ロッテ(☆9対2★)楽天 =リーグ戦23回戦(2022.08.28)・ZOZOマリンスタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
楽天
0010000102821
ロッテ
31103010X91304
勝利投手:小島 和哉(3勝9敗0S)
敗戦投手:早川 隆久(5勝7敗0S)

本塁打
【楽天】島内 宏明(13号・8回表ソロ)
【ロッテ】井上 晴哉(3号・1回裏2ラン),岡 大海(6号・3回裏ソロ),安田 尚憲(5号・5回裏2ラン),佐藤 都志也(8号・5回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ ロッテ戦チケット予約 楽天戦チケット予約

DAZN

◆ロッテは初回、井上の2ランなどで3点を挙げ、幸先良く先制する。5-1で迎えた5回裏には、安田の2ランと佐藤都のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・小島が7回1失点7奪三振の好投で今季3勝目。敗れた楽天は先発・早川が乱調で、打線もつながりを欠いた。

◆ロッテは日曜日に勝利できるか。日曜日のロッテは22試合で8勝14敗。勝率3割6分4厘はリーグ内ワーストで、7月3日楽天戦から8連敗中。この連敗間は8試合で18得点、58失点と攻守がかみ合わず、連敗から脱出できずにいる。

◆ロッテ井上晴哉内野手(33)が、約1カ月半ぶりとなる3号2ランを放った。初回犠飛で先制し、なおも2死一塁で迎えた第1打席。楽天早川の初球、低めのカットボールを左中間スタンドへ運んだ。本塁打は7月23日の日本ハム戦以来。「前の山口が死球で気合入ったし、初球から積極的にいった結果、長打を打つことができて良かったと思います。小島を援護してあげないと、っていつも思ってますし、初回から点を取れて良かったです。決まり手は下手投げ。ごっちゃし!」と喜んだ。

◆ロッテ岡大海外野手(31)が、自身最多タイとなる6号ソロ本塁打をマークした。3回2死から、楽天早川のチェンジアップをとらえ左翼ホームランラグーンへ運んだ。1点返された直後に相手の勢いをシャットダウンする1発。これで、19年、21年にマークした自己最多6本塁打に並んだ。「前の回に点を取られていたので、この回なんとか点を取り返したい、という気持ちで打席に入った結果、取られた点を取り返すことができて良かったです」と振り返った。

◆ロッテ安田尚憲内野手(23)が、2試合連発となる5号2ランで楽天を突き放した。5回1死二塁で、右翼席へ大きな放物線を描きながら運んだ。前日の今季ホーム初弾に続く連日の1発。初回にも中前安打を放っており、3試合連続マルチ安打となった。安田は「完璧な当たりでした。1打席で満足せず次も打ちたいです」と貪欲だった。

◆1カ月半ぶりの先発となった楽天早川隆久投手(24)が、5回8失点でKOされた。1回先頭のロッテ荻野を三塁打で出し、中村奨の犠飛で先制点を許すと、2死から井上に2ランを被弾。3回は岡にソロ、5回は安田に2ラン、佐藤都にもソロと、計4発を浴びた。失点しなかったのは打者3人で抑えた4回だけだった。プロ2年目、通算38度の先発で、被安打11も8失点も4被弾も自己ワースト。「厳しいところにしっかり投げられませんでした。試合をつくれず、申し訳ないです」と悔やんだ。早川は7月10日の西武戦で今季6敗目を喫した後、体調不良のため同14日に出場登録を抹消。2軍で調整し、この日が1軍復帰戦だった。▽楽天石井GM兼監督(早川について)「いい意味じゃなく淡々と投げていた。彼もこのままじゃ終われないと思う。1点返して、すぐまた1点取られて、攻撃が失点のペースに付いていくのが難しい展開になったと思います」

◆ロッテ安田尚憲内野手(23)が「村神様」に負けじと絶好調ぶりを発揮し、チームを2カード連続勝ち越しに導いた。5回1死二塁。ど真ん中に入ってきた楽天早川の直球を見逃さなかった。右翼席への5号2ランは前夜に続く2試合連発。「昨日、今日の当たりは自分のスイングでいいポイントで打てているので、これを自信にしていけたら」。試合中盤に、大きく突き放す1発となった。この3連戦は初戦で4安打をマーク。3戦連続マルチ安打で、計12打数8安打の打率6割6分7厘と大暴れした。「体重移動がうまくできて、前でさばけている。自分の映像を見てて、上下の移動が激しいと感じて、下半身をドッシリして、できるだけ横の移動だけのイメージ」と、自身の打撃を俯瞰(ふかん)した。この日は第1打席で、同僚・三木によって登場曲に「サライ」を流されたが、動じず中前打。「ドッキリっすね、完全に。サプライズで流されました。さらに流れつかめました」と、むしろきっかけに変えた。プロ5年目。ヤクルト村上とは、日本ハム清宮とともに高校ビッグ3と呼ばれた。同じドラ1として、その活躍は自然と目に留まる。「村上のニュースはよくやっているので目にはしますし、もうすごすぎて参考にもさせてもらっています。振りも強いですし、自分から崩されないのですごいなと」。同じ大型内野手で左の長距離打者。井口監督も「こういう状態をずっと期待していた」と、待ちに待った覚醒。9月の反攻には安田がいる。【栗田成芳】○...小島が早大対決を制し3勝目を挙げた。序盤から大量援護を受け7回6安打1失点。スライダーがさえ渡り7奪三振をマークした。早大の2学年後輩、楽天早川に投げ勝ち、先輩の貫禄を見せる内容と結果。試合前、急性リンパ性白血病の治療を続け、6月に"入団"した小学5年生の宇都宮幹汰君が始球式に登場。バトンを受けマウンドに上がった小島は「幹汰君がすごくいい始球式をしてくれたので、その流れで初回3人で抑えられたのが、今日の勝因」と感謝した。

◆ロッテ・井上晴哉内野手(33)が「5番・一塁」で先発出場し、左中間席に3号2ランを放った。1点を先制した一回なお2死一塁。楽天先発、早川の初球を捉えた。球団広報を通じて、「打ったのは変化球です。前打席の山口の死球で気合が入った。初球から積極的にいった結果、長打を打つことができてよかったと思います」とコメントした。7月23日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来の一発。「(味方先発の)小島を援護してあげたいといつも思っているので、初回から点を取れてよかったです」。ベンチ前で「決り手は下手投げ。ごっちゃし!」と、得意の手刀を切った。

◆ロッテ・岡大海外野手(31)が「7番・右翼」で先発出場し、左中間のホームランラグーン席に6号ソロを放った。4-1、三回2死走者なし。楽天先発・早川の2球目を仕留めた。7月3日の楽天戦(ZOZOマリン)以来の一発に、「打ったのはチェンジアップです。前の回(三回表)に点を取られていたので、この回はなんとか点を取り返したいという気持ちで打席に入った。結果、取られた点を取り返すことができてよかったです」とコメントした。

◆ロッテ・安田尚憲内野手(23)が「6番・三塁」で先発出場し、2試合連続本塁打となる5号2ランを放った。5-1、五回1死二塁。楽天先発・早川の2球目を強振し、右翼席中段にほうり込んだ。球団広報を通じて「打ったのはストレート。完璧な当たりでした。(この)1打席で満足せず、次も打ちたいです」とコメントした。

◆ロッテ・佐藤都志也捕手(24)が「8番・捕手」で先発出場し、右翼席に8号ソロを放った。2点を追加した五回2死走者なし。楽天先発、早川の2球目を仕留めた。25日の西武戦(ZOZOマリン)以来の一発に、「打ったのはストレートです。ストレートを狙っていました。(味方先発の)小島さんを援護できてうれしいです」とコメントした。ロッテ打線は、1試合5本塁打を放った6月5日の巨人との交流戦(東京ドーム)以来となる、1試合4本塁打をマークした。

◆ロッテは一回に中村奨の犠飛と井上の2ランで3点を先行し、二回に高部の適時二塁打、三回に岡のソロ、五回に安田の2戦連発の2ランと佐藤都のソロで加点した。小島が7回1失点で3勝目。楽天は早川が5回8失点の乱調だった。

◆ロッテ・小島が7回6安打1失点で3勝目。「味方がたくさん点を取ってくれた」と感謝し「もう1回くらい投げて中継ぎ陣を休ませたかった」と本音も吐露した。早大の後輩、楽天・早川とは昨年5月23日に投げ合い、5回?を5失点で敗戦投手になっていた。今回は〝早大対決〟を制し、先輩の意地を見せた。

◆楽天の早川はコンディション不良から7月10日の西武戦以来となる復帰登板で精彩を欠いた。5回で4本塁打を含む11安打を浴び8失点と大乱調で7敗目。チームは首位とのゲーム差を3・5に広げられ「厳しいところにしっかり投げられなかった。試合をつくれず申し訳ない」とうなだれた。一回に犠飛で先行された後、山口に死球を与えて続く井上に低めの速球を左中間へ2ランされた。味方が1点を返した三回には岡に浮いたチェンジアップを捉えられ左中間席へソロを運ばれるなど制球が甘く、持ち前の球威もなかった。次回の登板は未定で「変わらずに勝ちを求めて投球できれば」と言うしかなかった。(ZOZOマリン)

◆ロッテが2カード連続で勝ち越した。小島和哉投手(26)が先発し、7回6安打7三振1失点で3勝目。安田尚憲内野手(23)が、5年目で初の2試合連続本塁打となる5号2ランを放った。試合後、代表取材に応じた井口資仁監督(47)の一問一答は以下の通り。--試合を振り返って「初回に(3)得点して、流れをこちらに引き寄せてくれた。小島が7回1失点で、試合を作ってくれました」--小島が126球の力投「前回と同じ相手で、打線が援護できなかった。きょうは、初回から援護できてよかったと思います。前回に続き、今回も、しっかりいい投球をしてくれました」--安田が2試合連発「調子は上がっています。こういう状態を、われわれはずっと期待していた。最後まで維持してほしいなと思います」--安田が打撃向上「タイミングをとれていることが一番だと思います。やはり、自分のスイングを打席でどれだけできるかは、タイミングの取り方が重要なので」--2カード連続で勝ち越した「まだまだ借金(4)が、いっぱいあります。早く返せるようにしたいです」

◆ロッテの安田がプロ5年目で初の2試合連発となる5号2ランを放った。5―1の五回1死二塁で早川の甘く入った速球を右翼席へ運び「狙い通りに打てて良かった。良いスイングができている」と胸を張った。同期入団の村上(ヤクルト)の活躍に刺激を受けているようで「ニュースでよくやっていて目に入ってくる。見ていてすごいなと思う部分がたくさんあるし参考にしている」と話した。(ZOZOマリン)

◆主砲候補が目覚めた。ロッテ・安田尚憲内野手(23)が、5年目で初の2試合連発となる5号2ランを放った。「完璧な当たりでした。体重移動がよくなって、前でさばけている。どんどん投手を救えるように頑張ります」5-1で迎えた五回1死二塁。楽天先発、早川の直球を強振し、右翼席中段に運んだ。今回の楽天3連戦は12打数8安打(・667)、2本塁打、6打点と爆発した。令和初の三冠王を見据えるヤクルト・村上は同学年。「ニュースでみるし、すごすぎる。参考にしているし、よく話もする」と刺激を受けている。井上、岡、佐藤都にもアーチが飛び出し、チームは6月5日の巨人戦(東京ドーム、5本塁打)以来となる、1試合4本塁打をマークした。井口監督は「長打もあり、非常につながった」と13安打9得点の打線をたたえ「安田はタイミングの取り方がよくなり、自分のスイングができている」と目を細めた。(広岡浩二)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
61512 0.545
(↑0.004)
-
(-)
29448
(+6)
385
(-)
81
(+1)
64
(-)
0.257
(-)
3.150
(↑0.03)
2
(-)
西武
63543 0.538
(↑0.004)
0.5
(-)
23411
(+10)
365
(+4)
100
(+1)
55
(-)
0.235
(↑0.002)
2.630
(-)
3
(-)
ORIX
61571 0.517
(↓0.004)
3
(↓1)
24392
(+4)
369
(+10)
66
(+1)
55
(-)
0.247
(-)
2.750
(↓0.06)
4
(-)
楽天
58552 0.513
(↓0.005)
3.5
(↓1)
28433
(+2)
405
(+9)
79
(+1)
83
(-)
0.247
(-)
3.380
(↓0.05)
5
(-)
ロッテ
55591 0.482
(↑0.004)
7
(-)
28381
(+9)
429
(+2)
76
(+4)
108
(+1)
0.227
(↑0.002
3.300
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
45693 0.395
(↓0.003)
17
(↓1)
26364
(-)
439
(+6)
84
(-)
76
(-)
0.231
(-)
3.490
(↓0.02)