広島(☆7対0★)DeNA =リーグ戦23回戦(2022.09.04)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:玉村 昇悟(2勝2敗0S)
敗戦投手:京山 将弥(2勝2敗0S)

本塁打
【広島】坂倉 将吾(13号・7回裏満塁)

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◆広島が同一カード3連勝。広島は4回裏、玉村の適時打などで2点を挙げ、先制に成功する。そのまま迎えた7回には、坂倉のグランドスラムなどで5点を加え、リードを広げた。投げては、先発・玉村が6回無失点の好投で今季2勝目。敗れたDeNAは、投打ともに振るわなかった。

◆タレントの有吉弘行(48)が"凱旋(がいせん)"始球式を行った。DeNA戦前に生まれ故郷広島のマウンドに立った。広島ファンを公言している有吉は白のユニホームを着て登板。ワインドアップからDeNA桑原将志外野手(29)の外角に力強い直球で、文句なしのストライク投球を見せた。この日は「広島テレビ開局60年 Rebornゲーム」として開催された。有吉は11日午後3時から日本テレビ系で放送される「有吉はなび」の宣伝で始球式を行った。ユニホームには番組名「ARIYOSHI HANABI」が記され、背番号は番組内で打ち上げられる花火1200発から「1200」だった。

◆DeNA京山将弥投手(24)が、4回6安打2失点でマウンドを降りた。0-0で迎えた4回2死満塁、投手の玉村を詰まらせながら、遊撃への適時内野安打で先制点を献上。さらに暴投で2点目を奪われた。京山は「決めるべきところで決めきれず球数が多くなってしまいました。ストレートを軸に投球できたのですが、最後粘ることができず、悔しいです。次回登板までに制球を磨き、長いイニングを投げられるようにしたいです」とコメントした。7回には4番手の伊勢が先頭の磯村への死球から1死一、二塁のピンチを背負うと、菊池涼に右前打を浴び、右翼の関根が本塁に悪送球する間に追加点を奪われ、秋山に死球を与え、降板した。代わった田中健は、2死満塁から坂倉に右翼への満塁本塁打を浴び、この回一挙5点を失った。

◆2位DeNAが、3試合連続となる今季11度目の0封負けで広島に痛すぎる3連敗を喫した。DeNAの3試合連続0封負けは12年4月29日~5月1日以来、10年ぶりの屈辱となる。桑原が2安打1四球で3度出塁し、2番関根も2安打を放ったが、クリーンアップは4番牧が1四球、5番宮崎が1安打のみと沈黙。佐野は3連戦で計12打数1安打だった。投手陣は、先発の京山が4回2失点で降板。7回にセットアッパーの伊勢を投入したが、2安打2死球と乱調で4失点し、田中健が坂倉に試合を決定づけられる満塁アーチを浴びた。3戦連続で沈黙した打線について、三浦大輔監督は「いつも、ずっと打てるわけでもないですから。その辺りも含めて、かみ合わなかったという3連戦でした」と唇をかんだ。中日戦で3連勝し、勢いに乗った中で迎えた広島戦3連敗に「投打ともにかみ合わなかった。いいプレーもたくさんありましたけど、ミスが点に絡んだ」と指摘した。▽DeNA京山(4回2失点で2敗目)「決めるべきところで決めきれず、球数が多くなってしまった。最後、粘ることができず悔しいです」

◆広島が3試合連続完封勝利で今季7度目の同一カード3連勝を決めた。連続試合完封「3」は球団タイ記録で、19年以来3年ぶり6度目となった。■玉村6回無失点&2安打で2勝目中8日で先発した玉村昇悟投手(21)は攻守で躍動した。まずは本業の投球。テンポの良い投球で「0」を並べ続けた。6回85球、4安打無失点で2勝目を手にした。4月7日以来150日ぶり勝利となった。打でも輝いた。3回先頭では左翼線へ鋭い当たりを放ち、今季2本目の安打。0-0の3回2死満塁では遊撃への内野安打で先制点を自らもぎ取った。プロ3年目で初の複数安打。投打で勝利にけん引した。■7回から継投で無失点リレー2点リードの7回からは継投に転じた。7回はケムナ誠投手(27)が2死一、二塁を招くも無失点。リードが7点に広がった8回は矢崎拓也投手(27)が無失点。9回は松本竜也投手(22)が締め、3戦連続完封勝利を完成させた。■CS圏の3位阪神には2・5差ナイトゲーム開催の3位阪神には、広島の試合が終了した時点で2・5差に迫った。借金はいまだ「6」ながら、本拠地では36勝27敗2分けと好成績。地の利を生かしている。

◆広島は球団史上6度目の3戦連続完封勝利。DeNAに同一カード3連勝となった。佐々岡真司監督(55)は「試合前に(山本)浩二さんから3試合連続完封しろ、と電話をもらった。プレッシャーもあったが、完封リレーできて良かった」と振り返った。一問一答は以下の通り。-玉村が投打の活躍玉村らしい緩急を使ったピッチングをしてくれた。非常に粘りのある。自分で打って先制打になりました。本当にに投打の活躍だと思います。-坂倉が自己最多を更新する13号頼もしい限りです。ここぞというときの満塁本塁打。一番ほしいところの本塁打だった。-3試合連続完封勝利は球団タイ記録甲子園で3連敗して地元帰って。先発陣が試合をつくるとこういう形になりますし。今日は試合前に(山本)浩二さんから3試合連続完封しろ、とそういう電話をもらって。プレッシャーはあったんですけど、最後の最後でヒヤヒヤしながら完封リレーできて良かったです。-7点差付いても8回矢崎(肩を)つくっとったし、(坂倉の)満塁本塁打も2アウトからだったから。明日休みということで矢崎いこうと。昨日使ってなかったし。-CSいけば戦うであろうDeNAに3連勝CSとかそういうよりも、うちは1つも負けられない気持ちで1試合1試合、残り試合を、そういう負けられない気持ちで1試合1試合やるだけです。

◆投手陣が引っ張った! 広島がDeNA打線を3試合連続で零封し、同一カード3連勝を決めた。3戦連続無失点勝利は19年以来6度目の快挙。先発玉村昇悟投手(21)が6回4安打無失点。打っても先制打を含む2安打と活躍し、4月7日以来、150日ぶりの2勝目を挙げた。阪神に3連敗した直後、カードが替わって3連勝。クライマックスシリーズ(CS)進出争いに食らい付いている。まぶしい太陽がマツダスタジアムに降り注ぐ。チケットは完売。3万333人の鯉党が日曜日の本拠地に足を運んだ。暑さの残る9月4日。汗をぬぐいながら玉村は役目を果たした。6回無失点の好投で5カ月ぶりの白星。今季2勝目は自らの手でつかみ取った。投げては2度のピンチを背負うも要所を締めるメリハリのある投球。そして、打ってもまた活躍だった。0-0の4回2死満塁、DeNA京山の148キロにどん詰まり。ボテボテの遊撃へのゴロを背に全力試走した。「(打った瞬間)やばいと思ってとにかく走るしかない、と。(手は)しびれました。ゴロが転がったらあとは神頼み」。願いが通じた先制打が勝敗を分ける1点になった。「ずっと勝てていなかった。なんとかゼロでいきたいなと思って投げた結果、勝てて良かった」。この日のヒーローは充実した表情でお立ち台に立った。プロ初登板を含む17試合を投げた昨季途中から、靴下を足袋タイプのものに替えている。「指の使い方が下手なので。5本指だと(指が)ばらけてしまう。逆に(袋が)1つだけのやつだと自由が利かない」。ちょうど良いあんばいの靴下を見つけ、即採用。踏み出し足も含め、より地面をつかむような感触が身についた。玉村が無失点でつないだバトンはケムナ、矢崎、松本と渡り、球団史上6度目の3戦連続完封を決めた。佐々岡監督は「試合前に(山本)浩二さんから3試合連続完封しろ、と電話をもらった。プレッシャーもあったが、完封リレーできて良かった」と刺激的な一戦を振り返った。勝利投手の玉村も「僕だけの力ではない。みんなでゼロに抑えられたのは投手陣としてもすごくいいことだと思う」。シーズン最終盤にして再び投手陣に活気が戻った。試合をつくる投手陣が反撃に勢いを与える。【前山慎治】広島が2日DeNA戦から3試合続けて完封勝ち。広島の3試合連続完封勝利は19年4月24~27日以来、6度目の球団タイ記録。今回のように同一カードの3試合で記録したのは、70年10月11~13日ヤクルト戦、81年8月14~16日中日戦に次いで41年ぶり3度目。○...坂倉将吾捕手が6年目でキャリアハイの13号を満塁弾で飾った。3-0とした7回2死満塁。田中健の高めに浮いた変化球に反応し、右翼席まで運んだ。勝利を決定づける大きな一撃。「球種は問わず、甘めにきたら振ろうと思っていた。試合に出ている以上、それなりに打たないといけない」。137安打も昨季の自己最多を更新中で、タイトル争いに参戦中だ。

◆広島がDeNA打線を3試合連続で零封し、同一カード3連勝を決めた。先発玉村昇悟投手(21)が6回4安打無失点。打っても先制打を含む2安打と活躍し、4月7日以来、150日ぶりの2勝目を挙げた。広島玉村は1本のペンでコントロールを磨いた。今春キャンプ時、横山投手コーチの発案でベース盤の上に黒いボールペンが置かれた。「この上を通してみろ」。容易なことではない。ボールペンの太さは1センチあるかないか。マウンド上からは、その存在すら見えづらい。玉村は「かすかに見える黒いものの上に投げるのは難しい。ただ、それは意識の問題。『ココに投げる』とより強く意識もできるようになったので」と効果的な練習だったと振り返る。この日唯与えた四球も際どいコースを攻めた上でのもの。生命線のコントロールは、地道なトレーニングのたまものだ。【広島担当=前山慎治】

◆DeNAは3試合連続となる今季11度目の0封負けで広島に痛すぎる3連敗を喫した。1番桑原が2安打1四球で3度出塁し、2番関根も2安打を放ったが、クリーンアップは宮崎が1安打のみと沈黙。佐野は3連戦で計12打数1安打と抑え込まれた。守備では関根の悪送球が失点に絡むなど、この3連戦は攻守ともにミスが目立った。三浦監督は「投打ともにかみ合わなかった」と首をひねった。

◆広島が大勝で3連戦3連勝。四回に玉村の適時打と暴投で2点を先制し、七回に失策と坂倉の満塁本塁打で5点を奪って突き放した。玉村は6回を4安打無失点で2勝目を挙げた。DeNAは3試合連続の零敗を喫した。

◆DeNAは3連戦で1点も奪えず、3連敗を喫した。一回2死二塁で4番牧が見逃し三振、三回2死一、三塁で3番佐野が一直に倒れるなど、あと一本が出なかった。三浦監督は「かみ合わなかったなという3連戦だった」とため息をついた。中軸に元気がなく、8月の勢いは完全になくなった。6日からは9連戦、その後1日空いて10連戦が控える。三浦監督は「切り替えをして、歯車を合わせていけるようやっていく」と表情を引き締めた。(マツダ)

◆広島が3試合連続零封勝利。佐々岡監督は自身が入団当時の1990年の監督で、引退後も親交が厚いミスター赤ヘルから猛ハッパをかけられたことを明かした。「今日は試合前に(山本)浩二さんから『3試合連続完封しろ』と電話をもらった。プレッシャーはあった。最後はヒヤヒヤだったが、完封リレーできてよかった」球団OBで元監督の山本氏が、地元テレビ局で野球解説のため、バックネット裏から熱視線を送った一戦。先発・玉村が6回4安打無失点と試合を作るとケムナ、矢崎、D5位・松本が無失点でつなぎ3連勝を飾った。3試合連続零封勝利は球団最長タイ。直近は2019年4月24日の中日戦(マツダ)から同27日のヤクルト戦(神宮)で達成した。本拠地の同一カード3連戦に限ると1970年10月11―13日のヤクルト戦(広島市民)で安仁屋、外木場、大石が連続完封勝ちして以来52年ぶり。佐々岡監督は「先発陣が試合を作ると、こういう形になる」と満足げにうなずいた。玉村は0─0の四回2死満塁で決勝点を挙げる遊撃適時内野安打を放つなど投打で活躍。2日は大瀬良、3日は遠藤がともに7回無失点と好投しており「試合前の練習で遠藤さんからプレッシャーをかけられていた。何とかゼロでいきたかった。勝ててよかった」と胸をなで下ろした。チームは8月30日からの阪神3連戦(甲子園)で3連敗も、本拠地で2位DeNAに3連勝して息を吹き返した。逆転優勝は厳しい状況だが、3位阪神とは2ゲーム差でクライマックスシリーズの可能性は十分。鉄壁の投手力で奇跡を起こす。(柏村翔)

◆DeNAは、広島との3連戦に3連敗。同一カードでは、1989年10月4-6日の巨人戦(横浜)以来の3試合連続零封負けとなった。元気のない打線に、三浦大輔監督(48)は「投打ともにかみ合わなかった。いいプレーもありましたけど、ミスもあった。流れをつかめなかった3連戦だった」と声を絞り出した。3試合で長打は3本だけ。佐野は12打数1安打、ソトは8打数無安打5三振と苦しんだ。0―2の七回は勝ちパターンの伊勢を送ったが、死球や失策が絡んで失点。1死満塁で降板後、田中健が坂倉に満塁弾を浴びて大勢が決した。マツダスタジアムでは3勝9敗と大きく負け越して今季終了。ナイターで首位・ヤクルト、3位・阪神も敗れたものの、首位に食らいつき、2位を盤石にするため〝負の連鎖〟を止めたい。5日は今月3日間しかない貴重な休養日。その後は9、10連戦が控える。指揮官は「いい切り替えの日にして、また臨んでいきたい」とし、新幹線で横浜へ戻った。(横山尚杜)■データBOX?DeNAが2日の広島戦(●0-2、マツダ)から3試合連続零封負け。2012年4月29日の中日戦(ナゴヤドーム)-5月1日のヤクルト戦(横浜)以来10年ぶり。同一カードで喫したのは、1989年10月4-6日の巨人戦(横浜)以来33年ぶり。?広島の3試合連続無失点勝利は球団タイ記録で、19年4月24日の中日戦(マツダ)-同27日のヤクルト戦(神宮)以来3年ぶり6度目。同一カード連戦で記録したのは、70年10月11-13日のヤクルト戦(広島市民)、81年8月14-16日の中日戦(ナゴヤ)に次いで41年ぶり3度目。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
70492 0.588
(↓0.005)
-
(-)
22535
(+3)
468
(+6)
151
(+1)
63
(-)
0.253
(↓0.001)
3.480
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
61542 0.530
(↓0.005)
7
(-)
26411
(-)
438
(+7)
96
(-)
41
(+1)
0.253
(-)
3.420
(↓0.03)
3
(-)
阪神
61633 0.492
(↓0.004)
11.5
(-)
16426
(-)
363
(+2)
76
(-)
97
(+1)
0.243
(-)
2.560
(-)
4
(-)
広島
59653 0.476
(↑0.004)
13.5
(↑1)
16477
(+7)
474
(-)
79
(+1)
25
(-)
0.254
(-)
3.460
(↑0.02)
5
(-)
巨人
58643 0.475
(↑0.004)
13.5
(↑1)
18474
(+2)
533
(-)
135
(+1)
54
(-)
0.242
(-)
3.820
(↑0.04)
6
(-)
中日
54661 0.450
(↑0.005)
16.5
(↑1)
22349
(+6)
433
(+3)
57
(-)
50
(+1)
0.246
(↑0.001)
3.400
(-)