ヤクルト(★0対3☆)中日 =リーグ戦25回戦(2022.09.22)・明治神宮野球場=
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中日
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ヤクルト
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勝利投手:髙橋 宏斗(6勝6敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(4勝3敗36S))
敗戦投手:山下 輝(0勝1敗0S)
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◆中日は5回表、A.マルティネスと高橋周の連続適時打で2点を先制する。そのまま迎えた7回には、高橋周の適時打が飛び出し、試合を優位に進めた。投げては、先発・高橋宏が7回無失点の好投で今季6勝目。敗れたヤクルトは、打線がわずか1安打と沈黙した。

◆ヤクルトのドラフト1位ルーキー山下輝投手(23)がプロ初登板。ヤクルトの新人が初登板を白星で飾れば13年4月3日の小川以来。ドラフト1位入団の投手に限れば10年3月30日中沢以来、球団12年ぶり。

◆日本選手最多タイのシーズン55本塁打を放っているヤクルト村上宗隆内野手(22)は、第1打席で空振り三振に倒れた。2回先頭で、中日高橋宏の直球を見逃し、スプリットを空振りと、外角2球で2ストライクに追い込まれた。150キロ超の直球が2球連続で高めに外れ、カウント2-2からの5球目。真ん中高め152キロを空振りした。村上は9月4日の対戦で51号2ランを放つなど、これまで高橋宏とは相性が良かった。

◆ヤクルトのドラフト1位ルーキー山下輝投手(23)がプロ初打席で初安打を放った。3回2死走者なしで、中日高橋宏から二塁内野安打。カウント1-2からの打球は中前へ抜けそうな当たりだったが、二塁高橋周のグラブをはじいた。山下は、この日がプロ初登板初先発。初打席までに3回を投げていた。毎回安打の計5安打を許すも、無失点と踏ん張っていた。記念球はヤクルトベンチへと届けられた。期待の大型左腕は、初勝利の前に初安打のボールを手にした。

◆日本選手最多タイのシーズン55本塁打を放っているヤクルト村上宗隆内野手(22)は、中日高橋宏の前に2打席連続で三振した。第2打席は4回2死走者なし、速球にカーブを交えて2ボール2ストライク。最後は外角いっぱいへの157キロを見逃した。第1打席も152キロの直球を空振り三振していた。

◆ヤクルトのドラフト1位左腕、山下輝投手(23)はプロ初登板初先発を5回途中、9安打3四球2失点で終えた。初回、いきなり中日岡林、大島の左打者2人に連打を許した。続く阿部を内角直球で一ゴロ併殺に仕留めるなど、無失点でしのいだ。2回も2死二、三塁と得点圏に走者を背負ったが、2度目の対戦となった岡林を今度は一ゴロに抑えた。毎回走者を出しながら4回まではゼロで踏ん張った。5回、四球と安打で2死一、三塁とピンチを広げ、2連続で適時打を打たれた。走者を二、三塁に残して降板。ヤクルトの新人では13年4月の小川以来となる初登板初勝利はつかめなかった。山下は球団を通じて「初登板ですごく緊張しましたが、ミーティングでどんどんゾーン内で勝負していこうという言葉をいただいたので、ランナーを背負うことがたくさんありましたが、何とか粘って投げることができたとは思いますが、もう少しリズムよく投げて流れをつくりたかったです」とコメント。また3回2死走者なしで迎えたプロ初打席では、中日高橋宏から二塁へプロ初安打を放った。

◆日本選手最多タイのシーズン55本塁打を放っているヤクルト村上宗隆内野手(22)の、第3打席は左飛だった。3点を追う7回1死一塁。中日バッテリーは全6球外角で勝負に来た。フルカウントからの6球目、直球を打ち上げた打球は角度があり、56号を期待する観衆がどよめいたが、スタンドには届かなかった。直近2試合はゴロアウトと三振が多く、前日の右前打も一、二塁間を転がる打球だったため、外野へ飛球が上がったのは3試合ぶりだった。

◆日本選手最多タイのシーズン55本塁打を放っているヤクルト村上宗隆内野手(22)は、4打数無安打で6試合連続ノーアーチとなった。9回2死一塁で4度目の打席に入った。中日R・マルティネスの初球、外角直球を打って二ゴロに倒れた。この日は第1打席から空振り三振、見逃し三振、左飛、二ゴロの内容だった。チームとしても先発の高橋宏を打ちあぐね、1安打0封負け。今季の中日戦を10勝14敗1分けで終えた。2位DeNAが巨人に勝ち、ヤクルトの優勝マジックは4で足踏み。23日から神宮でDeNAとの直接対決3連戦を迎える。

◆日本選手最多シーズン56号本塁打の期待がかかるヤクルト村上宗隆内野手(22)が、4打数無安打に封じられ、優勝マジックは4で足踏みとなった。前日21日中日戦の第4打席から4打席連続三振は今季ワーストタイ。13日巨人戦で55号を放って以来、6試合、27打席ノーアーチとなった。主砲だけでなくチーム全体でも、プロ初登板となった山下の1安打のみで屈辱の完敗。最短優勝は24日にずれ込んだ。ヤクルトのヒットは初登板のルーキー山下の1本だけ。投手の1安打だけだったのは、02年5月25日阪神戦のバンチ(中日)以来で、ヤクルトでは国鉄時代の56年8月25日中日戦の宮地に次ぎ66年ぶり2度目。新人投手の1安打だけは、42年5月23日大洋戦の林(朝日)以来80年ぶりで、新人投手のプロ初安打だけだったケースは今回が初めてだ。

◆日本選手最多シーズン56号本塁打の期待がかかるヤクルト村上宗隆内野手(22)が、4打数無安打に封じられ、優勝マジックは4で足踏みとなった。前日21日中日戦の第4打席から4打席連続三振は今季ワーストタイ。13日巨人戦で55号を放って以来、6試合、27打席ノーアーチとなった。主砲だけでなくチーム全体でも、プロ初登板となった山下の1安打のみで屈辱の完敗。最短優勝は24日にずれ込んだ。ヤクルトの最短優勝決定日は24日に延びた。今日23日からDeNAとの直接対決3連戦で2勝するか、1勝2分けなら優勝が決まる。

◆ヤクルトのドラフト1位左腕、山下輝(ひかる)投手(23)=法大=が中日最終戦(神宮)に先発でプロ初登板を果たした。チームが優勝へのマジックナンバーを4としている状況でのデビュー戦は4回?で94球を投げて9安打2失点。0-0で迎えた五回、2者連続で適時打を浴びたところで降板となった。山下のプロデビュー戦は、4回?を投げて9安打2失点。球団では2013年の小川泰弘以来の初登板勝利を逃した。「2軍で投げてきたように、打たせて取るような投球を1軍でも出せればいいかなと思っています」と意を決して臨んだマウンド。0-0の五回2死一、三塁でA・マルティネスに中前適時打、高橋周に左中間適時二塁打と連続タイムリーを浴び94球で降板した。1球目に投じた外角高めの直球を岡林に中前へはじき返され、いきなりプロ初被安打の洗礼。五回まで毎回安打を喫した。それでも一回2死三塁、二回2死二、三塁、四回2死二塁と得点圏に走者を背負った場面で後続を断ち、粘りの投球をみせた。初勝利はお預けとなったが、バットで見せ場をつくった。三回2死で左打席に立つと、カウント1ボール2ストライクからチーム初安打となる二塁内野安打。プロ初打席で安打をマークした。昨秋に左尺骨を疲労骨折した影響で、プロ入り後はリハビリからスタートした。2軍で調整を進め、イースタン・リーグでは6試合に登板し、3勝0敗、防御率1・59。今月11日の巨人戦(東京ドーム)で7回無失点と好投し、13日に1軍へ合流していた。前日21日に通算183勝目となる今季6勝目を挙げた42歳のベテラン、石川からは「若いときは(ウオーミング)アップとかキャッチボールとか、毎日やることが大事。毎日やる種目をしっかり一つ一つ大事に」と金言を授かった。村上と同学年の最速152キロ左腕。この日の最速は146キロだった。188センチ、100キロの巨漢は次回登板でプロ初勝利を目指す。(山口泰弘)山下 輝(やました・ひかる) 1999(平成11)年9月12日生まれ、23歳。千葉県出身。木更津総合高で2年春夏は正一塁手、3年夏はエースとして甲子園に出場。法大に進学し、3年春に東京六大学リーグ戦初登板。4年秋は防御率0・98で最優秀防御率のタイトルを獲得。2022年ドラフト1位でヤクルト入団。大学通算成績は18試合で4勝5敗、防御率1・53。最速152キロ。188センチ、100キロ。左投げ左打ち。年俸1400万円。背番号15。

◆ヤクルトのドラフト1位・山下輝(ひかる)投手(23)=法大=が先発でプロ初登板。4回?を9安打2失点で初黒星を喫した。「初登板で凄く緊張しました」と一回にいきなり連打で無死一、二塁のピンチ。ここは阿部を一ゴロ併殺打に打ち取るなど無失点で乗り切った。「ミーティングでどんどんゾーン内で勝負していこうという言葉を頂いたので、ランナーを背負うことが沢山ありましたが...」。二回以降も毎回走者を背負った。五回はさすがにつかまり、A・マルティネス、高橋周に連続適時打を許し、降板した。「何とか粘って投げることが出来たとは思いますが、もう少しリズム良く投げて流れをつくりたかったです」昨秋に左尺骨を疲労骨折した影響で、プロ入り後はリハビリからスタートした。2軍で調整を進め、イースタン・リーグでは6試合に登板し、3勝0敗、防御率1・59。今月11日の巨人戦(東京ドーム)で7回無失点と好投し、13日に1軍へ合流していた。次回のチャンスでは、必ず白星をつかんでみせる。

◆ヤクルトのドラフト1位・山下輝(ひかる)投手(23)=法大=が先発でプロ初登板。4回?を9安打2失点で初黒星を喫した。「何とか粘って投げることができたとは思いますが、もう少しリズムよく投げて流れをつくりたかったです」最速152キロ左腕は、五回2死一、三塁からA・マルティネスに中前適時打、高橋周に左中間適時二塁打と連続タイムリーを浴びて降板した。一方、打撃では三回にチーム唯一の安打となる二塁内野安打。プロ初打席で安打を記録した。千葉・木更津総合高から進んだ法大で左肘を痛め、靱帯(じんたい)再建手術を受けた。昨秋には左前腕尺骨の疲労骨折が判明し、プロ入り後はリハビリからスタート。ようやく初登板にこぎつけた。高津監督は「技術を持っている」と評価。この日は初安打のボールを受け取った。次回登板ではプロ初勝利のウイニングボールを握りしめたい。(山口泰弘)

◆セ・リーグ首位のヤクルトは22日、中日最終戦(神宮)でわずか1安打に終わり、0―3で今季9度目の零封負け。2位・DeNAが勝利したため、優勝へのマジックナンバーは「4」のままで最短Vは24日となった。村上宗隆内野手(22)は4打数無安打で、日本選手最多のシーズン56号はお預け。6試合連続でアーチがないが、23日からのDeNAとの直接対決3連戦(神宮)で連覇につながるアーチを架ける。バットから快音は響かなかった。3点を追う九回2死一塁。村上は二ゴロに倒れて最後の打者となった。4打数無安打に終わり、チームもわずか1安打で今季9度目の零封負け。若き主砲に笑顔はなかった。「ベンチではよく声を出していますし、チームの4番ですから、堂々としっかりとグラウンドに立って、フルスイングしてくれたらそれでいいと思う」高津監督は村上を思いやり、不変の信頼を口にした。中日の先発は高卒2年目右腕の高橋宏。竜のエース候補相手に二回は空振り三振、四回は見逃し三振に倒れ、迎えた七回1死一塁の第3打席。左翼への大きな飛球に球場は沸いたが、打球は大島のグラブに収まった。高橋宏には今季4戦全敗となった。決して楽な道でないことは知っている。13日の巨人戦(神宮)で55号を放ち、1964年に王貞治(巨人)が打ち立てた日本選手最多記録に並んだ。そこから6試合連続アーチなし。直近では6月30日―7月8日の8試合連続以来だが、厳しい攻めや勝負回避なども重なっており、試行錯誤を繰り返している。この日、神宮球場には2万9082人が詰めかけた。ヤクルトの連覇達成だけでなく、村上の歴史的な一発をこの目で見たいという野球ファンたちだ。「なんとか神宮でそういう記録をたくさんのファンの方々にお見せしたい」と口にしていた村上。頂点に導く一振りに期待が懸かる。優勝へのマジックナンバーは4のままで、23日からは神宮で2位・DeNAとの直接対決3連戦に臨む。連勝すれば最短で24日にリーグ連覇を達成する。高津監督は「お客さんの期待に応えられるように素晴らしい試合をしたい」と前を向いた。村上のアーチこそ勝利への光。勝つために、打つ。(赤尾裕希)★23日は救援投手の大西が先発へ 23日は大商大から入団3年目の右腕、大西が先発する。これまで先発登板は1年目の1試合のみで、今季も41試合の登板全てが救援。高津監督は「ずっとリリーフをやってきたので、5回も6回も(投げてもらう)というふうには思わない」と、ブルペンデーになることを示唆した。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
75563 0.573
(↓0.004)
M4
(-)
9581
(-)
541
(+3)
161
(-)
68
(-)
0.250
(↓0.002)
3.580
(-)
2
(-)
DeNA
69622 0.527
(↑0.004)
6
(↑1)
10468
(+3)
497
(-)
107
(+1)
49
(+1)
0.251
(-)
3.460
(↑0.02)
3
(-)
巨人
66693 0.489
(↓0.004)
11
(-)
5534
(-)
574
(+3)
161
(-)
63
(-)
0.244
(↓0.001)
3.720
(-)
4
(-)
広島
66703 0.485
(-)
11.5
(↑0.5)
4544
(-)
524
(-)
88
(-)
26
(-)
0.258
(-)
3.500
(-)
5
(-)
阪神
65713 0.478
(-)
12.5
(↑0.5)
4473
(-)
420
(-)
80
(-)
106
(-)
0.243
(-)
2.700
(-)
6
(-)
中日
61722 0.459
(↑0.004)
15
(↑1)
8388
(+3)
469
(-)
60
(-)
59
(+1)
0.245
(-)
3.290
(↑0.03)