1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 1 | 1 | 2 | 0 | 10 | 16 | 1 | 1 |
ORIX | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 1 | 1 |
勝利投手:エンス(9勝6敗0S) 敗戦投手:山﨑 福也(4勝7敗0S) 本塁打 |
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◆西武は1点ビハインドの4回表、呉と鈴木の連続適時打などで5点を挙げ、逆転に成功する。8-4で迎えた8回には山川の2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・エンスが6回途中4失点7奪三振で今季9勝目。敗れたオリックスは、救援陣が精彩を欠いた。
◆オリックス椋木蓮投手(22)が故障のため先発を回避した。代わりに山崎颯一郎投手(24)が先発する。2勝1敗、防御率1・10と先発ローテーションに定着しつつあるドラフト1位右腕は、4度目の先発を予定していたが、球団によると当日朝に右足首を捻挫した。病院には行かず様子を見ている。練習中には監督代行の水本勝己ヘッドコーチ(53)が西武辻発彦監督(63)ら相手首脳陣に頭を下げる場面も見られた。
◆スクランブル先発したオリックス山崎颯一郎投手(24)が快投を演じた。自己最速157キロを2度出すなど直球が走り、背負った走者は1人だけ。3回1安打5奪三振の好内容でバトンを渡した。予告先発の椋木蓮投手(22)が捻挫のため先発を回避。この日朝に先発に指名された。「急きょでしたが、ファームで取り組んできたことを初回から出し切ろうと思っていた。逆球やフォークが浮いたところなど修正点はありますが、全体的にはゾーンで勝負できていたと思うし、自分らしい投球はできたと思います」と振り返った。今季は開幕ローテ入りし4試合先発したが、右肩の不調で4月下旬から約3カ月間マウンドから離れた。2軍で復帰してから、この1カ月間は短いイニングの登板を重ねてきた。
◆西武が球団通算5000勝を達成した。史上6球団目となる。オリックスに勝利し、メモリアルな白星を手にした。1点を追う4回。相手投手が山崎福に代わると、一気に打線が目覚めた。源田の右前打を皮切りに、森、山川、中村、呉念庭、鈴木の6連打を含む一気に8安打を集めた。5点を奪って、逆転に成功した。3回までは緊急登板だった山崎颯に1安打、5三振と、ほぼ完璧に抑えられたが、代わりばなで集中打を浴びせた。5回、6回にも1点ずつを追加するなどリードを広げていった。球団としての初勝利は西鉄時代の50年3月16日東急戦。5000勝到達は巨人、阪神、中日、オリックス、ソフトバンクに次いで6球団目だが、過去の5球団は1リーグ時代から参加。西武は2リーグ分立の50年に誕生しており、2リーグ分裂後の50年以降に誕生した球団では、最速の5000勝到達となった。辻監督は「長い歴史の中で、多くのファンの皆さまに応援していただいたからこそ、ひとつひとつ勝利を積み重ねられました。私は現役時代に2500勝、3000勝を経験しましたが、まさか監督として5000勝の節目に立ち会えるとは、当時は考えてもいませんでした。この瞬間に監督としてチームを率いていることに対して、非常に光栄に思いますし、これからも強いライオンズであり続けることに重責を感じています」と話した。球団通算5000勝=西武 28日のオリックス24回戦(京セラドーム)に勝って達成。初勝利は西鉄時代の50年3月16日の東急1回戦(大須)で、通算成績は5000勝4437敗390分け。5000勝到達は07年の巨人、15年の阪神、中日、オリックス、ソフトバンクに次いで6球団目。過去の5球団は1リーグ時代から参加しており、2リーグ制後(50年以降)に誕生した球団では初めて。なお、2リーグ制後の成績だけで5000勝到達は16年巨人、今年のソフトバンクに次いで3球団目。○...山川が37号2ランを含むプロ初の4安打をマークした。5打数4安打3打点。4回に三塁内野安打、5回に左前打、6回に左前打を放つと、8回は中堅左へぶち込んだ。不動の4番は「1本目の安打はちょっとラッキーでしたが...特にないです」と4安打は特に気にとめず、「入るかどうか微妙でしたが、入って良かった」と何よりアーチを喜んだ。○...キャプテン源田が6連打の口火を切った。4回に先頭打者で右前打。「いい形で後ろにつなぐことができてよかった」と逆転の流れをつくった。8月の月間打率は3割4分7厘と好調を維持する。節目の白星には「偉大な先輩方が積み重ねてきた勝利が5000勝まできました。この後も勝ちを積み重ねていけるよう頑張っていきたいと思います」と語った。○...エンスが5回2/3を5安打4失点(自責3)で、9勝目を挙げた。初回に右翼愛斗の後逸も絡み1点を失ったが、続くピンチはしのいだ。「踏ん張れたのは良かった」。ただ森の下腹部にファウルチップが直撃し、中断した直後だった5回2死一、二塁では3ランを浴びてしまい、マウンドを降りた。「きっちり終われなかったのは残念だし、悔しい」と反省した。▽西武鈴木(4回に中前適時打、5回に左犠飛で2打点)「(4回は)いいリズムで打席が回ってきたので、何とか打点をと思って打席に入った。追加点になるヒットになって良かった。(5回は)ゴロにならなければ1点入ると意識して打席に入った」▽西武愛斗(1回に適時失策を犯すも、4回に適時打)「しっかり芯に当たって、ヒットになって良かった。先輩が回してくれたチャンスの場面でしたし、初回にエラーをしているので、打って取り返そうという気持ちで打席に入りました」
◆西武は1点を追う4回に、一気に打線が目覚めた。1イニングに6連打を含む8安打を集中させて5点を奪い、逆転に成功した。3回までは緊急登板だったオリックス山崎颯に1安打、5三振とほぼ完璧に抑えられた。しかし、山崎福に投手が代わると、集中打を浴びせた。無死から源田の右前打を皮切りに、森、山川、中村、呉念庭、鈴木と6連打。オグレディは併殺に倒れたが、愛斗、外崎も連打で続いた。打者一巡の猛攻。1回は失策も絡み、嫌な形で先制点も失ったが、一気に流れを呼び込んだ。この試合に勝てば、球団として通算5000勝の達成となる。同点の中越え適時二塁打を放った森は「まずは振り出しに戻す1点を取れて良かったです。最近打ててなくて、久しぶりヒットだったので、うれしかったです」と喜んだ。勝ち越しの右前適時打をマークした呉念庭は「先輩方がチャンスを作ってくれたので、何とかランナーをかえしたいと思いました。投手陣が頑張っているので、野手陣でカバーしていきたいですし、勝ち越し打を打てて良かったです」と話した。
◆オリックス宗佑磨内野手(26)が負傷交代した。4回に山川穂高内野手(30)の打球を好捕した際に右肩を地面に打ち付けたという。6回の守備からベンチに下がり、アイシング処置を受けた。負傷の程度は不明。監督代行の水本勝己ヘッドコーチ(53)は「悪化を防ぐために下げました。今からどうなるか」と心配そうに話した。
◆西武の球団通算5000勝到達に、前身西鉄で「野武士軍団」の中心選手だった中西太氏(89=日刊スポーツ評論家)が特別手記を寄せた。西鉄ライオンズの黄金期を築いたのは、名将三原脩監督(義父)でした。「二刀流」の先駆けで"三原魔術"と称された采配に導かれた我々は、新聞記者に「野武士軍団」とネーミングされました。わたしは1952年(昭27)に入団し、54年に初優勝を遂げました。南海ホークスと名勝負を演じ、日本シリーズで巨人を下して3連覇を達成。水原巨人と三原西鉄は"巌流島の戦い"と話題になったものです。「流線型打線」の顔ぶれは、高倉、豊田、中西、大下、関口、河野、仰木、和田、稲尾でした。神様、仏様、稲尾様といわれた稲尾のすごさは、個人成績を上げると同時に、チームを勝たせたことにありました。わたしが新人王、本塁打王(5回)、首位打者(2回)、打点王(3回)、MVPなどを獲得できたのもおやじ(三原監督)に育てられたおかげです。豪放なイメージとは裏腹に、実は緻密で繊細、ソツがないのが西鉄野球でした。博多の熱い土地柄もあってか、あれほどファンを熱狂させたチームはいまだかつてないと思います。そのDNAを継承する西武ライオンズには、常に強いチームであってほしいと願っています。▽西武辻監督(中西太さんについて)「本当に雲の上の人。西鉄ライオンズの中心選手で憧れの人でもあった。(指導を受けたヤクルトで)バッティングのことを褒められたこともあり、うれしかったです」
◆オリックスが痛い星を落とした。スクランブル先発した山崎颯が3回無失点と窮地を救ったかに思われたが、ブルペン陣が軒並み失点。西武に負け越した。早朝のアクシデントが重たかった。ドラフト1位右腕の椋木が4度目の先発予定だったが、球場入り後に右足首を捻挫。故障時の状況や程度は不明だが、監督代行の水本ヘッドコーチは苦言を呈した。「プロの世界でこういうことがあってはダメ。みんなに迷惑がかかる。2度と起こらないようにしないと。プロの自覚をしっかり刻み込んでほしい」と厳しく言った。首位ソフトバンクと3ゲーム、2位西武とも2・5ゲーム差に開いた。30日からは仙台、千葉、札幌、所沢と9試合の過酷ロードに入る。新型コロナ陽性の中嶋監督は26日から離脱中。正念場を迎え、水本ヘッドは「粘っていく気持ちを絶対に忘れないでほしい。中嶋監督も帰ってくるので、もう1度エンジンがかかる態勢を取りたい」と引き締めた。【柏原誠】▽オリックス山崎颯(右肩故障から4カ月ぶりに復帰し、緊急先発で自己最速157キロの速球を駆使して3回無失点)「急きょでしたが、ファームで取り組んできたことを出し切ろうと思っていた。全体的にはゾーンで勝負できていたと思うし、自分らしい投球はできたと思う」オリックス 近藤大亮投手(31)、西野真弘内野手(32)とスタッフ2人が新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表した。発表時は4人とも無症状。
◆西武は28日、オリックス24回戦(京セラドーム大阪)に勝利し、球団通算5000勝を達成した。そのメモリアルを記念したグッズの発売も決まった。積み重ねた歴史を感じるデザインが描かれたTシャツ、タオル、ピンバッジなどのグッズが盛りだくさん。この日から「ライオンズストア オンライン」で購入可能となった。また30日からはベルーナドームにあるショップ「ライオンズチームストア フラッグス」の店頭にも並ぶ。
◆西武が"伝統の勝ち方"で、球団通算5000勝を達成した。1点を追う4回に6連打を含む8安打を集中させて5点を奪い、逆転に成功。今季最多タイとなる先発全員16安打の10得点で一気に押し切った。巨人、阪神、中日、オリックス、ソフトバンクに次ぐメモリアル星は、チームに脈々と受け継がれる、強く振る伝統を象徴するように打ち勝って決めた。2リーグ分裂後の50年以降に誕生した球団では、最速での節目到達となった。記念ボードを高々と掲げた辻監督は、歴史をかみしめた。西鉄時代の50年3月16日東急戦から72年の時を重ね、たどり着いた5000勝目。「それだけライオンズの歴史があるということ。本当に夢のよう。幸せ者」。黄金時代の選手として2500勝、3000勝を経験し、この日、指揮官として、再び節目を迎えた。佐賀で過ごした幼少期が"ルーツ"だったのかもしれない。父が運転するバンに揺られ、何度も通ったのは平和台球場。福岡にある西鉄の本拠地だった。「帰りは後ろに布団を敷いてるから、子供3人は寝ててね」。そう思い出も重ね、感慨に浸った。豊田、中西、大下と続く「流線型打線」、秋山幸、清原、デストラーデの超強力クリーンアップ「AKD砲」、秋山翔、山川、森らの「山賊打線」。月日をまたぎ、球団には強打のDNAが根付く。辻監督は言う。「まずバットを振れなかったらダメ。基礎をしっかり。強い体を作るという伝統がある。サンペー(中村)、栗山、中島(現巨人)、(松井)稼頭央もそうでしょう。やっぱり強い選手が下から育つ。それだけの練習はする」今季の戦いは投手力の充実が目を引くが、このメモリアルな1勝は、受け継がれる伝統を象徴していた。助っ人オグレディを除き、生え抜きで埋まるスタメンは先発全員安打の16安打。そして10得点を重ねた。4回。代わったばかりの山崎福に源田、森、山川、中村、呉念庭、鈴木と6連打を浴びせた。さらに愛斗、外崎も含め1イニングで8安打を集めた。3回までは緊急先発の山崎颯に1安打5三振と快投を許した。しかし、投手交代という勘所で、一気にたたみかけた。それもまた、85年からの10年間でリーグ優勝9度、日本一6度という「常勝軍団」を築いた西武らしい、ここぞでの集中打だった。昨季は42年ぶりの最下位という屈辱を味わった。さび付かせてしまった西武の看板を再び輝かせるべく戦う今季。首位ソフトバンクとは0・5ゲーム差。辻監督は「まだこれからでしょう」と言った。まだまだ新しい、強い歴史を紡いでいく。【上田悠太】
◆西武が"伝統の勝ち方"で、球団通算5000勝を達成した。1点を追う4回に6連打を含む8安打を集中させて5点を奪い、逆転に成功。今季最多タイとなる先発全員16安打の10得点で一気に押し切った。巨人、阪神、中日、オリックス、ソフトバンクに次ぐメモリアル星は、チームに脈々と受け継がれる、強く振る伝統を象徴するように打ち勝って決めた。2リーグ分立後の50年以降に誕生した球団では、最速での節目到達となった。球団通算5000勝=西武 28日のオリックス24回戦(京セラドーム大阪)に勝って達成。初勝利は西鉄時代の50年3月16日の東急1回戦(大須)で、通算成績は5000勝4437敗390分け。5000勝到達は07年の巨人、15年の阪神、中日、オリックス、ソフトバンクに次いで6球団目。過去の5球団は1リーグ時代から参加しており、2リーグ制後(50年以降)に誕生した球団では初めて。なお、2リーグ制後の成績だけで5000勝到達は16年巨人、今年のソフトバンクに次いで3球団目。
◆西武が16安打で10得点を挙げた。四回に8長短打を集めて、5点を奪った。山川は八回の37号2ランを含む4安打3打点の活躍。エンスが六回途中4失点で9勝目をマークした。オリックスは四回の継投策が決まらなかった。
◆オリックスは中継ぎ陣が踏ん張れなかった。四回から登板した山崎福が5失点。八回まで5イニング連続で得点を許した。中継ぎ要員として1軍昇格した山崎颯が、右足首捻挫で先発回避した椋木に代わり、先発で登板。3回1安打無失点と十分な仕事を果たした。水本監督代行は「先発の調整をしていなかったのによくやってくれた」とねぎらった。2位西武との3連戦は1勝2敗の負け越し。水本監督代行は「何とか縮めていく、粘っていくという気持ちを絶対に忘れないでほしい」と話した。(京セラ)
◆オリックスの宗が六回表からベンチに退いた。四回の三塁での守備で右肩に違和感が生じたという。水本監督代行は「飛び込んだ時に右肩を強打した。悪化を防ぐために下げさせてもらった」と説明した。(京セラ)
◆西武が16安打10得点と打ち勝った。今季63勝目(54敗3分け)を挙げ、巨人、阪神、中日、オリックス、ソフトバンクに続くプロ野球史上6チーム目の球団通算5000勝(4437敗390分け)を達成。初勝利は1950年3月16日の東急戦。データBOXは以下の通り。?西武が球団通算5000勝(4437敗390分け)を達成。初勝利は西鉄時代の1950年3月16日の東急(現日本ハム)戦(○21-14、大須)?通算5000勝に到達したのは巨人(2007年5月2日)、阪神(15年5月28日)、中日(同年6月9日)、オリックス(同年9月15日)、ソフトバンク(同年9月26日)に次いで6番目。セ・パの2リーグに分立した50年以降に創設された球団では初めて。9827試合目での到達は巨人の8777試合に次ぐ2番のスピードで、ソフトバンクの9889試合を抜いた。?監督の最多勝利は三原脩の680勝。2位が森祇晶の673勝、3位が中西太の510勝。辻監督の423勝は6位。?最も勝利を挙げた投手は稲尾和久の276勝、2位が東尾修の251勝、3位が西口文也の182勝。
◆主将の源田が2安打2得点で球団通算5000勝に花を添えた。打者一巡の猛攻で5点を奪った四回先頭で右前打を放つと、八回も左前打で出塁し、山川の2ランで生還。試合後は辻監督に記念ボードを手渡し、「偉大な先輩方が積み重ねてきて5000勝まできた。この後も勝ちを積み重ねていけるよう頑張っていきたい」と笑顔だった。■六回途中まで5安打4失点でチームトップタイの9勝目を挙げた西武・エンス 「いつも通り攻めて、効率のよいピッチングを心掛けてマウンドに上がった」■二回に10日ぶりの打点となる同点二塁打を放った西武・森 「(試合を)振り出しに戻す1点を取れてよかった」
◆パ・リーグ2位の西武は28日、オリックス24回戦(京セラ)に10-4で勝利。今季63勝目を挙げ、プロ野球史上6チーム目の球団通算5000勝(4437敗390分け)を達成した。主砲・山川穂高内野手(30)が37号2ランを含む自身初4安打3打点の活躍で、3カードぶりの勝ち越しに貢献。首位・ソフトバンクとの0・5ゲーム差を守った。主砲がバットで球団通算5000勝に花を添えた。「どすこ~い!」。敵地ファンからため息が漏れる中、ダイヤモンドを一周するとお決まりのポーズを豪快に決めた。「ちょっと詰まったので越えろと思っていたらいったので良かった」8-4の八回1死二塁。本田の高めの直球を強振した打球は、ぐんぐんと伸びてバックスクリーン左に飛び込んだ。この日は四回に三塁内野安打、五回に左前打、六回には左適時打。最後は37号2ランで締め、プロ10年目で自身初の4安打とした。今季は開幕直後に右足太もも肉離れで約3週間離脱したが、復帰後はアーチを量産。7月29日には3年ぶりに30号に到達するとそこから1カ月でさらに7本を積み上げ、2位・浅村(楽天)に17本差をつけてキングを独走。2018年に47本、19年に43本で2年連続本塁打王に輝いて以来、3年ぶりの本塁打王を視界に入れる。打線は四回に6者連続安打するなど8長短打で5点を奪い、16安打10得点で3カードぶりに3連戦に勝ち越し。記念のボードを手に写真に納まった佐賀出身の辻監督は「ライオンズファン(当時西鉄)で父親に連れられて平和台(球場)によく通っていた。そこに入って監督ができて5000勝。夢のよう。幸せ者だと思います」と目尻を下げ、「今日はどんな形でも勝ちたい気持ちが強かった。(勝負は)まだこれからでしょう」と前を向いた。0・5差で首位・ソフトバンクを追い、30日からは本拠地で日本ハムと戦う。42年ぶり最下位の屈辱を味わった昨季から、19年以来3年ぶりとなるV奪回へ-。「ホームランをガンガン打って優勝します」。頼れる主砲が高々と宣言した。(石井孝尚)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
61 | 51 | 2 | 0.545 (↑0.004) | - (-) |
29 | 448 (+6) | 385 (-) | 81 (+1) | 64 (-) |
0.257 (-) | 3.150 (↑0.03) |
2 (-) |
西武 |
63 | 54 | 3 | 0.538 (↑0.004) | 0.5 (-) |
23 | 411 (+10) | 365 (+4) | 100 (+1) | 55 (-) |
0.235 (↑0.002) | 2.630 (-) |
3 (-) |
ORIX |
61 | 57 | 1 | 0.517 (↓0.004) | 3 (↓1) |
24 | 392 (+4) | 369 (+10) | 66 (+1) | 55 (-) |
0.247 (-) | 2.750 (↓0.06) |
4 (-) |
楽天 |
58 | 55 | 2 | 0.513 (↓0.005) | 3.5 (↓1) |
28 | 433 (+2) | 405 (+9) | 79 (+1) | 83 (-) |
0.247 (-) | 3.380 (↓0.05) |
5 (-) |
ロッテ |
55 | 59 | 1 | 0.482 (↑0.004) | 7 (-) |
28 | 381 (+9) | 429 (+2) | 76 (+4) | 108 (+1) |
0.227 (↑0.002) | 3.300 (↑0.01) |
6 (-) |
日本ハム |
45 | 69 | 3 | 0.395 (↓0.003) | 17 (↓1) |
26 | 364 (-) | 439 (+6) | 84 (-) | 76 (-) |
0.231 (-) | 3.490 (↓0.02) |
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