1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 9 | 0 | 0 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 5 | 1 | 3 |
勝利投手:髙橋 光成(10勝7敗0S) (セーブ:平良 海馬(1勝3敗7S)) 敗戦投手:石川 歩(7勝6敗0S) 本塁打 |
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◆西武が一発攻勢で勝利。西武は0-0で迎えた4回裏、森、山川、呉の3者連続本塁打が飛び出し、3点を先制する。投げては、先発・高橋光成が8回途中2失点の力投。最後は3番手・平良が締め、高橋光成は今季10勝目を挙げた。敗れたロッテは、打線が好機を生かしきれなかった。
◆西武が森友哉捕手(27)、山川穂高内野手(30)、呉念庭内野手(29)の3連発で挙げた3点を守り切り、ロッテに勝利した。クリーンアップの3連発-。優勝の流れを加速させるような光景だった。それまで打線は石川の前に完璧に抑えられていた。無安打どころか、走者も出せずにいた。ただ、たまっていた分、強烈な破壊力を持って沈黙を打破した。4回2死。口火を切ったのは3番森だった。フルカウントからの8球目。低め142キロカットボールを捉えた。打球は左中間へと伸びた。そのままフェンスを越えた。均衡を破る8号ソロに森は「(先発高橋)光成が頑張っていたので先制点が取れてよかったです」と話した。これで終わらない。次は4番山川だ。またもフルカウントから。粘りに粘って13球目。低めの139キロカットボールをすくった。白球は左翼席の中段に飛び込んだ。38号となった山川は「2アウトランナー無しだったので狙っていました。打った瞬間いったと思いました。ファウルでうまく粘れていたので打ててよかったです」と振り返った。どよめきは繰り返される。余韻冷めやらぬ中、仕上げは5番呉念庭だった。「狙ってました」。高めに浮いた3球目。127キロシンカーを捉えきって、右翼席に運んだ。「森、山川さんの連続ホームランで、そういう雰囲気というか、流れというか乗せてもらいました。3者連続ホームランを打ててよかったです」と胸を張った。3者連続本塁打はチーム10度目。クリーンアップに限れば、18年9月24日楽天戦の浅村、山川、栗山以来だった。優勝するチームには、象徴的な場面というのがあるもの。試合前時点で、今季ベルーナドームでは36勝20敗。貯金を16も生み出し、大きく勝ち越すホームで1歩抜け出す戦果が欲しかった。歴史的な混パの中、大きな起爆剤となりそうな24球での3連発だった。【上田悠太】
◆ロッテが西武の中軸3連発に屈し、4連敗を喫した。直前の4連勝の勢いをあっさりと消した。中5日で先発した石川歩投手(34)は4回2死までパーフェクトに抑えたものの、西武の森、山川、呉念庭のクリーンアップにまさかの3連発を喫した。それ以外には6回を投げて2安打しか許さなかっただけに、石川も「調子は良かったです。本塁打だけ。あそこだけやらかしてしまいました。本当にすいません」と肩を落とした。井口資仁監督(47)も「3本はもったいなかったですね。かなり調子良かったですし、唯一あの回だけだったので」と渋い表情。森には3球連続ファウルを含めた8球目を左中間に、山川にはフルカウントにしてから6球連続でファウルで粘られた直後の13球目を左翼席へ運ばれた。指揮官は「山川は無理して勝負に行かなくてもいい場面でしたし、そのへんバッテリーで時間を空けて、いろいろできたんじゃないかなとは思います」と悔やんだ。打線は西武高橋に対し2回1死一、二塁を作るも、茶谷健太内野手(24)と松川虎生捕手(18)が連続三振に。4回1死満塁では茶谷が今度は初球を併殺打にし、流れを消した。単打3本で得点できなかったイニングの直後に、西武打線には3者連続被弾。長打率リーグワーストの打線が、相手にパワーの差を見せつけられた。5回に相手暴投、8回に相手失策で1点差まで迫った。9回は西武平良に対して代打の角中勝也外野手(35)が安打で出塁するまでは良かったが、続く松川がスリーバント失敗で勢いを消した。「もちろん、本当に難しい場面だと思いますけど」と井口監督は話したものの、経験の浅さが出てしまった。【金子真仁】
◆西武がクリーンアップの3者連続本塁打で接戦を制した。無安打だった4回2死。3番森友哉捕手(27)が8号ソロで均衡を破ると、4番山川穂高内野手(30)も38号で続いた。さらに5番呉念庭内野手(29)も5号アーチで締めた。チームは5安打も、この3連発が効き、1点差で逃げ切った。西武は4回に3番森、4番山川、5番呉念庭が続けて本塁打。西武の3者以上の連続本塁打は19年8月15日オリックス戦以来10度目。クリーンアップで記録したのは18年9月24日楽天戦以来で、2番からの4者連発を含め4度目。オールソロの3者連発の3点だけで勝ったのは04年8月8日ヤクルト(土橋→岩村→古田で3-2)以来で、西武は初めてだ。また、森が8球目、山川は13球目、呉念庭は3球目を本塁打。山川にとっては18年5月29日の12球目を上回る最も粘った1発で、10球以上粘った1発を含む3者連発は13年4月7日ヤクルト(岩村5球目→武内10球目→中村8球目)以来だった。
◆優勝するチームには、往々に語り継がれる象徴的な試合がある。それを予感させるシーンだった。西武がクリーンアップの3者連続本塁打で接戦を制した。無安打だった4回2死。3番森友哉捕手(27)が8号ソロで均衡を破ると、4番山川穂高内野手(30)も38号で続いた。さらに5番呉念庭内野手(29)も5号アーチで締めた。チームは5安打も、この3連発が効き、1点差で逃げ切った。クリーンアップの3連発-。歴史的な混パの中で、頂点へと駆け上がる流れを加速させそうな勝ち方だった。西武打線はロッテ石川の前に完璧に抑えられていた。4回2死までは...。ノーヒットどころか、走者も出せなかった。ただ、それも嵐の前の静けさだったのかもしれない。沈黙を一気に、ド派手に打ち破った。口火を切ったのは3番森だった。フルカウントからの8球目。低め142キロカットボールを捉え、森らしく左中間に運んだ。「完璧でした。めちゃくちゃ気持ちよかった」。均衡を破る1発は、まだ序章だった。全打席で本塁打を狙うスタイルを貫く4番山川も続く。「狙ってましたね。ピッチャーががっくりしている場面でもう一丁」。粘りに粘って、フルカウントからの13球目。低めの139キロカットボールを左翼席中段に運んだ。許した初安打が初本塁打となった石川に見事にたたみかけた。ダイヤモンドを1周し、次打者の呉念庭へ言った。「3者連続行けよ」。まだどよめき、余韻が冷めやらぬ中だった。主砲の言葉を授かった5番呉念庭が仕上げた。「狙ってました」。3球目。高めに浮いた127キロシンカーを逃さない。打球は右翼席に吸いこまれた。呉念庭は「森、山川さんの連続ホームランで、そういう雰囲気というか、流れというか乗せてもらいました。3者連続ホームランを打てて良かった」と胸を張った。得点はこれだけだったが、これで結果的に試合は決まった。3連発といえば、85年阪神のバース、掛布、岡田のがあまりに有名だが、西武にとっても吉兆だ。前回は19年8月15日オリックス戦の源田、森、中村。前々回は18年9月24日楽天戦の浅村、山川、栗山になる。いずれも優勝したシーズン。辻監督は「格好の餌食だな。記事の」と笑いながら、「プラスに思うことがプラスになる」と受けとめた。大きな起爆剤となりそうな24球での3連発。本拠地ベルーナドームでの勝敗も37勝20敗となった。【上田悠太】西武は4回に3番森、4番山川、5番呉念庭が続けて本塁打。西武の3者以上の連続本塁打は19年8月15日オリックス戦以来10度目。クリーンアップで記録したのは18年9月24日楽天戦以来で、2番からの4者連発を含め4度目。オールソロの3者連発の3点だけで勝ったのは04年8月8日ヤクルト(土橋→岩村→古田で3-2)以来で、西武は初めてだ。また、森が8球目、山川は13球目、呉念庭は3球目を本塁打。山川にとっては18年5月29日の12球目を上回る最も粘った1発で、10球以上粘った1発を含む3者連発は13年4月7日ヤクルト(岩村5球目→武内10球目→中村8球目)以来だった。○...高橋が2年連続3度目となる2桁勝利をマークした。7回2/3を8安打2失点(自責1)。縦スライダーなど変化球を有効的に使った。4回1死満塁の場面では茶谷を三ゴロの併殺に仕留めるなど粘りの投球だった。「ホームランの貴重な3点を絶対に守り抜くという気持ちで投げた。絶対に勝ちたかった」と安堵(あんど)の表情だった。○...約1カ月ぶりの1軍復帰となった平良が1点リードの9回を締めた。先頭の代打角中に中前打を許すも、バントを失敗させるなど後続をしっかり切った。右手中指痛が完治した右腕は「少しお休みをいただき、パワーがあり余っていた。いい直球を投げ込むことができた。迫力のある投球ができた。体の方はもう万全」と頼もしかった。
◆西武外崎修汰内野手(29)が6日、ロッテ23回戦(ベルーナドーム)で腰を痛め、途中交代した。2回1死一、二塁の場面の守備。けん制で二塁に入った際、腰に痛みが出た。その裏の打席で代打を送られ、試合から退いた。今後の検査結果を待つことになるが、辻監督は「腰はどうだろうね。しんどいかもしれないね。無理はさせられないから」と状態を案じた。
◆西武が四回にクリーンアップによる3者連続本塁打でロッテ先発・石川から一挙3点を先制した。0-0の四回2死。「3番・捕手」の森友哉捕手(27)が「(先発の高橋)光成が頑張っていたので先制点が獲れて良かった」と左中間に8号先制ソロを放つと、「4番・山川」が38号ソロ、「5番・呉念庭」も5号ソロで続いた。チームの3者連続本塁打は2019年8月15日のオリックス戦(メットライフ)で源田、森、中村が放って以来。3、4、5番のクリーンアップ3連発は18年9月24日の楽天戦(楽天生命)での浅村、山川、栗山以来となった。
◆優勝争いへ一気に加速する3連発となるはずだ。西武が森、山川、呉念庭の3者連続本塁打で新たな歴史を刻んだ。「森、山川さんの連続ホームランで、そういう雰囲気というか、流れというか乗せてもらいました。3者連続ホームランを打ててよかったです。狙っていました!」声を弾ませたのは〝3人目〟の呉念庭だ。0-0で迎えた四回だ。それまで西武打線は石川に無安打に抑えられていたが、3番・森が左中間フェンスを越える8号ソロを放つと、続く主砲の山川は「ツーアウトランナー無しだったので狙っていました。打った瞬間いったと思いました」と豪快な左越え38号で続いた。締めくくりに呉念庭が石川の127キロのシンカーを右翼席に運んだ。球団の3者連続本塁打は2019年8月15日のオリックス戦(メットライフ)での源田、森、中村以来。3、4、5番のクリーンアップによる3連発は18年9月24日の楽天戦(楽天生命パーク)での浅村、山川、栗山以来となった。西武は、この日を含め残り18試合。試合前の時点で首位ソフトバンクから2位西武、3位オリックスまでゲーム差なしの大混戦となっている。一つでも多く勝たなければいけない状況で、先発の高橋は八回途中まで8安打2失点。「自分の力を出しきって勝ち切りたい」という言葉通り粘りの投球だった。今季10勝目(7敗)で自身2年連続、3度目の2桁勝利となった。
◆西武は0―0の四回2死から森、山川、呉念庭の3者連続本塁打で3点を先制し、リードを守り切った。高橋が7回?を8安打2失点と粘り、2年連続2桁となる10勝目を挙げた。ロッテは打線のつながりを欠き、4連敗となった。
◆ロッテの石川は通常より短い中5日で先発し6回5安打3失点で6敗目を喫した。三回までは完璧に抑えたが、0―0の四回2死から3者連続本塁打を浴びた。チームは4連敗し「ホームランだけ。あそこだけやらかしてしまった」と肩を落とした。森にフルカウントから低めのカットボールを左中間席に運ばれると、山川にも粘られてフルカウントで左翼席へ。最後は呉念庭に高めのシンカーを右翼席へ打ち返された。井口監督は「調子が良かっただけに、四回だけがもったいなかった」と悔やんだ。
◆西武の高橋が自身4連勝で2年連続3度目となる2桁の10勝目を手にした。力強い球をコントロール良く投げ込み、9三振を奪って八回途中まで8安打2失点(自責点1)でしのいだ。四回には森からの3者連続本塁打で援護をもらい「貴重な3点を取ってもらった。絶対守り抜くという気持ちで投げた」と白い歯をこぼした。前回登板に続いてイニング途中で降板したこともあり「また(回を)投げきることができず申し訳ない」と反省も忘れなかった。辻監督は「非常によかったと思う。相手に向かう気持ちを感じた。大事な試合だし、必死に投げていた」と奮闘を褒めた。
◆西武は6日、ロッテ23回戦(ベルーナ)に3-2で勝利した。0-0の四回に森友哉捕手(27)、山川穂高内野手(30)、呉念庭(ウー・ネンティン)内野手(29)のクリーンアップによる3者連続本塁打が試合を決めた。3連発が飛び出したシーズンは6度続けてリーグ優勝を果たしているだけに、首位ソフトバンクとゲーム差なしの2位をキープするなか、西武が〝吉兆〟とともに首位奪還を狙う。「どすこーい!」。西武ファンが陣取る左翼スタンドに6試合ぶりの一発を突き刺すと、4番の山川は本拠地でお決まりのポーズを決めた。「狙っていた。打った瞬間いったと思った。ファウルでうまく粘れていたので打ててよかった」そこまで打者11人が石川に完璧に抑えこまれていたなか、四回2死から3番・森の先制ソロが口火となった。続く山川がフルカウントからファウルで粘った末に、13球目のカットボールにバットを合わせ38号とした。一発攻勢は終わらない。ダイヤモンドを一周した主砲は、次打者の呉念庭に「3者連続いけよ」と耳打ち。台湾出身の5番打者は高めの変化球を引っ張り、右翼席へ5号をほうり込むと「森、山川さんの連続ホームランで、そういう雰囲気だった。流れに乗せてもらいました」と、してやったりの表情だ。球団では2019年8月15日のオリックス戦(メットライフ)で源田、森、中村が記録して以来となる3者連続本塁打だ。しかも西武は3連発が飛び出したシーズンは6度連続でリーグ優勝中で、シーズン終盤に飛び出した〝吉兆〟となった。パ・リーグは大混戦。首位ソフトバンクに勝率1厘差、ゲーム差なしの2位で西武が追走する。3位オリックスも1ゲーム差と、三つどもえの様相だ。「ここまで混戦になるっていうのは必ず理由がある。(気持ちは)入りすぎず、でも行くところは行くというのでいいんじゃないかな」残り17試合。焦ることなく、どっしりと構える主砲が西武にはいる。3年ぶりのV奪回に向け、山川は「どすこーい!」と叫び続ける。(石井孝尚)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
64 | 55 | 2 | 0.538 (↑0.004) | - (-) |
22 | 464 (+4) | 406 (+2) | 84 (-) | 69 (-) |
0.256 (↑0.001) | 3.130 (↑0.01) |
2 (-) |
西武 |
66 | 57 | 3 | 0.537 (↑0.004) | 0 (-) |
17 | 425 (+3) | 382 (+2) | 108 (+3) | 55 (-) |
0.232 (-) | 2.620 (↑0.01) |
3 (-) |
ORIX |
66 | 59 | 1 | 0.528 (↓0.004) | 1 (↓1) |
17 | 424 (+2) | 397 (+6) | 71 (-) | 59 (-) |
0.247 (-) | 2.810 (↓0.03) |
4 (-) |
楽天 |
60 | 60 | 2 | 0.500 (↓0.004) | 4.5 (↓1) |
21 | 460 (+2) | 444 (+4) | 86 (+1) | 86 (-) |
0.246 (↓0.001) | 3.500 (↓0.01) |
5 (-) |
ロッテ |
58 | 63 | 1 | 0.479 (↓0.004) | 7 (↓1) |
21 | 401 (+2) | 444 (+3) | 80 (-) | 112 (-) |
0.226 (-) | 3.230 (-) |
6 (-) |
日本ハム |
49 | 71 | 3 | 0.408 (↑0.005) | 15.5 (-) |
20 | 390 (+6) | 454 (+2) | 86 (-) | 79 (+1) |
0.232 (-) | 3.420 (↑0.02) |
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