中日(☆3対2★)DeNA =リーグ戦21回戦(2022.09.14)・バンテリンドーム=
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DeNA
0200000002701
中日
10001100X3801
勝利投手:祖父江 大輔(4勝3敗1S)
(セーブ:R.マルティネス(4勝3敗34S))
敗戦投手:ロメロ(5勝8敗0S)

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(11号・2回表2ラン)
【中日】石垣 雅海(3号・5回裏ソロ)

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◆中日が接戦を制した。中日は1点ビハインドの5回裏、石垣のソロで試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた6回には木下が押し出し四球を選び、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・祖父江が今季4勝目。敗れたDeNAは、打線が7安打で2得点とつながりを欠いた。

◆DeNAは10日阪神戦7-0、11日ヤクルト戦0-1、12日同戦7-1、13日中日戦1-0で、4試合続けて1失点以下。DeNAが5試合連続1失点以下を記録すれば、大洋時代の60年9月21~27日(6試合)以来、球団62年ぶり。

◆DeNA宮崎敏郎内野手が、自身7試合ぶりとなる11号2ランを放った。1点を追う2回無死一塁。カウント2-2から中日松葉のチェンジアップを左翼席に運んだ。一時逆転の一打に「後ろにつなぐ気持ちでいき、しっかり自分のスイングで捉えることができました。逆転することができ、うれしいです」とコメント。1回に先発のロメロが先制点を奪われた直後に一振りで流れを引き戻した。前夜の一戦でも、勝負どころでの一打が光った。0-0で迎えた7回1死一、三塁。中日高橋宏に追い込まれながら、執念でバットに当てた。三塁への鋭い打球で相手の野選を誘い、決勝点を奪い取った。9月に入って打撃の調子は少し下降気味だが、三塁の堅い守備や存在感の大きさでチームをけん引する。首位ヤクルトを追いかける中、その中心の1人に「ハマのプーさん」が、どっしりと構える。

◆DeNAフェルナンド・ロメロ投手(27)が、2-1と1点リードの5回無死から中日石垣に同点の3号ソロを浴び、チーム5試合ぶりに2失点以上を喫した。チームは10日の阪神戦で7-0、11日ヤクルト戦で0-1、12日同戦で7-1、13日中日戦で1-0と4試合連続で1失点以下だった。5試合連続なら、大洋時代の60年9月21~27日(6試合)以来、球団62年ぶりだった。

◆DeNA田中健二朗投手(32)が、6回2死満塁のピンチを脱出した。1点を勝ち越され、なおも2死満塁から登板。代打の代打で起用された中日平田を右飛に抑えた。この回、先発ロメロが四球と安打などで1死満塁とされ、2番手の平田にスイッチ。木下に押し出し四球を与え、石垣を空振り三振に抑えたたが、代打に溝脇がコールされ、左腕の田中健にスイッチした。

◆奇跡の逆転優勝を目指すDeNAが、最下位中日に痛恨の逆転負けを喫し、首位ヤクルトの優勝マジックが10となった。先発ロメロが好相性の中日を相手に粘りの投球を見せながら、6回途中3失点で8敗目。1死満塁から登板した2番手の平田が、押し出し四球で決勝点を奪われた。チームは、10日の阪神戦から4試合連続で1失点以下で5試合連続達成なら、大洋時代の60年9月21~27日(6試合)以来、球団62年ぶりだったが、3失点で止まった。打線は2回に宮崎が11号2ランを放ち、一時逆転したが、散発7安打で3回以降は無得点と沈黙した。同点の1死満塁から平田への継投について、三浦監督は「ちょっと、しんどい場面で行ってもらいましたけど。ちょっとコントロールできなかったところですね。結果論ですからね」と話した。この日が今季のバンテリンドーム最終戦。ここまで同球場では10勝をマークしており、勝てば球団記録の97年の11勝に並んだが、あと1勝届かなかった。6日からの9連戦は5勝4敗と1つの勝ち越しで終えたが、首位ヤクルトとのゲーム差は6に広がった。15日の休養日を挟み、16日の広島戦(横浜)からは10連戦が待ち構える。

◆中日が今季最後の本拠地DeNA戦を1点差で競り勝ち、連敗を3で止めた。5回に石垣の3号ソロで同点とし、6回に木下が押し出し四球を選んで勝ち越した。立浪監督は「(DeNAには)ずっと負けていたのであの回しかなかった。逆転してなんとか逃げ切れた」と気合勝ちを強調した。このカードは21戦4勝。負け越し「12」で最下位に沈む最大の要因となっているだけに、笑顔はなかった。▽中日R・マルティネス(50試合目の登板でリーグトップのヤクルト・マクガフに2差に迫る34セーブ目)「まずチームが勝つことが大事。ここまできたらタイトルを狙いたい」▽中日石垣(5回にロメロから同点の3号ソロ)「カットボールだったので、かっ飛ばしました。(先発)松葉さんの負けを消そうと必死に打ちました」

◆中日の石垣が3号ソロを放った。1―2の五回、真ん中付近に来た速球を捉えて左中間に運んだ。8月20日以来の一発を「カットボールをかっ飛ばした。バットに感謝したい」と喜んだ。長打の打てる内野手として、6年目の今季は自己最多の42試合に出場している。試合前まで打率は1割台、打席の半分近くが三振と安定感に欠けるのが課題だ。チームに同タイプのライバルが増えているとあって「2桁を目指す」という本塁打で存在感を示したいところだ。

◆9連戦の最後に粘りの投球を見せたかったが、踏ん張り切れなかった。DeNA先発のロメロが六回途中7安打3失点。リードを保って降板することができなかった。「積極的に強い球をゾーン内に投げ込んでいきたい。集中してこれまでやってきたことをやるだけ」とマウンドに上がった来日2年目の右腕。一回は岡林の内野安打、大島の右前打で無死一、三塁のピンチ。阿部を二ゴロ併殺打とし、三走が生還し先制を許したが最少失点にとどめた。中5日のマウンドで球威、制球ともに苦しみ、二回以降も走者を許したが粘りの投球でゼロを並べた。しかし、2―1の五回は石垣に左中間席へ同点ソロを浴びると、六回は申告敬遠を含む2四球と安打で1死満塁。ここで降板となり、救援した平田が押し出し四球で勝ち越し点を献上した。9月に27試合をこなす過密日程のDeNA。6日からの9連戦はこの日が最終日で、すでに勝ち越しを決めている。翌15日は休養と移動日で、16日からは10連戦が控えている。三浦監督は「まだ誰もあきらめていない。小さな光をどれだけ大きくして神宮で戦えるか」。10連戦の最終日は神宮で首位・ヤクルト戦。すでにマジックが点灯しているが、ゼロにならない限りファイティングポーズを取り続ける。

◆中日が競り勝って連敗を3で止めた。1―2の五回に石垣のソロで追い付き、六回に木下の押し出し四球で勝ち越した。2番手の祖父江が4勝目、R・マルティネスが34セーブ目。DeNAは打線が振るわず三回以降は無得点だった。

◆DeNA・宮崎が0―1の二回に左翼席へ11号2ランを放った。9月は不調に陥っていたが、「後ろにつなぐ気持ちでいき、しっかり自分のスイングで捉えることができました」と通算1000安打まで残り2本と迫った。三浦監督は「宮崎がよく逆転打を打ってくれたが、その後がなかなかね」と本塁打以降は得点を奪えず、唇をかんだ。

◆DeNAは攻めの継投で失点をとどめようとしたが、防ぎきれなかった。三浦大輔監督(48)は「(救援陣には)ちょっとしんどい場面でいってもらいましたけど、(失点の場面は)制球できなかったというところ。結果論ですから」と淡々と振り返った。9連戦の最終日に中日戦で3勝を挙げていたロメロを中5日で起用。五回まで2失点で粘ったが、2―2の六回は申告敬遠を含む2四球と安打で1死満塁とされ平田に継投した。だが、押し出し四球で勝ち越し点を献上。七回は入江、八回はエスコバーと勝ちパターンでつないだが、1点及ばなかった。9連戦は5勝4敗と勝ち越した。9月は27試合を消化する過密日程で15日は移動と休養日。16日からは10連戦が控える。「(一時)勝ち越したことはよかった。まだまだもう少し。上を目指していますから」と指揮官。ヤクルトとのゲーム差は6に広がったが、可能性がある限り首位の背中を追いかける。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
73532 0.579
(-)
M10
(↑1)
15567
(-)
520
(-)
160
(-)
66
(-)
0.254
(-)
3.590
(-)
2
(-)
DeNA
66582 0.532
(↓0.005)
6
(↓0.5)
17447
(+2)
470
(+3)
101
(+1)
47
(-)
0.251
(-)
3.430
(-)
3
(-)
阪神
65673 0.492
(↑0.003)
11
(↑0.5)
8463
(+6)
401
(+5)
77
(-)
101
(-)
0.244
(-)
2.660
(↓0.02)
4
(1↑)
巨人
62673 0.481
(-)
12.5
(-)
11518
(-)
558
(-)
152
(-)
63
(-)
0.245
(-)
3.760
(-)
5
(1↓)
広島
63693 0.477
(↓0.004)
13
(↓0.5)
8516
(+5)
509
(+6)
84
(+1)
25
(-)
0.256
(↑0.001)
3.520
(↓0.02)
6
(-)
中日
58711 0.450
(↑0.005)
16.5
(↑0.5)
13367
(+3)
457
(+2)
60
(+1)
56
(-)
0.246
(-)
3.350
(↑0.01)