1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 1 | 1 |
DeNA | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 1 | 1 | 0 | X | 7 | 11 | 1 | 1 |
勝利投手:今永 昇太(10勝3敗0S) 敗戦投手:原 樹理(7勝6敗0S) 本塁打 |
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◆DeNAは1点を追う4回裏に今永、桑原、楠本の3者連続適時打などで一挙5得点を奪い、逆転に成功する。その後は、6回に牧の適時打、7回には大和のソロが飛び出し、試合を決定づけた。投げては、先発・今永が7回1失点の好投で今季10勝目。敗れたヤクルトは、投打ともに振るわなかった。
◆エースが、首位ヤクルト相手に意地を示す。DeNA今永昇太投手(28)が、12日のヤクルト戦(横浜)で今季初の中5日で先発マウンドに上がる。「やるしかないので、それ以外ないです」今季は9勝3敗、防御率2・31と安定し、ヤクルト戦は1勝0敗、防御率3・95。7・5ゲーム差の首位ヤクルトとは残り5試合で、絶対に負けられない戦いとなる。同戦には「HiHi Jets」の高橋優斗(22)も来場予定。セレモニアルピッチや2回裏終了時に実施する「ズッバーン!NICE!PITCHING」などのイニング間イベントに登場する。
◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)は原樹理投手が先発した試合でよく打つ。原先発試合は18試合出場して67打数31安打、16本塁打、31打点、打率4割6分3厘。無安打だったのは3試合だけで、3安打以上6度、複数本塁打4度の猛打ぶり。
◆DeNAファンで知られる「HiHi Jets」の高橋優斗(22)が、DeNA-ヤクルト21回戦(横浜)でセレモニアルピッチを務めた。背番号「8181」の「I☆YOKOHAMA SERIES」のスペシャルユニホームに袖を通し、グラウンドに登場。ノーバウンド投球でスタンドから大きな拍手を浴びた。この日は、セレモニアルピッチに加えて、2回裏終了時に実施する「ズッバーン! NICE! PITCHING」などのイニング間イベントに登場する。
◆優勝マジック11が再点灯したヤクルトは、山田哲人内野手(30)の23号ソロで先制した。1回2死走者なし。山田はカウント2-1から、DeNA今永昇太投手(29)の甘く入った内角高めの直球を左翼席中段まで運んだ。「バッティングカウントだったので、思い切って打ちにいきました。いい角度で上がってくれました」とコメントした。
◆DeNA今永昇太投手(29)が、自らのバットで打線に火を付けた。1点を追いかける4回1死満塁、ヤクルト原の初球146キロの速球をコンパクトにスイング。左前にはじき返し、逆転の2点適時打を放った。チームメートがベンチ前で歓喜の雄たけびを上げる中、普段は本塁打パフォーマンス「デスターシャ」のポーズを決める牧に向かって、今永も「デスターシャ」で応えた。相性の良さを結果で証明した。同学年で大学時代から東都リーグでしのぎを削ったヤクルト原とは、試合前時点で5打数4安打。今季は阪神青柳、広島森下から安打をマークするなど、各チームのエース級が相手でも打撃センスの良さを披露した。3回無死一塁では犠打も決め、9人目の野手の役割をきっちりと果たした。マウンドでは強力ヤクルト打線に対し、我慢の投球でゲームメークした。1回に山田に先制ソロを浴び、2回からは3イニング連続で得点圏に走者を背負いながら、要所を締める投球で追加点を許さず。打線から5点の援護を受けた直後の5回には、この試合初の3者凡退で試合の流れをグッとたぐり寄せた。7回を投げ119球、4安打1失点で降板した。【久保賢吾】
◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が右太もも横に死球を受けた。6点を追う8回、1死走者なしで迎えた第4打席。この回から登板したDeNAの左腕エスコバーが投じた155キロの速球が、右太ももの外側に直撃した。村上は苦悶(くもん)の表情を浮かべたが、まもなく一塁へ向かった。8回裏、村上は三塁守備に就かず、奥村に交代が告げられた。
◆DeNA今永昇太投手(28)が、7回1失点の好投で自身3年ぶり3度目の2ケタ勝利を挙げた。これで後半戦は自身6連勝を飾った。1回に山田に先制ソロを浴び、2回からは3イニング連続で得点圏に走者を背負いながら、追加点を許さず。5点の援護を受けた直後の5回には、この試合初の3者凡退で試合の流れをグッとたぐり寄せた。バットでは、1点を追いかける4回1死満塁から、ヤクルト原の初球の146キロの速球をコンパクトにスイング。左前にはじき返し、逆転の2点適時打を放った。今永が投打に活躍し、首位ヤクルト戦の連敗を5で止め、ゲーム差を6・5に縮めた。
◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)は2打数無安打1四球1死球だった。1点先取した直後の1回2死走者なしで迎えた第1打席は、DeNA今永の外角直球をバットの先にあてて遊ゴロ。3回2死三塁の好機では、3ボールから申告敬遠が告げられた。4点を追う5回2死走者なしでは、2ボール2ストライクから内角直球を打ち上げて左飛に倒れた。今永との8月度「月間MVP」対決で快音を鳴らすことはできなかった。投手交代後、6点ビハインドの8回に死球を受けた。この回から登板したDeNAエスコバーの155キロが、右太ももの外側に直撃。自らの足で一塁へ向かったが、裏の守備から交代した。村上は9日の広島戦(神宮)で歴代単独6位となる53号ソロを放ったが、これで2試合連続の無安打となった。
◆DeNAエドウィン・エスコバー投手(30)が、ヤクルト村上宗隆に死球を与え、グラウンドに不穏な空気が流れた。8回1死、2球目の155キロが村上の足に直撃。村上が苦悶(くもん)の表情を浮かべる中、怒号が飛び交って、一時騒然とした。
◆DeNASが逆転勝ち。0-1で迎えた4回、満塁の好機で今永が2点適時打を放ち逆転。その後も打線がつながり、この回打者一巡の猛攻で計5点を挙げた。6回は牧の適時打、7回には大和の1号ソロで加点した。先発の今永が7回1失点の好投で3年ぶり10勝目。ヤクルトは1回山田の23号ソロで先制も2回以降は無得点に終わった。
◆11日に優勝マジック「11」を再々点灯させたヤクルトは、2位DeNAに逆転負け。マジックを減らせなかった。1回2死、山田哲人内野手(30)の23号ソロで先取点を挙げたが、追加点を挙げられなかった。DeNA今永の前に2回から7回は散発3安打に沈黙した。4番村上宗隆内野手(22)は2打数無安打1四球1死球で、2試合連続の無安打。8回の第4打席では右太ももに死球を受け、裏の守備からベンチに下がった。ここまで53本塁打を放っているが、3試合連続の本塁打なしとなった。先発した原樹理投手(29)は4回5失点でKOされ、6敗目が付いた。5回に1死満塁から投手の今永に2点適時打を許すなど、打者一巡6安打5失点で逆転を許した。DeNAとの直接対決はあと4試合(すべて神宮)残っている。
◆DeNA今永昇太投手の会心の一打で打線も目覚めた。1点を追う4回、1死満塁から今永が逆転の2点適時打を放ち、なおも1死一、二塁から桑原将志外野手が適時二塁打。さらには楠本泰史外野手の適時打と牧秀悟内野手の三ゴロの間に追加点を挙げ、この回5点を奪った。桑原は「今永のおかげです。今永に攻守にわたり負担をかけてしまい申し訳ないです」と頭を下げた。
◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が12日、DeNA21回戦(横浜)の8回に右太ももに死球を受け、途中交代となった。8回1死、DeNAエスコバーの2球目、155キロ直球が直撃。しばらく苦悶(くもん)の表情を浮かべたが、そのまま一塁に向かった。その裏の三塁守備には就かず、ベンチに退いた。高津監督は試合後「相当痛がっていたので代えました。(明日以降は)まだ何もトレーナーとも話してないので、何とも言えないです」と説明した。
◆首位ヤクルトが2位DeNAに逆転で敗れ、優勝マジックは「11」で足踏みとなった。1回2死、山田が今永から23号ソロを放って先制したが、4回に原が崩れ、1死満塁から今永に逆転の2点適時打を浴びるなど、打者一巡の猛攻で5失点。4回を75球7安打5失点で6敗目を喫した。高津監督は「今永投手に打たれたレフト前が大きかった。先発がビッグイニングを作られてしまうと、追いかける方はすごく難しくなってしまう」と大量失点を悔やんだ。打線も初回以降は沈黙。8番長岡が3安打を放つ活躍を見せたが、4番村上は徹底マークにあい、2打数無安打、2四死球に終わった。指揮官は「毎日そうですけど簡単じゃないので。その日のベストを探して、勝てるための努力をしていきたいなと思ってます」と切り替えた。
◆DeNA今永昇太投手(29)が、7回1失点の好投で自身6連勝を飾り、3年ぶり3度目の2ケタ勝利を挙げた。4回までは毎回走者を出しながら、粘りの投球。村上を2打数無安打に封じるなど、最少失点に抑えた。打っては逆転の2点適時打を含むマルチ安打をマーク。投打に活躍し、首位ヤクルト戦の連敗を5で止め、ゲーム差を6・5に縮めた。今永が、自らのバットで打線に火を付けた。1点を追う4回1死満塁、ヤクルト原の初球の速球を強振。左前にはじき返し、逆転の2点適時打を放った。「セ・リーグなので、打つ姿勢を見せることは普通なこと」。ベンチ前で「デスターシャ」のポーズを決める牧に、少し控えめながら「デスターシャ」で応えた。エースとしての投球もさることながら、バットでもエース級から安打を重ねる。7安打中、阪神青柳、広島森下、オリックス山岡からマーク。同学年で駒大時代から東都大学リーグでしのぎを削った原とは試合前時点で5打数4安打で、「本当にたまたまです」と謙遜しながら、相性の良さを結果で示した。マウンドでは、最善の結果だけを追求した。試合前に「自分の100%が通用する相手ではない」と最大警戒した村上の2打席目。1点ビハインドの3回2死三塁で3ボールとし、申告敬遠で歩かせた。「僕と村上選手の力をてんびんにかけ、他の人が見て納得する打たれ方をしようと考えて。あそこで打たれたら誰も納得しないと思うので厳しいところを攻めて申告敬遠という形に」ボールとともに、心もコントロールした。11日にヤクルトにマジック11が点灯。就寝前には「負けて1ケタになったら、いよいよ加速するな」と一瞬よぎったが、「自分のパフォーマンスを最大限に生かすことができない考え方なのでしないように」と排除した。試合の流れをかぎ分けるように、4回までは我慢の投球。5点の援護を受けた直後の5回にギアを上げ、初の3者凡退で流れをたぐり寄せ、7回1失点と快投した。後半戦は自身6連勝で、3年ぶり3度目の2ケタ勝利を達成。崖っぷちに立たされた一戦で、エースが投打でチームを勝利に導いた。【久保賢吾】▽DeNA牧(6回に5試合連続安打となる適時打)「今永さんを援護できて、うれしいです」▽DeNA大和(7回にダメ押しの今季1号ソロ)「完璧です! 前の打席まで差し込まれていたので、前で捉えることを意識していました」
◆DeNA今永昇太投手(29)が、7回1失点の好投で自身6連勝を飾り、3年ぶり3度目の2ケタ勝利を挙げた。4回までは毎回走者を出しながら、粘りの投球。村上を2打数無安打に封じるなど、最少失点に抑えた。打っては4回に逆転の2点適時打を含むマルチ安打をマーク。投打に活躍し、首位ヤクルト戦の連敗を5で止め、ゲーム差を6・5に縮めた。
◆ヤクルトの森岡良介内野守備走塁コーチ(38)が自身のインスタグラムで、12日のDeNA戦(横浜)での試合中の発言が不快な思いをさせたとして、謝罪した。「今日のゲーム中の事。沢山の方からメッセージ頂きました。今日、現地で観戦してくださった皆様、テレビや動画配信で観戦してくださった皆様、そして小さなお子様、将来の野球選手の皆様。この度僕が口にした言葉に対して不快な思いさせてしまい、そして落胆させてしまい大変申し訳ありませんでした。皆様のメッセージを読ませて頂いて、僕の考えてる枠の小ささに気付かされました。本当に情けなく思っております。言い訳の余地はありません。僕が相手ベンチに口にした言葉は事実です。それによって佐野選手にもストレスを与えてしまいました。ベイスターズファンの皆様。大変失礼な事をしました。本当に申し訳ありませんでした。スワローズファンの皆様。スワローズの品格を落としてしまう様な事をしてしまい本当に反省してます。大変申し訳ありませんでした。小さなお子様と親御様、怖い思いをさせてしまいごめんなさい。大人の品格を下げるような事をしてしまい本当に申し訳ありませんでした。これを機に汚い言葉を使うのはやめます。もっと違う選手の守り方を考えて行こうと思います。こんな私に不快な思いをしてまでメッセージしてくれた皆様ありがとうございました。これからも選手の為チームの為。あとは見てくださる皆様の為に何が出来るかもう一度考えながら仕事させて頂きます。今後とも宜しくお願いいたします。改めて本日は大変申し訳ありませんでした」前日12日の試合ではDeNAが6点リードの8回1死、エスコバーの2球目の155キロが村上の右足に直撃。村上が苦悶(くもん)の表情を浮かべる中、怒号が飛び交って、グラウンドは一時騒然となった。その裏の8回1死一塁、佐野の打席ではヤクルト久保が内角を攻めると、再び怒号が飛び交っていた。
◆DeNAのシーズン終盤応援ゲストとして、ジャニーズJr.の人気ユニット「HiHi Jets」の高橋優斗(22)がセレモニアルピッチを務めた。背番号「8181(ハイハイ)」の特別ユニホームでマウンドに上がった。「生まれも育ちも横浜で、生まれたときからベイスターズファンですが、僕は生まれてからまだベイスターズの優勝を見ていません。ですが、今年は違いますよね?」とハマスタを盛り上げてから、打者・森敬斗に対して高めの速球で空振り三振を奪った。
◆ヤクルト・山田哲人内野手(30)が一回2死から、左翼席上段へ先制の23号ソロを放った。DeNAのエース左腕・今永が投じた149キロの高め直球を完璧に捉え「バッティングカウント(2―1)だったので、思い切って打ちにいきました。良い角度で上がってくれました」。前日11日も2安打を放つなど、主将が好調だ。
◆DeNAの先発、今永昇太投手(29)が四回に逆転の2点打を放ち、自己最多を更新する今季4打点目をマークした。0―1の四回。宮崎、大和、嶺井と3本の安打でつくった2イニング連続満塁の大チャンスで、2打席目が巡ってきた今永は、ヤクルトの同学年、原の1球目の直球を捉えた。痛烈な打球は左前に弾み、2者が生還し今永は大きく両手をたたいた。エースの意地の一振りから火のついた打線は、続く桑原が適時二塁打、楠本も適時打で5連打。佐野の申告敬遠を挟み、牧の三ゴロの間にも1点を加え、この回打者一巡の猛攻で一挙5得点のビッグイニングをつくった。適時二塁打を放った桑原は「今永のおかげ。今永に攻守にわたり負担をかけてしまい申し訳ない」と語った。
◆1964年に王貞治(巨人)が記録した日本選手最多のシーズン55号にあと2本に迫るヤクルトの村上が八回、DeNAのエスコバーから右太ももに死球を受けた。苦悶の表情を浮かべ、その裏の守備から大事を取って奥村と交代した。
◆ハマのエースが、またもバットで魅了した!! DeNAの先発、今永が1点を追う四回1死満塁から2点タイムリーを放った。一回2死から山田に左翼席へ、先制ソロを被弾。首位・ヤクルトの強力打線に対して二、三、四回といずれも得点圏に走者を背負う苦しい立ち上がりとなったが、追加点は与えず粘った。迎えた0―1の四回。打線が宮崎、大和、嶺井と3本の安打でつくった2イニング連続満塁の大チャンスで2打席目が巡ってきた今永は、1球目の直球を捉えた。痛烈な打球は左前に弾み、2者が生還し逆転に成功した。エースの意地の一振りから打線に火が付き、適時二塁打で続いた桑原は「今永のおかげ。今永に攻守にわたり負担をかけてしまい申し訳ない」と語った。さらに、楠本も適時打を放って5連打。佐野の申告敬遠を挟み、牧の三ゴロの間にも1点を加え、この回打者一巡の猛攻で一挙5得点のビッグイニングをつくった。今季初めて中5日で臨んだ試合。三浦監督が「今永という投手はいろいろ考えながら、周りの空気も感じながらマウンドに上がる投手ですけど、自分のやるべきことだけに集中して投げてくれれば」と期待した通り、投打で存分に力を発揮した。今永は7回1失点で自身3年ぶり3度目となる2桁勝利を挙げた。(浜浦日向)
◆〝デスターシャパワー〟恐るべし。人気兄弟YouTuberの「サワヤン」が、横浜スタジアムに2度目の観戦に訪れ、またしてもベイスターズが快勝した。ゲーム実況配信などを行い登録者数141万人を超えるYouTubeチャンネル「サワヤンゲームズ」で人気を博している2人。DeNAは同チャンネルのファンである佐野、桑原、牧らが今季、動画内で恒例のポーズ「デスターシャ」を本塁打パフォーマンスに取り入れたことから親交が深まった。佐野が2人を初めて横浜スタジアムに招待し、試合後には自前のゲーム機に直筆サインをもらった6月28日の阪神戦(横浜)から、チームは史上3位の本拠地17連勝の快進撃。これで観戦2試合連続勝利に、公式Twitterで「まぁ、勝つよね」と投稿した。なお2人は、16日の広島戦(横浜)に来場し、セレモニアルピッチを務めることが発表されている。
◆DeNA・今永昇太投手(29)が7回119球を投げ、被安打4、1失点で10勝目を挙げた。
◆ヤクルト先発の原が4回7安打5失点で6敗目(7勝)。四回1死満塁から投手の今永に決勝の2点打を浴びて、その後もDeNA打線の勢いを止められなかった。高津監督は「(原)樹理に頑張ってほしかったんですけど、今永投手に打たれたレフト前が非常に大きかった。先発がビッグイニングをつくられてしまうと追いかけるのが難しくなってしまう」と嘆いた。
◆エースが仁王立ちだ!! セ・リーグ2位のDeNAは12日、ヤクルト21回戦(横浜)に7―1で快勝した。今永昇太投手(29)が7回4安打1失点、打っても四回に決勝の逆転2点打を放つなど2安打をマーク。自身最長の6連勝で、3年ぶりの2桁に達する10勝目を挙げた。首位・ヤクルト戦の連敗を5で止め、奇跡の逆転優勝を信じて残り4試合の直接対決に死力を尽くす。投げて、打って、これがハマのエースだ。今永が自ら決勝打を放ち、自己最長の6連勝で3年ぶりの2桁勝利をマーク。今季初の中5日で首位・ヤクルトに大きな1勝を挙げ、涼しげな表情でお立ち台に上がった。「試合に入ったら相手がどうとかは関係ない。自分の投球ができて、ホッとしている」一回、山田に被弾。二回以降もたびたび得点圏に走者を背負ったが、ゼロを並べた。4番・村上には一回2死無走者で、丁寧に外角を攻めて遊ゴロ。三回2死三塁では際どいところを突き、3ボールとなった後に申告敬遠。五回2死無走者では一転して内角直球を4球投じて左飛に打ち取り、チームとして2戦連続で無安打に封じた。プロ7年目の進化だ。この日と同じく原樹理(東洋大)と投げ合った駒大4年秋の東都大学リーグ入れ替え戦、運命の第3戦に六回途中9失点で敗れた。昨季、ヤクルトの優勝がかかった10月26日(横浜)の登板も3回5失点でノックアウトされた。「以前の僕は技術が100%という考えで、メンタルには全く興味がなかった。でも、メンタルの上積みがあれば、技術ももっと上がるんじゃないかって」昨年、知人を介して独自のメンタルトレーニング理論「辻メソッド」で知られるスポーツドクター、辻秀一氏(61)にオンラインで相談。自らのパフォーマンスを最大限に生かす思考を学んだ。今季は大事な試合の序盤に失点しても「自分のやるべきことにフォーカスするだけ」と切り替え、安定した投球を展開。自身最大の課題を克服した。1点を追う四回1死満塁では、初球を左前に運ぶ決勝の逆転2点打。原に対し通算6打数5安打は「たまたま」と笑みを浮かべながらも、昨季のシーズン3打点を超えて自己最多の4打点(通算10打点)とし「打席は決しておまけで付いているわけではない。自分も攻撃に参加したいという気持ちで立っている」と胸を張った。ヤクルトとの直接対決は残り4試合で6・5ゲーム差。厳しい戦いは続くが「1勝ずつ積み重ねるしかない。自分が投げる試合で丁寧に勝ちを積んでいければ」と気合を入れ直した。奇跡を信じ、最後までチームを引っ張る。(浜浦日向)★今永もデスターシャ 逆転打を放った今永は、一塁ベース上で左拳を胸の前で掲げ「デスターシャ」のポーズを披露した。元ネタはウクライナ出身の人気ユーチューバー、サワヤン兄弟の動画内の挨拶で、佐野や牧が本塁打パフォーマンスに取り入れている。サワヤンはこの日、横浜スタジアムで2度目の観戦。6月28日の前回に続きDeNAが勝利し、ツイッターに「まぁ、勝つよね」と投稿した。2人は、16日の広島戦(横浜)でセレモニアルピッチを務める。
◆連覇への道は平坦(へいたん)ではない。セ・リーグ首位のヤクルトは、2位・DeNAとの直接対決に敗戦。優勝へのマジックナンバーは11のまま点灯しているが、八回に村上宗隆内野手(22)が死球を受けて途中交代するなど後味の悪い試合に、高津臣吾監督(53)は厳しい表情を浮かべた。「(村上は)相当、痛がっていたので代えました。まともに食らっているので、相当痛いんじゃないかなと思います」屈強な肉体を持つ若き主砲も苦悶(くもん)の表情を浮かべた。八回、エスコバーの155キロの投球が右太ももを直撃。両膝に手をついた後、歩いて一塁へ向かった。その後は、オスナの三塁強襲内野安打で足を引きずりながら二進。九回の三塁守備には就かず交代した。高津監督は13日以降の出場について「なんとも言えない」と話すにとどめた。八回の攻撃では代打・青木が遊撃へのゴロで一塁を駆け抜けた後に足を引きずって歩いてベンチに戻った。打撃の主要3部門でトップに立つ村上を筆頭に、シーズン最終盤で主力の離脱だけは避けたい。DeNAとは6・5ゲーム差で残り16試合。まずは13日の巨人戦(神宮)に勝つことだ。「簡単じゃないので、ベストを探して、勝てるための努力をしていきたい」と高津監督。勝負の9月を一丸で走り切る。(赤尾裕希)
◆甘いボールは来なかった。村上といえども、今永クラスの投手にしっかり攻められたら、そうは打てないということだ。今永は立ち上がり、制球がままならず、山田に浮いたストレートを本塁打された。この投球ミスを引きずることなく、続く村上に対して、集中力を発揮した。外角スライダー、ボールになる内角速球を挟んで、外角スライダー、外角速球で遊ゴロ。真ん中に寄ってくる球はなかった。基本的には、内外角の投げ分け。速い球は内に、緩い球は外へ-。その徹底しかない。分かりやすい例はエンゼルスの大谷。今季、投手として飛躍したのは、スライダーと「対」になるツーシームを右打者の内角へ決められているからだ。もちろん、投げ分ける...と言葉にするのは、たやすい。それだけの制球力を身に着けていることが大前提であり、不可欠となる。村上は最後にエスコバーからぶつけられたが、案外と死球は少ない。厳しいコースへの制球力を持つ投手はプロ野球にも多くない...という現状の裏返しだろう。(本紙専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
73 | 52 | 2 | 0.584 (↓0.005) | M11 (-) |
16 | 560 (+1) | 511 (+7) | 156 (+1) | 66 (-) |
0.254 (-) | 3.560 (↓0.03) |
2 (-) |
DeNA |
65 | 57 | 2 | 0.533 (↑0.004) | 6.5 (↑1) |
19 | 444 (+7) | 467 (+1) | 100 (+1) | 47 (+1) |
0.253 (↑0.001) | 3.460 (↑0.02) |
3 (-) |
阪神 |
64 | 66 | 3 | 0.492 (↑0.004) | 11.5 (↑1) |
10 | 454 (+6) | 390 (+2) | 77 (+1) | 101 (-) |
0.244 (↑0.001) | 2.620 (↑0.01) |
4 (-) |
広島 |
62 | 68 | 3 | 0.477 (-) | 13.5 (↑0.5) |
10 | 505 (-) | 500 (-) | 83 (-) | 25 (-) |
0.255 (-) | 3.500 (-) |
5 (-) |
巨人 |
61 | 67 | 3 | 0.477 (-) | 13.5 (↑0.5) |
12 | 509 (-) | 551 (-) | 148 (-) | 61 (-) |
0.243 (-) | 3.770 (-) |
6 (-) |
中日 |
57 | 70 | 1 | 0.449 (↓0.003) | 17 (-) |
15 | 364 (+2) | 454 (+6) | 59 (-) | 55 (+1) |
0.246 (↓0.001) | 3.380 (↓0.02) |
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