DeNA(☆3対0★)巨人 =リーグ戦23回戦(2022.09.22)・横浜スタジアム=
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巨人
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DeNA
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勝利投手:石田 健大(6勝4敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝2敗36S))
敗戦投手:メルセデス(5勝7敗0S)

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(13号・6回裏ソロ)

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◆DeNAは初回、牧の適時打で幸先良く1点を先制する。その後は6回裏に宮崎のソロで加点すると、7回には代打・関根が犠飛を放ち、リードを広げた。投げては、先発・石田が6回3安打無失点の好投で今季6勝目。敗れた巨人は、打線が無得点と精彩を欠いた。

◆21日の巨人戦で途中交代したDeNA伊藤光捕手(33)が、早出練習でティー打撃を行った。21日の同戦の6回2死満塁から、巨人ウォーカーのファウルチップが股間に直撃。ベンチで治療後、プレーを続行したが、7回の守備から交代した。三浦監督は「そりゃ、痛いでしょう」と心配しながら「トレーナーと確認して、問題ないと報告を受けています」と話した。

◆巨人の守護神大勢投手(23)がベンチ入りメンバーから外れた。21日までに3連投、3試合連続セーブをマーク。開幕からここまで36セーブを挙げ、プロ野球新人タイ記録に王手をかけている。この日の試合前練習には通常通り参加。休養のための措置とみられる。

◆DeNA伊勢大夢投手(24)が、無死満塁の大ピンチを無失点に抑えた。3点リードの8回無死満塁から登板。4番中田をスライダーで右飛、5番岡本和を外角152キロの速球で見逃し三振、代打中島を151キロの速球で二飛にねじ伏せ、力強く拳を握った。

◆CS争いが佳境の中、巨人の連勝が「3」でストップした。CS圏内の3位はキープしているが、試合がなかった4位広島とのゲーム差は「0・5」に縮まった。2度の満塁をものにできなかった。1度目は3回2死満塁で4番中田が中飛に倒れる。2度目は8回。DeNAエスコバーが四球や自身の失策で乱れ、無死満塁のチャンスを得る。しかし、リリーフした伊勢を前に中田、岡本和、代打中島が次々と倒れ、無得点に終わった。先発メルセデスは初回に1失点し先制を許したが、その後は要所を締める。2回から4イニングは2安打投球。4、5回は連続で3者凡退に打ち取った。6月4日ロッテ戦(東京ドーム)以来の勝ち星はならず7敗目を喫したが、5回4安打1失点。「初回の失点を引きずらずに集中して気持ちを切り替えた。しっかりと自分のピッチングが出来た」と納得の表情だった。好投のメルセデスからマウンドを引き継いだ2番手平内が誤算だった。0-1の6回1死、宮崎に153キロ直球を右翼ポール際に運ばれ、2戦連発を許す。続くソトに中前打、大和には四球を出し、1死しか奪えずマウンドを降り、試合の流れがDeNAに傾いた。

◆巨人が決定打を欠き、今季10度目の完封負けを喫した。DeNA投手陣を崩しきれず、連勝は3でストップ。CS出場圏内の3位をキープするも、4位広島とのゲーム差が0・5に縮まった。絶好機の凡打が痛すぎた。3点を追う8回。吉川の安打、坂本が四球でつなぎ、丸は相手の失策を誘い、無死満塁。DeNAの4番手伊勢に対し、4番中田は、浅めの右飛で犠飛にも届かず。続く、岡本和は外角直球に手が出ず、見逃し三振。代打中島の勝負手も二飛に封じ込まれた。3回にも安打と2四球で2死満塁の好機をつくったが得点は奪えなかった。あと1本、1点が遠い苦しい展開に、原監督は「8回もそうだけど、全体的な部分で打ちあぐねたというところでしょうね」と振り返った。散発5安打で約1カ月ぶりの無得点での敗戦に「どういう状況であっても、9人のスターティングメンバーがやっぱり襲いかかるということですよね」と求めた。大混戦のCS争いは残り5試合で決する。9月に入ってから2度の3連勝を含む、10勝5敗1分けとチーム状態は上向き。次の一戦へ切り替える。【為田聡史】○...巨人井上が23日中日戦(バンテリンドーム)でプロ初勝利を目指す。今季3試合に先発し、まだ5回を投げた経験がない。7月に育成契約から再度支配下に上がったプロ3年目の左腕は、CS進出へ大事な一戦に「初回からいいリズムがつくれるようテンポ良く投げて、強い気持ちで向かっていきたい」と意気込んだ。▽巨人メルセデス(6月4日以来の勝利はならず7敗目も、5回を4安打1失点)「初回の失点を引きずらず、集中して気持ちを切り替えた。しっかりと自分のピッチングが出来た」

◆巨人のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(28)が先発し、5回4安打1失点で7敗目(5勝)を喫した。味方の援護に恵まれなかった左腕は「初回に失点したが、引きずらずに試合をつくっていこうと気持ちを切り替えた。五回までだったが、しっかりと自分のピッチングができた」と振り返った。一回先頭の桑原に三塁線を抜かれる二塁打を許し、牧に先制の中前適時打を浴びた。立ち上がりこそ思い通りの投球とはいかなかったが、その後は粘り強くコースを突いて打たせて取った。シーズン最後とみられる先発登板。6月4日以来、約3カ月半ぶりの白星はならなかった。桑田投手チーフコーチは「本当に今日は、よく粘ったナイスピッチングだと思う」と評価した。

◆DeNAの伊勢が好救援でスタンドを沸かせた。3―0の八回無死満塁で登板。4番中田をスライダーで浅い右飛に打ち取り、岡本和は152キロの速球を外角いっぱいに決めて見逃し三振に。代打中島は二飛にねじ伏せ、右拳を握った。両リーグ最多の67試合に登板し救援陣を支えている。お立ち台は今季初めてで「もっと早く呼んでほしかったと心から思う」と苦笑い。プロ3年目でタフさが光り「ここにきて体が元気になってきた。どんどん投げていきたい」と残り10試合でのフル回転を誓った。

◆DeNA・宮崎敏郎内野手(33)が2試合連続の13号ソロを放った。1―0の六回1死無走者から平内の初球を右翼ポール際に運んだ。「何とか塁に出ることを考えていました。風にも乗ってくれ、最高の結果となりよかったです」と貴重な追加点を喜んだ。三回の右前打で2試合連続のマルチ、8試合連続安打で打率が・297まで上がってきた。3年連続の3割を射程にとらえた。

◆セ・リーグ3位の巨人は今季10度目の零封負けで連勝は3で止まった。原辰徳監督(64)は散発5安打に終わった攻撃を嘆いた。「投手はそうそう責められない。0点ではやっぱりよくない。八回もそうだけど、全体的な部分で打ちあぐねた」絶好機は3点を追う八回にあった。相手の失策などで無死満塁として中軸を迎えたが、伊勢の前に4番・中田が右飛、岡本和が見逃し三振、〝代打の切り札〟中島も二飛に倒れた。指揮官は「どういう状況でも9人のスターティングメンバーが襲いかかるということですよね」と主力にハッパを掛けた。試合のなかった4位・広島との差は0・5ゲームに縮まった。23日からの中日3連戦(バンテリンドーム)を含め、残るは5試合。3位死守へ、力を振り絞る。(谷川直之)

◆セ・リーグ2位のDeNAは22日、巨人23回戦(横浜)に3―0で勝利。3-0の八回無死満塁の大ピンチで登板した伊勢大夢投手(24)が4番・中田から岡本和、代打・中島を計15球で打ち取り、無失点でしのいだ。「伊勢大明神」は今季67試合目の登板で40ホールドポイントに到達した。チームは23日から6ゲーム差に縮めた首位のヤクルトと3連戦(神宮)に臨む。2勝1敗と勝ち越せば、2年目となった三浦大輔監督(48)の政権下で初のクライマックスシリーズ進出が自力で決まる。絶体絶命のピンチを乗り越えても、伊勢は右拳を軽く上げただけだった。表情を変えず、ベンチに歩を進める。それでも大仕事を果たした背番号13に、ベイスターズファンから温かい拍手が注がれた。「自分が絶対にカバーしようという思いでした。安打は打たれても1点しか入らないと腹をくくって投げました」3―0の八回。エスコバーが不安定で、四球と失策が絡んで無死満塁。伊勢は一発が出れば逆転を許す場面でマウンドに上がった。一直線の帽子のつばの下は無表情。4番打者の中田を浅い右飛とし、岡本和には外角低め、152キロの直球で見逃し三振に。代打・中島は内角直球で力のない二飛に仕留めた。20日の阪神戦で39ホールドポイント(HP、36ホールドと救援での3勝を足した数)の球団新記録を樹立した。この日はリーグトップに立つ67試合目の登板で、節目の40HP(リーグ3位)に到達。3連投目だった〝伊勢大明神〟は疲労の色を顔に出さず、仕事を全う。27個目のアウトを抑えの守護神の山崎が奪うと、ようやく安堵(あんど)の表情を浮かべた。最後の力を振り絞り、敵地の神宮球場に乗り込む。23日からは首位・ヤクルトと3連戦。今季55本塁打を放っている〝村神様〟ことヤクルト・村上とは熊本・九州学院高時代にチームメートだった。高3時には伊勢がエースとして、村上は1年生4番として夏の甲子園大会に出場。「(高校時代から)すごい打者だった。後輩だからって、厳しくいって(カウントが悪くなっても)勝負しないとかはない。チームとして戦っている。あいつと勝負する場合だってある。相性も考えて準備していく」。今季の対戦成績は1打数1安打、2四球だが、逃げるつもりはない。昨年10月26日。本拠地の横浜スタジアムでヤクルトに胴上げを許した。「横浜反撃」のスローガンは、この瞬間に生まれた。「胴上げを見るために神宮へ行くわけじゃない。明日、勝つためです」三浦監督は試合を終えてなお、闘志を前面に出した。今月は22日間で20試合を消化し、この間は9勝11敗。「投手も野手も疲れていない選手なんていない。でも勝ちたいという気持ちが勝っているからこそ、毎日グラウンドに出て戦ってくれている」とナインを称賛した。チームとして2019年以来3年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)へ。ヤクルトとの3連戦に勝ち越せば、2年目の三浦政権下では初のCS進出が自力で決まる。残り10試合。ファイティングポーズを崩さずに戦う。(横山尚杜)

◆DeNA・牧秀悟内野手(24)が一回2死三塁から二遊間を破る中前適時打。幸先よく挙げた先制点が決勝点となった。「走者をかえすことだけを考えて打席に入りました。一回のチャンスだったので、何とか先制することができ良かったです」と4番の貫禄を見せた。フルカウントからメルセデスが投じた外角のスライダーを強振せずに中前へ運んだ。2年目の今季は開幕前に三浦監督が「4番は牧でいきます」と宣言。不調もありながら指揮官の信頼が揺らぐことはなく、出場全試合で4番を務めてきた。23日からのヤクルト3連戦(神宮)へ「上しか見ていない。選手は勝つことしか考えていない」とナインの思いを代弁した。牧が中心を担う打線が、ヤクルト投手陣に牙をむく。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
75563 0.573
(↓0.004)
M4
(-)
9581
(-)
541
(+3)
161
(-)
68
(-)
0.250
(↓0.002)
3.580
(-)
2
(-)
DeNA
69622 0.527
(↑0.004)
6
(↑1)
10468
(+3)
497
(-)
107
(+1)
49
(+1)
0.251
(-)
3.460
(↑0.02)
3
(-)
巨人
66693 0.489
(↓0.004)
11
(-)
5534
(-)
574
(+3)
161
(-)
63
(-)
0.244
(↓0.001)
3.720
(-)
4
(-)
広島
66703 0.485
(-)
11.5
(↑0.5)
4544
(-)
524
(-)
88
(-)
26
(-)
0.258
(-)
3.500
(-)
5
(-)
阪神
65713 0.478
(-)
12.5
(↑0.5)
4473
(-)
420
(-)
80
(-)
106
(-)
0.243
(-)
2.700
(-)
6
(-)
中日
61722 0.459
(↑0.004)
15
(↑1)
8388
(+3)
469
(-)
60
(-)
59
(+1)
0.245
(-)
3.290
(↑0.03)