巨人(☆18対3★)DeNA =リーグ戦18回戦(2022.09.07)・東京ドーム=
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DeNA
0000100203701
巨人
11090520X182305
勝利投手:山﨑 伊織(5勝4敗0S)
敗戦投手:濵口 遥大(7勝5敗0S)

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(10号・5回表ソロ)
【巨人】吉川 尚輝(7号・2回裏ソロ),ウォーカー(20号・4回裏満塁),ポランコ(20号・4回裏3ラン),中田 翔(18号・6回裏2ラン),ポランコ(21号・6回裏2ラン)

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◆巨人は初回、中田の適時打で先制する。その後は2回裏に吉川のソロ、4回にはウォーカーのグランドスラムとポランコの3ランが飛び出すなど、終わってみれば23安打で18得点を挙げた。投げては、先発・山崎伊が7回1失点の力投で今季5勝目。敗れたDeNAは、投手陣が崩壊した。

◆今季のDeNA浜口遥大投手(27)は屋外球場で4勝4敗の防御率3・22に対し、ドーム球場は3勝0敗の防御率0・64。ドーム球場での失点は適時安打と犠飛の2点だけで、本塁打を1発も許していない。

◆巨人小林誠司捕手(33)が8月26日広島戦(マツダスタジアム)以来、9試合ぶりにスタメンに名を連ねた。同戦では2週間ぶりに先発出場すると、第3打席に3カ月ぶり、41打席ぶりの安打を放っていた。

◆巨人中田翔内野手(33)が病床の"ミスター"の教え通り、コンパクトな打撃で先制点をたたき出した。1回2死一塁で打席に立つと5球目に、DeNA浜口が投球動作中にバランスを崩してボールを投げられず、ボークを取られた。2死二塁と得点圏となり、内角139キロ直球をコンパクトなスイングで捉え、中前に運ぶ先制適時打とした。「追い込まれていたのでコンタクトすることを意識しました。先制できて良かったです」と振り返った。前日6日には長嶋茂雄終身名誉監督(86)が体調不良を訴えて救急車で搬送された。中田は2軍調整中の6月12日、ジャイアンツ球場で直接打撃指導を受け「もっとコンパクトに」「バットを短く持っていろいろ工夫しながら」とアドバイスを受けた。当時は打率2割1分5厘、5本塁打だったが、以降は復調。8月中旬から第90代4番に座り、この一打で打率2割8分6厘、17本塁打と好調をキープしている。

◆DeNA浜口遥大投手(27)が、痛恨のボークでピンチを広げ、先制点を奪われた。1回2死一塁、巨人中田に対し、カウント1-2からの5球目を投げる直前にマウンドでバランスを崩し、ボールを投げられず。ボークをとられた。2死二塁とピンチを広げると、フルカウントからの8球目を中前にはじき返され、先制を許した。

◆巨人小林誠司捕手(32)の打棒がさく裂した。2点リードの4回1死一、二塁、DeNA浜口の121キロチェンジアップを迷いなく強振した。あとひと伸びで本塁打という左翼フェンス直撃の適時二塁打で追加点を奪った。二塁ベース上で両手を挙げて総立ちのベンチと呼応した。

◆"漆黒ユニ男"のバットが火を吹いた。巨人吉川尚輝内野手(27)が、2戦連発の7号ソロを決めた。1点リードの2回1死、DeNA浜口のチェンジアップを捉え、飛距離124メートルでバックスクリーン右へ。「しっかりとコンタクトすることができました。いい追加点になって良かったです」と振り返った。前日6日の同戦でも、5回先頭、DeNAのエース今永から一時同点となる6号ソロを放った。同戦からナインは漆黒のYohji Yamamotoコラボレーション・ユニホームを着用しており、漆黒ユニで2戦2発。先着1万5000人に同ユニホームがプレゼントされ、黒く染まったスタンドに2本のアーチを届けた。

◆■「世界のコバヤシ」発動巨人小林誠司捕手(32)の打棒がさく裂した。2点リードの4回1死一、二塁、DeNA浜口の121キロチェンジアップを迷いなく強振した。あとひと伸びで本塁打という左翼フェンス直撃の適時二塁打で追加点を奪った。二塁ベース上で両手を挙げて総立ちのベンチと呼応した。■本拠地2本目の安打で今季2本目の適時打8月26日広島戦(マツダスタジアム)以来、9試合ぶりにスタメン起用に応えた。4月3日阪神戦以来、本拠地2安打目は、3月30ヤクルト戦以来、2本目の長打。4月24日中日戦以来、3本目の適時打でスタンドも一気に沸いた。■亀井コーチの耳打ち効果か打席に入る直前にマウンドの浜口の元へ投手コーチが向かった。マウンドに集まるDeNA内野陣を横目に小林は三塁コーチの亀井コーチとひと言、ふた言、言葉を交わした。大きくうなずき打席へ。初球を仕留め、二塁ベース上から亀井コーチに視線をやって、さらに大きくうなずいた。■ウォーカー、ポランコもダブル20号で続くこの回、1死満塁からウォーカーが左翼席へ特大の20号グランドスラム。なお2死一、二塁からポランコも右翼席へ20号3ランで加勢した。一挙8安打9得点で浜口をKOした。

◆DeNA浜口遥大投手(27)が、4回途中11失点で巨人打線にめった打ちされた。1回にボークからピンチを広げ、先制点を奪われると、2回は吉川のソロで追加点を献上。4回には小林の適時二塁打、ウォーカーの満塁本塁打、ポランコの3ランなどで一挙9点を失った。チームは現在、9連戦中の2試合目。通常なら早期交代も考えられる場面だったが、101球を投げ、交代を告げられた。浜口は「結果が全てです。次回登板で取り返すことができるよう、しっかり調整したいと思います」とコメントした。【

◆巨人の助っ人コンビが同時に球団史上初の大台に突入した。まずは巨人アダム・ウォーカー外野手(30)が特大アーチで節目の一打を決めた。4点リードの4回1死満塁、DeNA浜口の初球スライダーを力感なく振り抜いた。■1カ月半ぶりのズッキュン砲打った瞬間スタンドインを確信する一打は、左翼バルコニー席上部の壁に激突する飛距離131メートルの20号満塁弾。後半戦初の"ズッキュン砲"でゆったりとダイヤモンドを1周すると、頭上でハートポーズを作るズッキュンポーズを披露。「自分のスイングをできるところだけを待っていました。最高の感触でした」と、7月19日ヤクルト戦以来、1カ月半ぶりのアーチを喜んだ。■パワー砲もさく裂さらに同い年、仲良しの新助っ人も続いた。グレゴリー・ポランコ外野手(30)が4回2死一、二塁、浜口のスライダーを捉え、右翼席に飛び込む飛距離134メートルの20号3ラン。ベンチに戻ると、ウォーカーとジャンピングハイタッチで喜んだ。さらにカメラに向かって芸人のなかやまきんに君の「パワーポーズ」も披露し、ファンを沸かせ「いい流れに乗っていけました。ミスショットしないことだけを考えて集中していきました。最高の結果になって良かったよ」とかみしめた。■史上初の最強助っ人コンビ同じ試合、同じイニングに2人が20号到達。来日1年目の20号到達は16年ギャレット以来、同じ年に2人の助っ人が20本塁打は04年のローズ&ペタジーニ以来で、来日1年目コンビでは球団史上初となった。

◆巨人打線が爆発し、15年ぶりにサイクルホームランを達成した。1点リードの2回1死、吉川が7号ソロを放つと、4回1死満塁からウォーカーが20号満塁ホームラン。さらに4回2死一、二塁からポランコが20号3ランを決めた。仕上げは4番の中田だった。6回無死二塁から18号2ラン。チームでソロ、2ラン、3ラン、満塁弾を達成した。球団では07年6月9日の楽天戦以来、15年ぶり9度目のサイクルホームランとなった。

◆育成出身の巨人喜多隆介捕手(24)がイケイケ打線の流れに乗ってプロ初安打&初打点をマークした。大量15点リードの7回に小林の代打でプロ7打席目へ。2死二、三塁、DeNA坂本の147キロツーシームを左前にはじき返す2点適時打。一塁ベース上でガッツポーズをみせ「すごくうれしいです。頭を整理して打席に入りました。初ヒットのボールは両親にプレゼントします」と喜んだ。

◆巨人打線が爆発し、記録ずくめの大勝を収めた。今季最多の23安打に18得点と勢いが止まらず、前日の延長11回での敗戦のショックを拭い去った。■15年ぶりにサイクルホームラン達成1点リードの2回1死、吉川が7号ソロを放つと、4回1死満塁からウォーカーが20号満塁ホームラン。さらに4回2死一、二塁からポランコが20号3ランを決めた。仕上げは4番の中田だった。6回無死二塁から18号2ラン。チームでソロ、2ラン、3ラン、満塁弾を達成した。球団では07年6月9日の楽天戦以来、15年ぶり9度目のサイクルホームランとなった。■病床のミスターの教え通りの打撃前日6日には長嶋茂雄終身名誉監督(86)が体調不良を訴えて救急車で搬送された。中田は2軍調整中の6月12日、ジャイアンツ球場で直接打撃指導を受け「もっとコンパクトに」「バットを短く持っていろいろ工夫しながら」とアドバイスを受けた。助言通りバットを短く持ってコンパクトなスイングでの先制打と2ランを決めた。■最強助っ人コンビさらに4回のウォーカー&ポランコの本塁打で2人が同じ回に20号に到達。来日1年目の20号到達は16年ギャレット以来、同じ年に2人の助っ人が20本塁打は04年のローズ&ペタジーニ以来で、来日1年目コンビでは球団史上初という快挙となった。▽巨人原監督(長嶋終身名誉監督について)「非常に元気だったんですね今年は。そういう意味では『いい方向に来られてるな』と思っていた矢先にこういう一報が入ったんですけれど。とにかく回復を願う、祈るというところです」

◆DeNAが、巨人打線に5発を浴びるなど、三浦監督就任後ワーストとなる18失点を喫した。被安打23はワーストタイだった。先発の浜口が1回にボークからピンチを広げ、中田の適時打で先制点を奪われると、2回は吉川のソロで追加点を献上。4回には小林の適時二塁打、ウォーカーの満塁本塁打、ポランコの3ランなどで一挙9点を失った。6回には2番手の三浦が、中田の2ラン、ポランコにも2打席連発の2ランを浴びるなど5失点。7回には3番手の坂本が、喜多のプロ初安打となる2点適時打で2点を追加された。これまでは、5月8日の広島戦の17失点がワーストだったが、更新した。三浦監督は「(浜口は)ボールのキレが悪かった。今までずっと良かった分、1回やられましたけど、やられ方が極端でしたけど、次につなげてくれたら」と話した。

◆巨人が大勝利で連敗を阻止した。5発を含む23安打18得点でDeNAを圧倒。第91代4番の田中翔内野手(33)が、6回の18号2ランで07年6月以来、球団15年ぶりの「サイクル本塁打」を完成させた。2回に吉川が7号ソロ、4回にウォーカーが20号満塁弾、ポランコが20号3ランを放ち、舞台を整えた。長嶋茂雄終身名誉監督(86)が6日午後から都内病院に入院する中、1イニング9得点、今季初の2度の打者一巡の猛攻で打線が大奮起した。巨人ウォーカーとポランコの力自慢コンビが、豪快弾で球団史上初のダブル20号に到達した。4回1死満塁、ウォーカーが左翼バルコニー席上部の看板に20号満塁弾。なお2死一、二塁でポランコも右翼席上段へ20号3ラン。この回、一挙9得点のビッグイニングへと導いた。ウォーカーは夏場は不振に陥り2軍再調整も強いられた。1カ月半ぶりの1発に「一生懸命、自分のベストを尽くす。今日はいい結果になって本当にうれしい」とかみしめた。ポランコも同様にタフな時期を乗り越えた。6回に2打席連発の21号2ランも決め「ウォーカーに『おまえが打つなら俺も打つ』と言ったら打ってくれて良かった」とお立ち台でたたえ合った。来日1年目の20発は球団では16年ギャレット以来、同じシーズンで助っ人2人が20発以上は04年のローズとペタジーニ以来。来日1年目コンビでは球団史上初となった。▽巨人原監督(長嶋終身名誉監督について)「非常に元気だったんですね今年は。そういう意味では『いい方向に来られてるな』と思っていた矢先にこういう一報が入ったんですけれど。とにかく回復を願う、祈るというところです」

◆巨人が大勝利で連敗を阻止した。5発を含む23安打18得点でDeNAを圧倒。第91代4番の中田翔内野手(33)が、6回の18号2ランで07年6月以来、球団15年ぶりの「サイクル本塁打」を完成させた。2回に吉川が7号ソロ、4回にウォーカーが20号満塁弾、ポランコが20号3ランを放ち、舞台を整えた。長嶋茂雄終身名誉監督(86)が6日午後から都内病院に入院する中、1イニング9得点、今季初の2度の打者一巡の猛攻で打線が大奮起した。▽巨人原監督(長嶋終身名誉監督について)「非常に元気だったんですね今年は。そういう意味では『いい方向に来られてるな』と思っていた矢先にこういう一報が入ったんですけれど。とにかく回復を願う、祈るというところです」

◆巨人が大勝利で連敗を阻止した。5発を含む23安打18得点でDeNAを圧倒。第91代4番の中田翔内野手(33)が、6回の18号2ランで07年6月以来、球団15年ぶりの「サイクル本塁打」を完成させた。2回に吉川が7号ソロ、4回にウォーカーが20号満塁弾、ポランコが20号3ランを放ち、舞台を整えた。長嶋茂雄終身名誉監督(86)が6日午後から都内病院に入院する中、1イニング9得点、今季初の2度の打者一巡の猛攻で打線が大奮起した。中田が内角球を豪快に仕留めた。6回無死二塁、DeNA三浦の145キロ直球をコンパクトに振り抜いた。急いで一塁へ走りだす必要はない。心地よい感触がバットから伝わってきた。「集中して打席に立てました。完璧に捉えられることができました」と確信の18号2ラン。飛距離125メートルで左中間席まで運んだ。歴史的アーチにもなった。吉川のソロ、ウォーカー満塁弾、ポランコの3ランに続く1発だった。球団では07年6月9日の楽天戦以来、15年ぶり9度目の「サイクル本塁打」を4番の一振りでコンプリートした。 思うような打撃ができずに苦しんだ6月に2軍再調整を強いられた。同12日、電撃的にジャイアンツ球場を訪問した長嶋茂雄終身名誉監督から直接指導を受けた。「オッケー!」「よしっ!」と力強い掛け声を受けながら約40分間の濃密な時間を過ごした。「(力は)7割ぐらいでいい」「バットを短く持って工夫しながら」というアドバイスから打撃の調子が上向きになった。マンツーマン特訓の直後は「僕からしたら雲の上のような存在。長嶋さんに教えてもらえた、関われたのは自分の野球人生で財産になっていくと思う」。1軍再昇格後は8月中旬から第91代4番を任され、打率2割9分、18本塁打まで上昇させた。移籍直後も長嶋終身名誉監督から力強く背中を押してもらった。当時もジャイアンツ球場で直接指導を受け「近いうちに東京ドームで中田選手の特大ホームランが見られると思うよ」と心強いエールをもらった。第91代4番を堂々と全うし、病床の恩人に大勝を届けた。【小早川宗一郎】▽巨人原監督(長嶋終身名誉監督について)「非常に元気だったんですね今年は。そういう意味では『いい方向に来られてるな』と思っていた矢先にこういう一報が入ったんですけれど。とにかく回復を願う、祈るというところです」巨人が5本塁打を含む今季最多の23安打を放って快勝。本塁打の内訳は満塁1本、3ラン1本、2ラン2本、ソロ1本。1試合で4種類の本塁打を記録したのは18年9月16日DeNA戦の阪神以来で、巨人では07年6月9日楽天戦以来9度目。ウォーカー、ポランコがそろって今季20号。巨人の外国人2人がシーズン20発は04年のローズ45本、ペタジーニ29本以来2度目。来日1年目コンビが記録したのは、17年オリックス(ロメロ26本、マレーロ20本)以来で巨人では初めて。

◆DeNAは三浦監督就任後ワーストタイの23安打を浴び、同ワーストを更新する18失点で大敗した。先発の浜口がウォーカーに満塁本塁打を浴びるなど、4回途中11失点でKO。6回には三浦が中田の2ランなどで5失点、7回には坂本が喜多の2点適時打で2点を奪われた。巨人戦の連勝も7でストップしたが、三浦監督は「みんな悔しいです。全員で明日どうするか」と切り替えを強調した。

◆巨人ウォーカーとポランコの力自慢コンビが、豪快弾で球団史上初のダブル20号に到達した。4回1死満塁、ウォーカーが左翼バルコニー席上部の看板に20号満塁弾。なお2死一、二塁でポランコも右翼席上段へ20号3ラン。この回、一挙9得点のビッグイニングへと導いた。ウォーカーは夏場は不振に陥り2軍再調整も強いられた。1カ月半ぶりの1発に「一生懸命、自分のベストを尽くす。今日はいい結果になって本当にうれしい」とかみしめた。ポランコも同様にタフな時期を乗り越えた。6回に2打席連発の21号2ランも決め「ウォーカーに『おまえが打つなら俺も打つ』と言ったら打ってくれて良かった」とお立ち台でたたえ合った。来日1年目の20発は球団では16年ギャレット以来、同じシーズンで助っ人2人が20発以上は04年のローズとペタジーニ以来。来日1年目コンビでは球団史上初となった。巨人が5本塁打を含む今季最多の23安打を放って快勝。本塁打の内訳は満塁1本、3ラン1本、2ラン2本、ソロ1本。1試合で4種類の本塁打を記録したのは18年9月16日DeNA戦の阪神以来で、巨人では07年6月9日楽天戦以来9度目。ウォーカー、ポランコがそろって今季20号。巨人の外国人2人がシーズン20発は04年のローズ45本、ペタジーニ29本以来2度目。来日1年目コンビが記録したのは、17年オリックス(ロメロ26本、マレーロ20本)以来で巨人では初めて。

◆巨人・吉川尚輝内野手(27)が2試合連発となる7号ソロを放った。1-0の二回1死。カウント2-2から浜口のチェンジアップを捉え、バックスクリーン右まで運んだ。6日に今永から放った6号に続き2試合連発。7番に座った8月31日のヤクルト戦(京セラ)から6試合連続安打を記録した。

◆球団タイ記録の対巨人7連勝中のDeNAは、浜口遥大投手(27)が先発するも四回途中10安打11失点の大炎上でノックアウトされた。一回、坂本、ウオーカーを2者連続三振で立ち上がるも丸に四球。さらに足元が狂い投球できずボークで2死二塁とされ、中田に先制打を許した。悪い流れを断ち切れず、二回に吉川にソロを浴びると、四回は小林に左越え適時二塁打、ウオーカーに満塁弾、ポランコに3ランを浴びて一挙9失点。101球を投じて降板が告げられた。8月は3勝無敗、防御率1・97の好成績を残した左腕だったが、9月最初の登板は最悪の結果に終わった。

◆巨人が2点リードの四回に一挙9得点を挙げた。アダム・ウォーカー外野手(30)が20号グランドスラム、グレゴリー・ポランコ外野手(30)が20号3ランを放つなど、打者13人の猛攻で8安打を集中した。ウォーカーは内角低めのスライダーを捉え、左翼席上にある看板の上を直撃する推定飛距離131メートル弾。「自分のスイングをできるところだけを待っていた。最高の感触だった」と破顔一笑した。ポランコは甘く入ったスライダーを逃さず、右翼席へ推定飛距離134メートル弾。「いい流れに乗っていけた。ミスショットしないことだけを考えて集中していた。最高の結果になってよかった」と振り返った。

◆コンパクトに、強く振り抜いた。一回2死二塁で巨人・中田翔内野手(33)が先制の中前適時打。チームに勢いをつけた。「追い込まれていたのでコンタクトすることを意識した。先制できて良かった」カウント2-2から浜口が投じた8球目を仕留めた。2死から丸が四球で出塁し、ボークで二塁に進塁。相手のミスでつくった好機を、平成生まれで初の通算1000打点を挙げた主砲が逃さなかった。4番のバットに導かれるように吉川も続いた。1-0の二回に浜口のチェンジアップを捉え、バックスクリーン右へ2試合連発の7号ソロ。「しっかりとコンタクトすることができた。いい追加点になって良かった」と胸を張った。7番に座った8月31日のヤクルト戦(京セラ)から6試合連続安打を記録した。これまでの鬱憤を晴らすかのように四回に打線がつながった。1死一、二塁で9試合ぶりにスタメン出場した小林が左翼フェンス直撃の適時二塁打、山崎伊の二ゴロ野選で2点を追加。さらに1死満塁とチャンスを広げ、ウォーカーが20号満塁本塁打、ポランコにも20号3ランが飛び出した。打者一巡の猛攻で一挙9得点を挙げ、四回までに11点を奪った。世界的に活躍するファッションデザイナーの山本耀司氏が手掛ける「Yohji Yamamoto」とコラボした〝漆黒ユニ〟で、3連勝中と好調の浜口をKOした。打線に火をつけた中田は四回に中前打、六回には18号2ランを放ち3安打猛打賞。この六回はポランコに2本目の21号2ランまでが飛び出した。さらにウォーカーのタイムリーも生まれ、この時点で16―1と大量リードを奪った。

◆球団タイ記録の対巨人7連勝中のDeNAは、浜口遥大投手(27)が先発するも四回途中10安打11失点の大炎上。「結果が全てです。次回登板で取り返すことができるようしっかり調整したいと思います」と唇をかんだ。一回、坂本、ウオーカーを2者連続三振で立ち上がるも、丸に四球。さらに足元が狂い投球できずボークで2死二塁とされ、中田に先制打を許した。悪い流れを断ち切れず、二回に吉川にソロを浴びると、四回は小林に左越え適時二塁打、ウオーカーに満塁弾、ポランコに3ランを浴びて一挙9失点。101球を投じて降板が告げられた。8月は3勝無敗、防御率1・97の好成績を残した左腕だったが、9月最初の登板は最悪の結果に終わった。

◆またもミスから崩れた。DeNAの先発・浜口遥大投手(27)は一回、2死から四球、ボークでピンチを招き失点。悪い流れを変えられず、その後も巨人打線にメッタ打ちにあった。四回は途中まで2発を浴びるなど9失点で、計10安打11失点の大炎上でマウンドを降りた。「結果が全てです。次回登板で取り返すことができるようしっかり調整したいと思います」前カードの2―4日の広島戦(マツダ)では、球団33年ぶりの屈辱となる同一カード3戦連続零封負けを喫した。指揮官は無得点に終わった攻撃だけではなく、投手の石田が一塁ベースカバーで捕球に失敗するなど守備も含めたミスによる流れの悪循環を指摘した。三浦監督は「春先はミスの割合が多かったのが徐々に少なくなって、ゼロにはできないですけど極力そこに近づけられるように。目をそらさず、どれだけ向き合っていけるかです」と語った。前日6日の試合では一回に関根がバントを失敗するも、三回は犠打を成功して牧の先制打につなげた。「ミスしたら次どういうふうに取り組んでいくかという話はコーチからも言ってもらっている。その積み重ね」と指揮官は力説した。ミスはもちろん良くないが、試合が続く中で引きずってはいけない。切り替えも重要になるはずだったが、8月に3勝無敗、防御率1・97の好成績を残した浜口は最後までミスが尾を引く結果に終わった。投手陣はその後も打ち込まれた。六回に中田の2ランとポランコの2ランなど5失点、七回にも2失点。計23安打18失点で大敗した。

◆巨人が今季最多の23安打で大勝した。一回に中田の適時打で先制し、二回に吉川のソロ、四回にウォーカーの満塁本塁打やポランコの3ランなどで9点を加点。山崎伊が7回1失点で5勝目。DeNAは今季ワーストの18失点を喫した。

◆巨人が23安打18得点で圧勝した。中田が18号2ランを含む3安打3打点、ウォーカーが満塁弾など4安打5打点、ポランコが2発3安打5打点と打ちまくった。【データBOX】?巨人が1試合18得点以上を挙げたのは、6月25日のヤクルト戦(○19-5、神宮)に次ぐ今季2度目。同一シーズンに18得点以上を複数回記録したのは、1954年(4月10日の洋松戦と5月12日の広島戦が各21点、5月22日の中日戦が19点)以来68年ぶり5度目。?1イニング9得点以上は2020年9月3日のDeNA戦の二回(10点、東京ドーム)以来2年ぶり。?この日の本塁打はソロを吉川、2ランをポランコと中田、3ランをポランコ、満塁弾をウォーカーがマーク。巨人で1試合にソロ、2ラン、3ラン、満塁のサイクル本塁打を達成したのは、07年6月9日の楽天戦(○12-1、ソロ=小笠原、2ラン=阿部と谷、3ラン=阿部、満塁=小笠原、東京ドーム)以来15年ぶり。同一試合でサイクル本塁打と18得点以上を記録したのは、50年4月29日の中日戦(○21-6、ソロ=青田と山川、2ラン=川上哲、3ラン=小松原、満塁=青田、水戸水府)以来72年ぶり。

◆球団タイ記録の対巨人7連勝中だったDeNAは、浜口遥大投手(27)が先発するも四回途中10安打11失点の大炎上で5敗目。「結果が全てです。次回登板で取り返すことができるようしっかり調整したいと思います」と唇をかんだ。一回2死から丸に四球、ボークで2死二塁のピンチを招き中田に先制打を許した。悪い流れのまま、四回はウオーカーに満塁弾、ポランコに3ランを浴びるなど一挙9失点。101球を投じて降板が告げられた。三浦監督は「球の走りが悪かった、直球の切れがスピードガン(の数字)じゃなくて、球の切れが悪かったですね。まあ、今まであれだけゲームをつくってきた中で、一回やられましたけど、こういうときもあります。やられ方が極端なやられ方でしたけど、次につなげてくれたら」と語った。

◆巨人が23安打18得点で圧勝した。アダム・ウォーカー外野手(30)が四回に来日初の満塁弾など4安打5打点をマークした。巨人の満塁弾は5月14日の中田翔(対中日)以来今季4本目で、通算250本目となった。球団初の満塁弾は1939年8月24日にリベラ(対金鯱)がマーク。最多は王貞治の15本で、阿部慎之助の10本、高橋由伸の9本、原辰徳の8本、長嶋茂雄の7本と続く。球団別の最多は西武の254本。

◆DeNAは今季ワーストの18失点、同タイの23安打を許す大敗で、球団記録に並んでいた対巨人のシーズン連勝が7で止まった。先発の浜口が一回2死から丸に四球、ボークで2死二塁のピンチを招き中田に先制打を許した。悪い流れのまま、四回はウオーカーに満塁弾、ポランコに3ランを浴びるなど四回途中10安打11失点の大炎上。5敗目を喫し「結果が全て。次回取り返すことができるように」と誓った。8月に3勝無敗を誇った左腕の乱調に、三浦監督は「直球の走りが悪かった。こういうときもある。次につなげてくれれば」と〝反撃〟を期待した。9連戦2戦目、救援陣の負担を回避するため大量失点も何とか3投手の継投で試合を終え、次戦へ切り替えた。(浜浦日向)

◆巨人の吉川がプロ6年目で初の1試合5安打をマークした。1―0の二回に2試合連発の7号ソロ。浜口のチェンジアップを右中間席へ運び、前日6日の今永のカットボールに続き相手の決め球を仕留めた。四回は中前打と左中間二塁打で一挙9点の猛攻を演出し、その後も右前打2本を加えた。疲労が色濃く不調だった8月から一転、9月は5試合で複数安打が3度と復調。「たまたま打てただけ。チームが勝ってうれしい」と謙虚に喜んだ。

◆止まらない。止められない。巨人が誇る打の助っ人コンビが、大勝を呼び込む特大弾で観衆の度肝を抜いた。「キャリアで一番大きいホームランだったかもしれない」。破顔一笑したのはアダム・ウォーカー外野手(30)だ。四回に内角低めのスライダーを捉え、左翼バルコニー席の上にある看板の上にぶち当てた。推定飛距離131メートルの20号グランドスラム。4安打の固め打ちに加え、左翼の守備でも好プレーを連発した。グレゴリー・ポランコ外野手(30)も黙っていない。四回に右翼席へ推定飛距離134メートルの3ランをたたき込み、六回に左翼席へ2打席連発の21号2ランを放った。「ウォーカーには『お前が打つなら俺も打つ』と言っていた」。有言実行の2発を含む3安打の活躍だった。巨人で助っ人コンビが20本塁打を記録したのは、2004年のローズとペタジーニ以来18年ぶり。来日1年目では球団初だ。「(シーズンの)サイゴマデ、アキラメマセン。レッツゴー」。お立ち台に上がったポランコは、日本語で快勝劇を締めくくった。(鈴木智紘)

◆巨人・喜多隆介捕手(24)が16―1と大量リードの七回2死一、二塁で代打で登場すると、暴投で二、三塁とチャンスが拡大したところで、プロ初安打となる左前2点打をマークした。小松大谷高から京都先端科学大を経て、2021年育成ドラフト2位で入団。昨年途中に支配下登録された。1軍デビューした今季、通算7打席目での初安打。八回からマスクも被り「すごくうれしい。初ヒットのボールは両親にプレゼントする」と笑顔が弾けた。

◆ミスターに届ける白星だ。セ・リーグ5位の巨人は7日、DeNA18回戦(東京ドーム)に18-3で大勝。中田翔内野手(33)が先制打&中押し18号2ランを含む3安打3打点の大暴れ。今季最多の23安打が飛び出した打線を先導した。6日に長嶋茂雄終身名誉監督(86)が緊急入院。第91代4番打者に座る大砲が、2軍調整中に指導を仰いだ第25代4番打者にバットで恩を示した。病床に伏すミスターの金言を胸に、コンパクトに振り抜いた。0-0の一回2死二塁で中田が先制の中前適時打を放ち、ベンチに向かって拳を突き上げた。今季6度目の猛打賞で打線に火をつけ、今季最多の23安打、18得点の大勝に導いた。「追い込まれていたのでコンタクトすることを意識した。先制できて良かった」世界的なファッションブランド「Yohji Yamamoto」と企画した漆黒ユニホームを着用して2戦目。中田は8-0とした四回にも中前打を放ち、一挙9点を奪う打者一巡の猛攻につなげた。六回は中押しの18号2ラン。「完璧に捉えることができた」。第91代4番としての役割を全うし、快勝に貢献した。前日6日に長嶋終身名誉監督が緊急入院。脳内に出血があったものの重篤な状態ではなく、意識もはっきりしている。今季は何度も東京ドームに足を運び、激励していたレジェンドに心配をかけないためにも、負けるわけにはいかなかった。大砲にとっても感謝しきれない恩人だ。日本ハムから移籍してきた昨年9月、そして打撃不振で2軍再調整中の今年6月。自ら川崎市のジャイアンツ球場に足を運んだ第25代4番打者を務めた長嶋終身名誉監督からマンツーマンで40分間にも及ぶ打撃指導を受けた。「ずっとプロ野球の世界でやってこられた方で、僕からみれば雲の上のような存在。そういう方にこうやって気にかけてもらっていることは本当にありがたい。身が引き締まる思い」復調をつかむきっかけとなったバットを短く持つスタイルが定着したのは、2度の直接指導での金言があったから。コンパクトで力強いスイングで一回の先制打、そして六回の豪快なアーチ。ミスターは、自身の教えをバットで体現している中田の活躍を誰よりも喜んでいるに違いない。原監督は大勝に「わが軍にとってはいいことではありますけれど、野球の厳しさ、怖さを改めて感じるところ」と気を引き締めた。さらにミスターについても「非常に元気だった。そういう意味では、いい方向に来られているなと思っていた矢先にね。とにかく回復を願う、祈るというところです」と神妙な面持ちで言及した。クライマックスシリーズ(CS)進出圏内の3位・阪神まで2ゲーム差の5位。残り16試合。逆転でのCS進出に弾みをつける1勝でミスターにも明るい話題を届けた。(樋口航)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
71502 0.587
(↓0.005)
-
(-)
20544
(+1)
483
(+9)
152
(-)
64
(-)
0.253
(↓0.001)
3.530
(↓0.05)
2
(-)
DeNA
62552 0.530
(↓0.004)
7
(-)
24416
(+3)
457
(+18)
98
(+1)
42
(-)
0.251
(↓0.001)
3.520
(↓0.13)
3
(-)
阪神
62643 0.492
(↑0.004)
11.5
(↑1)
14441
(+9)
372
(+1)
76
(-)
101
(+3)
0.244
(-)
2.580
(↑0.02)
4
(-)
広島
61653 0.484
(↑0.004)
12.5
(↑1)
14484
(+3)
477
(+1)
80
(-)
25
(-)
0.254
(-)
3.430
(↑0.01)
5
(-)
巨人
59653 0.476
(↑0.004)
13.5
(↑1)
16493
(+18)
538
(+3)
141
(+5)
55
(-)
0.244
(↑0.003
3.800
(-)
6
(-)
中日
54681 0.443
(↓0.003)
17.5
(-)
20352
(+1)
440
(+3)
58
(-)
50
(-)
0.246
(-)
3.400
(↑0.01)