない。達君に関しては、あまり調子が良くなかったらしいですね。でも、(1軍の舞台になると)ガラっと変わる選手はたくさんいると思うので、楽しみにしています。-達の魅力は新庄監督 あれだけの身長(194センチ)なので、角度があるし、真っすぐとフォークだけでいいぐらいのピッチャーになって欲しい。明日は、それを見てみたい。石川直君も、真っすぐとフォークのイメージがあるんですけど、初球のカーブ。あれは、なかなかバッターも手を出せない。そういう、うまさも見られたらいい。真っすぐで、どんどん行って欲しいかなと。追い込んで、どういう組み立てをするのか、見てみたいし。期待はしています。-畔柳、松浦は1イニングずつ新庄監督 どうでしょうね。3回、1、1...。で、勝っていたら、7、8回をポンセ、9回は伊藤君。この流れで行きたい。-ポンセと伊藤は今日もベンチに入っていた新庄監督 入れた、入れた。うん。今日は、同点でポンセに行ってもらうつもりだったんですけど...。明後日の新聞の1面、達君で飾れるように。いいピッチングをしたら、取材お願いしますね。テレビもね。-伊藤の抑えは白紙にしたのでは新庄監督 うん。気が変わった(笑い)急に。ちょっと、見てみたいでしょ?オリンピックの時のような伊藤君を、もう1回見てみたいなという気持ちが出てきたので。本人に伝える前に(方針を)変えた。それでいいんです、僕は。OK?明日デー(ゲーム)だよね?-ナイターです

◆日本ハム高卒2年目・細川凌平内野手(20)が、札幌ドーム最後の5連戦初戦で、同球場での初打点を挙げた。3点を追う7回2死一塁で、右翼線へ適時三塁打。4回の守備からはプロ入り初の中堅に就いた。50メートル5秒8の俊足は、新庄剛志監督(50)のお墨付き。近未来の主力候補が、移転が決まっている本拠地に爪痕を残した。残り5試合となった札幌ドームで、細川が待ち望んでいた快音を響かせた。3点を追う7回2死一塁。チーム全体で打ちあぐねていた西武松本の146キロ直球を捉えた。引っ張った打球は右翼線へと転がる適時三塁打。札幌ドームでは初打点。「去年もヒットを打てなくて、(本拠地として)最後の年に最後のチャンスをもらったところで結果を出せて良かった」と胸をなで下ろした。自慢の快足を飛ばし、終盤に壁をこじ開けた。打球を飛ばすと、間髪入れずにトップスピードで駆けた。プロ入り2本目の三塁打。50メートル5秒8の脚力で三塁に到達すると、力強くこぶしを握った。「自分からスピードを取ってしまうと武器がなくなってしまう。まだまだファイターズの中でも速い先輩から吸収しながら、最大の武器にしていけたら」。新庄監督も認める走力を前面に押し出した。4回の守備からは、プロ入り初めて中堅の守備に就いた。外野守備は4月17日ロッテ戦以来。智弁和歌山では高校2年秋まで守っていたなじみのポイションだ。「1軍では久しぶりだったので、両サイド(杉谷、今川)の先輩に助けてもらった」と感謝した。高卒1年目から勝負と位置付けたが、結果を残せなかった悔しさがある。「去年はガムシャラにやっていただけ。今はいろんな役割を求められるプレースタイル。その時々で自分が何をするのがベストなのか1打席1打席考えながらやっている」。高卒2年目の経験値を、新たな舞台となる来季につなげる。【田中彩友美】

◆西武の鈴木が3試合ぶりに出場し、8月30日以来の打点を挙げた。四回2死一、二塁から池田の速球を振り抜き、一塁手を強襲する鋭い打球で適時二塁打。「自分のスイングができた結果だと思う。点を取れてよかった」と喜んだ。第1打席の二回2死一、三塁の好機で捕邪飛に倒れていただけに「1打席目に同じような場面で凡退してしまっていたので、何とかしたいと思っていた」と振り返った。静岡高から入団したプロ6年目の外野手。今季は開幕戦に先発出場を果たしたが、打撃不振もありレギュラーに定着できていない。シーズン最終盤に課題の打力でアピールした。

◆新たな歴史の幕開けへ、最後の雄姿を届ける戦いが始まった。『FINAL GAMES 2022』と銘打たれたホームのラスト5連戦。来季から新球場のエスコンフィールド北海道に本拠地を移す日本ハムにとって、19年間戦ってきた札幌ドームでの最後の戦いの火ぶたが切られた。2004年に本拠地を札幌に移転。新庄監督はそのシーズンから日本ハムに加入し、象徴的な存在となった。「札幌ドームの一発目、僕がここでプレーさせてもらって。最後、またここでユニホームを着てグラウンドに立っていられる。いろんな歴史、スーパースターが生まれた場所。思い出はめちゃくちゃあります」とビッグボス。チームは今季の最下位が確定しているが、札幌ドームでの戦いを名残惜しむように、この日は久しぶりに球場いっぱいにファンが詰めかけ、熱い応援を送った。ホームラスト5戦の初戦。7月18日の西武戦(札幌ドーム)以来の先発を託された池田は三回まで無失点で踏ん張っていたが、四回に先制を許し、五回にも追加点を献上。4回?を6安打3失点で降板し、勝利を呼び込む快投とはいかなかった。試合は投手陣が16安打を浴びて2-6で敗れた。(箭内桃子)

◆負けられないマウンドで意地を見せた。西武・松本が粘りのピッチングでスコアボードにゼロを並べた。「札幌のマウンドは良いイメージがあるので、テンポ良くチームに勝ちを呼び込める投球をしたい」自身にとって今季最後となった札幌ドームのマウンドで右腕が躍動した。一回は先頭から2者連続三振を奪うと近藤に四球を与えたが、清宮を見逃し三振に仕留めた。味方が1点を先制した直後の四回は2死一、三塁から今川を左飛に打ち取り、その後も相手打線を寄せ付けない投球を続けた。札幌ドームでの前回登板となった8月11日の試合では、延長十回の末にサヨナラ負けで敗戦投手となったが、気迫の112球で9回?を一人で投げ切った。この日を含め、チームは残り5試合。2019年以来3年ぶりのクライマックスシリーズ進出を目指し、負けられない戦いが続く。「こういう争いの中で投げさせてもらっていることに感謝して、それをパワーに変えていきたい」と話していた右腕が、その言葉通りの力強い投球で期待に応えた。試合は七回に1点差に詰め寄られたが、八回に3点を追加して16安打で勝利した。

◆日本ハム・清宮幸太郎内野手(23)がプロ5年目で初の規定打席に到達した。「起用していただいたからこそ、規定打席に到達できただけだと思います。自分の力でたどりついた数字ではないので、それに見合った活躍ができるようにもっと練習します」規定打席まで「3」として迎えたこの日、「4番・一塁」で先発出場。六回2死一塁の第3打席で一ゴロに倒れ、規定に到達した。この日は4打席に立ったが無安打に終わった。清宮は今季125試合に出場し17本塁打、47打点といずれも自己最高をマークしているが、打率・213は規定到達者の中でワーストとなっている。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
72622 0.537
(↑0.003)
M6
(↑1)
7528
(+6)
453
(-)
100
(+2)
78
(-)
0.256
(-)
3.110
(↑0.02)
2
(-)
ORIX
74642 0.536
(↑0.003)
0
(-)
3480
(+9)
447
(+1)
89
(+2)
62
(-)
0.247
(↑0.001)
2.820
(↑0.01)
3
(1↑)
西武
69673 0.507
(↑0.003)
4
(-)
4454
(+6)
442
(+2)
114
(-)
59
(+2)
0.230
(↑0.001
2.790
(↑0.01)
4
(1↓)
楽天
67663 0.504
(↓0.004)
4.5
(↓1)
7512
(+1)
502
(+9)
99
(+1)
93
(-)
0.245
(-)
3.510
(↓0.04)
5
(-)
ロッテ
67691 0.493
(↓0.003)
6
(↓1)
6481
(-)
500
(+6)
93
(-)
128
(-)
0.231
(-)
3.270
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
56793 0.415
(↓0.003)
16.5
(↓1)
5439
(+2)
513
(+6)
96
(-)
91
(+1)
0.234
(↓0.001)
3.430
(↓0.01)