ロッテ(☆10対2★)日本ハム =リーグ戦17回戦(2022.09.08)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
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ロッテ
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勝利投手:唐川 侑己(2勝0敗0S)
敗戦投手:堀 瑞輝(1勝4敗5S)

本塁打
【ロッテ】中村 奨吾(11号・8回裏2ラン)

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◆ロッテは両軍無得点で迎えた6回裏、2死二塁から高部が適時打を放ち、試合の均衡を破る。2-2となって迎えた8回には、打者11人の猛攻で一挙8点を奪い、勝利を決定づけた。投げては、3番手・唐川が今季2勝目。敗れた日本ハムは、救援陣が精彩を欠いた。

◆日本ハムのコナー・メネズ投手(27)がノーヒットノーランを継続したまま降板した。来日初先発で5回まで無安打無失点と好投。これまで中継ぎ登板で2回43球が最長イニング、最多球数で、中継ぎ登板をした3日楽天戦(楽天生命パーク)から中4日での先発ということも考慮されての降板とみられる。助っ人左腕は5回まで来日最多となる73球を投げ、5奪三振、3四死球。テークバックの小さいコンパクトな腕の振りからキレのある直球やスライダーを軸にロッテ打線を翻弄(ほんろう)した。打線の援護がなく、勝利投手の権利は得られなかった。初回は失策で走者を出したが、相手の走塁ミスに救われた。さらに、マウンドさばきも巧みで3回は四球、4回は死球で走者を出塁させたが、けん制で一塁走者を誘い出して2度の盗塁死でピンチの芽を摘んだ。6月下旬に日本ハムに加入したメネズは、7月に来日後は1軍で13試合に登板して6ホールド、防御率1・26と安定した成績を残し、14回1/3を投げて17奪三振をマークしていた。8月20日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で2回43球を投げた翌日に新庄剛志監督(50)は「メネズには昨日(8月20日)、『先発考えているから、ちょっと何点取られてもいいから、感覚は先発のつもりで投げてくれ』って(話していた)。幅を広げる。もしかしたら先発で当たるかもしれないしね。いいピッチングするかもしれない。いきなり先発してくれって言ってもできないから、試合で準備させてみようかな」と、シーズン終盤での先発デビューを示唆していた。▽日本ハム・メネズ(来日初先発で5回無安打無失点で降板)「先発で長いイニングを投げても通用するのが分かった」

◆ロッテ主将・中村奨吾内野手の1発から火が付いた。同点に追いつかれた直後の8回、1死一塁で日本ハム堀の直球を左翼席にたたき込む、決勝11号2ランを放った。「詰まったのでいかないかなと思ったんですけど、今日はいつもとは違う風が吹いていた。風に乗ってくれてよかったです」。この回、打者一巡の7安打8得点で突き放し、2試合連続の2ケタ安打で2連勝とした。▽ロッテ美馬(7回無失点の好投)「味方に点を取ってもらえるまでは失点しないという意識でピッチングしていました」▽ロッテ唐川(同点に追いつかれた8回2死満塁で救援。木村を三振に切り2勝目)「ここで断ち切れば何とかなると思って上がりました。(捕手)松川と道筋を共有しながら、2人の計算通りの投球ができたと思います」

◆日本ハムはリリーフ陣が踏ん張れず、連勝は「3」で止まった。

◆BIGBOSSが来季へ向けて新戦力「先発メネズ」を発掘した。日本ハム新庄剛志監督(50)が今季途中加入のコナー・メネズ投手(27)をロッテ戦(ZOZOマリン)で来日初先発させると、5回無安打無失点の大快投。試合は敗れて連勝が3で止まったが、先発への適性を見せた助っ人左腕の新たな一面を引き出すことに成功した。想像以上の快投にBIGBOSSも声のトーンが上がった。来日初先発のメネズが5回まで無安打無失点。先発適性テストを実施した新庄監督も「5回2失点くらいだったらいいかなぁというイメージはありましたよ。それがノーヒットやった...おい(笑い)」と、思わずツッコミを入れたくなるほどの一発回答。「ノーヒットだったけど、5回までというイメージで。彼もテストというのは(分かっていた)。本人が一番納得しているんじゃないかな」と、振り返った。3日楽天戦での中継ぎ登板から中4日の先発で球数は来日最多の73球。メネズは「4回までは万全だったんですけど、5回ぐらいからちょっとずつスライダーの精度だったり、その辺が少し乱れてきた」と課題を挙げたが、無理もない。来日前の4月に先発機会はあったが、「5回を投げたっていうのは本当に久しぶり」。来日後もリリーフとして投げ続けてきた。本格的な先発調整を経ずに、きっちりと先発適性を見せた助っ人に新庄監督は「次も面白そうですよ」と、次回先発も確約した。小さいテークバックからキレのある直球とスライダーが有効的だった。けん制では2度、一塁走者を誘い出して盗塁死に。新庄監督は「余裕がある。走ってくるだろう...だろう...だろう...で、(走らなければ)ホームに投げる投球ができている」と、来日当初から評価しているからこそ、8月下旬から先発テストのタイミングを伺ってきた。。メネズは次回先発について「聞いてなかったです」と苦笑いしながらも「肉体的にも精神的にもいい準備ができている。シーズンが終わるまでに何回か先発して、いい結果を残せれば」と意欲的。BIGBOSSの慧眼が、来季へ向けて楽しみな新戦力を発掘。メネズ本人にとっても契約延長へ幅が広がる起用となった。【木下大輔】コナー・メネズ 1995年5月29日、米カリフォルニア州ホリスター生まれ。16年ドラフト14巡目でジャイアンツ入団。19年にメジャー昇格し、8試合に登板(先発3試合)し、0勝1敗。20年は7試合に登板(先発はなし)し1勝0敗。メジャー通算24試合2勝1敗、防御率3.95。今年6月に1年契約で日本ハム入団。188センチ、93キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸3000万円。

◆2020年ドラフト1位の日本ハム・河野竜生投手(24)が8日、出場選手登録された。7月23日以来の1軍再昇格に加え、今月5日には夫人が第1子となる男児を出産。出産にも立ち合い「すごく感動しました。(妻の)おなかの中にいるときはそこまで実感はなかったが、出てきてくれたときは『(この子が)自分の子供か』と思いました」と振り返った。新庄剛志監督(50)にはグラウンドで第1子誕生を報告。左腕は「子供も生まれて、こうやって1軍に呼んでもらったので、このチャンスを逃さないようにやりたい」と意気込んだ。

◆日本ハムの左腕メネズが来日初先発し、無安打無得点のまま5回、73球で降板した。速球と切れのあるスライダーを軸に圧倒。チームは敗れたものの「楽しかった。長いイニングも通用することが分かった」と納得の表情で語った。当初から75球がめどで早めの交代となったが、先発としての適性を示した。「肉体的にも精神的にもいい準備ができている。シーズンが終わるまでに何回か先発して、いい結果を残せれば」と意気込んだ。

◆ロッテは2―2の八回に中村奨の11号2ラン、岡と代打角中の適時打、荻野の2点二塁打などで一挙8点を勝ち越した。3番手の唐川が2勝目。日本ハムは八回に2点差を追い付いたが、直後に救援陣が崩れて連勝が3で止まった。

◆ロッテの美馬は7回を散発3安打無失点で8奪三振と好投した。8勝目はならなかったが、連勝に貢献し「味方に点を取ってもらえるまでは失点をしないという意識だった。長いイニングを投げられたことは先発投手としては良かった」とうなずいた。0―0の六回2死三塁では近藤を148キロの速球で空振り三振に仕留めガッツポーズ。後半戦は負けなしと好調を維持している。

◆日本ハムは八回に2点差を追い付いたその裏に救援陣が打ち込まれた。6番手で登板した堀が1死一塁から中村奨に2ランを浴び、後を受けた古川侑も5連続長短打で失点を重ねた。押せ押せの流れから一転、大敗。新庄監督は「八回(の攻撃)までは面白かったけどね。堀君は切れがないかな。腕があまり振れていないのか、バランスが悪いのか」と悩ましげだった。

◆日本ハムは来日初先発のコナー・メネズ投手(27)が5回を無安打無得点と快投したが、救援陣が打ち込まれて連勝は3でストップ。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
64572 0.529
(↓0.004)
-
(-)
20470
(+3)
417
(+7)
87
(+1)
69
(-)
0.255
(↓0.001)
3.160
(↓0.03)
2
(-)
西武
66593 0.528
(↓0.004)
0
(-)
15426
(-)
394
(+5)
108
(-)
55
(-)
0.230
(↓0.001)
2.670
(↓0.01)
3
(-)
ORIX
67601 0.528
(↑0.003)
0
(↓1)
15431
(+5)
400
(-)
74
(+3)
60
(+1)
0.246
(-)
2.790
(↑0.03)
4
(-)
楽天
62602 0.508
(↑0.004)
2.5
(↑1)
19471
(+7)
450
(+3)
89
(+3)
87
(-)
0.246
(-)
3.490
(-)
5
(-)
ロッテ
60631 0.488
(↑0.004)
5
(↑1)
19418
(+10)
447
(+2)
83
(+1)
113
(+1)
0.228
(-)
3.200
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
50723 0.410
(↓0.003)
14.5
(-)
18395
(+2)
466
(+10)
86
(-)
80
(+1)
0.232
(↓0.001)
3.470
(↓0.06)