◆ヤクルトが投手戦を制した。ヤクルトは5回表、2死三塁の好機から小川が適時打を放ち、先制に成功する。投げては、先発・小川が7回無失点の好投。その後は清水、マクガフの継投で虎の子の1点を守り抜いた。敗れたDeNAは、打線が7安打無得点とつながりを欠いた。

◆俳優の小沢仁志（60）が、DeNA－ヤクルト20回戦（横浜）でセレモニアルピッチを務めた。「I☆YOKOHAMA SERIES」のスペシャルユニホームに袖を通し、グラウンドに登場。三浦大輔監督（48）に「1球、勝負しようか」とサプライズ対戦を要求した。注目の初球は、大きく高めに外れ「今のは編集でカットして」と2球目を投じ、三浦監督が遊撃にゴロをはじき返し「ナイスバッティング」と笑顔でたたえた。小沢は三浦監督と親交が深く、シーズン終盤戦の応援ゲストとして来場。選手飛び出しコールにも登場した。三浦監督は、試合前取材で「『気合入れにいくから』という連絡もいただいてますから、気合入れにきてもらいます」と心待ちにしていた。

◆DeNA森敬斗内野手（20）が遊撃守備で自慢の強肩を披露した。0－0の2回、ヤクルト先頭オスナの三遊間深い当たりを逆シングルでキャッチ。捕球後も慌てることなく、力強く腕を振って一塁へ送球した。アウトの判定だったが、駆け抜けたオスナがセーフを主張。高津監督がリクエストを要求したが、リプレー検証でもアウトのままだった。2位DeNAは6・5ゲーム差で首位ヤクルトとの2連戦を迎えた。1敗でもすれば、ヤクルトに優勝マジックがつく。負けられない一戦で、若手が好プレーを見せた。

◆DeNAが、首位ヤクルトとの2連戦初戦に敗れ、優勝マジックの再々点灯を許した。ヤクルト先発小川の緩急を有効に使った投球の前に7回を無得点。8回は清水、9回はマクガフからチャンスを作りながら、あと1本が出なかった。先発大貫は、7回1失点と好投しながら、5回に投手の小川に浴びた適時打での1点が痛かった。この日は6月28日～30日の阪神戦で開催された「I☆YOKOHAMA SERIES」で着用したスペシャルユニホームを再着用。3連勝した験を担いだが、不敗神話も止まった。試合後、インタビュアーに心境を聞かれた三浦監督は「悔しいです」と一言。12日の2戦目に向け「まだまだ終わりじゃないので頑張ります。明日、何としても全員で取れるようにやっていきます」と声を振り絞るように話した。チームは、本拠地横浜スタジアムでの連勝が5でストップ。これで、8月14日からヤクルトとの対戦は5連敗を喫し、通算7勝13敗とされ、ゲーム差は7.5に広がった。

◆ヤクルト村上宗隆内野手（22）は3打数無安打1四球だった。初回2死一塁で、DeNA大貫に見逃し三振。外に真っすぐ系を4球続けられ、カウント2－2から5球目の内角スライダーに反応できなかった。4回1死走者なしで、大貫に左飛。直球中心に攻められ、最後はカウント2－2で外から入ってくるスライダーに倒れた。6回2死走者なしで、大貫に中飛。カウント1－1から外寄り高めに浮いた145キロを捉えた。当たりは良かったが、中堅桑原に好捕された。8回2死一塁で、伊勢から四球を選んだ。カウント3－1となり、最後は勝負を避けられた。9日の広島戦（神宮）で歴代単独6位となる53号ソロを放ったが、これで2試合続けて本塁打も、打点もなし。それでも、チームは2位DeNAとの直接対決2連戦初戦をとり、優勝マジック11を点灯させた。12日のDeNA戦で、3試合ぶりの1発とマジック減らしが期待される。

◆ヤクルトが優勝マジックを再々点灯させた。2位DeNAとの直接対決2連戦の初戦をものにし、マジック11。最速優勝日は9月18日だ。エースが投打に奮闘した。小川泰弘投手（32）が5回2死三塁で、DeNA大貫から先制の中前適時打を放った。好投を続ける相手右腕の直球が甘く入ったのを見逃さなかった。本職でも頼もしかった。2、3、4、5回と走者を出したが、緩急を巧みに使い、連打を許さない。7回5安打無失点で今季7勝目を挙げた。前日の広島戦は、15失点の大敗だった。先発サイスニードが3回途中9失点。チームとしても、3回に球団ワーストに1点と迫る1イニング12失点を喫した。高津監督は「全体的に先発ピッチャーが早い段階でビッグイニングを作られてしまうゲームが続いている。先発がゲームをつくっていく展開にしていかないと、なかなか難しいですね」と厳しい表情で話していた。そんな監督の憂いを吹き飛ばす、小川の投球だった。先発としてゲームをつくっただけでなく、バットでも貴重な先制打。投打にわたる活躍で、連覇へ大きく前進した。ヒーローインタビューでは「とにかく攻める気持ちで投げていきましたし、強力打線だったので、とにかく分断できるように、そういう思いで粘っていこうと持って投げることができました。キャッチャーの中村としっかり話しあって、緩急を使いながら。真っすぐもそんなに速くないので、速く見せられるように工夫しながら投げられたと思います」と胸を張った。5回の先制打については「必死に振りにいった結果が外野の前に落ちてくれて良かったです」と喜んだ。優勝マジック点灯には「まだまだ厳しい戦いが残っていると思います。油断せずに、チーム一丸となって、また明日の試合に集中して全力で戦いたいと思います」と口元を引き締めた。

◆ヤクルト小川泰弘投手が5回に先制適時打を放って、ヤクルトは1－0勝利。小川のV打は6月3日西武戦に次いで今季2度目だが、前回はソロ本塁打でスコアはこの日と同じ1－0。投手が自らのV打で1－0勝利を複数回記録したのは89年9月11日巨人戦、92年4月28日大洋戦でマークした北別府（広島）以来、30年ぶりで2リーグ制後6人目。江夏は阪神時代の68、69、73年と通算3度記録しているが、投手でシーズン2度は2リーグ制後初めてだ。

◆DeNA三浦大輔監督（48）が、ファイティングポーズを取って、首位ヤクルトに「反撃」を誓った。首位ヤクルトとの2連戦初戦に敗れ、ヤクルトの優勝マジックが再々点灯を許したが、試合後、指揮官は闘志を言葉に込めた。「光が消えたわけじゃないので。小さくはなったと思うけど、それを自分たちの手でもっともっと大きくできるように。あきらめが悪いので、しつこいくらい食らいついていけるように、また明日からやっていきます」と力を込めた。▽DeNA大貫（7回1失点の好投も、投手の小川に決勝打を浴び、7敗目）「先制点を与えてしまい、チームが負けてしまったことが悔しいです」

◆首位ヤクルトがエース小川泰弘投手（32）の投打にわたる活躍で、2位DeNAを下し、優勝マジック「11」を再々点灯させた。5回2死三塁、DeNA大貫から唯一の得点となる中前適時打をマークすると、投げては7回5安打無失点で今季7勝目を挙げた。最短で18日にも2年連続のリーグ優勝が決まる。9回2死二塁のピンチ。DeNAソトの痛烈な打球を、村上が188センチの長身を伸ばしてジャンピングキャッチ。勝利の瞬間、ベンチで見守っていた小川は「興奮して叫びました」と喜びをあらわにした。大事な一戦で投打に集中力を発揮した。5回2死三塁の打席では、大貫の4球目、内寄りの143キロ直球を捉え、中前に値千金の先制打。「必死に振りにいった結果が、外野の前に落ちてくれて良かったです」。6月3日西武戦の5回にもチーム唯一の得点となる1号ソロを放ち、1－0勝利の勝ち投手となっている。緊迫した展開に「何とかしたいなと。やっぱり0－0とか、すごい集中して振れたと思います」と、バットで再び結果を示した。本職の投球では、球速帯の違う2種類のチェンジアップと140キロ台中盤の直球で緩急を駆使し、DeNA打線を翻弄（ほんろう）。「とにかく攻める気持ちで投げていきました。真っすぐもそんなに速くないので、速く見せられるように工夫しながら投げられたと思います」とうなずいた。高津監督の信頼に応えた。7回2死二、三塁の追加点のチャンスで打順が回ったが、代打は送られなかった。三ゴロに倒れ追加点こそ奪えなかったが、その裏を3者凡退に抑えて流れを寸断。「自分が7回まで投げることが勝つ確率が上がる。そういう采配だと思って、責任を持って、なんとか最後まで力を振り絞った」と言う。ナイターで4時間17分を戦った翌日のデーゲーム。「昨日の試合がキツい試合だったですし。なんとか自分が引っ張れればなという思いは強かった」とうなずいた。主砲村上は3打数無安打1四球に終わったが、冷静な選手会長がチームを救った。7月29日にいったん消滅した際に「41」だったマジックは、「11」となって再点灯。チームスワローズが、2年連続の頂点へ、いよいよラストスパートに入る。【鈴木正章】▽ヤクルト高津監督（小川の好投に）　今日は小川のゲームだと途中で腹をくくりました。チャンスで（打席が）回ってきても、7回まではしっかり投げ切らそうと思ってました。

◆2位DeNAが、首位ヤクルトとの2連戦初戦に敗れ、優勝マジックの再々点灯を許した。投手陣が村上を3打数無安打、強力ヤクルト打線を最少失点に抑えたが、打線が無得点と沈黙。ヤクルト戦は5連敗で、ゲーム差を7・5に広げられた。三浦監督は「悔しいです。守りも攻撃も何とかみんなで食らいついていきましたけど、点が取れなかった」と声を絞り出すように話した。不敗神話も首位ヤクルトの前に止まった。この日から本拠地限定で6月28日～30日の阪神戦で着用し、3連勝を飾った「I☆YOKOHAMA　SERIES」の特別ユニホームを再着用。験を担いだが、前年度覇者の力にはね返された。三浦監督は「光が消えたわけじゃないので。小さくはなったと思うけど、それをもっと大きくできるように。あきらめが悪いので、しつこいくらい食らいついていけるようにやっていきます」と力を込めた。

◆ＤｅＮＡ・大貫晋一投手（２８）が先発し、７回４安打１失点。五回に投手の小川に適時打を浴びたが、７三振を奪う力投を見せた。８月２６日の前回対戦では、村上に痛恨の３ランを浴びて敗れた。この日は村上に対し〝外角攻め〟を徹底。一回２死二塁の第１打席は４球続けて外角に投げ込み、２―２から初めて内角に投じたスライダーで見逃し三振。四回１死の第２打席も内角はボール球１球のみで、最後も外から入るスライダーでフルスイングさせずに左飛に打ち取った。六回２死で迎えた３度目の対戦もスライダー、直球を制球を間違えることなく外角低めに投じ、３球目も外角直球。左中間への飛球を桑原が好捕し、３打席無安打に仕留めた。

◆ヤクルト・小川泰弘投手（３２）が７回１１０球を投げ、無失点と好投。被安打５、無四球で７勝目（８敗）を挙げた。打っては五回２死三塁の場面で中堅へ適時打を放ち勝利打点をマークした。小川の二刀流での活躍で２位のＤｅＮＡを破り、優勝へのマジックナンバー「１１」が再点灯した。最短でのＶ決定は１８日。

◆ヤクルト・小川泰弘投手（３２）が７回１１０球を投げ、無失点と好投。被安打５、無四球で７勝目（８敗）を挙げた。打っては五回２死三塁の場面で中堅へ適時打を放ち勝利打点をマークした。

◆ＤｅＮＡは最後まで食らいつくも、１点が遠く零封負け。首位・ヤクルトに対して痛恨の５連敗となり、自力優勝の可能性が消滅した。先発の大貫は、前回対戦で決勝３ランを浴びた村上を３打数無安打に封じ込めるなど、７回４安打１失点の好投。しかし、五回に小川に許した適時打による１点が最後まで重くのしかかる結果になった。八回は伊勢、九回は抑えの山崎と勝ちパターンを投入して執念の無失点リレー。最後まで追いすがるも、八回は２死二塁で代打の切り札・オースティンが三ゴロ、九回は１死一塁から宮崎が三ゴロ、ソトの打球はあと一歩及ばず村上のグラブにおさまり三直で無得点に終わった。三浦監督は「悔しいです。大貫はしっかり投げてくれて、全員が最後まで食らいついた。まだまだ終わりじゃないので、明日、何としても取れるようにやっていきます」と語った。

◆ＤｅＮＡは１点が遠く零封負け。首位・ヤクルトに対して痛恨の５連敗となり、自力優勝の可能性が消滅した。通算１０００安打まであと４に迫り、５番で出場を続ける宮崎だが、この日も四回１死一、二塁の好機で見逃し三振に倒れるなど４打数無安打。３試合連続ノーヒット、直近２試合で３併殺打でブレーキで、９月は打率・１３８（３６打数５安打）と苦戦が続いている。シーズン終盤に手痛い主軸の不振だが、三浦監督は「もちろん、そんな年がら年中、ずっと絶好調なんて選手いないですから。良いときも悪いときもある。宮崎も状態を上げられるように毎日取り組んでくれていますし、凡打しても全力でというのもできている。そういうときこそ、誰かがカバーしてやっていくところ。今まで宮崎に助けられた、カバーしてもらったことがたくさんありますから」と変わらぬ信頼を口にした。

◆最後は大きなガッツポーズで叫んだ。九回２死二塁で、三塁手のヤクルト・村上が頭上を越えそうなライナーを好捕。直前の１死一塁では、宮崎の三ゴロをうまく捕球できず併殺にできなかったため両膝に手を置いて悔しがっていた。勝利への欲にあふれ「最終的には優勝できないと意味がない」と意気込む。打撃は３打数無安打に終わったが、守備で勝利に貢献し、喜びを爆発させた。

◆１点が遠かった。ＤｅＮＡは、今季１２度目の零封負け。首位・ヤクルトに痛恨の５連敗を喫し、自力優勝の可能性が消滅した。三浦大輔監督（４８）は「全員が最後の最後まで食らいついたが...悔しいです」と唇をかんだ。前回８月２６―２８日の３連戦（横浜）で４本塁打を浴びた村上に対し、先発の大貫ら投手陣が外角を丁寧に突いて４打席を無安打（１四球）に封じた。「簡単に抑えられる打者じゃないけど、勇気を持って攻めてくれた」と、指揮官はバッテリーをたたえた。打線は無四球投球を続けた小川に対し無得点。八回に２番手・清水から２死二塁の好機をつくり代打の切り札、オースティンを投入したが三ゴロに倒れ、九回２死二塁でソトがマクガフの初球を捉えた打球は無情にも村上のグラブに収まった。伊勢、山崎の勝ちパターンを投入した総力戦で紙一重の黒星。首位と７・５ゲーム差に広がり、直接対決は残り５試合となった。それでも、三浦監督は「まだ（可能性が）消えたわけではない。自分たちで、その光を大きく見えるように明日からやっていく」と視線を鋭くした。（浜浦日向）

◆マジック再点灯！！　セ・リーグ首位のヤクルトは１１日、ＤｅＮＡ２０回戦（横浜）に１―０で勝ち、優勝へのマジックナンバーを７月２８日以来、４５日ぶりに「１１」で再点灯させた。先発の小川泰弘投手（３２）が、投げては７回５安打無失点、打っては五回に決勝の中前適時打を放ち７勝目（８敗）。シーズン最終盤の重要な２位との直接対決でエースが投打に躍動した。ヤクルトのリーグ連覇は、最短で１８日に決まる。額の汗が光った。小川が重要な一戦で、勝利を呼ぶ好投を演じた。九回２死二塁、最後に強烈な三直を村上が捕ると、ベンチで見守ったエースは興奮し、思わず叫んだ。「首位攻防ということで下手なゲームはできない。相手も勢いに乗っていたので、何とか食い止めたい、そういう思いで投げていた」６・５ゲーム差で迎えた２位・ＤｅＮＡとの直接対決で、先発の役割を全うし息をついた。直球の最速は１４５キロ止まりだったが緩急を駆使。攻める気持ちを胸に抱きつつ、マウンドでは丁寧な投球に終始した。効いたのは３種類の落ちる球だ。今季から投げ分ける１１０キロ台前半、１２０キロ台前半と球速帯の異なるチェンジアップに、１３０キロ台前後のフォークボールを組み合わせた。緩い球が使えれば、切れのある直球は威力を増す。七回２死では伊藤を１４４キロの真っすぐで空振り三振に斬り、７回無失点、無四球でバトンを託した。「打」の主役も小川だった。五回２死三塁で大貫の速球を中前に運び、これが決勝打となった。「必死に振りにいった結果、外野の前に落ちてくれて良かった」と虎の子の１点を喜んだ。この勝利で、優勝マジックが４５日ぶりに「１１」で再点灯した。７月２日に両リーグ史上最速でマジック「５３」が初点灯し、同１４日に消滅。同２４日の前半戦最終戦で再点灯させ、後半戦初戦の同２９日に再び消えていた。その２９日の阪神戦（甲子園）を任されたのが、小川だった。４回４失点で敗戦投手となっただけに、この日はまさに雪辱の活躍。猛追するＤｅＮＡを封じ、ついに最短で１８日にリーグ連覇が決まるところまで来た。１点リードの七回２死二、三塁で、代打を送られなかったのは信頼の証しだ。高津監督は「今日は小川の、１―０のゲームだと途中で腹をくくった」と意図を説明した。小川は昨季終了後、指揮官の、ある言葉に喜びを感じた。「技術はついたよな」何気ない、されど大きな一言。普段から勝負ごとに厳しい〝上司〟の珍しい賛辞に「認めてもらえたというか、純粋にうれしかった」という。だからこそ、その信頼に応えるべく毎日を過ごしてきた。開幕投手を任された今季、１カ月半白星から遠ざる時期もあり、黒星が先行。それでもルーティンを崩さず、登板前日には厨房（ちゅうぼう）に立ってカツ丼をつくった。タンパク質やビタミンＢ群が豊富で疲労回復に効果がある豚肉を取ることで、パフォーマンスを向上。最近６試合連続で先発が４失点以上していた中、チームにこれ以上ない追い風を吹かせた。高津監督は、マジック点灯にも「今日厳しい試合を取れたので、明日勝ちたいですね」と油断なく言い切った。再び見えた頂へ、ここから一気に駆け上がる。（赤尾裕希）★勝利導く二盗　小川の決勝打を演出したのは、ベテランの「足」だった。７戦ぶりに「６番・左翼」で先発出場した青木が、五回先頭で一塁強襲の内野安打を放ち、１死後に二盗に成功。微妙なタイミングだったがリプレー検証でも覆らず、２死後に暴投で三進。小川の中前打で生還した。４０歳の働きに高津監督は「スタメンで出ると、やっぱり青木の存在がすごく大きくクローズアップされるというか、大きな存在なんだなと思った」としみじみ。■データＢＯＸ　小川の決勝打を演出したのは、ベテランの「足」だった。７戦ぶりに「６番・左翼」で先発出場した青木が、五回先頭で一塁強襲の内野安打を放ち、１死後に二盗に成功。微妙なタイミングだったがリプレー検証でも覆らず、２死後に暴投で三進。小川の中前打で生還した。４０歳の働きに高津監督は「スタメンで出ると、やっぱり青木の存在がすごく大きくクローズアップされるというか、大きな存在なんだなと思った」としみじみ。