広島(☆4対0★)DeNA =リーグ戦22回戦(2022.09.03)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:遠藤 淳志(4勝6敗0S)
敗戦投手:石田 健大(4勝4敗0S)
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◆広島は3回裏、1死二塁から相手失策の間に1点を先制する。そのまま迎えた5回には、秋山の適時打などで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・遠藤が7回無失点の好投で今季4勝目。敗れたDeNAは、先発・石田が試合をつくれず、打線も散発の5安打と振るわなかった。

◆DeNA石田健大投手(29)が、5回途中5安打3失点でKOされた。0-0で迎えた3回1死二塁、野間の一ゴロでベースカバーに入ったが、ソトの送球を捕球できず、先制点を献上。5回1死一、三塁では菊池涼の遊ゴロの間に追加点を許し、降板を告げられた。なおも2死二塁から、2番手の田中健が秋山に右前適時打を浴び、3点目を奪われた。

◆2位DeNAが、2試合連続となる今季10度目の0封負けで広島に手痛い連敗を喫した。2回に牧の二塁打で無死二塁の好機をつくったが、後続が凡退。広島遠藤の前に三塁も踏めず、7回無得点と沈黙した。先発石田は自らの失策も絡み、5回途中3失点でKO。7回には3番手の坂本が秋山に適時打を浴び、4点目を奪われた。三浦監督は「今日は、細かいミスが多かったかなと。そういうところでなかなか流れがこないというか、つかめないというか、終始そんな感じでした」と悔しさをにじませた。試合前の時点で首位ヤクルトとは7ゲーム差。残りは27試合で直接対決は6試合残される。

◆広島遠藤淳志投手(23)が、7回無失点の好投で4勝目をつかんだ。5月25日ロッテ戦以来9戦、101日ぶりの白星。チーム打率リーグトップのDeNAを相手に散発4安打に抑えた。三塁を踏ませない投球でチームは連勝。2カ月ぶりの本拠地デーゲームを勝利で飾った。遠藤自身はデーゲームで3勝目。チームも本拠地に限るとデーゲーム11勝6敗1分けと好相性だ。太陽が雲に隠され、爽やかな風が吹くマツダスタジアム。チームとしては7月3日以来、2カ月ぶりに本拠地でデーゲームを開催した。そのマウンドに立ったのは遠藤。7回無失点と好投し、DeNA打線を寄せ付けなかった。5月25日以来101日ぶりにつかんだ白星は、今季の4勝目。「キレのある真っすぐが自分の持ち味。それを忘れずに、変化球とのコンビネーションでうまく投げられた」。140キロ台前半でも押し込んだ直球にほほえんだ。招いたピンチはわずか1度だけだった。2回、先頭の牧に二塁打を浴びた場面。しかし後続を打ち取り、無失点。三塁すら踏ませず、付け入る隙を全く与えなかった。「前回のDeNA戦でそういうところ(得点圏)が課題だった。落ち着いて投げられた」。最大のピンチとなった2回を難なく切り抜け、勝利へつないだ。今季4勝のうち、デーゲームが3勝。デーゲームに先発する遠藤の戦いは登板前夜から始まっている。「しっかり睡眠を確保して試合に臨まないと(それが)結果につながってくると思う」と睡眠の重要性を理解している。デーゲーム登板前日となれば「(午後)11時くらいに寝ないとスッキリ起きられないと思う」と就寝時間を数時間、いつもより前倒しにする。「睡眠の1時間前に入浴してリラックスした状態で質の良い睡眠を取れるようにしている」。眠りに入るコツは、「何が何でも意地で寝る」。気合の睡眠は気迫の投球につながった。前回登板の7回2失点に続き、この日も7回無失点。安定感も出てきた5年目右腕に佐々岡監督も「腕をしっかり振って真っすぐも変化球もキレがあった。先発投手が試合をつくればこういう展開になる」と高く評価した。一方の遠藤は「これを続けて最後まで全力でいければ」と引き締める。自己最多5勝(20年)にはあと1勝に迫った。【前山慎治】○...広島磯村がマルチ安打マルチ得点に加え、好リードで勝利へ導いた。3回先頭では右前打、5回先頭でも右中間へ二塁打を放った。いずれも得点につながる出塁。「先頭で2つチャンスメークができた。(試合に)出る以上、勝たないといけない。出なくてもベンチを鼓舞して、集中できるようにするのが仕事。どんな仕事でも頑張りたい」。守っては先発遠藤を含む3投手で完封リレーを演出。攻守で存在感を示した。

◆広島秋山翔吾外野手(34)が66打席ぶりに適時打を放った。リードが2点に広がった5回2死二塁。DeNA左腕田中健の高め直球を二塁手の頭上を越す右前打とした。「遠藤もあれだけ頑張っていた。適時打も久しぶりで打点も止まっていたので...」。8月6日阪神戦以来の適時打にホッとした表情を見せた。3点リードの7回2死二塁では外角低めの逃げていく変化球にバットを合わせ、左翼線上に落とす技ありの一打で二塁走者をかえした。「追い込まれてから『バットに当たってくれ』と。たまたま良いところに飛んでくれた」。8月23日に発熱し、1度は出場選手登録を抹消された。体調不良が長引き再合流は同30日。だが、調子は上がらず低迷していた。合流後は試合前時点で3戦10打席1安打。5つの空振り三振を食らうなど、本調子とは遠かった。「打てたのも実力だし、打てなかったのも実力」。体調不良は決して言い訳にしなかった。2打席連続適時打は復調を予感させる。佐々岡監督も「チームにとっても秋山が出ればつながりも出てくる」と上昇を期待。DeNAに2戦連続完封勝ちで、3位阪神と3ゲーム差に接近した。【前山慎治】

◆DeNAは2試合連続となる今季10度目の0封負けで手痛い連敗を喫した。2回に無死二塁の好機をつくったが、後続が凡退。広島遠藤の前に三塁も踏めず、7回無得点と沈黙した。6回1死一塁では佐野の遊直で大田が飛び出すなど、攻守でミスも見られた。三浦監督は「細かいミスが多かったかなと。そういうところで流れがなかなかこないというか、つかめなかった」と苦言を呈した。

◆広島が快勝した。三回に相手の失策で先制。五回は1死一、三塁から菊池涼の遊ゴロ、秋山の適時打で2得点。七回は秋山が2打席連続適時打を放った。遠藤が7回4安打無失点の好投で4勝目。DeNAは2試合連続の零敗を喫した。

◆DeNAは散発の5安打で2試合連続無得点に終わった。二回に無死二塁から先制を逃し、六回は1死一塁から佐野の遊直で一塁走者の大田が飛び出して併殺に。三浦監督は「細かいミスが多かった。そういうところで流れがつかめない」と顔をしかめた。休養日が3日しかない9月に入ったばかりだが疲労の色を隠せず、首位ヤクルトを追う勢いも衰えてきた。三浦監督は「8月もミスはあったが少なかった。見直して、防げるミスを防がないと」と立て直しを期した。

◆広島・遠藤淳志投手(23)が7回4安打無失点で5月25日のロッテ戦(マツダ)以来となる4勝目(6敗)を挙げた。お立ち台で「やっと勝てた。勝てない試合が続いて苦しかったが、ファンの方の声援が僕を押してくれた」と感謝を示した。チームは2試合連続で零封勝利。佐々岡監督は「先発がしっかりゲームを作ればこういう展開になる」とうなずいた。

◆セ・リーグ2位のDeNAは、攻守に精彩を欠いて2試合連続の零封負け。三浦大輔監督(48)は「今日は細かいミスが多かった。そういうところで流れがつかめないというか、終始そんな感じでしたね」と首を横に振った。0―0の三回1死二塁の守備では野間を一塁へのゴロに打ち取ったが、ソトからのトス送球を石田が捕球できず(記録は投失)、二走が生還。六回の攻撃では1死から大田が中前打で出塁したが、続く佐野の遊直で大田が飛び出して併殺。4番・牧の前で好機がついえた。広島投手陣に散発5安打。4番に3打席しか回らなかった。この日は上位3チームがそろって敗れる形となったものの、首位・ヤクルトに食らいつき、2位を死守するためには、休養日が3日しかない9月に入ったばかりの今こそ踏ん張りどきだ。三浦監督は「(18勝6敗と好調だった8月は)ミスもあったけど少なかった。もう一度基本ですけど、防げるミスは防ごうというところです」と凡事徹底を強調した。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
70482 0.593
(↓0.005)
-
(-)
23532
(+1)
462
(+5)
150
(-)
63
(-)
0.254
(↑0.001)
3.470
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
61532 0.535
(↓0.005)
7
(-)
27411
(-)
431
(+4)
96
(-)
40
(-)
0.253
(↓0.001)
3.390
(-)
3
(-)
阪神
61623 0.496
(↓0.004)
11.5
(-)
17426
(+1)
361
(+7)
76
(+1)
96
(-)
0.243
(↓0.001)
2.560
(↓0.03)
4
(-)
広島
58653 0.472
(↑0.005)
14.5
(↑1)
17470
(+4)
474
(-)
78
(-)
25
(+1)
0.254
(↑0.001
3.480
(↑0.03)
5
(-)
巨人
57643 0.471
(↑0.004)
14.5
(↑1)
19472
(+7)
533
(+1)
134
(-)
54
(+1)
0.242
(-)
3.860
(↑0.02)
6
(-)
中日
53661 0.445
(↑0.004)
17.5
(↑1)
23343
(+5)
430
(+1)
57
(+1)
49
(+1)
0.245
(-)
3.400
(↑0.02)