西武(☆3対0★)日本ハム =リーグ戦23回戦(2022.09.11)・ベルーナドーム=
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日本ハム
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西武
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勝利投手:與座 海人(10勝6敗0S)
(セーブ:増田 達至(2勝4敗30S))
敗戦投手:ポンセ(3勝5敗0S)

本塁打
【西武】中村 剛也(11号・2回裏ソロ)

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◆西武は2回裏、中村のソロで先制に成功する。続く3回には源田の適時三塁打と森の犠飛で2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・與座が5回無失点。その後は5人の継投で完封リレーを展開し、與座は今季10勝目を挙げた。敗れた日本ハムは、打線が9残塁とつながりを欠いた。

◆西武山川穂高内野手(30)は日曜日によく打つ。今季の日曜日は76打数29安打、12本塁打、26打点で、打率は曜日別最高の3割8分2厘。9月に入って24打数1安打と不振の山川だが、相性の良い日曜日で安打を打てるか。

◆日本ハム近藤健介外野手(29)が通算1000試合出場を達成した。試合が成立した5回終了後に、杉谷から記念のパネルを手渡され、三塁側ベンチ前で掲げた。プロ野球517人目。初出場は12年7月4日オリックス戦(京セラドーム大阪)。10日西武戦(ベルーナドーム)ではプロ野球314人目の通算1000安打も達成して、この日と同じく杉谷から記念パネルを渡されていた。球団は記念グッズの受注販売を実施することを発表した。11日の試合終了後から21日までオフィシャルオンラインストアなどで受け付ける。詳細は球団サイトへ。○...近藤が11年目で通算1000試合出場を果たした。1000安打達成から一夜明け、この日も節目を迎えた。「本当にケガが多かった中でここまでやらせてもらったので、いろんな人に感謝したい」と頭を下げた。3打数1安打1四球で勝利にはつながらず、「チームがいい方向を向けるように、勝ちにつながるような打撃がしたい」と決意を新たにした。日本ハム近藤(1000試合出場)「腰もそうですし、ちょくちょくいろんなケガをして、その中でもトレーナーが毎日試合に出られるように準備してくれました。そういうところもなかったら、1000試合も出られてない」通算1000試合出場=近藤(日本ハム) 11日の西武23回戦(ベルーナドーム)に先発出場して達成。プロ野球517人目。初出場は12年7月4日のオリックス11回戦(京セラドーム)。

◆西武中村剛也内野手(39)が、先制の11号ソロを放った。2回先頭。カウント3-1から日本ハムのポンセの146キロツーシームを芯で捉えた。打った瞬間に分かる完璧な当たり。打球をながめながら、ゆっくり歩き出した。高々と放物線を描いた打球はバックスクリーン左のスタンドに飛び込んだ。前日10日も同点の場面で左前適時打を放っていた。9月に入り、打線が湿る中、ベテランが頼もしい。「打てて良かったです!」。ベンチでも「よっしゃー!」とガッツポーズをした。

◆日本ハム新庄剛志監督(50)が11日、西武戦(ベルーナドーム)の試合後に取材応対し、午後7時から生放送されるフジテレビ系音楽バラエティー特番「FNSラフ&ミュージック2022~歌と笑いの祭典~」の第2夜に生出演することを明かした。プロ野球のシーズン中に監督がバラエティー番組に生出演するのは極めて異例だが、しっかりとした目的を持ってフジテレビへ向かう。試合を振り返った後に、この後の予定を聞かれたBIGBOSSは「東京、行きます」と明言。10日の第1夜の放送中に行われた「直電!生ブッキング 明日来てくれませんか?」というコーナーで、元SMAPの中居正広(50)から直電を受けて、生出演のオファーを受けていた。快諾した理由を、明かした。新庄監督 なんで俺? みたいなね。あ、でもね、なんで出たいかっていうと、プロ野球、面白いじゃないですか。パ・リーグもセ・リーグもクライマックスシリーズも。プロ野球が面白いから、そのキーポイントになるのは俺たち、ファイターズがどういう戦いをして面白いペナントレースにできるかを、みんなに伝えたいなと思って。プロ野球を見てほしいってことで。そういう意味でも...しかし、俺にオファーを出すって(笑い)。単独最下位だから出したいんでしょ。でも、その期待にも応えたいとこなんで。何て言われようが別にね。前代未聞っていうこともいっぱいしてきているから。部屋でボーッとしていても、スタジオに行っても一緒でしょ。まあまあ、見ておいて下さい。生放送。出演時間は、いつになりそうか問われたBIGBOSSは「19時から23時の間までに行けばいいから、たぶん20時すぎくらいじゃないかな。あと、上戸彩ちゃんと、もう1人? が、どういう時間帯で来るのか分からないから。まあまあ出ても30分くらい...」というイメージを話して、球場を後にした。

◆1軍復帰した金子侑司外野手(32)が追加点を演出した。この日、昇格して即「1番レフト」でスタメン。1-0と1点リードの3回先頭。日本ハム・ポンセの145キロ直球に振り負けなかった。打球は右中間を抜け、俊足を飛ばして三塁打とした。球場のボルテージを高めると、続く源田が右中間への適時三塁打を放ち、悠々と生還した。さらに森が中犠飛を放ち、2点が追加された。5回にも左前打を放ち、2安打。リードオフマンの役目を果たした。金子は5月20日日本ハム戦で右太もも裏の肉離れ。8月2日に1軍復帰を果たしたが、翌3日に再び同じ箇所を痛め、回復に励んでいた。低調な打線の起爆剤として期待され、この日に昇格した。3回の守備でも前方への飛球をスライディングキャッチしていた。金子は「緊張した。でも期待して起用してもらったと思うので何とか期待に応えたいという気持ちだった」と振り返った。

◆日本ハムはリーグワーストとなる今季18度目の完封負けを喫した。打線はアンダースローの与座を捉えきれず、6回以降は西武救援陣に抑え込まれて、6回3失点と好投した先発ポンセを援護できなかった。

◆出られなかった鬱憤(うっぷん)。完全には拭い切れない再発の不安を必死に封じ込めながら、バットに魂を宿した。度重なる右太もも裏肉離れから1軍復帰の西武金子侑司外野手(32)が、苦しむ打線につながりをもたらした。昇格即「1番左翼」で出場。4打数2安打で好機を演出した。3回。第2打席は先頭打者で巡ってきた。「本当に緊張してた。何とか前に飛ばそう」。フルカウントからの7球目、145キロ直球に振り負けない。打球は中堅のわずか先を抜けて右中間への三塁打となった。この一打が9月のチーム打率1割6分と不振だった打線につながりを与えた。続く源田が右中間へ適時三塁打。さらに森が中犠飛。効率よく2点が追加された。金子は5回にも左前打を放ち、4打席で22球を投げさせたのも価値があった。10日昼に昇格を伝えられ、松井ヘッドコーチからも直接電話で「頼むぞ」と起爆剤になることを期待され、それに応えた。負の連鎖の始まりは5月20日。一塁を駆け抜けた時、右太もも裏を肉離れ。2カ月以上のリハビリを経て、1度は8月2日に1軍復帰も、その試合の8回の内野安打で再発。激痛を隠し、交代を申告しなかったのは「情けなさすぎて...」。わずか1日で逆戻り。またもどかしい日々が始まった。「またやるかもしれない」。恐怖心がゼロとは言えない。だが試合に出る以上は関係ない。「万全だと思ってもらって大丈夫。本当はずっと活躍したかったですけど、何とか最後だけでも力に」。残り13試合の決戦。出られなかった時がある分、強い覚悟の金子が帰ってきた。【上田悠太】▽西武辻監督(金子の活躍について)「なんかうれしくなってくるよね。源田がまた生き生きなったし」○...中村が先制の11号ソロを放った。2回先頭。バックスクリーン左に運び、史上18人目の通算1300打点にも到達。ベンチでは「よっしゃ」と感情を出した。「思うようなゲームができていなかった。先制本塁打を打てて、今日はよかった」。前日10日も9回に同点打を放った。打線が低調の中、21年目のベテランがひときわ頼もしい。○...与座はお立ち台で大粒の涙を流した。5回を4安打3四球も無失点。今季は9勝から3度足踏みしたが、自身初の2桁勝利に到達した。18年にトミー・ジョン手術など育成落ちも経験したサブマリン右腕は「本当にファンの皆さんの声援が力になっています。まだ終わりじゃない。次に向けて全力で頑張ります」と言葉に詰まりながら、さらなる活躍を誓った。

◆日本ハムが西武23回戦(ベルーナドーム)でリーグワーストとなる今季18度目の完封負けを喫した。新庄剛志監督(50)が序盤から繰り出した作戦も得点にはつながらず、少ない好機を生かせなかった打線は、最後まで相手投手陣の前に沈黙。6回3失点と好投した先発ポンセを援護できず、激しい優勝争いを繰り広げる西武に完敗した。BIGBOSSが息を切らしながらベルーナドーム名物の長い階段を上がってきた。試合後の第一声は「何もないでしょ」。9残塁と好機は何度かつくりながらも、打線は誰もヒーローになれなかった。新庄監督も得点を生み出すための仕掛けはした。1回の攻撃。アンダースローの先発与座の立ち上がりを攻めて1死一、三塁。どんなサインを出すか、指揮官も悩んでいた。新庄監督 ダブルスチールいこうかなと思ったけど、いつものように(捕手が)セカンドに投げたら(カバーに入った野手が)前に来て捕って(ホームへ送球)。そう来ると思ったから、一塁走者だけ走らせた。実行したのは一塁走者の二盗で、狙い通りに近藤は二塁を陥れた。もう1つ考えていたサインはエンドランだった。「一塁走者を走らせてエンドランで1点を取りにいこうかなと思ったんですけど、(打席の木村が)ちょっと下投げに目慣れしていないから、ゴロを転がせないかなと思って」と、好機を広げる作戦に切り替えて4番の一打を待ったが、はまらなかった。1死二、三塁から今季3度目の4番抜てきとなった木村は空振り三振。新庄監督も「ちょっとね、今日は木村くんがね。期待していたんですけど、アピールがなかったから。彼には期待しているので次に期待」と、前を向くしかなかった。これで完封負けはリーグワーストの18度目となった。「まあまあ、そういうシーズンだから。今年は挑戦。いろんなことをトライさせてもらっているので」と、BIGBOSSは割り切って言った。【木下大輔】○...ポンセが6回3失点で5敗目を喫した。来日初登板となったベルーナドームのマウンドに適応するのに苦労し、先取点を奪われた。新庄監督からは伊藤とともに抑え候補に上がっているが、次回も先発予定。ポンセは「チームが勝つチャンスを与えられるような投球をしたい。クラシックユニホームを着るのが非常に楽しみ」と本拠地登板を心待ちにした。

◆西武・中村剛也内野手(39)が11号先制ソロを放った。0-0の二回先頭。日本ハム先発・ポンセの速球を捉えた打球はバックスクリーン左横に飛び込む文句なしの一発となり「打ったのはツーシーム。打ててよかったです」と笑顔で振り返った。

◆日本ハム・近藤健介外野手(29)が「3番・左翼」で先発出場し、NPB史上517人目となる通算1000試合出場を達成した。近藤は2012年7月4日のオリックス戦(京セラドーム)で代打でプロ初出場。プロ11年目の今季、節目に到達した。前日10日には、通算999試合目の出場で通算1000安打を達成していた。

◆西武が連敗を3で止めた。二回に中村の11号ソロで先制し、三回は源田の適時三塁打と森の犠飛で突き放した。与座が5回無失点で自身初の10勝目、増田が30セーブ目を挙げた。日本ハムは好機であと一本が出ず零敗を喫した。

◆日本ハムは序盤の好機を生かせず零敗を喫した。与座の立ち上がりを攻めて一回1死一、三塁としたが、木村が空振り三振、古川裕が遊飛。二回も2死一、二塁としたが、上川畑が一ゴロに倒れた。あと一歩で与座を捉えきれず、新庄監督は「タイミングをずらすのがうまい投手。下手投げの投手は(打者が)目慣れもしていないからね」と悩ましげだった。

◆日本ハムが、下手投げ右腕の与座に苦戦し、零封負けを喫した。4番に木村を据えるなど打順の組み替えも実らず、打線はわずか5安打。新庄監督は「(与座は)テンポがいい。なかなか見慣れていないから(厳しかった)」と振り返った。6回3失点とした先発ポンセについては、チームの状況次第で抑えで起用する見通しを示していたが「もう1回(先発で)投げてもらう」と説明した。

◆ヒーローインタビューで涙があふれた。西武・与座が5回無失点。プロ5年目で初の2桁、10勝目を挙げた。1年目の2018年10月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術を受け、育成契約となった過去を振り返り「ファンの声援が力になっている。勝てて本当にうれしい」と感慨に浸った。8月13日に9勝目を挙げてから自身3連敗。「ふがいない投球が続いていたので今日こそはという気持ちで挑んだ」と語った。

◆西武は11日、日本ハム23回戦(ベルーナ)に3-0で勝ち、連敗を3で止めた。中村剛也内野手(39)が、0-0の二回に11号の先制ソロを放って勝利に貢献した。2019年以来、3年ぶりのリーグ優勝を目指すチームは、自力優勝の可能性を1日で復活させ、首位・ソフトバンクとゲーム差なしの2位に再浮上。12日からのソフトバンクとの直接対決3連戦(ペイペイドーム)へ、頼もしいベテランスラッガーが勢いをつけた。豪快な決勝アーチは、リーグVへの架け橋だ。大きな拍手を背に、中村がクールな表情でダイヤモンドを一周。ナインの祝福を受けると、ダッグアウトで珍しく「よっしゃー」と拳を握った。「感触は良かった。カウントが3-1になったので甘い球を、しっかり打ちにいこうと思った」振り返ったのは0-0の二回先頭の場面。ポンセの146キロの速球を捉え、バックスクリーン左にたたきこんだ。プロ21年目の今季は開幕から打率1割台と不振が長引き、6月には右手親指痛で1カ月近く離脱。復帰後も苦しんだが、ここに来て本来の姿を取り戻しつつある。8月は、4日のオリックス戦で5月14日以来の一発となる5号2ランと自身3年ぶりのサヨナラ弾をマーク。同12日の楽天戦では史上14人目の通算450本塁打を達成するなど、月間5本塁打を放った。首位から4位まで2・5ゲーム差にひしめく大混戦だが、ベテランはどこ吹く風。「(他球団の結果を)気にしているかと言うと気にしてない。昨日のオリックス-ソフトバンクも、どっちが勝ったか朝のヤフーニュースで知りました」とニヤリ。どっしりと構え、自身の仕事に集中する。チームは自力優勝の可能性が復活し、2位に再浮上。453本目のアーチで勝利に導いた〝おかわり君〟は「集中するところは集中して、抜くところは抜く。最後にばてちゃ意味がない」とうなずいた。入団から2度の日本一と5度のリーグ優勝を経験した百戦錬磨の大砲が、3年ぶりの〝おかわりV〟を涼しげに見据えた。(石井孝尚)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ソフトバンク
65582 0.528
(↑0.003)
-
(↓1)
18476
(+4)
425
(+3)
90
(+2)
72
(+3)
0.254
(-)
3.170
(↑0.01)
2
(1↑)
西武
67603 0.528
(↑0.003)
0
(↓1)
13430
(+3)
396
(-)
109
(+1)
56
(+1)
0.230
(-)
2.640
(↑0.02)
3
(2↓)
ORIX
68611 0.527
(↓0.004)
0
(-)
13439
(+3)
406
(+4)
75
(-)
61
(-)
0.246
(-)
2.790
(↓0.01)
4
(-)
楽天
63612 0.508
(↑0.004)
2.5
(↑1)
17478
(+3)
458
(+2)
91
(+1)
87
(-)
0.246
(-)
3.490
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
61641 0.488
(↓0.004)
5
(-)
17426
(+2)
454
(+3)
84
(-)
113
(-)
0.228
(↓0.001)
3.200
(-)
6
(-)
日本ハム
51733 0.411
(↓0.004)
14.5
(-)
16397
(-)
470
(+3)
87
(-)
81
(+1)
0.231
(-)
3.450
(-)