1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 4 | 8 | 0 | 0 |
日本ハム | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1X | 5 | 9 | 1 | 3 |
勝利投手:玉井 大翔(1勝1敗0S) 敗戦投手:東條 大樹(4勝3敗0S) 本塁打 |
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◆日本ハムは2-4で迎えた8回裏、アルカンタラの2ランが飛び出し、試合を振り出しに戻す。続く9回には、2死二三塁から上川畑が適時打を放ち、サヨナラ勝利を収めた。投げては、2番手・玉井が2年ぶりの白星。敗れたロッテは終盤に試合をひっくり返すも、救援陣が踏ん張れなかった。
◆ロッテが勝率5割復帰をかけ、日本ハム戦(札幌ドーム)に挑む。この3連戦で勝ち越せば貯金生活に戻り、CS進出の芽も出てくる。試合前、代表取材に対応した井口資仁監督(47)は「ハムも3つ、いい投手が来ますので。ビジターなので先手先手で行きたいと思います」と意気込んだ。この日を含めて残り13試合で、1試合ごとの重みは極めて大きい。試合前の時点で、1位から5位までが6.5ゲーム差以内にいる。戦国状態のパ・リーグについては「連勝がなかなかできないリーグなので、こういう現状になっていると思います。いろいろな意味でずばぬけたチームがなくなってきてというのが1つはあると思いますし、戦力もだいぶ均衡してきているのかなと思います」とし「こういうの考えると、やっぱり1年間通してもったいない試合もいっぱいあったなというのをあらためて感じます」と振り返った。CS出場へ、昨年は追われる立場だった。今年は追う立場。「自分たちの野球をやらないと勝てないですからね。去年も追われるというよりは、上しか目指していないですから。とにかく1つでも最終的に上に行くということだけじゃないですか」と強調した。
◆打撃好調のロッテ安田尚憲内野手(23)が4番三塁でスタメン出場する。4番に座るのは8月16日のオリックス戦(ほっともっと神戸)以来となる。このところ4番に座りながらも安打が減っていた山口航輝外野手(22)は、7番右翼でのスタメンになった。井口監督は「(山口は)ちょっとスイングが大きくなってるんでね、そのへんをアーリー(早出練習)でも今日やってましたし。しっかりコンパクトに振れるように。そこまで振らなくても打球が飛んでいく打者なので」と復調を願っていた。
◆外野での名物パフォーマンスが、一夜限りの復活だ。06、07年とパ・リーグを連覇した日本ハム常勝時代のレジェンドメンバーが、当時のユニホームに身を包み、懐かしの登場曲に乗って登場。試合前のイベントを盛り上げた。赤いリストバンドを両腕に付け、ゴールデングラブ賞でもらった黄金グラブを片手に駆け足で中堅の守備位置に就いた新庄剛志監督(50)は、外野スタンドに向かって両足を広げ、豪快にNO.1ポーズ。さらに、グラブを頭に乗せて、レフトの森本稀哲氏(41)、ライトの稲葉篤紀ゼネラルマネジャー(50)と輪になって中堅付近で片膝をつく往年のパフォーマンスで、満員のスタンドを沸かせた。ベンチに戻る際には三塁側内野席に向かって、黄金グラブを惜しみなく投げ込むサプライズ。大盛り上がりのファンの姿に、満足そうな笑みを浮かべて、両手で何度も手を振った。
◆日本ハムの清宮幸太郎内野手(23)が2戦連発となる17号ソロを放った。2回1死、ロッテ二木康太投手(27)の初球、144キロの低めストレートをフルスイングすると、打球は一直線で右中間スタンドに突き刺さった。この日は、トレイ・ヒルマン元監督(59)が来場しメモリアルピッチセレモニーに臨んだこともあり、大観衆が詰めかけていた。特別な一日を盛り上げる貴重な先制弾に「今日は本当に勝たなければいけない試合。これだけ多くのファンが来てくださっている中で、何とか先制することができて良かった」と喜んだ。新庄監督との約束も果たした。7月9日のソフトバンク戦で11号を放った後、同監督から「17本を目指して、シーズンやりなさい」と課されていた。その数字を、ここ5戦4発というハイペースで一気にクリアした。
◆ロッテ高部瑛斗外野手(24)が今季40個目の盗塁をマークした。今季125試合目の出場となるこの日は、2番中堅でスタメン。3回に安打で出塁すると、4番安田の打席で二盗に成功した。2位以下を大きく引き離し、パの盗塁部門を独走している。球団でシーズン40盗塁以上をマークしたのは、11年の岡田幸文以来。球団記録は97年に小坂誠が記録した56盗塁。
◆日本ハムの元監督で、現エンゼルス選手育成コーチのトレイ・ヒルマン氏(59)が、試合前のメモリアルピッチセレモニーに登板した。リーグ連覇時に活躍した新庄剛志監督(50)や森本稀哲氏(日刊スポーツ評論家)らOB選手がバックを守った。ノーバウンド投球にヒルマン氏は「年寄りとしては、まずまずの登板だったと思います。マズマズ」と日本語を交えて振り返った。北海道移転当初から7年間、着用したユニホームで試合に臨む「FIGHTERS CLASSIC」期間中のイベントの一環で行われた。ヒルマン氏は06年に日本一に導き、新庄監督(50)とは04~06年にともにプレー。試合前には新庄監督とBIGBOSS STAGE上に並んで座って談笑した。「あそこに上がるのに入館料みたいなのが取られたので、まずはそれでちょっとムカッとしました」とユーモアたっぷりに明かし、「監督就任したときに少しやりとりしましたけど、あの時と全く変わらない気持ちで今指揮を執っている。とても感銘を受けて、監督として一歩一歩成長しているんだと感じました」と目を細めた。
◆日本ハム今川優馬外野手(25)が、8月11日西武戦以来約1カ月ぶりの1発を放った。1-0の6回先頭で打席に入ると、ロッテ二木康太投手(27)の初球、143キロストレートを、しっかり捉え、左中間スタンドに運んだ。これで自身初となる2ケタ10号に乗せた。9月から、本拠地移転した04~11年まで使用したユニホームを着た「FIGHTERS CLASSIC」と銘打ったシリーズが開催中。クラシックユニホームでの本塁打は初で「このユニホームで負けるわけにはいきません。あの感動をもう1度! 執念」と喜んだ。
◆日本ハムは終盤に、ミスから逆転を許した。2点リードの8回の先頭、三塁手谷内の捕球ミス(記録は三塁内野安打)から乱れ始めると、伊藤がバント処理にもたつき(投前打)、無死一、二塁にピンチを広げた。1死二、三塁で中村奨に同点の右翼線2点適時二塁打を献上。なお2死二塁で井上の左前適時打で逆転された。そのまま二塁を陥れようとした井上を阻止しようと捕手宇佐見が二塁送球も、ボールはむなしくも中堅フェンスまで転がり、井上の本塁生還を許す形となった。
◆日本ハムのアリスメンディ・アルカンタラ(30)が貴重な同点弾を放った。2-4と逆転された直後の8回2死一塁、フルカウントからロッテ4番手唐川侑己投手(33)の高めカットボールを豪快に引っ張ると、打球はぐんぐん伸び、右翼スタンドに吸い込まれた。2-0の8回に、それまで好投していた先発伊藤大海(25)が一挙4点を失った後の同点劇。途中出場で大仕事のアルカンタラは「スゴーーイ」と歓喜した。
◆2日の楽天戦以来となる11勝目を狙った日本ハム先発の伊藤大海(25)だったが、勝利を手にすることはできなかった。初回2死から中村奨吾内野手(30)に左前打を浴びるも無失点。以降、7回まで好投したが8回1死二、三塁から、再び中村に右翼線に2点適時二塁打を浴び、追いつかれた。さらに1死二塁から井上晴哉内野手(33)の左前打で勝ち越しを許すと、守備の乱れから4点目の走者にも生還され、この回限りで降板。8回113球を投げ4失点という結果に「ふがいないです」と反省した。
◆日本ハムが、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。2-0とリードしていたが、終盤の8回に4点を奪われ、1度は逆転された。その裏、アリスメンディ・アルカンタラ内野手(30)が2死一塁から右翼へ同点の17号2ランを放ち、同点に追い付いた。続く9回は2死二、三塁のチャンスをつくると、上川畑大悟内野手(25)が左前適時打を放った。新庄剛志監督(50)もベンチから両手を挙げて飛び出し、勝利を喜んだ。この日は4万1138人の大観衆が札幌ドームに集結した。殊勲の上川畑は「みんながつないでくれたチャンス。絶対打ってやろうと臨んだ。サヨナラ勝ちということ自体が初めて。ファンの皆さまと味方の声援がすごく、うれしかった」と喜んだ。同点弾のアルカンタラは「コンタクトできる球を探していたらちょうどきた。当てることができて良かった。スゴイー」と話した。
◆ロッテが痛恨のサヨナラ負けを喫した。9回2死二、三塁、5番手東條が日本ハム上川畑にサヨナラ打を浴びた。勝率5割復帰に失敗し、混沌(こんとん)のCS争いからも1歩後退した。勝てる流れが、1球で霧散した。0-2から8回表に4-2と逆転に成功。その裏は唐川侑己投手(33)が4番手でマウンドに上がった。2死後に清宮に安打を許すと、6番アルカンタラを追い込みながら、勝負にいったカットボールを右翼席へ運ばれ、同点2ランとされた。唐川は11日楽天戦(楽天生命パーク)の8回に小深田に逆転3ランを浴び、それ以来の登板。しかし再び痛恨の1球となった。井口資仁監督(47)は「最後の球が高く浮いて長打っていう、そこだけは、ってところですけどね」と悔しさを押し殺しながら冷静に話した。8回を任せてきたゲレーロが故障で離脱。井口監督によると「厳しいと思います」と今季中の復帰は黄信号な状況。「ゲレーロが抜けてから、なかなか定まらないというか、いる人でやるしかないので」と8回をやりくりしているが、抜群の安定感を誇る守護神オスナにつなげず、白星を逃している。日本ハム伊藤に抑えられた打線は、8回に茶谷の安打を皮切りに一気に4点を奪い、逆転した。敵失も絡んで、適時打から一気にホームインした井上を、ベンチ全員で盛り上がって迎えた。7回裏には、ピンチを脱した3番手益田が、野手全員をベンチ前で迎える姿があった。それだけに痛い1敗。残り12試合で借金2。井口監督は試合前に「ずばぬけたチームがなくなってきてというのが1つはあると思いますし、戦力もだいぶ均衡してきているのかなと思いますけど。こういうのを考えると、やっぱり1年間通してもったいない試合もいっぱいあったなというのをあらためて感じます」とパ・リーグの混戦状況に言及していた。この日もまさに、もったいない黒星。唐川は8回の3アウト目を取っても、マウンドからすぐには動けなかった。【金子真仁】
◆日本ハム新庄剛志監督(50)が、BIGサプライズで会場を盛り上げた。トレイ・ヒルマン元監督(59)や他のOB選手らと、現役時代のユニホームを着て、試合前の「メモリアルピッチセレモニー」に出演。10度の受賞歴があるセンターの守備位置に就いた。セレモニー後は、超満員の客席に興奮したのか、唯一、手元に残していたゴールデングラブ賞でもらった記念の黄金グラブを客席に投げ入れ「投げる気はなかったんです。でも、手が勝手に投げちゃった。もう1個もないっていうね。あはははは」。他の黄金グラブも、すべて人に譲っており「1つは美容整形の先生にあげた。僕を若返らせてくれたので」と仰天発言。「僕は執着がないから。大切にしてもらえれば、うれしいです」と究極のファンサービスに、満足そうだった。
◆まさに「神」の活躍だ。日本ハムは、ルーキー上川畑大悟内野手(25)の適時打で、ロッテ相手にサヨナラ勝ち。二転三転のシーソーゲームを制して、最下位確定を免れた。この日は、日本一になった06年のOBらが試合前に勢ぞろい。3年ぶりに4万人超の観衆で、本拠地は埋まった。北海道に移転後7年間着用したレジェンドユニホームを着て臨んだ試合は、これで3戦全勝。勝率100%となった。4-4で迎えた9回2死二、三塁だった。上川畑は、いつものようにバットを短く持ち、左打席のホームベース寄り、ぎりぎりに立った。カウント2-2からの5球目。ロッテ東條の変化球を、逆方向へ。3年ぶりに4万人超のファンで埋まった本拠地が、興奮に震えた。大歓声の中、自然と拳を握ったルーキーは「いや、どうしようって...」と照れ笑い。名前をもじって、ファンやチームメートから「"神"川畑」と呼ばれるルーキーは「今まで、同点打とかはあったんですけど、ヒーローになるサヨナラヒットを打ったことがないと思うので」。仲間たちの手荒い祝福に、ほおを緩めた。BIGBOSSが「今年一番」と認める、劇的な幕切れだった。サヨナラの瞬間、両手を広げてベンチを飛び出した新庄監督は「あ~、しびれた」と試合後も興奮冷めやらず「ファンの力って、ものすごいものがある。今日は本当にファンに感謝ですね」と、満員御礼に感謝感激。「上川畑君の打球は、ショートの頭の上を越えて(左前に)落ちるイメージがあった。(前の打者の)石井君に3ボール1ストライクから、ゴロを転がしてもらおうと思って。これが、バッチリ決まった」とし、二ゴロで2死二、三塁の好機をつくった石井に「拍手を送りたいですね」。ヒーローだけでなく、陰の主役の健闘をたたえた。この日は、日本一になった06年に主力として活躍したOBらが試合前に集結。当時の登場曲だけでなく、稲葉ゼネラルマネジャーの代名詞となった「稲葉ジャンプ」のファンファーレなど、OB選手の応援歌も流れ、球場は懐かしい雰囲気に包まれた。レジェンドユニホームを着用して望んだ試合は、これで3戦全勝と縁起がいい。札幌ドームでの試合も、残り8試合。4勝で、札幌ドーム600勝に到達する。【中島宙恵】ルーキー上川畑が初のサヨナラ打。新人のサヨナラ打は20年6月27日オリックス戦の佐藤(ロッテ)以来で、日本ハムでは15年9月23日ソフトバンク戦の浅間以来7年ぶり。上川畑はドラフト9位で入団。ドラフト9位以下の新人がサヨナラ打を打ったのは、69年4月27日阪神戦でサヨナラ本塁打の島谷(中日=9位)に次いで53年ぶり2人目。○...今川が約1カ月ぶりのアーチを放ち、自身初の2ケタ10号に乗せた。6回先頭で、初球143キロ直球を左中間席最前列に運んだ。9月から、04~11年まで使用したクラシックユニホームを着用中。現役のファンクラブ会員でもあり「小さい頃から見てきたこのユニホームを着て絶対にヒーローになると臨んだ。最高の気分です」と喜んだ。最後は大観衆に向け「(札幌)ドームでの試合は少ないですが、一緒に戦いましょう。執念!」と締めた。
◆日本ハムが今季最多4万1138人の観衆の前で、サヨナラ勝利を飾った。新庄剛志監督(50)が現役時代に身にまとっていたユニホームを着用して試合に臨む「FIGHTERS CLASSIC」が開催された。新庄監督の主な一問一答は、以下の通り。新庄監督 (自ら話し始めて)いや~、今年一番のゲームを見せられて本当にうれしい。この結果は、選手はもちろんですけど、今日来てくれたファンの力っていうのは、ものすごいものがあるので。今日は本当にファンに感謝ですね。あー、しびれた。最後(カウント)3-1から、これ結果論じゃなくて、上川畑君がショートの頭の上を(打球が)ファファファファファ~、ポンって落ちるイメージがあって(前打者の)石井君に(カウント)3-1からゴロ転がしてもらおうと思って。これはもうバッチリ決まって。僕は石井君に拍手を送りたいですね。良かった、良かった。-3年ぶりの超満員新庄監督 あっ、3年ぶりなんだ。へえ~。-歓声などどう聞こえた新庄監督 これだけの超満員の中、選手たちが、1回逆転されましたけど、何とか追いつこうという目をしていたし、いい試合をね、見せたいという気持ちが伝わってこういう結果になった。それだけですね。-清宮が17本目を打った新庄監督 清宮君に17本打ってくれと。何か知らないけど(ノルマ設定は)17本だったんだよね。もう明日から大丈夫です。はい。17本打ったんで(笑い)-今川も10号ソロで続いた新庄監督 最近ちょっと彼も打席の中で迷いがあったと思うんですけど、今日ちょっと楽に「9番」で思い切り振りなさいという意味でも、思い切り振れてね。いい結果が出て。あそこでね。セーフティースクイズ(7回)。ホームランを打った次に、まあ向こうのバッテリーは一応警戒するじゃないですか。そこで意表をついてのセーフティースクイズを一発で決めたらヒーローだったんですけどね。まあまあ。ああいう小技もしっかり出来たらめっちゃかっこよかったですね。-北海道移転後初代のユニホームで強い新庄監督 いや、今のユニホームもいいですよ。いいんですけど、やっぱり自分はこのユニホームで日本一になって、懐かしいって言う気持ちもあるし、やっぱかっこいいなって気持ちで見ていました。-ヒルマン氏と対面新庄監督 僕が現役の時に何げないポーズがみんなにね、注目集まって。久々に3人でグラブを頭に乗せて。皆さんもね、思い出してくれたんじゃないかなと思いますけど。-その後、ゴールデングラブをスタンドに投げ入れた新庄監督 投げる気なかったです。でも手が勝手に投げちゃったみたいな。ははははは(爆笑)もう1個もないっていうね。はははは!-本物を投げ入れた新庄監督 もちろん、もちろん。ファイターズで取ったゴールデングラブ。-受け取ったファンが喜んでいた新庄監督 まあ、そのために投げたんですけどね。大切にしてもらえればうれしいです。-ヒルマン氏とはどんな話を新庄監督 いろいろな話をして。まあ、懐かしさもあり、アドバイスもあり、最終的にはとにかく野球を楽しむことが一番大事。それは僕、クリア出来ているよっていう話を結構させてもらいました。-明日以降も多くのファンが来場予定新庄監督 いや~今日でおなかいっぱいやねん。すごくおなかいっぱい(笑い)今日このシーンを見に来てくれたファンは必ず新しい球場にもね、こういう楽しさがあるんだって見せたつもりなので。来年も来てほしいと思いますけどね。-伊藤は8回に失点新庄監督 そうねえ。でも代えるつもりはなかったので。自分で何とかしなさい。もうそれぐらいのピッチャーなので。本人が一番悔しいし、ホっとしているんじゃないですかね、今。次はああいう場面になったら(伊藤に)聞きます。もう2回目か。この前もこういうねえ感じだったんで。その辺は...どうしようかなって感じです。-もう1度先発で新庄監督 そうですね。勝ちがついていないですもんね。まあでも、もう1回ゲームは作ってもらいたいと思っているので。やっぱピッチャーって105球、110球を超えてくると疲労とか自分の気持ちは、いっているけど、ボールはそうでもない。いっていたんですけど、自分が思うようには投げられない。それは100何十球も投げているんで。でも打たれた後、逆転された後のボールはめちゃくちゃ良かった。多分、カーっと来ていたんでしょうね。リリースポイントの腕の振りがめちゃくちゃ良かった。ああいう気持ちで投げてもらったら。自分に腹が立ってガンってインコースに真っすぐ、スコーンって(笑い)俺はいい勉強になった。-8回、宇佐見の二塁送球で後ろにカバーがいなくなるのはしょうがない新庄監督 しょうがなくないね。-センターが入るところ新庄監督 いや~一応、カバーいきますからね、レフト。なんかあった時のために。あれはどうだろう? カバーいきますね。(捕手が)低く投げるのが一番。いくら名手でも高いボールは誰も捕れないから。低く投げたらね。-ゴールデングラブ賞は10回取っているが、最後のグラブだった新庄監督 最後の1個。大丈夫です、僕は。執着がないので。(トロフィーなども)ない、ない、ない。なんにもない。本当にないです。どこにあるかも分からないです。興味がない。喜んでもらえる方が、すごくうれしい。1つは美容整形の先生にあげました(笑い)僕を若返らせてくれたので。あとの8個はちょっとわからないですね。1個取れたらいいんですよ。-最後の1個は何年のもの新庄監督 えーとね、俺ファイターズで何回取ったんだろう? ちょっと多すぎて分からない(笑い)ちょっと多すぎて覚えていないですね。毎年当たり前のように2割3分とかでもゴールデングラブ賞はもらっていて。最後の年はゴールデングラブ賞とベストスニーカー賞が同じ日だったんですよ。で、ベストスニーカー賞に行きました(笑い)大丈夫ですって(笑い)
◆日本ハムはロッテとの競り合いを落とし、13年以来、9年ぶりの最下位が確定した。1-1の2回、前夜のヒーロー上川畑大悟内野手(25)の右中間2点適時三塁打で一時勝ち越しに成功。4回の守備では、左翼を守っていた今川優馬外野手(25)の適時失策で振り出しに戻された。先発のコディ・ポンセ投手(28)は来日ワースト5四球と苦しみながら6回5安打3失点(自責は2)で白星はお預け。3-3の8回、相手の適時失策で再び勝ち越したが、最終回に波乱が待っていた。安田に決勝3ランを浴び、嫌な流れを断ち切れないまま力尽きた。新庄剛志監督(50)は球団広報を通じて「何度も言うがチャンスでバットを振らない限り結果は出ない。また、どんな作戦でもしっかり決めて、確実に1点を取れるチームにしていく」とコメントした。
◆日本ハム・新庄剛志監督(50)は試合前、北海道日本ハムの初代監督で2006、07年にリーグ連覇を達成したトレイ・ヒルマン氏(59)=現エンゼルス選手育成コーチ=と再会した。「FIGHTERS CLASSIC」と銘打たれた同戦では同氏のメモリアルピッチセレモニーが予定されており、新庄監督も中堅の守備に就く。ヒルマン氏は学生時代に体操部に所属していたこともあり、04年のファンフェスティバルでバック転を披露。その際に着地が乱れて、靱帯(じんたい)断裂な大けがを負ったことがあった。新庄監督が「今日もバク宙してよ!」とリクエストしたが、同氏は「駄目。奥さんに『もうしないで』と言われている」と苦笑していた。
◆北海道日本ハムの初代監督で2006、07年にリーグ連覇を達成したトレイ・ヒルマン氏(59)=現エンゼルス選手育成コーチ=が試合前、「ファイターズレジェンズメモリアルピッチセレモニー」に登場。新庄剛志監督(50)ら当時のメンバーが各守備位置に就いた。ヒルマン氏はマウンド上でスタンドのファンに向けて「私の心の叫びとして聞いてください」とあいさつし、日本語で「北海道の皆さんは世界で一番です」と絶叫。イベント終了後は「年寄りとしてはまずまずの投球。当時の選手たちと会って、同窓会のような気分になった。2006年に日本一になったことは今でも忘れられない」と感無量の様子だった。守備に就いたOBは以下の通り(敬称略)捕手=鶴岡慎也一塁手=木元邦之二塁手=田中賢介三塁手=稲田直人遊撃手=金子誠左翼手=森本稀哲中堅手=新庄剛志右翼手=稲葉篤紀
◆日本ハム・清宮幸太郎内野手(23)が2戦連発となる先制の17号ソロを放った。二回1死から右中間席に豪快に運び、これで5戦4発。同戦は立見席を含めて完売。日本ハムの満員試合は2019年9月27日以来、3年ぶりとなり、「今日は本当に勝たなければいけない試合。これだけ多くのファンが来てくださった中で、なんとか先制することができて良かった。たくさんのファンの前でプレーできる喜びを噛みしめて、絶対に勝ちたいです」とコメントした。
◆日本ハムの9番に入った今川が2年目で初めて2桁本塁打に到達した。1―0の六回に先頭打者として打席に入って初球打ち。143キロの直球を捉えて左中間席へ運び「よっしゃー」と大喜びしながらダイヤモンドを一周した。試合前にはリーグ連覇した2006、07年の主力だったOBが集い、特別始球式が行われた。北海道出身で今もファンクラブ会員を継続する今川はうれしそうな笑みを浮かべて見守っていた。憧れの先輩たちと同じデザインの〝勝負服〟をまとって「このユニホームで負けるわけにはいきません」と8月11日以来のアーチをかけた。
◆立見席を含めて完売し、2019年9月27日以来、3年ぶりの満員御礼となった札幌ドーム。試合前には、北海道日本ハムの初代監督で2006、07年にリーグ連覇を達成したトレイ・ヒルマン氏(59)=現エンゼルス選手育成コーチ=が「ファイターズレジェンズメモリアルピッチセレモニー」に登場。新庄剛志監督(50)ら当時のメンバーが各守備位置に就いた。「ヒルマンが言っていたのは『経験上、野球にとって大事なのはピッチャー、守り、打つことの順番』。あとは『ベースボールは楽しむことが全て』と。それは俺、できているから大丈夫」試合前練習。新庄監督はビッグボスステージに同氏と2人で腰かけて旧交を温めた。もちろん、来季に向けて{エンゼルスにいい選手いないの?」と情報交換にも余念がなかった。そんな中、試合では清宮がまた魅せた。二回1死から右中間席に豪快に運ぶ17号ソロ。これで5戦4発となり、新庄監督にノルマとして課せられていた「17本」に到達した。清宮は「今日は本当に勝たなければいけない試合。これだけ多くのファンが来てくださった中で、なんとか先制することができて良かった。たくさんのファンの前でプレーできる喜びを噛みしめて...」と充実の笑顔を浮かべた。試合はもつれた。完封ペースだった伊藤が2―0の八回につかまる。中村奨の2点打、井上の勝ち越し打などで4失点で逆転を許す。しかし、その裏にアルカンタラが2死から起死回生の同点2ラン。そして九回2死二、三塁から上川畑が左翼へサヨナラ打。3年ぶり満員御礼の札幌ドームで劇的な勝利を飾った。
◆日本ハムがサヨナラ勝ちした。4―4の九回に今川の右前打と万波の死球で好機をつくり、最後は上川畑が左前打を放って試合を決めた。玉井が2年ぶりの白星。八回に4点を挙げて逆転したロッテは、救援陣が崩れた。
◆日本ハム・新庄剛志監督(50)は試合前に行われたトレイ・ヒルマン元監督(59)のメモリアルピッチで、「BIGBOSS」ではなく「SHINJO」の名が入った当時のユニホームで中堅手の位置に就いた。最後は10度受賞したゴールデングラブ賞のトロフィーである金色のグラブを客席に投げ入れ、「投げる気なかったけど、手が勝手に...。(10個あったけど)もう1個もない」と笑った。さらには「僕は(トロフィーとかに)執着がないし、興味もない。(もらった人に)喜んでもらえる方がすごくうれしい。1個は美容整形の先生にあげた。僕を若返らせてくれたので(笑)。あとの8個はちょっと分からないですね」と明かしていた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
70 | 59 | 2 | 0.543 (↓0.004) | M9 (-) |
12 | 511 (-) | 438 (+2) | 95 (-) | 76 (-) |
0.257 (↓0.001) | 3.120 (↑0.01) |
2 (-) |
ORIX |
70 | 63 | 2 | 0.526 (↑0.003) | 2 (↑1) |
8 | 452 (+2) | 425 (-) | 81 (+1) | 62 (-) |
0.244 (↓0.001) | 2.790 (↑0.02) |
3 (1↑) |
楽天 |
65 | 63 | 3 | 0.508 (↑0.004) | 4.5 (↑1) |
12 | 497 (+3) | 476 (-) | 94 (-) | 88 (+1) |
0.246 (-) | 3.450 (↑0.03) |
4 (1↓) |
西武 |
67 | 65 | 3 | 0.508 (↓0.004) | 4.5 (-) |
8 | 437 (-) | 429 (+3) | 111 (-) | 57 (+1) |
0.229 (↓0.001) | 2.780 (-) |
5 (-) |
ロッテ |
64 | 66 | 1 | 0.492 (↓0.004) | 6.5 (-) |
12 | 452 (+4) | 472 (+5) | 85 (-) | 123 (+2) |
0.230 (-) | 3.220 (↓0.01) |
6 (-) |
日本ハム |
54 | 76 | 3 | 0.415 (↑0.004) | 16.5 (↑1) |
10 | 422 (+5) | 494 (+4) | 96 (+3) | 86 (-) |
0.233 (-) | 3.440 (-) |
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