1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 | 13 | 0 | 0 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 7 | 1 | 1 |
勝利投手:ロドリゲス(3勝2敗0S) 敗戦投手:宮森 智志(1勝1敗1S) 本塁打 |
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◆日本ハムは1点を追う6回表、清宮とアルカンタラの適時打で逆転に成功する。その後同点となって迎えた延長10回には、上川畑、松本剛、木村の3者連続適時打で4点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、4番手・ロドリゲスが今季3勝目。敗れた楽天は、6番手・宮森が踏ん張れなかった。
◆台湾プロ野球・楽天モンキーズのチアリーダー「Rakuten Girls」が、楽天生命パークに来場した。副リーダーの■熹(ユンシー)、穎樂(インルー)、菲菲(フェイフェイ)の3人が来日。試合前には球場正面広場のイベントに出演し、台湾流のパフォーマンスを披露した。ユンシーは「スタジアムに来れたことをうれしく思います。すてきな球場だなと入って感じました」。球場内に観覧車やメリーゴーラウンドがあることに驚き、「試合中に乗りに行きたい」と笑顔だった。前日22日に仙台入り。牛タンやずんだ、笹かまを食べ、仙台名物を楽しんだ。日本のアイドルグループでデビュー経験のあるユンシーは「おいしすぎるー」と日本語で感想を語った。チームには台湾出身の宋家豪と王彦程が所属。宋家豪は1軍にいることもあり、お土産に名物のパイナップルケーキを持ってきた。「外国に来てプレーするというのは緊張やプレッシャーがあると思うんですけど、それをぜひ乗り越えて平常心で頑張っていただけたらうれしいなといつも台湾から応援しています。台湾のものを食べて、より頑張ってもらえたらと思っています」とエールを送った。試合中は、レフトスタンド応援ステージに出演し、グラウンドでもパフォーマンスを行う。※■=竹カンムリに均
◆日本ハム五十幡亮汰外野手(23)が出場選手登録された。支配下登録されている野手34選手で大トリの昇格。4月に腰の手術を受け、慎重に復帰過程を歩んできた。100メートル走のベストタイム10秒79の"サニブラウンに勝った男"は、「2番中堅」でスタメン予定だ。1軍合流した22日には「自分のやってきたことを信じてやるだけなので。思い切っていきます」と意気込んでいた。2月の春季キャンプ中には、あまりの"神足"ぶりに新庄剛志監督(50)から、ファミコン世代から親しまれ続ける野球ゲーム「ファミリースタジアム」の俊足キャラ「ピノ」をもじって「マジピノ」と命名された。BIGBOSSも22日に「大変なリハビリだったと思いますけどね。まあでも、ここから。手術して、誰でもそういう経験あるんだから、そういうのは置いといて、ここからが彼のプロ野球のスタートという意味でも、ね。あまりケガのことを気にせず、もう終わったことだから。怖さがなくなるくらいのプレーができるように。大体(再発の怖さが)残るからね。思い切りやってもらって。明日(23日)、とりあえず2打席くらい」と話し、マジピノの躍動ぶりを楽しみにしていた。五十幡亮汰(いそばた・りょうた)1998年(平10)11月27日、埼玉県生まれ。中学では「東京神宮リトルシニア」に所属。陸上短距離でも活躍し、中3の全国大会では男子100メートルの元日本記録保持者サニブラウンを抑えて100メートル、200メートルの2冠。佐野日大-中大を経て20年ドラフト2位で日本ハム入団。1年目の21年シーズンは27試合に出場し打率2割2分5厘、1本塁打、5打点、9盗塁(盗塁死1)の成績を残した。171センチ、67キロ。右投げ左打ち。今季年俸1150万円(推定)。
◆日本ハムが新たな外野布陣にトライする。今季初昇格の五十幡亮汰外野手(23)が「2番中堅」でスタメン出場。「1番右翼」に中島卓也内野手(31)が入り、「9番左翼」に石井一成内野手(28)が名を連ねた。中島はプロ初の右翼守備、石井は1、2軍通じてプロ初の外野守備となる。22日に楽天生命パークで行われた全体練習では中島は右翼、石井は左翼で入念にノックを受けた。BIGBOSSこと新庄剛志監督(50)は22日に「石井君レフト。センター五十幡君。で、ライト中島君。間抜け...させる?(笑い)」と、足が使える"俊足外野トリオ"に期待した。
◆アイドルグループ「いぎなり東北産」が、2年連続2度目のセレモニアルピッチを行った。楽天のユニホームの上にメンバーカラーの法被を着て登場。メンバー9人全員がマウンド付近に一列に並び、ワインドアップから同時に投げ、迫力ある投球を見せた。橘花怜が球団を通してコメントを発表。「メンバー全員で投げることができたので、9人分のパワーが届いてくれてるとうれしいです。何度も観戦に来ていた憧れのスタジアムで投げられて本当に胸がいっぱいです。わたしたち『いぎなり東北産』も楽天イーグルスさんと一緒に東北を盛り上げていけるように頑張っていきます! これからも応援よろしくお願いします!」と呼びかけた。「いぎなり東北産」は東北出身のメンバーによるグループ。コラボチケットが発売され、試合前にはライブパフォーマンスで盛り上げた。
◆腰の手術を乗り越えて今季初昇格した日本ハム五十幡亮汰外野手(23)が「2番中堅」でスタメン出場し、1回から俊足を生かした遊撃への内野安打で出塁した。三遊間深めへのゴロで100メートル走のベストタイム10秒79の快足を飛ばして悠々セーフに。塁上で笑顔を見せた。しかし、その後に試みた二盗は楽天の捕手太田の好送球に阻まれて失敗に終わった。3回1死一塁で迎えた第2打席は、カウント1-2からの5球目にエンドランを決める遊撃への内野安打。その後、2死一、三塁から二盗を決めて今季初盗塁をマークした。22日に新庄剛志監督(50)が「とりあえず2打席くらい」と話していた通り、五十幡は3回の守備まで出場して、今川と交代。中堅守備も無難にこなし、打撃では2打数2安打1盗塁と、今季初出場でしっかりと持ち味を発揮した。
◆日本ハムが1点を追う6回に2点を奪って逆転に成功した。1死無走者から近藤健介外野手(29)が楽天涌井のシンカーを捉えて右中間を破る二塁打でチャンスメーク。続く4番の清宮幸太郎内野手(23)も初球のシンカーを捉えて右中間を破る同点適時二塁打を放った。清宮は「目の前で近さん(近藤)がお手本のようなツーベースを打ってくれたので『近さん打法』でいきました」と、先輩の巧打を即席で実践して結果を残し、笑顔を見せた。さらに1死一、三塁でアリスメンディ・アルカンタラ内野手(30)の中前適時打で勝ち越しに成功。5回まで無得点に抑えられていた楽天涌井をマウンドから引きずり降ろした。
◆日本ハムの4番清宮幸太郎内野手(23)が延長10回に今季2個目の犠打を決めた。無死一、二塁の場面で打席に入ると、楽天宮森が投球モーションに入る前からバントの構え。初球は空振りしたが、カウント2-1からの4球目を転がして犠打を成功させた。清宮は6月10日中日戦(札幌ドーム)でプロ初犠打を決めており、これが通算2個目の犠打となった。清宮のバントで1死二、三塁と好機を広げて、続く上川畑が左前適時打。日本記録タイのデビューから22試合連続無失点だった宮森から勝ち越し点を奪った。さらに1死二、三塁から代打松本剛が2点適時二塁打を放ち、木村にも適時打が出て、この回に一挙4点を勝ち越した。
◆楽天宮森智志投手(24)が、デビューからの連続無失点記録が22試合で止まった。同点で迎えた10回に6番手として登板。先頭今川と近藤に連打を浴び、無死一、二塁のピンチを招いた。4番清宮が一犠打を決め、1死二、三塁。5番上川畑に左前適時打を浴びた。さらに1死二、三塁で代打松本剛に左翼線へ2点適時二塁打を放たれて、降板となった。降板後も西垣が二塁走者の生還を許し、1/3回を4安打安打4失点となった。記録は途絶えたが、大きな躍進を遂げている1年には変わらない。呉商(広島)から流通経大、四国IL・高知をへて、21年育成ドラフト1位で楽天に入団し、7月30日に支配下登録。プロ1年目で一気にはい上がった。<宮森の今季1軍登板>【1】8月2日ロッテ戦:1回無安打2奪三振【2】8月4日ロッテ戦:1回無安打1奪三振【3】8月7日ソフトバンク戦:1回1安打0奪三振★プロ初勝利【4】8月9日オリックス戦:1回無安打1奪三振【5】8月10日オリックス戦:1回1安打1奪三振【6】8月12日西武戦:2/3回無安打0奪三振【7】8月14日西武戦:1回無安打1奪三振【8】8月17日日本ハム戦:1回無安打1奪三振【9】8月18日日本ハム戦:1回1安打2奪三振【10】8月21日ロッテ戦:2/3回無安打1奪三振【11】8月24日ソフトバンク戦:2/3回無安打0奪三振【12】8月25日ソフトバンク戦:1回無安打1奪三振【13】8月30日オリックス戦:1回無安打2奪三振【14】9月1日オリックス戦:1回無安打0奪三振【15】9月3日日本ハム戦:1/3回1安打1奪三振【16】9月6日ソフトバンク戦:1回1安打1奪三振【17】9月7日ソフトバンク戦:0/3回無安打1奪三振【18】9月10日ロッテ戦:1回1安打2奪三振【19】9月13日オリックス戦:1回無安打2奪三振【20】9月16日ソフトバンク戦:1回無安打1奪三振【21】9月18日西武戦:1回無安打1奪三振【22】9月19日西武戦:1回無安打1奪三振★プロ初セーブ【23】9月23日日本ハム戦:1/3回4安打4失点0奪三振
◆楽天は延長で日本ハムに敗れ、金曜日18連敗となった。ルーキー宮森の記録が止まった。これまでデビューから22試合連続無失点でプロ野球タイ記録。同点の10回に6番手として登板し、記録更新の期待が高まった。1死二、三塁で上川畑、代打松本剛に2者連続で適時二塁打を浴びた。1/3回を4安打4失点。プロ初黒星を喫した。痛い1敗で4位西武とのゲーム差が0・5に縮まった。ブラックフライデーから抜け出せず。本拠地の金曜日に限定すると、昨年6月25日ソフトバンク戦以来勝てていない。今季金曜日の残り試合は30日ソフトバンク戦(楽天生命パーク)のみとなった。
◆楽天辰己涼介外野手(25)が、2年連続2度目の2ケタ本塁打に到達した。1点を追う7回先頭で迎えた第3打席。初球、日本ハム根本の高めのカーブを右翼席へ運んだ。一時同点となる10号ソロ。「今まではホームランばかりを狙っていましたが、今年は出塁や打率を残すことなど自分の役割も考えながら、到達できたことが良かったと思います」と喜んだ。立命大から18年ドラフト1位で楽天に入団して4年目。これまでの3年間はいずれも打率が2割3分を下回り、打撃が課題となっていた。今季は8月の打率は3割5分3厘、9月は3割3分3厘。シーズン終盤で好調を維持し、打率は2割8分0厘まで上がってきた。快足と強肩を生かした守備は「残念そこは辰己」とファンの間で言われるほど。昨年はゴールデングラブ賞を獲得し、プロ野球屈指の守備力を誇る。加えて今季は打撃にも磨きがかかってきた。攻守で欠かせない絶対的な選手へとなりつつある。
◆日本ハムが誇る"令和の神足"が、らしさ全開でカムバックした。今季初昇格となった五十幡亮汰外野手が「2番中堅」で出場。いきなり1回に三遊間へのゴロで内野安打。さらに3回もエンドランで遊撃内野安打。「芝生にも助けられたところはあると思うけど、それも頭には入っていた。まずは塁に出るという仕事はできたんじゃないかと思います」と、ホッとした表情。盗塁は1つ成功して、1つ失敗した。「まだまだスタートに関しては課題はあるけど、どんどんチャレンジして勉強しながら来年につなげていきたい」と前を向いた。4月に腰の手術を受けた影響で、野手陣では"大トリ"の昇格となったが、スピードあふれるプレーは健在。新庄監督にとっても来季の巻き返しへ向けた大事な戦力だからこそ、この日は2打席限定で4回の守備から交代させた。五十幡も「しっかりケアして次につなげられるように」と声をかけられたという。2安打1盗塁と上々の復帰戦を終えた五十幡は「まず球団の皆さまに感謝して、あとは親なり、支えてくれたみなさんに感謝したい。待っているよといった声をかけてくれた数多くのファンの皆様の前でプレーできたのは、すごく楽しかった」。感謝を胸に、残り試合でグラウンドを駆け回る。○...松本剛外野手が初の首位打者へ、また1歩前進した。延長10回に代打で登場し、三塁線を破る貫禄の2点適時二塁打。「大悟(上川畑)が勝ち越しのタイムリーを打ってくれたので、楽な気持ちで打席に入ることができました。良いところに飛んでくれて、貴重な追加点を取ることができてよかったです」と笑顔。打率を3割4分9厘に上げて、シーズン規定打席到達まであと3打席とした。○...根本悠楓投手が好投実らず、今季の目標とする3勝目を逃した。1点リードの7回に辰己に同点ソロを浴びると、1死二塁となったところで降板となった。試合は十分につくったが、届きそうで届かない3つ目の白星。「全体的にテンポ良く投げることができていましたが、ホームランを打たれた1球が悔やまれます」と、痛恨の場面を振り返った。▽日本ハム・アルカンタラ(6回に一時勝ち越しとなる適時打) 根本がいい投球をしてくれていたので、タイムリーを打つことができてよかった。
◆腰の手術を乗り越えて今季初昇格した日本ハム五十幡亮汰外野手(23)が「2番中堅」でスタメン出場し、1回から俊足を生かした遊撃への内野安打で出塁した。日本ハムは五十幡が今季初めて出場し、チームの1軍出場選手は65人目となった。1軍起用人数のシーズン最多は19年オリックスの66人。25日には達、畔柳、松浦の高卒新人3投手がデビューする予定になっており、最多起用人数の更新は間違いなさそうだ。
◆日本ハムが延長にもつれた楽天戦(楽天生命パーク)を制し、24日から始まる札幌ドームでのラスト5連戦へ向けて弾みを付けた。新庄剛志監督(50)が絶大な信頼を寄せる上川畑大悟内野手(25)が、延長10回に守備ではなく打撃で"神川畑"となって決勝打を放った。混パをかき乱すBIGBOSS野球を展開して、本拠地として戦う最後の札幌ドームで有終の美を飾る。BIGBOSSは試合後、ひと言だけ、コメントを残した。「しかし上川畑くんはチャンスに強いね! 頼りになりますわ!」。延長10回1死二、三塁。上川畑は「ここで決めたいなという強い気持ちを持って打席に入りました」と、気合を入れて"神川畑"に変身。日本記録タイのデビューから22試合連続無失点中だった楽天宮森の147キロ直球を左前へ運んで決勝点を奪った。勝負どころでも冷静に対応できるからこそ、BIGBOSSの信頼も増す。捉えたのは直球だったが、狙いは変化球だった。「2球目(のフォーク)をファウルにした時点で、変化球狙いがバレたかなって、ちょっと頭をよぎったんで、真っすぐを少し頭に入れて打席に入りました」。客観的なイメージも膨らませて頭の中を整理。ファウル直後の真っすぐを打てたのは偶然ではなかった。気持ちも高ぶっていた。自身の前を打つ4番清宮が初球は空振りしながらも、一、二塁という難しい状況で今季2個目の犠打を決めていた。「なかなか清宮がバントする場面というのはない。その清宮が送ってまでつくったチャンスなので、何とかつないでいきたいなという気持ちでした」。上川畑の勝負強さを引き出したBIGBOSS采配から、一挙4得点で今季最後の仙台での試合を制した。4時間超えの熱戦を白星で締めくくると、チームは空路で北海道へ戻った。24日からは、今季限りで本拠地ではなくなる札幌ドームで最後の5連戦が控える。BIGBOSSが「SHINJO」だった04年から、球団がともに歩んできた歴史が、ついに終幕する。上川畑は「まだまだ、もっとアピールしていきたい。全力を尽くしてプレーします」と意気込んだ。チームにとっても、今季の集大成を見せたい5試合。最高の試合を続けて、札幌ドームにサヨナラを告げる。【木下大輔】
◆日本ハム・五十幡亮汰外野手(23)が「2番・中堅」で今季初出場し、1打席目でさっそく遊撃内野安打を放った。一回1死で打席に入り、1ストライクからの2球目、外角139キロを捉えて三遊間へ転がした。打球が転々とする間に自慢の快足を飛ばし、内野安打に。今季初打席で初安打をマークした。続く近藤の打席の4球目で果敢にスタートを切ったが、盗塁成功とはいかなかった。五十幡は4月に経皮的内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術を受け、リハビリを経て8月にファームで実戦復帰。22日の全体練習から1軍に合流し「思い切って行きます」と気合を入れていた。
◆「4番・一塁」で先発出場した日本ハム・清宮幸太郎内野手(23)が、0―1の六回1死二塁で右中間へ同点の適時二塁打を放った。「目の前で近さん(近藤)がお手本のようなツーベースを打ってくれたので、『近さん打法』でいきました」六回1死から近藤が右中間へ二塁打を放ち、チャンスメーク。その打球を再現するかのように、清宮も右中間を割る二塁打とし、同点に追いついた。日本ハムはその後、上川畑が死球を受け、1死一、二塁と好機を拡大。ここでアルカンタラが中前適時打を放ち、2―1と逆転に成功した。しかし、七回に楽天・辰己に同点ソロが生まれ、七回を終えて2―2。
◆楽天の育成ドラフト1位・宮森智志投手(24)=四国IL高知=が2-2の延長十回に6番手として登板。プロ初失点を喫し、初登板からの連続試合無失点が「22」で止まった。連打と犠打で1死二、三塁。ここで打席に上川畑を迎え、カウント1-1から147キロの直球を左前へはじき返された。なおも一走・上川畑の二盗で二、三塁とされ、代打・松本には三塁線を破る2点二塁打を浴びた。続く7番・木村を迎えたところで無念の降板となった。1/3回を4安打4失点。敗戦投手となり0・00だった防御率は1・77になった。
◆日本ハムは2―2の延長十回1死二、三塁から上川畑の適時打、代打松本剛の2点二塁打、木村の適時打で4点を勝ち越した。ロドリゲスが1回無失点で3勝目。楽天は新人の宮森がデビューから23試合目で初失点し、黒星を喫した。
◆楽天は延長十回に6番手の宮森が炎上して敗れた。育成ドラフト1位のルーキーは1/3回を4安打4失点。初登板からの連続試合無失点が「22」で止まった。石井監督は「成長していく上で、今日は学んだんじゃないかな」と初めて浴びたプロの洗礼が今後の糧になると強調。ただ、チームは最下位の日本ハムに取りこぼす形で2連敗。試合がなかった4位西武とは、0・5ゲーム差に迫られることになった。これで5月6日のオリックス戦(京セラ)での白星を最後に金曜日は18連敗だ。
◆楽天は同点の延長十回に育成ドラフト1位・宮森智志投手(24)=四国IL高知=がプロ初失点。昨季の栗林(広島)と並ぶプロ野球記録となっていた初登板からの連続試合無失点が「22」で止まった。1/3回を4安打4失点で敗戦投手。「次は抑えられるように頑張ります」と言葉を絞り出した。
◆3位・楽天は延長戦の末、4時間5分の接戦を落とし、2連敗。チームはこれで5月6日のオリックス戦(京セラ)での白星を最後に金曜日は18連敗となった。1-2の七回、5番・辰己が「狙っていた球を狙いどおりに打ててよかったです」と相手先発左腕・根本の初球の100キロ台のカーブを一閃。右翼席へ運び、同点に追い付いた。これで2年連続2桁となる10号に到達。「今までは本塁打ばかりを狙っていましたが、今年は出塁や打率を残すことなど自分の役割も考えながら到達できたことがよかった」と振り返った。試合は延長戦に突入し、十回は育成D1位・宮森(四国IL高知)が6番手として登板。プロ初失点を喫し、初登板からの連続試合無失点記録が「22」で止まった。1死二、三塁でD9位・上川畑(NTT東日本)に147キロの直球を左前へ運ばれ、続く代打・松本にも左翼線に2点二塁打を浴びた。?回を4安打4失点で敗戦投手となり「次は抑えられるように頑張ります」と言葉を絞りだした。24日は2位・オリックスとの直接対決(楽天生命パーク)。石井監督は「明日、チーム全員で勝っていかないといけないので気持ちを切り替えてしっかりと試合に臨みたい」と前を向いた。
◆日本ハムは楽天に延長十回の末、6―3で勝利した。ドラフト9位・上川畑大悟内野手(25)=NTT東日本=が、新人記録に並ぶデビュー戦から22試合連続無失点としていた楽天・宮森から値千金の勝ち越し打を放った。「ここで決めたいという強い気持ちで打席に入りました。いいピッチャーから打ったのは自信になる」2―2の延長十回1死二、三塁で打席に入り、カウント1―1から147キロの直球を左前へはじき返し、殊勲の一撃とした。この日は4月に腰椎椎間板ヘルニア摘出術を受けた五十幡が今季初昇格。「2番・中堅」で先発出場し、2打席連続遊撃内野安打をマークした。「塁に出るという仕事はできた」。三回2死一、三塁では一走として果敢に二盗も成功。50メートル5秒6を誇る韋駄天が戦線に復帰し、来季へ向けて明るい材料が増えた。シーズン残り6試合も、まだまだかき回す。(箭内桃子)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
71 | 62 | 2 | 0.534 (↓0.004) | M7 (-) |
8 | 522 (+3) | 453 (+6) | 98 (+2) | 78 (+1) |
0.256 (↑0.001) | 3.130 (↓0.02) |
2 (-) |
ORIX |
73 | 64 | 2 | 0.533 (-) | 0 (↓0.5) |
4 | 471 (-) | 446 (-) | 87 (-) | 62 (-) |
0.246 (-) | 2.830 (-) |
3 (-) |
楽天 |
67 | 65 | 3 | 0.508 (↓0.003) | 3.5 (-) |
8 | 511 (+3) | 493 (+6) | 98 (+1) | 93 (+1) |
0.245 (↓0.001) | 3.470 (↓0.02) |
4 (-) |
西武 |
68 | 67 | 3 | 0.504 (-) | 4 (↑0.5) |
5 | 448 (-) | 440 (-) | 114 (-) | 57 (-) |
0.229 (-) | 2.800 (-) |
5 (-) |
ロッテ |
67 | 68 | 1 | 0.496 (↑0.003) | 5 (↑1) |
7 | 481 (+6) | 494 (+3) | 93 (+2) | 128 (+1) |
0.231 (↓0.001) | 3.250 (-) |
6 (-) |
日本ハム |
56 | 78 | 3 | 0.418 (↑0.004) | 15.5 (↑1) |
6 | 437 (+6) | 507 (+3) | 96 (-) | 90 (+4) |
0.235 (↑0.001) | 3.420 (-) |
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