広島(★0対7☆)巨人 =リーグ戦25回戦(2022.09.11)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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巨人
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広島
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勝利投手:赤星 優志(5勝5敗0S)
敗戦投手:遠藤 淳志(4勝7敗0S)

本塁打
【巨人】丸 佳浩(26号・1回表2ラン),ウォーカー(21号・2回表ソロ),中田 翔(20号・3回表2ラン),ウォーカー(22号・8回表ソロ)

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◆巨人は初回、丸の2ランで先制に成功する。その後は2回表にウォーカーのソロ、3回に中田の2ランが飛び出すなど、一発攻勢で試合を優位に進めた。投げては、先発・赤星が5回2安打無失点で今季5勝目。敗れた広島は先発・遠藤が乱調で、打線も無得点と振るわなかった。

◆巨人アダム・ウォーカー外野手(30)が、豪快な"ズッキュン砲"を決めた。2点リードの2回1死、広島遠藤の114キロのカーブを捉えた。打った瞬間スタンドインを確信する4試合ぶりの21号ソロ。左中間席までパワーで持って行った。■「大事な一戦で打てて良かった」三塁側ベンチに戻ると、定番となっている頭上にハートマークを作る"ズッキュンポーズ"を披露し、ポランコとジャンピングハイタッチも見せ「緩いボールにしっかりと我慢して、芯で捉えることができました。大事な一戦で打てて良かったよ」と喜んだ。

◆巨人中田翔内野手(33)が、故郷広島の地で20号2ランを放ち、チームで15年ぶりの20発クインテットを完成させた。3点リードの3回2死一塁、広島遠藤の141キロ直球を捉え、弾丸ライナーで左中間席に運んだ。2年ぶり9度目の20本塁打とし、「その前のファウル(3球目)はいい感じでスイング出来ましたが、少しタイミングが早くなってしまいました。最後のストレートは修正してしっかりと打つことができて良かったです」と打席を振り返った。この一打で26本塁打の丸、25本塁打の岡本和、21本塁打のポランコ、21本塁打のウォーカーに続いて大台に到達。20発クインテット完成は、巨人では07年(高橋由伸35本、阿部慎之助33本、小笠原道大31本、李承■30本、二岡智宏20本)以来15年ぶり4度目となった。※■は火ヘンに華

◆巨人丸佳浩外野手(33)が、かつての本拠地でプロ通算250号を達成した。1回1死一塁、広島の先発遠藤の4球目、122キロのスライダーを右翼席へ運んだ。26号先制2ランは、プロ15年目での250本塁打という節目の一発に。生還後にベンチ前のチームメートと丸ポーズで喜び合った後、記念ボードを手渡された。ヘルメットを取ってスタンドに頭を下げると、広島ファンからも温かい拍手が送られた。丸は「失投だと思いますが、しっかりと強くたたくことができました。(250号について)たくさんの人に支えられて達成できました。感謝の気持ちを忘れずに、次の1本を目指して頑張ります」とコメントした。通算250本塁打=丸(巨人) 11日の広島25回戦(マツダスタジアム)の1回、遠藤から今季26号を放って達成。プロ野球68人目。初本塁打は広島時代の11年4月19日の横浜1回戦(横浜)で大家から。

◆巨人アダム・ウォーカー外野手(30)が、来日後初の1試合で"ズッキュン砲×2"を決めた。8回先頭、広島森の内角低めカットボールをすくい上げた。打った瞬間スタンドインを確信する特大の22号ソロ。「有利なカウントだったので芯で強く打つことだけを思っていました。思った通りのバッティングができたし、2本打てて最高だよ」と初の1試合2本塁打に、味方ナインとハートポーズで喜びをかみしめた。2点リードの2回1死には遠藤の114キロのカーブを捉え4試合ぶりの21号ソロ。「緩いボールにしっかりと我慢して、芯で捉えることができました。大事な一戦で打てて良かったよ」と話していた。

◆巨人が負ければV消滅の一戦で完勝し、連敗は2でストップ。広島との最終戦で、20年以来2年ぶりとなる勝ち越しを決めた。■メモリアル「丸ポーズ」で流れが巨人に1発攻勢で、広島の先発遠藤を豪快にKOした。勢いを呼び込んだのは、かつて広島でプレーした丸佳浩外野手(33)だった。1回1死一塁、スライダーを右翼席へ運んだ。かつての古巣で節目の一発を決めた丸は「たくさんの人に支えられて達成できました。感謝の気持ちを忘れずに、次の1本を目指して頑張ります」と、感謝を口にした。■4試合ぶりに"ズッキュン砲"さくれつ2回にはアダム・ウォーカー外野手(30)が打った瞬間に本塁打と分かる21号ソロを左中間席へ。三塁側ベンチに戻ると、頭上にハートマークを作る"ズッキュンポーズ"を披露し、ポランコとジャンピングハイタッチ。「緩いボールにしっかりと我慢して、芯で捉えることができました。大事な一戦で打てて良かったよ」と声を弾ませた。8回には22号ソロを放ち、この日2度目の"ズッキュンポーズ"を見せた。■とどめは「翔タイム」で20発クインテットが完成3回は4番が魅了した。2死一塁、中田翔内野手(33)が左中間へ20号2ラン。2年ぶり9度目の20号到達に「その前のファウル(3球目)はいい感じでスイング出来ましたが、少しタイミングが早くなってしまいました。最後のストレートは修正してしっかりと打つことができて良かったです」とコメント。これで丸、岡本和、ポランコ、ウォーカーに続いて大台に到達した。20発クインテット完成は、巨人では07年(高橋由伸35本、阿部慎之助33本、小笠原道大31本、李承■30本、二岡智宏20本)以来15年ぶり4度目となった。■打線の援護に、ルーキー右腕も奮闘先発の赤星優志投手(23)は3回、4回とピンチを招いたが切り抜けて5回2安打無失点。5月3日に3回1/3を11安打12失点でKOされて以来となるマツダスタジアムでの先発マウンドで5勝目を手にし、自身のリベンジを成し遂げた。※■は火ヘンに華

◆前夜20安打15得点の広島打線が沈黙し、巨人に大敗した。4年連続のV逸が確定。同時に20年以来2年ぶりの巨人戦シーズン負け越しも決まった。21年は12勝12敗1分けと対戦成績が5分だったため、3年連続巨人戦勝ち越しなしとなった。■先発遠藤が3被弾5失点と炎上先発の遠藤淳志投手(23)は毎回被本塁打で3回途中でKOされた。初回1死一塁で丸佳浩外野手(33)に先制2ランを浴びた。丸はこれでプロ入り通算250号を達成した。0-2の2回1死ではアダム・ウォーカー外野手(30)にソロを浴びた。3回2死一塁では中田翔内野手(33)に2ランを許した。この回さらに四球と安打を許したところで降板。今季最短の2回2/3を5失点と炎上した。遠藤は直近7戦で11被弾。今季の被本塁打17はヤクルト・サイスニードと並んでリーグワーストタイ。■10試合を残し4年連続V逸決定残り試合に広島が全勝し、首位ヤクルトが全敗しても、勝率でヤクルトを上回れないため、広島の優勝の可能性が消滅した。V逸は4年連続。■マツダスタジアム通算500勝もお預けこの試合に勝利していれば、マツダスタジアム通算500勝を達成していたが、それもかなわなかった。09年の開業以来、同球場での成績は954試合499勝418敗37分けとなった。5位巨人にはゲーム差なしに迫られ、自力CS進出の可能性が再び消滅した。

◆前夜20安打15得点の広島打線が沈黙し、巨人に大敗した。4年連続のV逸が確定。同時に20年以来2年ぶりの巨人戦シーズン負け越しも決まった。21年は12勝12敗1分けと対戦成績が5分だったため、3年連続巨人戦勝ち越しなしとなった。佐々岡真司監督(55)は「こういう結果になったのは監督である僕の全責任。申し訳ない」と口にした。

◆巨人が負ければV消滅の一戦で完勝し、連敗は2でストップ。広島との最終戦で、20年以来2年ぶりとなる勝ち越しを決めた。■12安打4本塁打と打線が活性化1発攻勢で、広島の先発遠藤を豪快にKOした。1回1死一塁、丸佳浩外野手(33)がかつての本拠地で通算250号となる先制の26号2ラン。2回にはアダム・ウォーカー外野手(30)が21号ソロ、3回2死一塁では中田翔内野手(33)が左中間に2年ぶり9度目の20号到達となる2ラン。丸、岡本和、ポランコ、ウォーカーに続いて大台に到達し、15年ぶりに20発クインテットを完成させた。■投手陣も無失点リレー先発の赤星優志投手(23)は5回2安打無失点でゲームをつくって5勝目。6回からは4投手が無失点でつないだ。

◆巨人丸佳浩外野手が慣れ親しんだ古巣・広島の夜空にメモリアルアーチを届けた。1回1死一塁、遠藤の甘く入ったスライダーを逃さずに仕留めた。右翼席への26号先制2ラン。15年目にして通算250本塁打に到達した。「(プロに)入ったときはホームランなんて望めるような選手ではなかった。こうやって250本打てたことは、頑張ればみんななれるのかなと思いますし、しっかり練習してきて良かったなと思います」と周囲のサポートに感謝した。「あくまでホームランは自分の中ではおまけみたいなもの」とヒットの延長として捉える。250本のうち、約3割の80本はマツダスタジアムに届けてきた。ベンチ前で記念ボードを手にスタンドに頭を下げると「僕の勘違いかもしれないですけど、球場のみなさんから温かい拍手もいただきましたし、感慨深いものがありますね」としみじみ言った。負ければ2年連続のV逸決定となる一戦で、丸が先制パンチでチームを広島相手に2年ぶりの勝ち越しへと導き、CS進出への望みをつないだ。【小早川宗一郎】○...中田が地元で2年ぶり9度目の20号に到達した。3回2死一塁、左中間への1発でチーム15年ぶりの20発クインテット(丸、岡本和、ポランコ、ウォーカー、中田)を完成。「他の選手が打てば点が入っているということ。いい流れで打席に立たせてもらってます」と感謝した。練習前には外野を走るなど調整も工夫し、好調を持続。「CSを争っているという意味でも、この勝ちは大きいと思います」とうなずいた。▽巨人原監督(広島戦の勝ち越しに)「まだまだ試合は続くしね。明日以降の戦い方(が大事)というところですね」▽巨人赤星(4カ月前に4回途中12失点でKOされた球場で5回無失点で5勝目)「マツダで最後だったので来年に悪いイメージを残さないようにというのもあったけど、CSに向けて大事な戦いになると思った。初回から全力でいった」▽巨人坂本(6回2死一、三塁、中押しとなる左前適時打を放ち、2カ月ぶり、通算177回目の猛打賞)「追い込まれていたので、なんとかくらいついていきました。赤星が粘り強く投げていたので、追加点を取りたいと思っていました」▽巨人ウォーカー(8回、左翼席上段への22号ソロを放つなど、来日初の1試合2本塁打)「思った通りのバッティングができたし、2本打てて最高だよ。大事な一戦で打てて良かった」

◆巨人のドラフト3位ルーキー赤星優志投手(23)が、マツダスタジアムでリベンジを果たした。右打者の内角に食い込むツーシームを中心に広島打線を5回2安打無失点に封じた。「初回から全力でいって、最初の時も、前回も初回にやられていたので、立ち上がりしっかりしようと思って入りました。最初、よかったと思います」と出し切った。■悪夢を払拭4カ月前。5月3日の広島戦(マツダスタジアム)の苦い思い出がある。広島打線にめった打ちにされ、4回途中11安打12失点(自責3)。今季最後のマツダスタジアムでの一戦で悪夢を払拭(ふっしょく)し、「切り替えがプロの世界では大事っていう風に1年通して学んだ。完全に(打たれた印象を)消せたかどうかは分からないですけど、目の前の勝負を意識して投げました」と持ち前のポーカーフェースで淡々とアウトを重ね、初の自身2連勝を飾った。

◆巨人・坂本勇人内野手(33)が、8月30日のヤクルト戦(京セラ)以来、10試合ぶりに2番で先発する。

◆広島の元選手で現在は駐米スカウトのブラッド・エルドレッド氏(42)=が同職のシュールストロム、マクレーン両氏とともに試合前練習を視察した。一塁ベンチ前で菊池涼介内野手(32)、元広島で現巨人の丸佳浩外野手(33)と仲良くスリーショットに収まる一幕があった。同氏は2012年から18年まで球団助っ人では最長となる7シーズン在籍し、球団歴代2位の133本塁打を放つなど赤ヘル助っ人史に残る活躍をみせた。

◆巨人・丸佳浩外野手(33)がプロ野球史上68人目となる通算250本塁打を達成した。一回1死一塁で回ってきた第1打席。カウント2-1から遠藤が投じたスライダーを捉え、右翼席にたたき込んだ。先発・赤星を援護する先制26号2ランで節目の大台に到達。ベンチ前で記念ボードを掲げると、古巣・広島のファンからも温かい拍手が送られた。

◆巨人・中田翔内野手(33)が三回、左中間席へ20号2ランを放った。広島・遠藤が投じた外角の141キロ直球を左中間席へ。生まれ故郷でもある広島の夜空にアーチをかけた。今季は規定打席未到達ながら、31本塁打を放った2020年以来2年ぶり9度目となる20号で、通算283本塁打とした。後半戦は4番に座る中田は、9月も好調をキープして9試合で4本目の一発。一回に丸が放った26号2ラン、二回のウォーカーの21号ソロに続き、3イニング連続の本塁打でチームは5-0とリードを広げた。

◆広島・遠藤淳志投手(23)が敗れればリーグ優勝の可能性が消滅する一戦に先発したが58球を投げ2回?を6安打5失点でKOされた。降板直後には一塁ベンチで悔し涙を流した。一回1死一塁で、元広島の主砲の丸に通算250号となる26号先制2ランを浴びると、二回1死ではウォーカーに21号ソロを運ばれ追加点献上。三回2死一塁で中田20号2ラン、さらに岡本を四球で歩かせると、大城に右前打を浴びたところで佐々岡監督はタオルを投入した。遠藤は前回3日のDeNA戦(マツダ)は7回無失点で白星。試合前時点で4勝6敗、防御率3・32の成績を残しているが、大事な一戦で先発の役割を果たすことができなかった。

◆巨人・坂本勇人内野手(33)が六回に適時打を放ち、通算177度目の猛打賞を達成した。「2番・遊撃」で先発した主将は5点リードの六回2死一、三塁、右腕の玉村のチェンジアップを左前へ運ぶ適時打で6点目をもたらした。一回に左前打、五回にも中前打を放っており、7月3日の広島戦(マツダ)以来約2カ月ぶりの3安打で、歴代7位の通算猛打賞記録を「177」に伸ばした。歴代6位で少年時代の憧れでもある松井稼頭央(西武など)、福本豊(阪急)の「178」まであと1と迫った。

◆慣れ親しんだ地で節目の記念ボードを掲げると、古巣のファンからも温かい拍手が送られた。巨人・丸がプロ野球68人目となる通算250本塁打を達成した。「(250本塁打は)たくさんの人に支えられて達成できた。感謝の気持ちを忘れずに、次の1本を目指して頑張ります」一回1死一塁で回ってきた第1打席。遠藤が投じたスライダーを一閃。「しっかりと強くたたくことができた」と右翼席中段までかっ飛ばす先制26号2ラン。11年所属した古巣のファンの前で大台にたどりついた。丸の節目を祝うように打線が奮起した。2-0の二回にはウォーカーが4試合ぶりの21号ソロ。「緩いボールにしっかりと我慢して芯で捉えることができた」と胸を張った。さらに三回には中田が20号2ランと続き、3イニング連続の一発で広島・遠藤をKOした。中田が2年ぶり9度目の20号に到達し、丸、岡本和、ポランコ、ウォーカーとの20発クインテットが完成。球団では、2007年の高橋由伸、阿部慎之助、小笠原道大、イ・スンヨプ、二岡智宏以来、15年ぶりとなった。序盤から超重量打線が一発攻勢でたたみかけ、今季5勝目を狙う先発・赤星を援護した。(樋口航)

◆広島は投打ともに振るわず、4年続けてリーグ優勝を逃すことが決まった。佐々岡監督は「優勝を目指してやってきた中でこういう結果になったのは申し訳ない。監督である僕に全責任がある」と肩を落とした。前回3日のDeNA戦で好投した遠藤が誤算だった。三回まで毎回本塁打を浴び、5失点でこの回途中KO。10日に20安打、15得点した攻撃陣も元気がなく、5位巨人にゲーム差なしに迫られた。

◆巨人が快勝で連敗を2で止めた。来日1年目のアダム・ウォーカー外野手(30)が2本塁打を含む3安打に加え、六回には三盗に成功。原辰徳監督(64)は「守備力もだいぶ出てきている。走塁も積極性も出てきている。とてもいいと思いますね」と目を細めた。この日は2番から7番に打順が変更されたが、二回に21号ソロ、八回にも22号ソロを放つなど持ち前の長打力を存分に発揮。六回先頭で二塁打を放った際には迫力のヘッドスライディングで三盗を決めた。試合後にヒーローインタビューに登場した助っ人は「打撃でチームに貢献できればと思っているけど、守備でも走塁でも自分がチームの勝利のためにできることを心がけています」と胸を張った。来日当初は送球難など守備に課題があったが、シーズンが進むにつれて上達。最近は走攻守でチームに貢献している。

◆広島が完封負けを喫して今季残り10試合を残して2018年以来のリーグ戦の優勝の可能性がなくなった。試合後の佐々岡真司監督(55)の主な一問一答は次の通り。ーー先発の遠藤は3被弾で2回?を6安打5失点で7敗目(4勝)。一~三回まで本塁打を浴びた「まあそうですね。立ち上がりから、変化球が高めに浮いている。まったく相手も崩されるような体勢になっていない。甘めにいっているし、腕がちゃんと振れていない。(丸、ウォーカー、中田ら)ホームラン打者が(打線に)多い中で、甘い球は見逃してくれない。変化球を投げるなら考えながらやらないと。一発をよく打たれているので、繰り返してはいけないと思う」ーー巨人はクライマックスシリーズ進出を争うライバルで、敗れれば優勝の可能性がなくなる一戦でもある。気負いがあった「そこはどうでしょうね。当然気持ちは入っている」ーー0─5の五回から3番手で登板した玉村はプロ入り後初めて中継ぎで起用「(中継ぎとして計算できる)戦力だから(ベンチに)入れている」ーー打線は10日のヤクルト戦の20安打15得点が一転、5安打の零封負け。相手投手が上回った「そうそうね。毎回毎回そう何回も打てるわけではない。よくこういうことがある中で、相手のピッチャーにうまくやられた。あと一本が出なかった。先制されて、ああいう形になったので、もう打っていくしかない、つないでいくしかないという中で、一本がでなかったということ」ーー2018年以来のリーグ優勝の可能性が消滅した「1年間優勝を目指してやってきた中で、こういう結果になったのは申し訳ない気持ち。こういう結果になったのは監督である僕の全責任だと思います。申し訳ないなと思います」

◆月明かりが照らすグラウンドで、節目の記念ボードを掲げた。巨人・丸佳浩外野手(33)が一回に先制の26号2ランを放ち、プロ野球68人目となる通算250本塁打を達成した。「たくさんの人に支えられて達成できた。僕の勘違いかもしれないですけど温かい拍手もいただきましたし、(マツダでの達成に)感慨深いものがあります」11年間在籍した古巣のファンに思いを巡らせる辺りが、丸らしいところ。遠藤が投じたスライダーを捉え、かつての本拠地の右翼席に運んだ。積み上げた250本。最も印象深いのは、広島在籍時の2018年8月23日のヤクルト戦(マツダ)での本塁打だという。3点を追う九回に同点3ランをマーク。サヨナラ勝ちへつながり、リーグ3連覇に歩を進めた。33歳の〝練習の虫〟は「(プロに)入ったときはホームランなんて望める選手ではなかった。しっかり練習してきて良かった」と目を細めた。この一発を号砲に、チームは三回まで毎回アーチ。丸、岡本和、ポランコ、ウォーカーに加え、三回に2ランを放って中田も20本塁打に到達した。「20発クインテット(5人編成)」の実現は球団では2007年以来、15年ぶり。負ければ優勝の可能性が完全消滅していた一戦を一発攻勢で制し、クライマックスシリーズ(CS)進出を争う4位・広島にゲームなしと迫った。このカード最終戦で勝ち越しを決め、3位・阪神とは1・5ゲーム差。原監督は「まだまだ試合は続く。(大事なのは)明日以降の戦い方というところ」と気を引き締めた。(樋口航)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
73512 0.589
(↑0.004)
M11
(-)
17559
(+1)
504
(-)
155
(-)
66
(+1)
0.254
(-)
3.530
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
64572 0.529
(↓0.004)
7.5
(↓1)
20437
(-)
466
(+1)
99
(-)
46
(-)
0.252
(-)
3.480
(↑0.02)
3
(-)
阪神
63663 0.488
(↑0.004)
12.5
(-)
11448
(+5)
388
(-)
76
(-)
101
(-)
0.243
(-)
2.630
(↑0.02)
4
(-)
広島
62683 0.477
(↓0.004)
14
(↓1)
10505
(-)
500
(+7)
83
(-)
25
(-)
0.255
(↓0.001)
3.500
(↓0.02)
5
(-)
巨人
61673 0.477
(↑0.005)
14
(-)
12509
(+7)
551
(-)
148
(+4)
61
(+1)
0.243
(-)
3.770
(↑0.03)
6
(-)
中日
57691 0.452
(↓0.004)
17
(↓1)
16362
(-)
448
(+5)
59
(-)
54
(+1)
0.247
(-)
3.360
(↓0.02)