ヤクルト(★1対5☆)中日 =リーグ戦20回戦(2022.09.03)・明治神宮野球場=
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中日
20000120051001
ヤクルト
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勝利投手:小笠原 慎之介(7勝8敗0S)
敗戦投手:小川 泰弘(6勝8敗0S)

本塁打
【中日】ビシエド(12号・6回表ソロ)

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◆中日は初回、ビシエドとA.マルティネスの連続適時二塁打で2点を先制する。その後は6回表にビシエドのソロで加点すると、7回には大島が2点適時二塁打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・小笠原が8回途中1失点の力投で今季7勝目。敗れたヤクルトは、打線がつながりを欠いた。

◆中日の4番ダヤン・ビシエド内野手(33)が先制の左前適時二塁打を放った。初回2死一塁。先発小川の直球に差し込まれたが、飛球を左翼キブレハンが打球を見失うラッキーなヒットに。「神様が味方してくれた幸運なヒットですね。先制できてよかった」。2日に25打席ぶりのヒットを放ったばかりで、8月18日の敵地広島戦以来、58打席ぶりのタイムリーにほっとした表情。6回にも小川から左翼へ12号ソロを放った。

◆首位ヤクルトは連勝が5で止まった。2位DeNAも敗れたため、7ゲーム差は変わらない。先発の小川泰弘投手(32)は6回2/3、8安打5失点で8敗目を喫した。初回、2死一塁からビシエドに左中間へ先制を許す適時二塁打を打たれた。ただ、左翼のキブレハンが目測を誤ったもの。試合開始直後だった。高津監督は「薄暮で見えづらくて、そこから不運な点の取られ方だった」。この回2点を失った。2回からは0を重ねたが、最後まで粘れなかった。6回、ビシエドにソロを打たれ、7回は2死走者なしから投手の小笠原に二塁打。さらに岡林、大島と3連打で2点を追加され、降板した。高津監督は「6回のビシエドのホームラン。次の1点が左右すると思っていたので、あの1発は大きかったですね。(7回は)2アウト、ランナーなしからのピッチャー。アウトを取って欲しかったです」と率直に話した。本調子ではないエースについて、指揮官は「もっとスピードがあっていいし、変化球にキレがあっていい。いろいろ試しながら、チャレンジしながら、トライはしていると思う」と復調を願っていた。ヤクルトのM点灯 ヤクルトの優勝マジックナンバー再々点灯は最短で6日。ヤクルトが4日中日戦、6日阪神戦に連勝した場合、DeNAが連敗するか1敗1分けでM15が出る。

◆中日小笠原慎之介投手が汚名返上の7勝目を挙げた。6度先頭打者を許したが、8回途中を8安打1失点。自身の連敗を2で、チームの連敗も4で止める好投を見せた。「慎重だったら、カーブは投げられない。そのくらいの覚悟を持って投げた」前夜50号を放った4番村上のアーチは封印した。2安打されたが6回2死の第3打席は、カーブ連投で空振り三振。肉を切らせて骨を断つ戦法で、今季セ・リーグワーストの3被弾を献上していた主砲を得点にからませなかった。自己最速タイの152キロもマーク。4回無死一、三塁のピンチでは、オスナの投直を自身の左足付け根に当てながら捕球し、飛び出した一塁走者の村上もアウトにする併殺も完成させた。ベンチで患部の状態を確認後、サンタナを空振り三振に斬った。「本当は(8回を)完結したかった。あと(残り試合)は全力で全部投げるつもり」。2年連続の規定投球回数クリアも射程圏。大野雄、柳と3本柱を指名されてきた左腕が貪欲に白星を重ねる。【伊東大介】▽中日立浪監督(小笠原について) (結果的に投直となった4回オスナの左足付け根付近への打球直撃は)大事に至らずによかった。7、8回まで投げられるようになり、素晴らしい投球だった。▽中日A・マルティネス(初回に2日の1軍復帰後、初安打となる左翼線適時二塁打) いいところに球が飛んで(ライン)ギリギリのところに落ちてくれた。○...不振だったダヤン・ビシエド内野手が乗ってきた。初回2死一塁。先発小川の直球に差し込まれた飛球を、左翼キブレハンが見失ってラッキーな先制二塁打。タイムリーは8月18日の敵地広島戦以来、58打席ぶりで「神様が味方してくれた幸運なヒット」と喜んだ。6回には小川の内角高めの直球を左翼席に運び、7月29日の広島戦以来36日ぶりの12号ソロ。1発を含む2日連続の猛打賞で小笠原を援護した。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)は、三塁を蹴る前に中日の中堅岡林が捕球したことを知った。1-5の9回、先頭でこの日3安打目となる右前打。そこから2死一、二塁としたが、最後は長岡のいい当たりも外野手の正面に飛んだ。二塁から走った村上だったが、試合終了に口元をキュッと引き締め、ベンチへ引き揚げた。前日に史上最年少の22歳でシーズン50本塁打に到達。プロ野球史を塗り替えた。連日の1発は生まれなかった。それでも、存在感は変わらない。2回先頭で二塁打。4回無死一塁で中前打、そして9回とチャンスメークを重ねた。ただ、後が続かない。計7イニングで先頭が出ながら1点のみ。連勝は5で止まった。高津監督は「先頭は出るが得点圏になると出ない。その差だと思います。点が入る、入らないは」と嘆いた。打線のつながりに必要なものを象徴する場面があった。4回、村上の中前打で一塁走者の山田は一気に三塁へ。それを見た村上は両手をたたいて喜んだ。続くオスナの痛烈なライナーは小笠原の好守に阻まれ無得点だったが、本塁打だけが得点の手段ではない。つないで、走って、好機を広げる。打率をさらに伸ばし、3冠王へ走る村上の姿が語っていた。【古川真弥】ヤクルトのM点灯 ヤクルトの優勝マジックナンバー再々点灯は最短で6日。ヤクルトが4日中日戦、6日阪神戦に連勝した場合、DeNAが連敗するか1敗1分けでM15が出る。

◆ヤクルトは好評配信中のアプリゲーム『八月のシンデレラナイン』とのコラボを記念して、冠協賛試合「八月のシンデレラナイン presents ハチナイター」として開催した。始球式は、同ゲーム内で花山栄美役を務める声優・松嵜麗(37)が務めた。「八月のシンデレラナイン」の通称〝ハチナイ〟にちなみ、背番号「89」が刻まれたユニホームを着用して登場。〝登板〟前から相当緊張した様子を見せていた松嵜は、マウンドに上がる前に深々と一礼した。ゼット社の古田モデルの青いキャッチャーミットを左手にはめ、初めての始球式でセットポジションから見事にノーバウンド投球を披露した。「緊張しました。ファンとしてグラウンド開放デーとかでグラウンドに降りてもマウンドのほうにはいかなかったので、今思えば行って味わっておけばよかったなと...。ずっとファンやっていましたけど初めて見る景色だったので、新しい神宮球場の姿が見られた気がしました。自己評価は70点ぐらいです」事前練習では、ヤクルトOBで元投手の久古健太郎氏(36)、元外野手の鵜久森淳志氏(35)に約1時間ほど指導を受け、「力を抜いて、腕を釣り竿のようにして投げろ」と助言をもらったという。この日も直前に球団職員にリリースの仕方を習い「何とかなりました」と汗をぬぐった。自身が声優を務める「八月のシンデレラナイン」は、「青春×女子高生×高校野球」をテーマにした野球型青春体験ゲーム。「野球をがっつり練習する子もいれば、私のキャラクターみたいにおしゃれが大好きで、最初は練習をなかなかしたくないという子も仲間と一緒に頑張っていくという熱い感じ。野球好きの方にも楽しんでいただけると思います」とアピールした。最後にリーグ連覇、球団初の2年連続日本一へ突き進むヤクルトに向けて「野村(克也、元監督)さんも成し遂げたことがない日本一連覇をしてほしい」と熱烈エールを送った。

◆打撃不振の中日のビシエドが8月18日以来の打点を挙げ、復調の兆しを見せた。0―0の一回2死一塁で左中間へ適時二塁打。打ち上げた飛球を左翼手のキブレハンが見失い「神様が味方してくれた幸運なヒット。先制できて良かった」と振り返った。2―0の六回1死では、1試合3本塁打した7月29日以来の一発となる12号ソロ。体が投手方向に突っ込んで内角に詰まる打席が目立っていたが、小川の内角高めの球をうまく捉えて左翼席へたたき込み「いいスイングで打つことができた」と自画自賛した。前日2日に6試合ぶりの安打となる3安打を放った勢いを持ち込んだ。

◆勝負の9月の戦いが始まった。8月は7連敗がありながらも、12勝11敗1分けで2カ月ぶりの勝ち越し。リーグ連覇へ、レギュラーシーズンのクライマックスを迎える。「すごく難しい1カ月でした。また月も替わるし、最後の1カ月ですし、また先はどうなるかわからないですけど、全力で戦うのみですね」高津監督は、そう決意を示していた。9月の初戦となった2日の中日戦(神宮)は5―0の完封勝利で1分けを挟んで5連勝を飾った。勢いに乗りたい2戦目の先発を任されたのは、エース・小川泰弘投手(32)。前回登板の8月27日のDeNA戦(横浜)で約2カ月ぶりの6勝目(7敗)を手にしていた右腕が、連勝を目指しマウンドに上がった。ただ、立ち上がりから不運に見舞われた。2死一塁から、ビシエドの打球は左翼へ。打った瞬間はアウトかと思われたが、左翼手・キブレハンが打球を見失い、懸命に捕球を試みるもグラブに当たって落球(記録は二塁打)。続くA・マルティネスにも左翼線に落ちる適時二塁打を浴びた。その後は、粘り強く投球したが、六回1死でビシエドに左越えソロを被弾した。七回は2死からの3連打で2点を失ったところで降板した。「残りの試合をしっかり投げていくしかない。過去を振り返ってもしようがないですし、しっかりと結果を出せるように頑張りたい」。誓いも空回り...。6回2/3を8安打5失点。デーゲームで2位DeNAが負けていただけに、勝ってゲーム差を広げておきたいところだった。チームの連勝は「5」で止まった。

◆ヤクルトの村上は51号はお預けとなったが、4打数3安打でリーグトップの打率を3割4分1厘に上げた。2安打した2位大島との差を目の前で1分7厘に広げ、三冠王にまた前進した。小笠原に対し、二回に左中間二塁打で出て三盗試みてアウトとなり、四回には中前打。1―5の九回はR・マルティネスの落ちる球を右前打し好機につなげた。高津監督は「しっかりスイングができているので速い打球が抜けていく。(盗塁も)ミスとは思っていない」と評価した。

◆セ・リーグ首位のヤクルトは1―5で敗れ、連勝が5で止まった。村上宗隆内野手(22)が4打数3安打でリーグトップの打率は・341に上昇したが、打線が10安打1得点と決定打を欠いた。「しっかりスイングして打球が速いので、間を抜けていく確率も高い。1打席目とか、追い込まれてコンパクトに打っているし、ああいう技術もあるんだろうなと」高津監督は敗戦に笑顔はなかったが、主砲の技術に目を細めた。2日に日本選手では2002年の松井秀喜(巨人)以来となるシーズン50号を史上最年少で放った村上は、二回先頭で左中間二塁打。高めの直球を逆方向へはじき返した。1死後にはアウトとなったが三盗も企図。次の塁を狙う積極性をみせた。四回に中前打、九回には右前打を放ち、今季13度目の猛打賞で140安打。再び安打数で阪神・近本に並びリーグトップに躍り出た。ただ、打線がつながりを欠き、得点は八回に代打・浜田の二ゴロの間に挙げた1点のみ。7度回の先頭が出たが本塁が遠く、高津監督は「得点圏にいったときに1本出すか出さないか。ゲームを左右する大きなポイント」と嘆いた。2位・DeNAも敗れ7ゲーム差は変わらず。残り23試合。村上を中心に、打線をつなげる。(赤尾裕希)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
70482 0.593
(↓0.005)
-
(-)
23532
(+1)
462
(+5)
150
(-)
63
(-)
0.254
(↑0.001
3.470
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
61532 0.535
(↓0.005)
7
(-)
27411
(-)
431
(+4)
96
(-)
40
(-)
0.253
(↓0.001)
3.390
(-)
3
(-)
阪神
61623 0.496
(↓0.004)
11.5
(-)
17426
(+1)
361
(+7)
76
(+1)
96
(-)
0.243
(↓0.001)
2.560
(↓0.03)
4
(-)
広島
58653 0.472
(↑0.005)
14.5
(↑1)
17470
(+4)
474
(-)
78
(-)
25
(+1)
0.254
(↑0.001)
3.480
(↑0.03)
5
(-)
巨人
57643 0.471
(↑0.004)
14.5
(↑1)
19472
(+7)
533
(+1)
134
(-)
54
(+1)
0.242
(-)
3.860
(↑0.02)
6
(-)
中日
53661 0.445
(↑0.004)
17.5
(↑1)
23343
(+5)
430
(+1)
57
(+1)
49
(+1)
0.245
(-)
3.400
(↑0.02)