巨人(★2対5☆)中日 =リーグ戦22回戦(2022.09.10)・東京ドーム=
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中日
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巨人
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勝利投手:小笠原 慎之介(8勝8敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(4勝3敗33S))
敗戦投手:メルセデス(5勝6敗0S)

本塁打
【中日】A.マルティネス(8号・5回表ソロ)

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◆中日は5回表、A.マルティネスのソロで先制に成功する。2-0となって迎えた8回には、ビシエドとA.マルティネスの適時打などで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・小笠原が8回途中2失点の力投で今季8勝目。敗れた巨人は、打線が振るわなかった。

◆今季限りでの引退を発表した中日福留孝介外野手(45)が、中日、阪神時代を通じて戦った東京ドームでの最後の練習を終えた。外野でのジョギングなど別メニューで調整し、最後に打撃ケージに入って外野スタンドへ数本の柵越えも放った。練習後はレフトスタンドに陣取るファンに視線を送りベンチへ引き揚げた福留は引退発表から一夜明けた9日から1軍に同行しているが、出場選手登録はされていない。9日の試合前練習では、WBCでともに戦った原監督、阿部コーチら巨人関係者にあいさつ。「東京ドームは、プロ入りしてから長く対戦チームとして来ている球場。昨日(9日)、原監督に引退のあいさつをしたところ『お疲れさま。良い野球人生だったんじゃないかな。ちょっとゆっくりして外から野球を見るなどしたら、また野球界にいろいろ力を貸してほしい』と声をかけてもらいました。ありがたいですね」と振り返った。この日は東京ドームでの巨人最終戦でもあり、試合後はベンチからナインとともにグラウンドに登場し、レフトスタンドの中日ファンヘあいさつした。

◆<巨人2-5中日>10日東京ドームKAT-TUNの亀梨和也(36)が東京ドームのマウンドで躍動!? した。巨人とのコラボ企画で上田竜也(38)、中丸雄一(39)とともに来場。試合前にジャイアンツカップで全試合1番打者として出場した取手シニアの荒井優聖選手(中学2年)と1打席限定で対戦が行われた。■「見なかったことに」KAT-TUNの新曲「ゼロからイチへ」にちなみ「0→1」のユニホームに菅野から預かったグラブを手にマウンドへ。制球に苦しみ、1ストライクから6球連続ボール球で四球となるも、「見なかったことにしてください!」という場内アナウンスで泣きの3球を投じた。最後は真ん中付近の球をライト前にフライで運ばれる安打となり、場内は温かい拍手に包まれた。亀梨は打者の荒井と固く握手を交わし、ベンチ付近で対戦を見守った中丸、上田とともに場内やベンチにおじぎをしてグラウンドをあとにした。■「ぜひリベンジしたい!」亀梨は「対決と言いながら、勝負になるようなボールを投げられなかったので、対戦相手の荒井選手に申し訳なかった。ただ、今回コラボということで、このような形で野球にKAT-TUNとして参加できたことは本当にうれしく思います。これからも、野球を盛り上げることに関われたら良いなと感じました。ぜひリベンジしたいと思います!」と誓った。■「亀梨さんと対戦できて楽しかった」ヒットを放った荒井は「少し緊張しましたが、最後はしっかり打ててよかったです。初球甘めのボールでしたが、力みがあり打ち損じてしまいました。亀梨さんと対戦できて楽しかったです」と東京ドームでの打席をかみしめた。【亀梨・投球詳細】<1>ファウル<2>カーブでボール<3>ボール<4>ボールプレートに手を置いてボールに話し掛ける桑田投手チーフコーチのモノマネを披露<5>明らかなボールだがストライク判定で泣きの1球<6>手拍子を要求も、明らかなボール。場内アナウンスで「見なかったことにしてください」で笑い<7>ボールも...ボールを変更して最後の泣きの1球<8>ラストボールをライト前ヒット

◆巨人が頭脳的なトリックプレー!? でピンチを脱した。1回無死二塁、クリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(28)の初球を、中日大島がバントの構えで空振り。投球は、大城卓三捕手(29)のグラブからボールがこぼれた。二塁走者の岡林はファウルと思ったのか、三塁方向へのダッシュをゆっくりと緩めた。それを見た大城は、急いで三塁へ送球した。岡林は慌てて二塁へ帰塁。岡本和が素早く二塁ベースに入った坂本に送球してタッチアウト。走塁死となった岡林は、虚をつかれたような表情を浮かべて三塁側ベンチへと戻った。

◆巨人打線が終盤まで沈黙し、最下位中日に連敗で2ゲーム差に迫られた。■中日小笠原に終盤まで苦戦中日の先発左腕・小笠原に苦しめられた。威力のある直球と緩いカーブに手を焼き、4回までノーヒット。5回先頭で岡本和が右前へのポテンヒットを放ってチーム初安打とするも、続くポランコの打席で三振ゲッツーに倒れてチャンスを逸した。5点を追う8回には岡本和の左前打で初のクリーンヒットを放つと、坂本のフェンス直撃の二塁打で1死二、三塁とチャンスを作り、大城が中前へ2点適時打。しかし、反撃はここまで。9回は守護神R・マルティネスに封じられた。■メルセデスは10戦未勝利先発のメルセデスは4回まで0点に封じていたが、5回先頭でA・マルティネスにソロを浴びて先制を許した。6回にも1死から連打で二、三塁とされたところで降板。5回1/3を6安打2失点で、「ホームランを打たれた1球が悔やまれます。最低限の投球は出来ましたが、もう少し粘り強くいきたかったです」と振り返った。6月4日ロッテ戦以来、3カ月ぶりの勝利はならず、先発10試合で勝ち星から遠ざかった。4番手平内も8回に3点を失い、リードを広げられた。■最下位中日と2ゲーム差今季の残り試合は13試合で借金は7。最下位中日に2ゲーム差に迫られた。

◆巨人は中日小笠原を攻略できず、最下位中日との2連戦で2連敗した。7回まで1安打と攻撃の糸口を見いだせずに主導権を握られ、2点を追う8回に4番手平内が3失点。直後に大城の適時打で2点を返したが時すでに遅しだった。原監督は「粘り強く戦ってくれてはいるんですけどあと1本というか、あと1球というかね」と話した。中日とのゲーム差は2となった。▽巨人メルセデス(5回1/3を6安打2失点で10試合勝利なし) ホームランを打たれた1球が悔やまれます。最低限の投球は出来ましたが、もう少し粘り強くいきたかったです。▽巨人赤星(11日広島戦で2戦未勝利のマツダスタジアムでの先発へ) とても大事な一戦になると思いますし、自分自身も広島に対して良い投球ができていない。リベンジという強い気持ちを持って、チームに勝ちをつけられるように頑張ります。

◆中日小笠原慎之介投手(24)が自己最多タイの8勝目を挙げた。8回途中2失点で勝利に貢献。チームを3連勝に導いた。8回1死二、三塁で大城に2点適時打を許すと交代が告げられた。ベンチに戻った小笠原は右手で右太ももをたたき、いら立ちをあらわにした。「途中で降りたのは2回連続なので、次はないと思ってしっかり調整したい」。3日ヤクルト戦も8回途中で降板。ロドリゲス、R・マルティネスを3連投させてしまった。「彼らには助けてもらってばかり。1日でも休ませてあげるのがベスト。長い回を投げるのがチームのニーズ」。大野雄、柳に次ぐ先発3本柱としての責任感をにじませた。7回までは巨人打線を1安打無失点。最速150キロの直球に、カーブ、チェンジアップ、スライダーを絶妙にブレンドした。「福留さんから『俺だったら』という話をいっぱいしてもらった。配球の面も2年間いい勉強になった。勝てて良かった」。現役引退を表明し、巨人2連戦から同行する福留に最後の東京ドームで白星を贈った。初の2桁勝利も射程に入れた。4年ぶりの完投、完封も意気込む。「投げてみたい。投げないといけない。そこも目標」。左腕は残り17試合で、自身の壁に挑戦する。【伊東大介】○...A・マルティネスが先制8号ソロを含め4打数2安打2打点と打線をけん引した。9日巨人戦も先制適時打を放っており、「昨日もだが、先制点は大事なので取れたのは良かった。チームの勝利に貢献できる1発だった」と喜んだ。スタンドには名古屋から家族も観戦。約2カ月ぶりのアーチを見せられたカリビアンは、スタンドへ手でハートマークを作って喜びを分かち合った。

◆中日が3連勝。五回にA・マルティネスのソロで先制し、六回に木下の犠飛で加点。八回も3点を加えた。小笠原は多彩な球種を正確に操り、八回途中2失点で8勝目。R・マルティネスが33セーブ目を挙げた。巨人は反撃が遅かった。

◆巨人は中日の左腕、小笠原を攻略できず、七回までわずか1安打と封じ込まれ、2連敗。原辰徳監督(64)は「粘り強く戦ってくれてはいるんですけどね、あと1本っていうことですね」と淡々と振り返った。先発のメルセデスは四回まで走者を背負いながらも要所を締める力投を披露していたが、五回にA・マルティネスに右越えソロを浴び、先制点を献上した。六回1死から連打で二、三塁のピンチを招いたところで、降板。2番手・畠にマウンドを譲った。6月4日のロッテ戦(東京ドーム)以来、10試合白星がなく、6敗目を喫した左腕は「ホームランを打たれた一球が悔やまれます。最低限の投球はできたが、もう少し粘り強くいきたかった」と肩を落とした。

◆巨人・平内龍太投手(24)が0―2の八回に登板。いきなり岡林に右翼への三塁打を打たれるなど3安打1四球で3失点した。試合が決定的になった。神戸国際大付高から亜大を経て2021年のドラフト1位入団の2年目右腕。今季はリリーフで4勝(4敗)をマークしている。だが、これで前回8日のDeNA戦(1回2安打1失点)に続いて2試合連続失点となった。桑田投手チーフコーチは「(今季)最後まで投げきれるように、もう一度(投球)フォームから見直して、本来の調子を取り戻してほしい」と注文をつけた。

◆8日に現役引退を発表した中日の福留が東京ドームでの巨人2連戦に同行した。前日9日の試合前には原監督や阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチらとあいさつを交わした。「原監督には『ちょっとゆっくりして、また野球界に力を貸してほしい』と声をかけてもらった」と明かした。出場選手登録はされなかったが、試合前には打撃練習を行った。鋭い打球を飛ばすなど、打力はまだまだ健在。下肢に故障を抱える中、23日からの3連戦で予定されている引退試合に備えた。(東京ドーム)

◆ラストスパートに入れない。セ・リーグ5位の巨人は最下位・中日との直接対決で2連敗し、2ゲーム差に迫られた。原辰徳監督(64)は苦い表情を浮かべた。「粘り強く戦ってくれてはいるんですけどね。あと1本、あと1球というか...」中日の左腕、小笠原に苦しめられ、打線は七回までわずか1安打。八回に大城の2点打など3安打を浴びせて交代させたが、今の打線にロドリゲスとR・マルティネスの鉄壁救援陣を打ち崩す勢いはなかった。先発のメルセデスは六回途中6安打2失点で6敗目を喫し「最低限の投球はできましたが、もう少し粘り強くいきたかった」。5勝目を挙げた6月4日のロッテ戦(東京ドーム)以降は自身5連敗となり、10試合、約3カ月も白星がない。プロ野球での通算30勝目を前に試練が降りかかっている。今季は残り13試合。広島戦(マツダ)が行われる11日にも優勝の可能性が消滅する。指揮官の「切り替えて戦っていく」との言葉通り、どうにか潮目を変えたいところだ。(谷川直之)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
72512 0.585
(↓0.005)
-
(-)
18558
(+7)
504
(+15)
155
(-)
65
(-)
0.254
(-)
3.550
(-)
2
(-)
DeNA
64562 0.533
(↑0.004)
6.5
(↑1)
21437
(+7)
465
(-)
99
(-)
46
(+1)
0.252
(-)
3.500
(↑0.03)
3
(-)
阪神
62663 0.484
(↓0.004)
12.5
(-)
12443
(-)
388
(+7)
76
(-)
101
(-)
0.243
(↓0.001)
2.650
(↓0.01)
4
(-)
広島
62673 0.481
(↑0.004)
13
(↑1)
11505
(+15)
493
(+7)
83
(+3)
25
(-)
0.256
(↑0.002)
3.480
(↓0.03)
5
(-)
巨人
60673 0.472
(↓0.004)
14
(-)
13502
(+2)
551
(+5)
144
(-)
60
(+2)
0.243
(-)
3.800
(↓0.01)
6
(-)
中日
57681 0.456
(↑0.004)
16
(↑1)
17362
(+5)
443
(+2)
59
(+1)
53
(+1)
0.247
(↑0.001
3.340
(↑0.01)