西武(★1対7☆)ロッテ =リーグ戦24回戦(2022.09.07)・ベルーナドーム=
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ロッテ
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西武
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勝利投手:佐藤 奨真(2勝5敗0S)
敗戦投手:隅田 知一郎(1勝9敗0S)

本塁打
【ロッテ】山口 航輝(10号・1回表3ラン),井上 晴哉(5号・3回表ソロ)

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◆投打のかみ合ったロッテが完勝。ロッテは初回、山口の3ランで先制する。そのまま迎えた3回表には井上のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・佐藤奨が5回1失点で今季2勝目。敗れた西武は先発・隅田が試合をつくれず、打線も1得点と沈黙した。

◆新日本プロレスの真壁刀義(49)がセレモニアルピッチを行った。「緊張? この俺がするわけねぇだろ」。そう威勢よく投げた。ホームベース後ろの的を狙ったが、3球で当たらず。泣きの1球をもらい、ワンバウンドで的中させた。大きな拍手に手を振って、マウンドを降りた。新日本プロレスはシンボルマークが「ライオン」。同じライオンつながりであることもあり、この日のセレモニアルピッチに呼ばれた。

◆ロッテ山口航輝外野手(22)が自身初の2桁本塁打を達成した。1回1死一、二塁の場面で西武隅田の初球を捉えて先制10号3ランを放った。8月16日オリックス戦(ほっともっと神戸)以来、17試合ぶりのアーチで2桁アーチの壁を突破した山口は「打ったのは(134キロの)カットボールです。この1本を早く打ちたいと思っていました。まだまだ通過点だと思いますし、残りのシーズンで1本でも多く打てるようにと思います。まずは先制できて良かったです」と、コメントした。球団の高卒4年目以内の打者で2桁本塁打をマークしたのは91年堀(4年目、20本塁打)以来、31年ぶりとなった。明桜から入団して4年目のロッテ山口が初の2桁本塁打。ロッテの選手が高卒4年目以内に2桁本塁打をマークしたのは、91年堀幸一(4年目=20本)以来6人目。○...佐藤奨が5回1失点の好投で2勝目を挙げた。「単打なら全然いいという気持ちで、心に余裕を持っていけた」と、大胆に攻める投球を意識。直球の最速は141キロも「真っすぐがコースに決まっていたので、そこが良かった」と、西武打線を手玉に止まった。チームの連敗も4で止めた左腕に井口監督も「連敗しているところで、いい投球してくれたのは素晴らしかった」とたたえた。

◆ロッテ荻野貴司外野手(36)が「1番左翼」で先発出場して通算1000試合出場を達成した。プロ野球史上516人目。初出場は10年3月20日西武1回戦(西武ドーム)で、デビュー戦と同じ球場で節目を迎えた。試合が成立した5回終了時に記念パネルが角中から手渡され、場内からは万雷の拍手が送られた。荻野も球場に詰めかけたファンに向かって記念パメルを掲げて、深々と一礼した。13年目の今季は8月10日ソフトバンク戦(ZOZOマリン)で史上313人目となる通算1000安打も達成している。▽ロッテ荻野(通算1000試合出場を達成)「ケガなどもあり順調にきたわけではないですけど、支えてくださった方々のおかげでここまでプレーすることができていると思っています。ここからも1試合1試合プレーする姿をみなさんに見せられるように、そしてチームに貢献できるように頑張っていきたいと思います」通算1000試合出場=荻野(ロッテ) 7日の西武24回戦(ベルーナドーム)に先発出場して達成。プロ野球516人目。初出場は10年3月20日の西武1回戦(西武ドーム)。

◆ロッテ井上晴哉内野手(33)が、3回に5号ソロを放った。西武隅田のチェンジアップを左翼席へ運んだ。リードを4点に広げた一打に「うまくバットに引っ掛かってくれました。2アウトでしたし、ホームランは狙っていましたけど、入ってくれて良かったです。追加点が取れて良かったです。ごっちゃっし!」と、恒例のパフォーマンスもバッチリと決めた。

◆西武隅田知一郎投手(23)の2勝目は、またしても手に入らなかった。1回にロッテ山口、3回に井上に1発を浴びるなど、4回7安打4失点。3月26日のプロ初勝利から、自身9連敗となった。1ゲーム差の中に3チームがひしめく大混戦で迎えたシーズン最終盤。大事なマウンドを託されたが、結果を残すことはできなかった。3月26日オリックス戦で初登板初勝利を記録した隅田だが、その後は4月2日ロッテ戦から9連敗。2リーグ制後、新人で9連敗以上は50年に国鉄の成田が11連敗、田原が9連敗、古谷が9連敗、59年に西鉄の田中喜が9連敗して以来63年ぶり5人目で、パ・リーグの新人では田中喜に並ぶワースト記録。初登板初勝利後に9連敗の新人は初めてだ。

◆ロッテ山口航輝外野手(22)が自身初の2桁本塁打を達成した。1回1死一、二塁の場面で西武隅田の初球を捉えて先制10号3ランを放った。明桜から入団して4年目のロッテ山口が初の2桁本塁打。ロッテの選手が高卒4年目以内に2桁本塁打をマークしたのは、91年堀幸一(4年目=20本)以来6人目。

◆西武辻監督は表情明るく、すがすがしく言った。1度、報道陣が待つ部屋を通り過ぎて取材拒否の"フリ"をしてから、しっかり笑顔で戻ってきて「本当に完敗ですよ。気持ちを切り替えてまたやるしかないね」。どっちに転ぶか分からない試合に敗れたのではない。投打にいいところなく、1-7。それが逆に、引きずる要素、堪える負けに一切ならなかった。打線は3安打で1得点。4回、9回以外は1人の走者も出せず。4点を追う4回は無死から鈴木、源田が連打で好機をつくるも、前夜は3連発を放った森、山川、呉念庭の3人が内野ゴロで1得点。以降はチャンスも作れなかった。投げてはロッテ打線に2本塁打を含む14安打を浴びた。3者凡退は9回しかなかった。外崎が腰痛で離脱し、先発の今井も疲労が抜けず、復帰が遅れている状況。指揮官は「試練ですな」。そう今を楽しむように、部屋を後にした。

◆ロッテが投打の若い力が躍動して連敗を4で止めた。4番山口航輝外野手(22)が1回に4年目で自身初の2桁本塁打となる決勝の先制10号3ラン。先発した佐藤奨真投手(24)は5回1失点と好投してプロ2勝目を挙げた。これで首位ソフトバンクとは6ゲーム差、CS圏内までは5ゲーム差と1差ずつ詰めた。

◆ロッテの山口は8月16日以来の一発となる10号3ランを放ち、プロ4年目で初めて2桁本塁打を記録した。0―0の一回1死一、二塁で隅田の甘くなったカットボールを捉えて左翼ポール際に放り込み、笑顔でダイヤモンドを一周。「この1本を早く打ちたいと思っていた」と素直に記念のアーチを喜んだ。8月の月間打率は3割超と好調が続き、ベルーナドームでの今季最終戦で自慢の打撃を見せつけた。チームは5位に沈む苦しい状況だが、終盤戦に向け「まだまだ通過点だと思うし、残りのシーズンで一本でも多く打てるようにしたい」と意気込みを口にした。

◆先発したドラフト1位・隅田知一郎(ちひろ)投手(23)=西日本工大=は、4回7安打4失点で降板。立ち上がりの一回に山口に先制3ランを浴びると、三回には井上にソロを許した。チームが首位ソフトバンクとゲーム差なしの2位につける中でのマウンド。終始苦しい投球となり「今日はチームにとっても僕にとっても本当に大事な試合でした。結果を出すことができず悔しいし、歯がゆい思いです」と悔しさを口にした。

◆期待を裏切るマウンドとなってしまった。ロッテ戦に先発したドラフト1位・隅田知一郎(ちひろ)投手(23)=西日本工大=は、4回7安打4失点で降板した。「今日は、チームにとっても僕にとっても本当に大事な試合でした。(シーズン終盤で)ここまで来たら、大事なのは内容よりも結果。今日は結果を出すことができず悔しいですし、歯がゆい思いです」猛省の投球内容だった。先頭の荻野に中前打を許すと1死から中村奨に四球を与え一、二塁に。迎えた山口に初球の内寄りカットボールを捉えられ、左越えの先制3ランを浴びた。三回にも2死から井上に左越えソロを許し、4点目。四回を投げ終えて投球数は97球となり、交代を告げられた。プロ初登板となった3月26日のオリックス戦(ベルーナ)では7回1安打無失点で初勝利を挙げたが、その後は打線の援護にも恵まれず、自身8連敗中で1勝8敗、防御率3・18。前回8月31日の日本ハム戦は、2度の中継ぎを挟んで迎えた6月以来の先発だったが、5回2失点で勝敗は付かなかった。キャンプで結果を残し、開幕ローテーション入りし、前半戦で11試合に先発。6月に1度登録を抹消されると、その後は2軍で入念にトレーニングを積んだ。「1軍でもファームでも自分がやることは変わらない。相手を意識することなく自分の球を投げることだけ考えている」と必勝を誓ったマウンドだったが、またも2勝目はならなかった。

◆ロッテが連敗を4で止め、今季西武戦の勝ち越しを決めた。一回に山口の3ランで先行し三回に井上のソロ、五回に安田の二塁打、六回に井上の2点二塁打で加点。佐藤奨は5回1失点で2勝目。西武は隅田が4回4失点で自身9連敗。

◆ロッテの佐藤奨は5回2安打1失点で6月12日以来の2勝目を挙げた。テンポよく抑え「速球がコースに決まっていた。チームも自分も勝って、いい雰囲気で終わることができた」と笑顔だった。一回にいきなり山口の3ランで援護をもらい「単打なら全然いいかなという気持ちだった」と大胆に攻めたことが功を奏した。井口監督は「丁寧にしっかり投げてくれた。いい投球内容だった」と満足げに語った。

◆ロッテ・山口航輝外野手(22)が4年目で初めてシーズン2桁の10号アーチをマークした。一回1死一、二塁の場面。「自分の持ち味は思い切って初球からスイングしていくこと」と西武ドラフト1位・隅田の初球134キロのカットボールをとらえた。打球は左翼ポール際へ。「手応えはあったんですけど、切れていきそうだなという打球で、残ってくれてよかった」と先制3ランの感触を振り返った。8月16日のオリックス戦(ほっともっと神戸)以来、17試合ぶりの一発だった。1軍でデビューした昨年は9本塁打止まりだった。「10本は通過点としていたけど、(今年も)9本のあと1本出ずに苦しんだ。これから1本でも多く打てるようにしていきたい」。シーズン終盤にきて「4番」を任せられている22歳。残り20試合でどこまで上乗せできるか注目だ。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
64562 0.533
(↓0.005)
-
(-)
21467
(+3)
410
(+4)
86
(+2)
69
(-)
0.256
(-)
3.130
(-)
2
(-)
西武
66583 0.532
(↓0.005)
0
(-)
16426
(+1)
389
(+7)
108
(-)
55
(-)
0.231
(↓0.001)
2.660
(↓0.04)
3
(-)
ORIX
66601 0.524
(↓0.004)
1
(-)
16426
(+2)
400
(+3)
71
(-)
59
(-)
0.246
(↓0.001)
2.820
(↓0.01)
4
(-)
楽天
61602 0.504
(↑0.004)
3.5
(↑1)
20464
(+4)
447
(+3)
86
(-)
87
(+1)
0.246
(-)
3.490
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
59631 0.484
(↑0.005)
6
(↑1)
20408
(+7)
445
(+1)
82
(+2)
112
(-)
0.228
(↑0.002
3.210
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
50713 0.413
(↑0.005)
14.5
(↑1)
19393
(+3)
456
(+2)
86
(-)
79
(-)
0.233
(↑0.001)
3.410
(↑0.01)