DeNA(☆7対0★)中日 =リーグ戦19回戦(2022.09.01)・横浜スタジアム=
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中日
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DeNA
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勝利投手:ロメロ(5勝7敗0S)
敗戦投手:上田 洸太朗(0勝4敗0S)

本塁打
【DeNA】桑原 将志(4号・3回裏2ラン)

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◆投打のかみ合ったDeNAが完勝。DeNAは3回裏、桑原の2ランで先制に成功する。続く4回に伊藤の適時二塁打で加点すると、6回にはソトが適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・ロメロが6回4安打無失点の好投で今季5勝目。敗れた中日は、打線がつながりを欠いた。

◆DeNAにとって、30日間で27試合が予定される超過密日程となる勝負の9月が始まった。今季は新型コロナウイルスの影響も含め15試合が中止。それに伴って、今月は9連戦、10連戦を含めた27試合が組まれた。連戦のポイントについて、三浦大輔監督(48)は「コンディショニングです。当たり前ですけど、体調管理ですよ」と挙げた。メリハリをつけながら、コンディションを整えていく。三浦監督は「もちろん、疲労回復というのはすごく大きなポイントになりますけど、その中で自分の体調と相談しながら、ここはやっていいのか、ちょっと控えた方がいいのかというところはね、常に自分の体にセンサーを張り巡らせてやっていかないといけないと思います」と話した。8月は月間18勝をマークし、97年8月の20勝に次ぐ球団史上2位タイを記録した。三浦監督は「7月に接戦が多かった中で、選手たちが自信に変えてくれたことが大きいと思います。先発がゲームを作る回数が非常に多かったですし、その中で中盤の少ないチャンスをしっかりものにできて、守り切ったというのが大きかった」と目を細めた。この日は天候が不安定で、午後6時27分から雨で5分中断し、1度は再開したが、再び同36分から55分間中断された。先制点が大きなカギを握る中、3回に桑原が左中間席への先制の4号2ランをマーク。先発のロメロが順調な立ち上がりを見せる中、一振りで2点を先行した。【久保賢吾】

◆中日キラーのDeNAロメロが、6回無失点の好投で今季5勝目を挙げた。150キロを超える速球を軸に、散発4安打に封じ、中日戦は今季3勝目をマーク。「試合前に話していたことが実行でき、ボール自体も良かった。調整時のブルペンなどで、両投手コーチと取り組んできたことを意識して、それを試合で出せたことが一番良かった」と話した。

◆2位のDeNAが、30日間で27試合が予定される超過密日程の勝負の9月を白星でスタートし、首位ヤクルトに6ゲーム差に迫った。降雨で2度、計1時間中断された中、3回に桑原が左中席への先制の4号2ラン。4回には伊藤が右中間を破る適時二塁打を放ち、6回にはソトの左翼フェンス直撃の適時打でリードを広げ、7回に佐野、牧の連続適時打でダメ押しした。大量点を奪った中、野手のキーワードは「つなぎ」の精神だった。先制弾の桑原は「みんながつないでくれたチャンスだったので、自分のスイングで後ろにつなぐことを心掛けました」とコメント。追加点となる適時二塁打を放った伊藤は「後ろは(投手の)ロメロでしたが、つなぐ気持ちで打席に入りました」と狙いを明かし、外角球を強引にいかず、逆方向に打ち返した。キャンプから掲げる「新番長野球」を実践した。3回はロメロが犠打を決め、7回には桑原が犠打を成功。ともに複数得点に結び付けた。6回には右翼へ安打を放った宮崎が相手の送球ミスにつけ込み、迷わずに二塁に進塁。1つ先の塁を狙いにいく意識が、ソトの適時打による追加点を呼び込んだ。投手陣は今季のテーマのストライクゾーン内で勝負し、中日打線を沈黙させた。今季は新型コロナウイルスの影響も含め15試合が中止。それに伴って、今月は9連戦、10連戦を含めた27試合が組まれる。月間18勝をマークし、97年8月の20勝に次ぐ球団史上2位タイを記録した8月の勢いに乗るように、投打ががっちりかみ合った形で中日に同一カード3連勝。今季の対中日戦は15勝3敗1分けとした。【久保賢吾】○...田中健が1軍復帰即登板し、1回を無失点に抑えた。7月に右太もも裏の肉離れを発症し、出場選手登録を抹消。約1カ月半ぶりに1軍に合流した。「久しぶりの登板で緊張しました。昇格後すぐに登板の機会があり、うれしいです」とコメント。三浦監督は「安心して、見ていられた。連戦が続くところで戻ってくれたことは大きいです」と歓迎した。▽DeNA牧(7回に中前適時打)「チャンスで打つことができて、良かったです。流れに乗れるようにと思っていたのでうれしいです」▽DeNA佐野(7回に右前適時打)「チャンスでしたが、冷静に打席に入ることができました。ランナーをかえすことができ、良かったです」

◆中日が今季23度目の完封負けでDeNAに3タテを食らった。打線は得点圏に4度走者を置きながら無得点。3番に新外国人レビーラを据えたが、4番ビシエドと2人で8打席無安打。立浪監督は「少ないチャンスでもう1本が出ないことが開幕から続いている。(相手が打線の)ここだけを抑えればという感じになっている」。残り25試合で48、56年の球団ワースト記録、シーズン24試合完封負けにあと1となった。

◆DeNAは中日キラーのロメロが、6回無失点の好投で今季5勝目を挙げた。150キロを超える速球を軸に、散発4安打に封じ、中日戦は今季3勝目をマーク。「試合前に話していたことが実行でき、ボール自体も良かった」と充実した表情で話した。お立ち台ではお笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春のギャグ「ミキティー」と叫び、スタンドを沸かせた。

◆DeNAが、超過密日程の9月を白星でスタートし、首位ヤクルトに6ゲーム差に迫った。雨で2度、計1時間中断する中、3回に桑原が先制の4号2ラン。4回は伊藤が適時二塁打、6回にはソトの適時打で中押しし、7回に佐野、牧の連続適時打でダメ押しした。三浦監督は「うまくリラックスしながら、再開する時にガッと集中してできたのが良かった」と切り替えを評価した。大量点を奪った中、野手陣の共通の思いは「つなぐ」だった。先制弾の桑原は「みんながつないでくれたチャンスだったので、自分のスイングで後ろにつなぐことを心掛けた」とコメント。適時二塁打を放った伊藤も「後ろは(投手の)ロメロでしたが、つなぐ気持ちで打席に入った」と外角球を強引にいかず、逆方向に打ち返した。試合前からオンとオフを絶妙に切り替える。8月中旬ごろから、試合開始直前の円陣に音に反応するおもちゃのウサギが登場。桑原、佐野、牧らがお気に入りのYouTubeチャンネル「サワヤンゲームズ」に登場するもので、持ち込んだ桑原は「ちょっとチームの雰囲気が和やかになるかなぁと思いながら。少し幸運なものになってるんじゃないかと思います」と笑顔で話した。30日間で27試合が予定される勝負の9月の初日、練習前の円陣で首脳陣、選手、スタッフが肩を組み、心を1つにした。桑原は「ここから本当の勝負の9月に入ってくるってことで、チーム全体で士気を高められたと思いますし、それがゲームに出たんじゃないかと思います」とチーム一丸を実感。中日戦3連勝でヤクルト戦3連敗の空気を払拭(ふっしょく)し、再び勢いに乗って、燕の背中を追いかける。【久保賢吾】

◆高卒2年目の中日上田が雨天の洗礼を浴びた。DeNAを初回3者凡退発進も2回に2度、計1時間の降雨中断。再開後の1死二塁から桑原に2点本塁打を浴び、6回8安打4失点で降板した。今季途中に育成から支配下に昇格、6試合に先発し、自己最多106球の粘投も初勝利を逃し4敗目を喫した。左腕は「中断中は気持ちを切らさなかったが、少し(感覚の)変わったマウンドに対応できなかった」と肩を落とした。

◆DeNAが3連勝。三回に桑原が4号2ランを放って先制、四回は伊藤、六回はソトの適時打で1点ずつ加点するなど効果的に点を重ねた。ロメロが6回無失点で5勝目(7敗)を挙げた。〝超過密日程〟が幕を開けた。屋外球場の横浜スタジアムを本拠地とするDeNAは、開幕から雨天中止や新型コロナの影響による試合中止が相次ぎ12球団で最も消化試合が少ないまま、9月の戦いに入った。8月5日に中止分の振り替えが含まれたセ・リーグの追加日程が発表され、DeNAは9月の30日間で27試合を戦うことが決まった。19日の巨人とのデーゲーム(東京ドーム)後に大阪へ移動し、20日に阪神とナイター(甲子園)、翌21日に横浜へ戻って巨人戦というハードスケジュールも組まれている。これ以上の中止は避けたい中で迎えた9月初戦だったが、二回攻撃中に雨脚が強まり中断。試合開始からわずか36分で、55分もの中断を挟む、波乱の幕開けとなったが、快勝で9月をスタートさせた。

◆セ・リーグ2位のDeNAは1日、中日19回戦(横浜)に7―0で快勝し、今季7度目の同一カード3連戦3連勝を飾った。二回に降雨で2度、計60分の中断を挟んだが、三回に桑原将志外野手(29)が決勝の4号2ランを放った。8月に球団2位タイの月間18勝を挙げた勢いそのままに、27試合を戦う過密日程の9月も白星でスタート。試合がなかった首位・ヤクルトとのゲーム差を6に縮めた。雨粒を切り裂き、白球が左翼席で弾んだ。0―0の三回1死二塁。桑原が中日先発、上田が投じた内角カットボールを振り抜き、値千金の4号2ランを放った。「天気もパッとしない中、先制点をプレゼントしたいと思って、最高の結果になって良かった」横浜の夜空に感謝の一発だ。試合開始からわずか36分後。二回裏開始前に雨脚が強まり中断した。一度は再開するも、再びの豪雨で今度は55分にも及ぶ中断となった。中堅のビジョンでは今季の名場面集が流されるなど、リラックスムードが漂う中でも「ストレッチをしていた」と1番打者は集中。訪れた最初のチャンスで見事に仕留め、八回にも適時二塁打で3打点と大暴れした。8月を球団2位タイの18勝で終え、迎えた9月初戦。練習前にグラウンドで選手、スタッフが肩を組んで輪をつくった。「それがまた、より一層チームの気持ちが一つなっていくように感じた」と桑原。難しいコンディションの試合も〝ワンチーム〟で乗り切った。30日間で27試合を戦う9月。「誰がどう見ても過密日程というのは分かっている。『目の前の試合を戦いにいくぞ』という強い気持ちさえあれば、疲れとか体が痛いとかも飛ぶと思うので、とにかく目の前の試合に集中して頑張りたい」と背番号1は視線を鋭くした。首位・ヤクルトとは6ゲーム差。ハマのリードオフマンは奇跡を信じ、チームを引っ張る。(浜浦日向)■データBOX DeNAの無失点勝利は8月30日の中日戦(○6-0、横浜)以来、今季16度目。DeNA(前身を含む)でシーズン16度以上マークしたのは、リーグ優勝、日本一となった1998年(16度)以来24年ぶり6度目。球団最多は60年の26度。

◆ロメロが6回4安打無失点、6奪三振で7月18日以来の5勝目。雨天中断を挟む難しいマウンドにも対応し、カード別最多となる中日戦3勝目を挙げた。ハマスタで待望の今季初勝利をマークし、お立ち台では恒例のギャグを披露。今回は「ミキティーーー!!」とお笑いコンビ・品川庄司のツッコミ、庄司智春の妻の名前を日本語で叫び、ファンを喜ばせた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
69472 0.595
(-)
-
(-)
25526
(-)
457
(-)
149
(-)
62
(-)
0.254
(-)
3.490
(-)
2
(-)
DeNA
61512 0.545
(↑0.004)
6
(↑0.5)
29411
(+7)
425
(-)
96
(+1)
40
(-)
0.254
(↑0.001
3.400
(↑0.03)
3
(-)
阪神
61612 0.500
(↑0.004)
11
(↑0.5)
19423
(+8)
352
(-)
75
(+1)
94
(-)
0.244
(↑0.002)
2.540
(↑0.01)
4
(-)
巨人
56642 0.467
(-)
15
(-)
21463
(-)
530
(-)
134
(-)
53
(-)
0.242
(-)
3.910
(-)
5
(1↓)
広島
56653 0.463
(↓0.004)
15.5
(↓0.5)
19464
(-)
474
(+8)
78
(-)
24
(-)
0.253
(↓0.001)
3.540
(↓0.01)
6
(-)
中日
52651 0.444
(↓0.004)
17.5
(↓0.5)
25338
(-)
424
(+7)
56
(-)
48
(-)
0.246
(-)
3.410
(↓0.03)