ソフトバンク(☆5対2★)西武 =リーグ戦19回戦(2022.09.03)・福岡PayPayドーム=
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西武
1000001002412
ソフトバンク
01211000X5902
勝利投手:板東 湧梧(2勝1敗0S)
(セーブ:モイネロ(1勝1敗19S))
敗戦投手:與座 海人(9勝6敗0S)

本塁打
【西武】森 友哉(7号・1回表ソロ),中村 剛也(10号・7回表ソロ)
【ソフトバンク】今宮 健太(5号・2回裏ソロ),デスパイネ(8号・3回裏2ラン)

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◆ソフトバンクは1点を追う2回裏、今宮のソロで同点とする。続く3回にデスパイネの2ランで勝ち越すと、4回には甲斐の適時打でリードを広げた。投げては、先発・板東が7回4安打2失点の好投で今季2勝目。敗れた西武は、先発・與座が試合をつくれなかった。

◆西武与座海人投手(26)は7月終了時に8勝3敗だったが、8月は1勝2敗。7月までは9イニング換算の平均援護点が3.97点も、8月はわずか1.93点だけ。10勝目を狙った8月20日以降は2試合続けて援護がない。

◆西武中村剛也内野手(39)が、盟友に通算7本目のバースデー弾を贈った。4点を追う7回、先頭の打席。攻めあぐねるソフトバンク板東から、甘く入ったカットボールをとらえ左翼席へ10号ソロ本塁打を運んだ。自身14度目の2桁本塁打となった。9月3日は同期入団で同学年の栗山巧外野手の39歳の誕生日。プロ21年間で、同日通算7本目の祝弾となり「クリ(栗山)の誕生日に打てて良かったです」と納得の表情を見せ、バットで祝った。ちなみに今季「同期入団かつ同学年で、入団した球団に最も長く在籍したコンビのプロ野球最長記録」である、巨人槙原寛己と村田真一(82~01年)、ロッテ福浦和也と小野晋吾(94~13年)の20年を塗り替え、21年目の栗山と中村が更新している。

◆西武与座海人投手(26)が初の2桁勝利を前にして、3試合連続の足踏みとなった。2回先頭、前夜に続きソフトバンク今宮に先制アーチを浴びた。3回にはデスパイネに2ランを打たれるなど、得意のはずの右打者に打たれた。5回途中に降板を余儀なくされ、4回1/3 7安打5失点(自責4)に終わった。これで9勝目を挙げてから3試合連続で、白星なしが続いている。与座は「前回登板の反省を生かして1週間調整してきたなかで、良い感触で投げることが出来ていたのですが、ヒットや四球を与えてしまってから、良い流れを作っていくことができませんでした。今宮選手への1球は失投です。そういう1球が流れを手放す形になってしまったのだと思います」と悔しがった。

◆西武はソロ2発にとどまり、首位攻防戦で2連敗を喫した。初回に森の1発で先制も、追加点は7回に中村のソロ弾のみ。今カード、外崎と源田の1、2番コンビが17打席無安打と沈黙。打線がつながらず、22イニング適時打なしで敗れた。首位ソフトバンクと1ゲーム差に離され、辻監督は「元気がないね、1、2番が。ウチは粘り強くついていく。(首位を)狙えるところで勝負できれば」と食らい付いていく。▽西武与座(5回途中降板で初の2桁勝利を前に3試合足踏み)「(同点弾の)今宮選手への1球は失投です。そういう1球が流れを手放す形になってしまった」

◆ソフトバンクが西武との首位攻防戦で連勝し、2位に後半最大の1ゲーム差をつけた。8月はコロナ禍に見舞われたが、前日2日に柳田が1軍復帰し、この日は中村晃と川瀬が昇格即スタメン。役者がそろいつつある打線が、前回完封された先発の与座を打ち崩した。孫正義オーナー(65)も駆けつけた御前試合でがっちり首位を固め、勢いそのまま一気に突っ走る。快勝に藤本監督の表情が緩んだ。「選手がしっかりやってくれている。全員で戦おう、チーム一丸になってやろうということ」。コロナ陽性判定を受けていた柳田が2日に復帰し、この日は中村晃と川瀬が昇格即スタメンで出場。帰ってきた男たちが、前回完封された与座攻略に一役買った。孫オーナーも観戦した御前試合で西武との首位攻防戦に2連勝。2位に後半戦最大の1ゲーム差をつけ、がっちり首位固めだ。「復帰組」が渋い働きで打線につながりを生み出した。2番起用された川瀬は同点の3回1死から中前打。デスパイネの2ランで勝ち越しのホームを踏んだ。中村晃は3番で出場。「昨日チームがいい勝ち方をしていたので、その流れを壊さないように試合に臨みました」。5回1死から四球出塁し、敵失に乗じた追加点を呼び込んだ。主力不在の間に奮闘した「若鷹組」も存在感を出した。谷川原は二塁打1本、エンドランでの進塁打2本で仕事を果たした。藤本監督は「コロナ陽性者が出たときは、若い選手たちが頑張ってくれた。主力が帰ってきて、主力と若手が交じって、いい形で戦えるんじゃないかなと思います」と手応え十分。残り24試合の最終コーナーにきて、理想的な形で、就任時から掲げてきた「若手とベテランの融合」がマッチしてきた。コロナ陽性判定を受けていた牧原大、周東、柳町もこの日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(佐藤薬品)で実戦復帰。1番周東2番牧原大、3番柳町がそれぞれヒットを放ち、いきなりのスタメン起用に応えた。藤本監督は「早期に上がってくると思います」と明かし、4日にも1軍昇格の可能性がある。役者をそろえて、一気に混パを抜け出す。【山本大地】○...先発板東が自己最多の7回115球を投げ、ソロ2本の2失点に抑えて2勝目を挙げた。「目の前の打者、1人1人に集中して投げた。自分の投球すれば結果はついてくると思って」。初回2死から森に先制ソロを被弾。7回に中村にもソロを許したが、主砲山川は厳しく内角を突くなど「攻め」の投球を忘れなかった。藤本監督も「板東は最高のでき。よかった」とたたえた。○...モイネロが危なげなく19セーブ目を挙げた。3点リードの9回を無失点に抑え「大事な試合でセーブを挙げることができてうれしい」と会心だ。相手を寄せ付けない投球に、SNSなどネット上ではファンらが「モイネロの攻撃」と話題にしてきた。前日2日から場内のビジョン演出にもそのフレーズが登場。「表示されているカーブの変化量がすごい(笑い)。攻める気持ちを持って、いい球を投げようという思い」と笑顔だった。○...今宮が2戦連続アーチで連勝に貢献した。1点を追う2回。先頭で与座の130キロの直球を左翼席に運んだ。「今日はいつも以上にコンパクトに打つことを心掛けて打席に入った。ホームランになったのは結果的に角度がついただけです」。5号同点弾を淡々と振り返ったが、前日2日の先制決勝弾に続く値千金の1発。2試合連続の5番で役割を果たした。▽ソフトバンク甲斐(4回にリードを3点に広げる右前適時打)「打ったのはカーブ。得点圏にランナーがいたので、追加点をという気持ちだけでした。当たりは良くなかったけど、いいところに飛んでくれました」▽ソフトバンク・デスパイネ(3回に与座から勝ち越しの8号2ラン)「高めの真っすぐを捉えることができたよ。何とかチームのために1本という思いで打席に入りました」▽ソフトバンク川瀬(復帰戦で1安打)「とにかくチームのために、自分ができることをやるだけだと思いました。ヒットも打つことができたし、勝てたことがすべてだと思います」

◆いつからそう呼ばれるようになったか、定かではないが9月3日は「ホームラン記念日」らしい。1977年(昭52)に巨人の王貞治が通算756号本塁打を放ってハンク・アーロンが持つメジャー記録を更新した日にちなんだという。「(756号のことは)もうだいぶ昔のことだから、誰も覚えていないよ。それにしても板東がよく投げたよね。それに与座をよく攻略してくれたよ」ソフトバンクが西武に連勝し首位を守った。世界のホームラン王であるホークスの王球団会長は「記念日」の快勝を笑顔で振り返った。2年ぶりのV奪回へ向けチームは厳しい9月戦線に突入。王会長の気分も高まってきた。45年前、メモリアル弾に大きく両手を広げてダイヤモンド周回した姿を思い出しながら、一緒にドームの通路を歩いた。今宮、デスパイネのアーチで試合をひっくり返した。チームの複数本塁打は11試合ぶり。やはり「ホームラン記念日」には効果的な1発が飛び出すものなのだろうか、と妙に納得した。「ホームラン」は魅力的だ。1発で試合を引き戻し、1発で試合を決めることもある。蛇足だが、756号を放った翌日、王さんは2戦連続となる本塁打を放っている。「そうそう。あれは(ヤクルトの)安田からだったね」。サヨナラ3ランだった。記念弾よりも懐かしそうに劇的弾を振り返ってくれた。このシーズンは37歳で、自身3度目となる50本塁打を記録した。 さて、ホークスはこれで今季のチーム本塁打数が84本。テラス席ができてから、7年連続でシーズン100本塁打以上を放ってきたが、今年の更新は微妙な情勢だ。1発の魅力に固執することなく、しぶとく「つなぐ打線」でV戦線を戦い抜いてほしいものだ。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆ソフトバンク・藤本博史監督(58)が試合前に代表取材に応じた。指揮官なりの右打ちの〝極意〟を明かした。「右に打つのにうまい選手はインステップしませんからね。右打ちのうまい選手はスクエア(スタンス)から少しオープン(スタンス)気味に入ります。懐が深くないと右打ちはできませんから」就任以降から右打ちやバント、エンドランなどチームバッティングの大切さを強調してきた藤本監督。この日の相手先発はアンダースローの与座。変則右腕の対策の話をする中で、右打ちにまで及んだ。右方向に打ちたいから踏み込んでいくのではなく、自分のポイントまで呼び込むことが大切だと強調した。「うちの選手は右打ちとなったらインステップするんです。インステップしたら、インハイの球どうなりますか? 簡単に考えたら窮屈になりますよね。懐を深くしていたらインハイの球もおっつけやすいんです。『おっつける』という言葉は右打ちのためにある言葉ですからね」指揮官が例に挙げたのは甲斐。「甲斐もインステップするからリード面が変わってくる。甲斐が右打ちうまくなったらリード面ももっと幅広くなります。きのうはいいリードしていましたよ。山川にインサイドを意識づけさせて、結局ちょっとの変化でズレているわけですから」と最後まで、右打ちの重要性を訴えていた。

◆ソフトバンク・長谷川勇也打撃コーチ(37)が試合前に代表取材に応じた。一問一答は以下の通り。――相手先発はアンダースローの与座。現役時代は得意でしたか「あまり記憶にないですけど」――嫌いではなかった「それ用の対策はありましたけどね」――具体的に「普通に、ティー(打撃)を打つ感覚と一緒。あまり詳しくは言いづらいですけど。ティーと一緒というか。それくらいに打てば、打てるだろうと。角度的に。そんな感じです」――選手にも伝えている「でもしっかり上からボールを抑えて、たたいていかないと厳しいかなと思いますけど」――与座の特徴は「四球も少ないし、自分から崩れていくタイプでもない。タイミングもうまく変えながら、打者が嫌がることができているので。なかなか一筋縄ではいかないような感じですけど」――走者がいなくてもクイックで投げてきたり「いつでも足をあげられる、いつでもタイミングが取れる準備、意識付けは打者としてはしているので。そこはきょうも継続して。いつ投球モーションに入ってもいいように待ち構えておく心構えは持たせつつ、ですね」

◆ソフトバンク・千賀滉大投手(29)が4日の西武戦に先発する。試合前にランニングなどで調整して意気込みを語った。「(前回登板から)コロナ明けで体調がおかしいところはありますけど、でも言っている場合じゃないので。あとは何とか自分でやろうと思います」前回登板は8月28日の日本ハム戦(札幌ドーム)で6回無失点。8月上旬にコロナ感染し、復帰戦で球数も「76」に抑えながら白星をゲットした。今回も球数の制限について「多少はあると思いますけど、投げられる球数だと思う」と見通しを語った。「変わらず、しっかり僕が投げないといけないと思っているので。しっかり投げたいです」現在9勝を挙げており、白星となれば7年連続の2桁勝利となる。「2桁はしっかり投げればいけると思いますけど。まずはチームが勝てるように、いい雰囲気になれるように」と強調した。チームはロッテに3連敗を喫したあと、西武との首位攻防3連戦。初戦を取り勝率の差で首位に立ったあと、この日の2戦目も快勝した。千賀の右腕に一気の3連勝がかかる。

◆ソフトバンクが西武との首位攻防戦で連勝。先発・板東湧梧投手(26)が7回2失点で2勝目。今宮健太内野手(31)が同点の5号ソロ、アルフレド・デスパイネ外野手(36)が勝ち越しの8号2ランを放った。試合後、藤本博史監督(58)が代表取材に応じた。--板東の内容は「前回楽天戦(8月25日、楽天生命パーク)で初回に7点取られた。その後にしっかり抑えられたので、球自体は強い球を投げられているので。あとは気持ちの問題。きょうは思い切っていきますということで、いい投球をしてくれました」--八回、九回も継投で無失点「きのうも藤井、モイネロが投げているので。どっちかはあしたに取っておきたいと。モイネロを使うだけで済んだので、よかったです」--今宮が二回無死に2試合連発の同点弾「最初に1点取られて、今宮のホームランで『よしいくぞ』とベンチもなっていたので」--デスパイネと今宮の4番5番が機能した「今宮の5番は、今5番を打つ人がいないから。今宮を2番に置きたいよね、本当はね」--デスパイネが勝ち越し2ラン「ずっと調子いいので。あそこのホームランは効きましたね。足の方に疲れがきているので。途中で交代しましたけど、あしたも頑張ってくれると思います」--甲斐とグラシアルもきっかけになりそうな安打を「甲斐もバッティング悩んでいたんですけど、もう投手に打ち返す、投手に打ち返すと、それだけでいいよと。ボールにぶつけにいく気持ちでいったらどうだと、きょう少し話させてもらったんですけど」--板東の内容でよかったのは「ゾーンで勝負できているのが一番。甲斐のリードもよかったですよ。インコースをよく攻めてくれて、山川でも足を動かして少しずつズレてきているかなと感じましたね」--板東の制球力があるからこそ、あれだけ攻められるところもあるのか「当然、甲斐がインコースに構えても、インコースにこない投手もいますから。そこは制球の板東だからできたのはあると思います。それでも続けたらいいんですよ。投げられないなら、練習すればいいんですから」--中村晃、川瀬が復帰してきた「今までコロナ陽性者が出たとき、若い選手が頑張ってくれた。主力が帰ってきて、主力と若手がまじって、いい形で戦えると思います。あしたは(先発が)千賀なので、何とか3連勝したいです」--周東、牧原大、柳町らが2軍戦で復帰「まだ検討中です。いろいろシミュレーションして、空いているポジションで中村晃、川瀬は呼んだけど。外野は1つしか空いていないので。いろいろ検討して。早期には上がってくると思いますけど」

◆ソフトバンクが首位攻防戦2連勝。0―1の二回に今宮のソロで同点、三回はデスパイネの2ランで勝ち越した。四、五回にも1点ずつを加えた。板東が7回2失点で2勝目、モイネロが19セーブ目を挙げた。西武は与座が崩れ3連敗。

◆いつの時代も、放物線にファンは夢を抱く。「9・3」の「ホームランの日」にソフトバンク・今宮が2試合連発の5号ソロ。首位攻防戦で連勝に導いた。「いつも以上にコンパクトに打つことを心掛けて打席に入りました。同点に追いつく一本となってよかったです」先発の板東が一回に1失点。先制を許したが、二回無死だった。アンダースローの与座の直球を泳ぐようにとらえると、打球は左翼ポール際に着弾。「結果的に角度がついただけ」と謙そんしたが、貴重な同点弾だ。三回2死一塁ではデスパイネが勝ち越しの8号2ランを放ち、2本のアーチがチームを勝たせた。伝説が生まれた日だ。1977年9月3日、巨人-ヤクルト(後楽園)で巨人の王貞治(現ソフトバンク球団会長)が、当時の世界記録であったハンク・アーロンの755号を上回る756号本塁打を放った。両手を掲げて一塁にゆっくり歩く姿はプロ野球ファンの記憶に刻み込まれている。あれから45年。時代が変わっても今宮もホームランに憧れる一人だ。「王会長の世界記録の樹立の記念すべき日に、ホームランを打つことができ、チームが勝てたことが何よりです」孫正義オーナー、王会長も見守る中、首位攻防戦で連勝し、西武に1ゲーム差をつけた。藤本監督は「明日は千賀なので。何とか3連勝したい」と言い切った。本塁打で決する試合は何度もないかもしれないが、本塁打への憧れが野球選手を強くしてくれる。「あしたもチームの勝ちに貢献できるように頑張っていきます」と今宮。残り24試合。頂点に立ち、勝者として球史の名を刻んでみせる。(竹村岳)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
63542 0.538
(↑0.004)
-
(-)
24459
(+5)
400
(+2)
84
(+2)
68
(+1)
0.256
(-)
3.150
(↑0.01)
2
(-)
西武
64573 0.529
(↓0.004)
1
(↓1)
19418
(+2)
379
(+5)
104
(+2)
55
(-)
0.232
(↓0.001)
2.650
(↓0.02)
3
(-)
ORIX
65581 0.528
(↑0.003)
1
(-)
19417
(+4)
389
(+3)
70
(-)
58
(+3)
0.247
(-)
2.790
(-)
4
(-)
楽天
60582 0.508
(↑0.004)
3.5
(-)
23456
(+5)
432
(+4)
85
(+2)
86
(-)
0.247
(-)
3.460
(-)
5
(-)
ロッテ
58611 0.487
(↓0.005)
6
(↓1)
23397
(+3)
436
(+4)
80
(-)
112
(-)
0.226
(↓0.001)
3.220
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
47713 0.398
(↓0.004)
16.5
(↓1)
22376
(+4)
450
(+5)
86
(+1)
77
(-)
0.231
(-)
3.450
(↓0.01)