楽天(★3対8☆)オリックス =リーグ戦19回戦(2022.08.31)・楽天生命パーク宮城=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ORIX
02400101081103
楽天
2100000003711
勝利投手:田嶋 大樹(9勝3敗0S)
敗戦投手:辛島 航(4勝3敗0S)

本塁打
【オリックス】頓宮 裕真(6号・2回表2ラン),頓宮 裕真(7号・3回表3ラン),山足 達也(1号・6回表ソロ)
【楽天】浅村 栄斗(21号・1回裏2ラン)

  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 ORIX戦チケット予約

DAZN

◆オリックスは2点を追う2回表、頓宮の2ランで試合を振り出しに戻す。2-3となって迎えた3回は、バレラの適時打で追いつくと、頓宮の2打席連続弾となる3ランでリードを奪った。投げては、先発・田嶋が7回3失点で今季9勝目。敗れた楽天は、先発・辛島が誤算だった。

◆楽天則本昂大投手(31)が31日、出場選手登録を抹消された。前日は先発し、4回5安打2失点で降板していた。今季は開幕直後に新型コロナウイルス感染で離脱を経験。復帰後も本来の投球が戻らず、18試合で7勝8敗、防御率3.81。1度先発ローテーションから外れ、再調整となる。

◆オリックス頓宮裕真捕手(25)が、自身初の2打席連続アーチで、先発田嶋を援護した。2点を追う2回無死一塁から左翼へ6号同点2ランを放つと、同点の3回2死一、二塁からは7号勝ち越し3ランを放った。先発田嶋が中21日のマウンドで「タジが久しぶりの登板になるので、なんとか勝ちを付けられるように」と同学年の左腕を思いやった。

◆オリックス田嶋大樹投手(26)が、7回118球3失点の力投で、自身8連勝とし、昨季マークした自己最多を1つ上回る9勝目をマークした。仙台の夜空で、快投を披露した。8月9日楽天戦(京セラドーム大阪)以来、中21日のマウンド。前日30日には「実戦感覚? どうなんですかね。自分でもあるかないか、分からない」と苦笑いしていた。2回までに3失点。ただ、打線が逆転してくれた直後の3回からは無失点でリードを保った。登板間隔が空いた期間について「かなりナーバスな感じにもなった。大変でした。投げることで僕の仕事ができる。雨でも、なんでもいい。早く投げたい。ノンプレッシャーでいられるなら疲労は取れるんですけど...。ずっと、気持ちを入れておかないといけない」と話していたが、7回のマウンドを終えると笑みがこぼれた。これで今季屋外球場は7戦7勝と圧倒的な成績。さらに楽天には今季7度目の対戦で5勝0敗で、昨年4月27日から先発13試合で7連勝、負けなしとキラーぶりも発揮した。打線は頓宮裕真捕手(25)が自身初となる2打席連発、6号2ラン、7号3ランで自己最多の5打点で、同学年の田嶋を援護した。カード勝ち越しを決め、貯金は今季最多の6。8月は12勝10敗1分けと貯金を2つ増やして、勝負の9月へ。逆転のリーグ連覇へ、昨季王者が意地を見せ続ける。【真柴健】

◆楽天は"天敵"の立ち上がりをたたいたが、逆転負けを喫した。1回1死一塁で浅村が左翼へ先制となる21号2ランを放った。2回無死一、三塁で鈴木大が右前適時打。相手先発田嶋は試合前時点で、今季楽天戦6試合で4勝0敗、防御率1・38。苦手としている左腕から、いきなり得点を重ね続けた。試合前に石井GM兼監督は「意識の問題もあるし、アプローチがどうなっているか。いろんな原因があると思いますけど、田嶋くんの場合は曲がり球が何種類かある。そこの対応というところをどういうふうにしていくかだと思う」と分析。浅村も鈴木大もスライダーを捉えての得点。狙い通りに打線が奮起した一方で先発辛島が粘り切れなかった。2回に2点を失い、3回は4失点。3回1/3を6安打6失点でマウンドを降りた。辛島は「点を取ってもらってすぐ取られてはダメですね。(早い降板になり)リリーフのみんなに申し訳ないです」と唇をかんだ。3回終了時点で3点ビハインド。手痛い立ち上がりとなった。一度傾いた流れ。中盤以降田嶋を再び打ち崩すことはできなかった。7回3失点と試合を作られる形に。この日も田嶋に黒星をつけられなかった。これで3位オリックスと2・5差。首位西武とは4差。逆転優勝、クライマックスシリーズ(CS)進出へ、正念場が続く。石井GM兼監督は「ジリジリ離されつつはあるんですけど、本当にみんなでどこまでいけるか。とにかくみんなでこれでもかというくらい食らいついて、どこまでその力が僕たちにあるのかというのを見せるチャンスだと思う。しっかりと戦っていきたい」と覚悟を語った。▽楽天浅村(1回1死一塁で左翼へ先制の21号2ラン)「カウントが整ったので、甘い球を打てることができました。負けられない戦いが続くので、1戦1戦、全力で戦っていきたい」

◆仙台の夜空に、2発の白球をぶっ放した。オリックス頓宮裕真捕手(25)が2点を追う2回無死一塁で同点6号2ラン、同点の3回2死一、二塁からは7号勝ち越し3ランを放った。自身初となる2打席連発に「(楽天辛島は)低めに集めて丁寧な投球をしてくる投手。ゴロにならないようにフライを打ちに行く意識で低めを狙えた」と自己最多5打点を冷静に分析した。胸元に光る「R」のネックレスが頓宮を奮起させる。「R」の正体は1歳の愛娘、莉々愛ちゃんのイニシャルで「すごく元気に動き回るんですよ。めっちゃかわいい。頑張らんとなぁという気持ちにさせてくれますね」とパパは力を込める。最近では娘が「丸いものに興味を示すんです」と笑い、この日は白球を左翼席へ2発放り込んで見せた。「僕にとって(娘は)天使。産んでくれた奥さんに感謝しかない」これには岡山・備前市で実家が隣接し、幼少期から「お隣さん」だったエースの山本も「あの家族はめっちゃ仲が良い。すごく楽しそう」とほほ笑むほどだ。頓宮の2発を含む先発全員安打でカード勝ち越しを決めた。2連勝で貯金6は今季最多を更新した。指揮を執り3勝2敗となった水本監督代行は「一切、気にしていない。とにかく(中嶋)監督につなぐために必死なわけですよ!」と笑顔で語気を強めた。8月は12勝10敗1分けと貯金を2つ増やした。首位西武と1・5ゲーム差に詰め寄り、2位ソフトバンクとは1ゲーム差。勝負の9月へ-。残り22試合も白星を積み重ねる。【真柴健】○...田嶋が7回118球、3失点で自身8連勝とし、自己最多の9勝目をつかんだ。8月9日楽天戦以来、中21日のマウンドに「不安もあった」と素直に吐露。「それを吹き飛ばしてくれたのが頓宮の1発。5打点してくれて、うれしかった」と同学年の頓宮に感謝した。これで楽天には21年4月27日から先発13試合で負けなしの7連勝で、今季屋外球場7戦7勝となった。

◆オリックス頓宮裕真捕手(25)の意思疎通能力の高さは、心強い。ワゲスパックら助っ人投手陣とバッテリーを組む際、通訳なしでマウンドに向かうことがある。頓宮は「英語? 全く話せないですよ」と笑う。ベンチでは味方ナインから「しゃべれない英語、しゃべってこい!」と愛あるイジりも受ける。一体、どうやってコミュニケーションを図っているのか...。「ジェスチャーとカタコトで伝えてます。『ここのコースだけはダメ』とか『ホームランはダメだよ。ロング、ノーね』って感じですね」。助っ人投手陣からは「OK! OKね!」と返事があるので、しっかりと"会話"ができているそうだ。オリックスの捕手陣は若月が打率3割以上をキープし、強打の伏見もいる。この日、頓宮は一塁での出場だったが、捕手3選手の特長を追うのも楽しみの1つになる。【オリックス担当 真柴健】

◆仙台の夜空に、2発の白球をぶっ放した。オリックス頓宮裕真捕手(25)が2点を追う2回無死一塁で同点6号2ラン、同点の3回2死一、二塁からは7号勝ち越し3ランを放った。自身初となる2打席連発に「(楽天辛島は)低めに集めて丁寧な投球をしてくる投手。ゴロにならないようにフライを打ちに行く意識で低めを狙えた」と自己最多5打点を冷静に分析した。胸元に光る「R」のネックレスが頓宮を奮起させる。「R」の正体は1歳の愛娘、莉々愛ちゃんのイニシャルで「すごく元気に動き回るんですよ。めっちゃかわいい。頑張らんとなぁという気持ちにさせてくれますね」とパパは力を込める。最近では娘が「丸いものに興味を示すんです」と笑い、この日は白球を左翼席へ2発放り込んで見せた。「僕にとって(娘は)天使。産んでくれた奥さんに感謝しかない」これには岡山・備前市で実家が隣接し、幼少期から「お隣さん」だったエースの山本も「あの家族はめっちゃ仲が良い。すごく楽しそう」とほほ笑むほどだ。頓宮の2発を含む先発全員安打でカード勝ち越しを決めた。2連勝で貯金6は今季最多を更新した。指揮を執り3勝2敗となった水本監督代行は「一切、気にしていない。とにかく(中嶋)監督につなぐために必死なわけですよ!」と笑顔で語気を強めた。8月は12勝10敗1分けと貯金を2つ増やした。首位西武と1・5ゲーム差に詰め寄り、2位ソフトバンクとは1ゲーム差。勝負の9月へ-。残り22試合も白星を積み重ねる。【真柴健】○...田嶋が7回118球、3失点で自身8連勝とし、自己最多の9勝目をつかんだ。8月9日楽天戦以来、中21日のマウンドに「不安もあった」と素直に吐露。「それを吹き飛ばしてくれたのが頓宮の1発。5打点してくれて、うれしかった」と同学年の頓宮に感謝した。これで楽天には21年4月27日から先発13試合で負けなしの7連勝で、今季屋外球場7戦7勝となった。

◆オリックスの頓宮がプロ4年目で初の2打席連続本塁打をマークした。0―2とされた直後の二回無死一塁で辛島の真ん中に入ったチェンジアップを豪快に振り抜いて左越えへ2ラン。「打球が少し上がり過ぎたような感覚があったので、何とかスタンドまで届いてくれて良かった」と振り返った。3―3の三回2死一、二塁では左翼席へ7号3ランを運んだ。スライダーを捉えた瞬間、本塁打を確信したように悠然と歩き出し「いいところで打てて良かった」とうなずいた。本職は捕手だが、打力を買われて一塁手で出場を続け、けがで戦列を離れている杉本の穴をしっかりと埋めている。

◆楽天・藤平が9月1日のオリックス戦(楽天生命パーク)に先発する。前回オリックスと対戦した7月18日は4回2安打1失点(勝敗付かず)で降板したが、前回先発した8月21日のロッテ戦で、六回途中1安打無失点の好投を披露。入団6年目でようやく本拠地初勝利を手にした。「気持ちが楽になった」という右腕は31日、「前回同様に自分のパフォーマンスができればいいかな」と語った。(楽天生命パーク)

◆オリックスは2―3の三回、頓宮の2打席連続本塁打となる7号3ランなどで4点を奪った。頓宮は5打点。六回は山足の1号ソロで加点した。田嶋が7回7安打3失点で自己最多の9勝目を挙げた。楽天は3連敗となった。

◆大きな放物線を仙台の夜空に描いた。オリックス・頓宮が2打席連続の6、7号を放ち、流れを引き寄せた。「打球が少し上がり過ぎたような感覚があったので、なんとかスタンドまで届いてくれてよかったです。すぐに同点に追いつくことができてよかったです!」まずは0─2の二回。先頭の吉田正が四球で出塁すると、楽天先発・辛島が投じたチェンジアップを左翼席へ。8月21日の西武戦(ベルーナ)以来となる6号2ランで先発した田嶋を援護した。続いては3―3の三回2死一、二塁。初球のスライダーを捉えて左翼席へ。確信したように悠然と歩き出し「いいところで打てて良かった」とうなずいた。2打席連続弾は4年目で自身初だ。田嶋は同9日の楽天戦(京セラ)以来となる1軍マウンド。当初登板予定だった17日のロッテ戦(ほっと神戸)が雨天中止になるなど、中21日とかなり登板間隔が空いてしまった。一回1死一塁から浅村に左翼席へ先制の2ランを浴びてしまったが、打線がすぐさま取り返した。7回3失点と粘投し、9勝目を挙げた。チームは連勝で、貯金は今季最多の6。首位首位西武とは1・5ゲーム差にまで迫った。

◆楽天の辛島は今季ワーストタイの6失点を喫し今季最短の3回?でKOされ、7月17日以来の3敗目となった。2―0の二回に頓宮に2ランを浴びて追い付かれ、3―2の三回はバレラに適時打、頓宮に2打席連発の3ランを浴びた。ともに援護を受けた直後に制球が甘くなって失点を重ね「点を取ってもらってすぐ取られては駄目」と悔しがった。チームは3連敗で5位ロッテに1・5ゲーム差に迫られた。3試合連続で試合をつくれなかった先発投手陣に対し、石井監督は「中6日の中で調整してもらっている部分で言えば、少し物足りない」と残念がった。

◆楽天先発の辛島航投手(31)は今季最短の3回1/3でKO。6安打6失点で3敗目を喫した。難敵の相手先発・田嶋から一回に浅村の21号2ラン、二回には鈴木大の右前適時打で援護をもらったが、守り切れなかった。二回、頓宮に同点となる左越え6号2ランを被弾。三回にも頓宮に2打席連発で勝ち越しを許す7号3ランを再び左翼席へ運ばれ、「点を取ってもらってすぐ取られてでは駄目ですね」と肩を落とした。前日30日の先発・則本が4回、辛島は四回途中で降板と2戦連続で先発投手が5回持たず。石井監督は「中6日の中で調整してもらっている部分で言えば、少し物足りないですよね」と渋い表情だった。チームはこれで今季9度目の3連敗。ゲーム差は3位・オリックスと2・5に広がり、5位・ロッテとは1・5に迫られた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
64553 0.538
(↓0.004)
-
(-)
21416
(+2)
370
(+4)
102
(-)
55
(-)
0.234
(-)
2.630
(↓0.01)
2
(-)
ソフトバンク
61532 0.535
(↓0.005)
0.5
(-)
27450
(-)
391
(+3)
81
(-)
66
(+1)
0.257
(↑0.001)
3.150
(-)
3
(-)
ORIX
63571 0.525
(↑0.004)
1.5
(↑1)
22404
(+8)
375
(+3)
69
(+3)
55
(-)
0.247
(↑0.001
2.760
(-)
4
(-)
楽天
58572 0.504
(↓0.005)
4
(-)
26439
(+3)
417
(+8)
80
(+1)
83
(-)
0.247
(-)
3.430
(↓0.04)
5
(-)
ロッテ
57591 0.491
(↑0.004)
5.5
(↑1)
26387
(+3)
431
(-)
78
(+1)
108
(-)
0.228
(↑0.001)
3.260
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
46703 0.397
(↑0.006)
16.5
(↑1)
24369
(+4)
444
(+2)
84
(-)
77
(-)
0.231
(-)
3.460
(↑0.03)