1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 |
ORIX | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 6 | 0 | 0 |
勝利投手:宮城 大弥(11勝7敗0S) (セーブ:ワゲスパック(2勝6敗5S)) 敗戦投手:千賀 滉大(10勝6敗0S) |
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◆オリックスは3回裏、福田の適時打が飛び出し、1点を先制する。続く4回には1死一三塁から頓宮が犠飛を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・宮城が5回1安打無失点で今季11勝目。敗れたソフトバンクは先発・千賀が好投するも、打線が無得点と振るわなかった。
◆ソフトバンク今宮健太内野手(31)はオリックス宮城と好相性。両者の対戦成績は、昨季8打数4安打、今季14打数7安打で、通算では22打数11安打、打率5割。対戦8試合で無安打に抑えられたことが1度もない。
◆ソフトバンクのリチャード内野手(23)が、1軍に昇格した。今季はオリックス先発の宮城大弥投手に4打数4安打2本塁打の好相性。藤本博史監督(58)は「映像を見る限りいい形で打ってる。宮城と相性がいいし、状態もいいということで今日は即スタメンで使います」と、若き大砲に期待を寄せた。代わって不振のジュリスベル・グラシアル内野手(36)が2軍再調整となった。リチャードはウエスタン・リーグで84試合に出場。打率2割2分も、24本塁打、71打点はリーグ2冠の成績だ。特に9月は12試合で7本塁打と量産態勢に入っており、前日17日の同リーグ阪神戦(鳴尾浜)では2打席連発を放っている。2位オリックスとの直接対決第2ラウンド。初戦は完封負けを喫し、優勝マジック「9」を減らすことができなかった。鷹のロマン砲でリーグ優勝を加速させる。
◆オリックスが首位ソフトバンクに2連勝した。1ゲーム差に接近した。3回2死三塁から、この日出場選手登録された福田周平外野手(30)が千賀滉大投手(29)のフォークをしぶとく拾って先制の中前打。4回には頓宮裕真捕手(25)の中犠飛で2点目を加えた。先発の宮城大弥投手(21)はプロ初の中5日登板で、5回無失点と役割を果たした。4回2死満塁のピンチをしのいだ。6回からは継投でソフトバンクの反撃を断った。前日17日の初戦はエース山本由伸(24)が完封勝利しており、2試合連続の0封で首位を退けた。19日の第3戦は中5日で田嶋大樹投手(26)が先発する。勝負の直接対決3連戦に3本柱投入で、一気にゲーム差なしまで詰められるか。
◆ソフトバンク今宮健太内野手(31)が18日、死球を受けた影響のため、オリックス24回戦(京セラドーム大阪)で途中交代した。4回1死一塁の場面で、オリックス宮城の投球が左脚裏に直撃。そのままプレーを続けたが、6回に代打を送られ、ベンチに下がった。藤本博史監督(58)は「大丈夫です」と、軽傷を強調した。
◆オリックスが首位ソフトバンクとの3連戦に2連勝し、1ゲーム差に迫った。先発の宮城大弥投手(21)が初の中5日で5回1安打無失点で11勝目。救援4投手も無失点でつなぎ、前日17日のエース山本の完封に続いて0封勝ちした。71勝目でシーズン勝ち越しを決定。7試合を残し、昨年の70勝を上回った。昨季覇者の意地でパ・リーグは再び大混戦になってきた。デスパイネのバットが空を切ると、中嶋監督は右こぶしを強く握り、何度も拍手をした。「本当によく全員が頑張った。これからのゲームが1つ1つ大事になってくる。それをみんなが理解している」と会心の試合を振り返った。選手との信頼関係で千賀から白星を奪った。3回2死三塁から、この日1軍復帰した福田が千賀のフォークをしぶとく拾って先制の中前打。これが決勝点になった。福田はお立ち台で「覚えていない。あとで映像を見たら、ぶさいくでしたね」と真っ黒に日焼けした顔をほころばせた。福田は7日の日本ハム戦(札幌ドーム)で痛恨の走塁ミスを犯した。中嶋監督は本人と話し合った上で10日間の再調整を選んだ。福田も「何とかして帰ってきます」と約束し、チームを離れていた。いきなり1番で起用した指揮官は「いい充電期間というかね。すんごい日焼けしてた」と笑った。4回には頓宮の中犠飛で2点目を加えた。この2点を5投手で守った。先発の宮城はプロ初の中5日登板。4回2死満塁のピンチをしのぎ、5回1安打無失点と役割を果たした。ベンチは序盤での交代も想定していたというが、左腕は責任投球回数まで粘った。「本当はもう少し長いイニングを投げたかったけど、それでも何とか無失点でよかったと思います」と11勝目をかみしめた。エース山本の完封に続き、今度は継投でソフトバンクを0封した。平野佳がこの日、体調不良で出場選手登録を外れた。それでも千賀を相手にベストの試合展開にした。「シーズンを通して全員元気っていうのはなかなかない。カバーしてくれた。よく頑張った」と指揮官。18個並べた「0」に昨季王者の意地が詰まっていた。【柏原誠】
◆首位ソフトバンクがエース千賀滉大投手(29)で敗れ、優勝マジック消滅の危機に立たされた。2位オリックスに痛恨の2連敗。千賀は0-0の3回2死三塁で福田に決勝打を浴び「先制点を与えてしまったことが、今日の試合を決めてしまったと思います。申し訳ない」と悔やんだ。7回107球を投げ、6安打2失点で今季6敗目。藤本博史監督(58)は「試合はつくってくれた。責められない」と右腕をかばった。無援護だった。中5日で登板した相手先発の宮城に、5回までわずか1安打無得点。救援4投手にもシャットアウトされた。完封負けは、2試合連続で、12年以来10年ぶりとなるシーズン17度目。指揮官は「完封、完封じゃ勝ち目がない」。怒りを抑えて嘆いた。チャンスで主軸が精彩を欠いた。1点を追う4回1死一、二塁で、主砲柳田が中飛に倒れた。0-2の6回1死一、二塁では、柳田、デスパイネの4、5番コンビが連続で空振り三振に終わった。指揮官は「ピッチャーがいいっていうことです」と話したが、主軸の快音なしに勝機は巡ってこない。エース千賀で黒星。ショックはあまりに大きい。京セラドーム大阪でのオリックス戦は、昨季から1度も勝ち越すことなく終わった。ここ2年、当地では5勝20敗1分と借金15。鬼門でマジックを減らすことができず、オリックスと1ゲーム差で接近を許した。ロッテの結果次第では、19日にマジックが消滅する。藤本監督は「明日しっかり、全員でやりかえしましょう」と切り替えた。3連敗だけは許されない。【只松憲】ソフトバンクのマジック消滅 最短で19日。ソフトバンク●でロッテが○または△が条件。現在ロッテは5位だが、首位ソフトバンクと5試合を残す。20日以降にロッテがソフトバンク戦を含む全試合に勝てば、ソフトバンクを最終成績で逆転する。○...1軍に昇格したリチャードが「宮城キラー」の期待に応えられなかった。相手先発左腕に対し、試合前時点で今季4打数4安打2本塁打の好相性。前日17日のウエスタン・リーグ阪神戦(鳴尾浜)で2本塁打するなど好調ぶりも買われた。藤本監督は「映像を見る限りいい形で打ってる。宮城と相性がいいし、状態もいいということで今日は即スタメンで使います」と7番一塁で起用したが、宮城との2度の対戦はいずれも空振り三振。計3打数3三振で、起爆剤としての役割を果たせなかった。▽ソフトバンク三森(チーム唯一の2安打)「自分の役割を果たしてチームが勝てるようにと試合に臨みました。打席では自分のタイミングでスイングをすることができていると思います。ただ、勝ちにつなげられず悔しいです」○...ノーノー男の東浜で3連敗を阻止する。19日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に先発予定で「もうやるしかない。しっかりこの試合に合わせてきました」と、言葉に力を込めた。直近2登板は白星も、6回途中で降板。勝負の11連戦は終盤に差し掛かり「ここ2試合は中継ぎに負担をかけている。しっかり長いイニングを投げたい」と意気込んだ。
◆オリックスは再昇格したばかりの福田周平が3回2死三塁から中前へ先制適時打を放った。千賀の外角フォークにしぶとく食らいつき、「無我夢中でした。正直あまり覚えていなくて、後から映像を見たら"不細工"だなって」。結果的にこれが決勝打。7日の日本ハム戦で痛恨の走塁ミスなど精彩を欠き、2軍で再調整していた。こんがり日焼けした顔でお立ち台に上がり「ドームは涼しいなと。あまり太陽を浴びてなかったので、しっかり浴びて太陽のパワーをもらってきました」と笑わせた。
◆オリックスが首位ソフトバンクとの3連戦に2連勝し、1ゲーム差に迫った。先発の宮城大弥投手(21)が初の中5日で5回1安打無失点で11勝目。救援4投手陣も無失点でつなぎ、前日17日のエース山本の完封に続いて0封勝ちした。71勝目でシーズン勝ち越しを決定。7試合を残し、昨年の70勝を上回った。昨季覇者の意地でパ・リーグは再び大混戦になってきた。エースからの"圧力"をパワーに変えた。自身初の中5日登板でも、宮城は動じなかった。「公の場で大きいプレッシャーをかけられてしまい...。練習中にも『勝たないとやばいよ』と。良い緊張感を持てたので感謝したいです」前日17日ソフトバンク戦で今季2度目の完封勝利を飾ったエース山本が「宮城はやってくれる男。朝、しっかりプレッシャーをかけておきます。最後はみんなで優勝しましょう!」とお立ち台で宣言。宮城によるとそれだけで済まなかった。「実は...加えて、能見さんと山岡さんも『勝たないとやばいよ』とか『緊張してるやん!』って」。先輩たちの愛ある"圧力"をさらにもらいながら、5回90球1安打無失点で今季11勝目をマークした。この日の最速は149キロで最遅は96キロ。53キロ差の緩急を生かして、ソフトバンク打線を手玉に取った。初回先頭では周東に13球を粘られた。中嶋監督も一塁側ベンチで「やめてくれぇ...」と念じたと明かしたが、21歳左腕は「1歩引いたらヒットを打たれる感じがした。押せ押せで行けるように」と見逃し三振を奪い、リズムに乗った。指揮官は「本当によく頑張ってくれた」とねぎらった。救援4投手も無失点で逃げ切り、昨季の70勝を上回る71勝目に到達。チームは2年連続で年間の勝ち越しを決めた。ソフトバンクとの首位攻防3連戦で2戦連続の零封で2連勝し、1差までにじり寄った。残り7試合となり、中嶋監督は「これからのゲームが1つ1つ大事になってくる。それをみんな理解している」と最後まで選手を信頼して戦う。宮城はお立ち台で頓宮から伝授された「ほいっさー!」を全力披露し、帽子を脱いだ。髪形は同期入団の紅林に切ってもらったもので、試合後は紅林の運転で球場を出た。仲間に愛される左腕が、白星をつないだ。【真柴健】
◆オリックスが2連勝。三回に福田の適時打で先制し、四回は頓宮の犠飛で加点した。5回1安打無失点の宮城が11勝目。救援4投手のリレーで逃げ切った。ソフトバンクは7回2失点の千賀を援護できず、2試合連続の零敗を喫した。
◆1軍に再昇格して即先発したオリックスの福田が千賀から貴重な先制打を放った。三回2死三塁で2ボール2ストライクから6球目。外角のフォークボールに食らい付いて中前にはじき返し、「無我夢中で打った。いい結果につながって良かった」と安堵した。1番打者として精彩を欠き、8日に出場選手登録を外れて再調整に励んだ。久しぶりの本拠地でのプレーに「大観衆の中でやれることが本当に幸せで、感謝しながらしていた」と充実感をにじませた。
◆オリックス・中嶋聡監督(53)の思いに、チルドレンが応えた。リーグ連覇の行方を大きく左右する大一番で、ついにリミッターを解除。プロ入り後初となる中5日で先発した宮城大弥投手(21)が5回を1安打無失点と好投した。今季11勝目をマークし、ソフトバンクとの首位攻防戦でチームを2連勝に導いた。「毎イニング緊張しましたし、雰囲気も緊張感のある試合だったんですけど、とりあえず五回までですけど、自分の投球ができたのでよかったです」鷹のエース・千賀との投げ合い。重圧のかかるマウンドでも、堂々たる投球を披露した。140キロ後半の直球に97キロのスローカーブを織り交ぜ、緩急でソフトバンク打線を翻弄した。指揮官が「リミッターを解除する」と予告していた通り、前回12日の楽天戦(楽天生命パーク)から中5日での先発。高卒3年目で初経験となったが、「体は意外と大丈夫でした」とケロリ。ただ、球数は90球となり、5回でお役御免。「中5日、中6日関係なく、先発としての仕事はクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)、ハイクオリティースタート(7回以上、自責点2以下)がある。そこを目指して」と向上心をのぞかせた。試合前練習中には山本や山岡、能見に「きょう勝たないとやばいよ」とプレッシャーをかけられたそうだが、「いい緊張感でやれた」と力に変換。結果につなげ、チームは1ゲーム差に迫った。必死に食らいつく姿勢を見せるナインに、指揮官は「これからのゲーム一つ一つが大事になる。それを全員が理解している」とうなずいた。エース・山本から渡されたバトンを、宮城が次につなげた。19日の第3戦の先発は田嶋。中嶋オリックスが誇る先発陣で、リーグ連覇への可能性を広げていく。(西垣戸理大)
◆ソフトバンク・千賀滉大投手(29)は7回6安打2失点で6敗目(10勝)を喫した。「先制点を与えてしまったことが試合を決めてしまったと思います。申し訳ない」。三回に福田の中前適時打で先制を許すと、四回には頓宮の中犠飛で追加点を献上した。150キロ超の直球と代名詞のフォークを駆使し試合をつくったが、打線の援護がなかった。
◆1軍再昇格したオリックス・福田周平外野手(30)が「1番・中堅」で出場し、結果で応えた。0─0の三回2死三塁から中前へ先制打。決勝点をもたらし、「食らいついて、いい結果につながったのでよかった」と振り返った。7日の日本ハム戦(札幌ドーム)では痛恨の走塁ミスを犯し、8日に2軍落ち。日焼けした姿で再び1軍の舞台に戻り、「太陽を浴びて、太陽のパワーをもらってここに来ました」と笑顔。昨年のリーグ優勝に貢献した不動のリードオフマンが、チームに勢いをもたらす。
◆2試合連続で打線が振るわず今季17度目の零封負け。ソフトバンク・藤本博史監督(58)は「点が取れんかったね」と振り返った。三回2死満塁で牧原大が一ゴロに倒れるなど散発4安打。15日の楽天戦(楽天生命パーク)の八回から20イニング連続無得点となった。2位オリックスとの直接対決に連敗し、1差でマジック「9」のまま。指揮官は「全員でしっかりやり返しましょう」と3連敗阻止へ前を向いた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
70 | 60 | 2 | 0.538 (↓0.005) | M9 (-) |
11 | 511 (-) | 440 (+2) | 95 (-) | 76 (-) |
0.256 (↓0.001) | 3.120 (-) |
2 (-) |
ORIX |
71 | 63 | 2 | 0.530 (↑0.004) | 1 (↑1) |
7 | 454 (+2) | 425 (-) | 81 (-) | 62 (-) |
0.244 (-) | 2.770 (↑0.02) |
3 (-) |
楽天 |
66 | 63 | 3 | 0.512 (↑0.004) | 3.5 (↑1) |
11 | 501 (+4) | 479 (+3) | 95 (+1) | 88 (-) |
0.245 (↓0.001) | 3.450 (-) |
4 (-) |
西武 |
67 | 66 | 3 | 0.504 (↓0.003) | 4.5 (-) |
7 | 440 (+3) | 433 (+4) | 112 (+1) | 57 (-) |
0.229 (-) | 2.790 (↓0.01) |
5 (-) |
ロッテ |
65 | 66 | 1 | 0.496 (↑0.004) | 5.5 (↑1) |
11 | 459 (+7) | 476 (+4) | 86 (+1) | 127 (+4) |
0.230 (-) | 3.220 (-) |
6 (-) |
日本ハム |
54 | 77 | 3 | 0.412 (↓0.003) | 16.5 (-) |
9 | 426 (+4) | 501 (+7) | 96 (-) | 86 (-) |
0.233 (-) | 3.460 (↓0.02) |
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