中日(★0対1☆)DeNA =リーグ戦20回戦(2022.09.13)・バンテリンドーム=
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DeNA
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中日
0000000000400
勝利投手:ガゼルマン(1勝0敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝2敗33S))
敗戦投手:髙橋 宏斗(5勝6敗0S)
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◆DeNAが接戦を制した。DeNAは0-0で迎えた7回表、関根のチーム初安打を足がかりに1死一三塁の好機をつくると、相手の野選の間に1点を先制する。投げては、先発・ガゼルマンが7回無失点の好投で来日初勝利。敗れた中日は先発・高橋宏が力投を見せるも、打線が援護できなかった。

◆中日-DeNA戦で、両チーム合わせ、1イニング3度のリクエスト合戦が繰り広げられたが、3度ともに失敗した。1回目は、DeNAが1点リードの8回、先頭の中日溝脇が左翼線への二塁打を放ち、DeNA三浦監督が二塁に滑り込んだ際に足が離れたとアピールするも、セーフの判定は変わらなかった。2回目は、8回1死三塁から、代打三好が三ゴロを放ち、三塁走者の加藤がホームに滑り込んだが、アウトと判定され、中日立浪監督がリクエストを要求するも判定は変わらず。3回目は、8回2死一塁から、一塁走者の三好が二盗を決め、三浦監督がリクエストを要求したが、判定は変わらず、試合が再開された。

◆DeNAのロバート・ガゼルマン投手(29)が、来日初先発で7回無失点と好投し、初勝利を挙げた。「最高の気分です。チームの一員となって勝利に貢献できたことはすごくうれしく思っています」中日高橋宏との息詰まる投手戦を演じる中、中日打線を散発3安打に封じ、チームを連勝に導いた。「捕手の伊藤がいいリードをしてくれたのが大きいと思います。常に2人で同じ意識を共有できていたのが、好投につながった」メジャー通算184試合に登板し、今季序盤は鈴木誠也とともにカブスでプレーした右腕が、先発で本領を発揮した。

◆DeNAが、関根の1安打で中日に勝利し、連勝を飾った。球団では14年5月10日のヤクルト戦以来となる1安打勝利(バルディリスのソロ)だった。先発ガゼルマンが7回無失点の好投で来日初勝利を挙げ、8回は伊勢が抑え、9回は山崎が締めて33セーブ目を挙げた。今季、バンテリンドームでは10勝目。同球場での2ケタ勝利は、97年に11勝して以来、25年ぶりだった。DeNAが7回の関根の二塁打だけの1安打で勝利。1安打勝利は今年の日本ハムが4月17日ロッテ戦で記録して以来プロ野球39度目(他に0安打勝利が1度)。DeNAでは14年5月10日ヤクルト戦以来8年ぶり5度目となった。また、中日が被安打1本で敗れたのは、62年4月8日広島戦以来60年ぶり3度目。

◆中日は高橋宏斗投手(20)が7回1安打で無念の6敗目を喫した。6回まで無安打投球も7回、先頭関根に二塁打。1死一、三塁から宮崎の三ゴロを処理した阿部の送球判断が遅れ(記録は野選)、決勝点を奪われた。打線の援護もなく、球団ワースト更新の26度目の完封負け。「1点勝負と思っていた。先に点を与えてしまい流れを持ってこれなかった。先頭に打たれたので責任はある」と唯一の被安打を悔やんだ。▽中日立浪監督(球団ワーストを更新する26度目の完封負け)「走塁ミスも含めてきょうはあらゆるミスが出た。足を運んでもらったファンに申し訳ない試合をしてしまった」

◆DeNAが、わずか1安打で中日に1-0で勝利し、連勝で首位ヤクルトとの差を5・5に縮めた。0-0の7回無死、関根が中日高橋宏からチーム初安打となる二塁打で出塁。宮崎の三ゴロの間に決勝点を挙げた。球団では14年5月10日のヤクルト戦以来の1安打勝利に、三浦監督は「8年ぶり? 記憶にございません」と上機嫌だった。「新番長野球」を体現した勝利だった。5回までパーフェクトに抑え込まれる中、関根の二塁打で突破口を開き、佐野の進塁打となる二ゴロで1死三塁。牧の申告敬遠で一、三塁とし、宮崎が執念でバットに当てた。唯一の安打を放ち、ホームを踏んだ関根は「僕がたまたま出ましたけど、佐野さんの打撃だったり、牧や宮崎さん、いろんなの人の力」と代弁した。守備でも相手のスキをつき、2度けん制を刺してピンチを脱出。ガゼルマンら投手陣とともに虎の子の1点を守った。今季、バンテリンドームでは10勝目。同球場での2ケタ勝利は97年に11勝して以来、25年ぶりだった。三浦監督は「25年ぶり? 記憶にございません」とニヤリ。また少し、奇跡の逆転優勝への光を大きくさせた。【久保賢吾】DeNAが7回の関根の二塁打だけの1安打で勝利。1安打勝利は今年の日本ハムが4月17日ロッテ戦で記録して以来プロ野球39度目(他に0安打勝利が1度)。DeNAでは14年5月10日ヤクルト戦以来8年ぶり5度目となった。また、中日が被安打1本で敗れたのは、62年4月8日広島戦以来60年ぶり3度目。○...関根が、中日高橋宏からチーム初安打を放ち、突破口を開いた。0-0で迎えた7回無死、カウント1-2から左中間への二塁打をマーク。佐野の二ゴロで三塁に進塁し、1死一、三塁から、宮崎の三ゴロの間に先制のホームを踏んだ。5回までパーフェクトに抑え込まれる中、1安打で先制点を奪取した。▽DeNA伊勢(8回から2番手で1イニングを無失点に抑え球団新の34ホールド)「監督、コーチの信頼に応えたいと思って積み上がってきたものなので、うれしく思います」

◆中日の高橋宏は7回を1安打1失点の力投を見せた。五回までは一人の走者も出さず、七回の先頭打者に初安打を打たれるまで無安打無得点。打線の援護がなく6勝目はならなかった。七回、先頭の関根に初安打となる右中間二塁打を許した。追い込んでからやや甘くなったスプリットを仕留められた。二ゴロと牧への申告敬遠で1死一、三塁に。宮崎のゴロを捕球した三塁手の阿部は送球先を迷ってから本塁送球したが、三塁走者は悠々と生還。守備の判断のまずさに足を引っ張られる形となった。

◆DeNAがわずか1安打で勝利。七回に宮崎の三ゴロ(記録は野選)の間に1点を挙げた。ガゼルマンは7回を3安打無失点で来日初勝利を挙げた。中日の高橋宏は7回を投げて1安打1失点、9奪三振と力投したが、報われなかった。

◆来日初先発となったDeNAの右腕、ロバート・ガゼルマン投手(29)が7回無失点で初勝利を挙げた。頭髪はトウモロコシに似たスタイリングのコーンロウ。あごに、もじゃもじゃのひげを蓄えたこわもての助っ人はウイニングボールを両手で握った。「チームのみんなにサインをしてもらおうと思う。米国の自宅にケースに入れてずっと大事に取っておこうと思います」直球は1割ほどで、投球の大半が球速140キロ台後半で変化量の大きいシンカー。スライダー、カーブ、チェンジアップを織り交ぜながら中日打線を3安打に封じた。アニメ「キン肉マンⅡ世」に登場する超人キャラクターと同名。サバンナなどに生息するウシ科のガゼルをモチーフとし、アニメ内で人気キャラクターの一人だ。本拠地の登場曲は通訳の発案もあり『キン肉マン Go Fight!』を使用。漫画家ユニット「ゆでたまご」の嶋田隆司氏(61)は入団当初から自身のツイッターで「ガ...ガゼルマン...入場曲もキン肉マンで出てほしい」とつぶやいており〝本家公認〟。救援で初登板した8月27日のヤクルト戦は1回4失点だったが、先発で〝超人ぶり〟を発揮した。首位ヤクルトと5・5ゲーム差。チームの1安打勝利は2014年以来8年ぶり5度目で、当時現役だった三浦監督は「8年ぶり? 記憶にございません」と笑った。ガゼルマンについては「お見事。犠打の失敗以外は完璧でした」と称賛した。(横山尚杜)■データBOX?DeNAがわずか1安打で勝利。1安打勝利は、4月17日の日本ハム(○1-0ロッテ、ZOZOマリン、延長十回に万波の本塁打)が記録。DeNA(前身を含む)の1安打勝利は、2014年5月10日のヤクルト戦(○2-1、横浜、七回にバルディリスの2ラン)以来8年ぶり5度目。1安打でスコア1-0勝利は、01年9月28日の広島戦(横浜、二回に中根仁の本塁打)以来21年ぶり4度目。?伊勢が今季34ホールド目を挙げ、18年のパットン、19年のエスコバーの33を抜く球団新記録。プロ野球記録は昨年のヤクルト・清水昇の50。

◆八回に登板した伊勢が1回無失点。球団新記録の34ホールド目を挙げ「周りの人に感謝したい。監督、コーチが信頼してくれて、そこに応えたいと思って積み上がってきたもの」と感慨深げに話した。今季62試合目の登板で、防御率1・67と安定感抜群のタフネス右腕。「少しでも優勝の可能性がある限り、食らいついていきたい」と、身を粉にする覚悟を示した。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
73532 0.579
(↓0.005)
M11
(-)
15567
(+7)
520
(+9)
160
(+4)
66
(-)
0.254
(-)
3.590
(↓0.03)
2
(-)
DeNA
66572 0.537
(↑0.004)
5.5
(↑1)
18445
(+1)
467
(-)
100
(-)
47
(-)
0.251
(↓0.002)
3.430
(↑0.03)
3
(-)
阪神
64673 0.489
(↓0.003)
11.5
(-)
9457
(+3)
396
(+6)
77
(-)
101
(-)
0.244
(-)
2.640
(↓0.02)
4
(-)
広島
63683 0.481
(↑0.004)
12.5
(↑1)
9511
(+6)
503
(+3)
83
(-)
25
(-)
0.255
(-)
3.500
(-)
5
(-)
巨人
62673 0.481
(↑0.004)
12.5
(↑1)
11518
(+9)
558
(+7)
152
(+4)
63
(+2)
0.245
(↑0.002)
3.760
(↑0.01)
6
(-)
中日
57711 0.445
(↓0.004)
17
(-)
14364
(-)
455
(+1)
59
(-)
56
(+1)
0.246
(-)
3.360
(↑0.02)