オリックス(☆6対0★)西武 =リーグ戦23回戦(2022.08.27)・京セラドーム大阪=
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西武
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ORIX
20003100X61001
勝利投手:宮城 大弥(9勝6敗0S)
敗戦投手:與座 海人(9勝5敗0S)

本塁打
【オリックス】宗 佑磨(4号・1回裏2ラン)

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◆オリックスは初回、宗の2ランで先制する。そのまま迎えた5回裏には、吉田正の適時二塁打などで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・宮城が9回4安打無失点の快投。プロ初完封で今季9勝目を挙げた。敗れた西武は、先発・與座が試合をつくれず、打線も振るわなかった。

◆オリックスは、辻竜太郎打撃コーチ(46)が新型コロナウイルス陽性と判定されたことを発表した。26日に実施したスクリーニング検査で判明。現時点では無症状で、隔離療養している。チームは25日に中嶋聡監督(53)の新型コロナウイルス陽性判定を発表。26日西武戦(京セラドーム大阪)から水本ヘッドコーチが監督代行を務めており、2軍から小谷野野手総合兼打撃コーチ、松井外野守備走塁コーチを1軍に呼んでいる。

◆オリックス宮城大弥投手(21)が、9回無失点の投球で、プロ初完封勝利をあげた。今季9勝目は、水本勝己監督代行(53)へ贈る、采配初勝利となった。孝行息子だ。中嶋監督就任1年目の昨年3月27日西武戦(ベルーナ)で、指揮官の誕生日に就任初白星を贈った。今回も、水本監督代行に采配初勝利をプレゼントし、21歳左腕はにこやかに笑った。1週間前の8月20日西武戦(ベルーナ)でも、8回100球無失点で今季8勝目をマークしていた。その際は首脳陣から「(山本)由伸じゃないから」と、プロ初完封は"お預け"にされていた。「いいところは継続していきたい。(完封は)まだ1度もない。良いところでできたらなと思います」言葉通り、上位の西武に対して、完璧な投球を披露した。25日に中嶋監督が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、離脱中。宮城は「(中嶋監督が)帰ってくるときに、いい順位で迎えてあげられるようにしたいと思ってます。みなさんもそういう意識でやってると思う」と指揮官を思いやった。宮城は25日に誕生日を迎え、21歳初登板で初勝利を飾った。「濃い1年を過ごしたい。ケーキは自分で買いました。誰も(ケーキ購入は)なさそうだったので、1人で食べました。クレ(紅林)、時間が合わなかった」。1人で食べた生クリームの味を、全員で味わえる歓喜に変えてみせた。【真柴健】

◆オリックス水本勝己監督代行(53)が采配2戦目で初白星をつかんだ。プロ初完封した宮城から、記念球を手渡されそうになると「本当に感動した。(記念球は)自分で持って、大事にして欲しい」と受け取らなかった。中嶋監督が新型コロナウイルスの陽性判定を受けて離脱中で「とにかく、勝つために。選手が良いパフォーマンスができるように考え抜いて、監督が帰ってくるまで、待ってます」と力を込めた。

◆首元の「H」がキラリと輝いた。プロ初完封をマークしたオリックス宮城大弥投手(21)は、25日の誕生日を前に、憧れのネックレスをプレゼントされていた。詳細を尋ねると「またしても...。あのイケメンにやられました。18番の投手です」とニヤリ。エース山本がつける「Y」のネックレスに、以前から羨望(せんぼう)のまなざしを送っていた。「本当に憧れで、まねしたかった。形から入るタイプなので!(笑い)」と購入しようと担当者を紹介してもらっていた。8月上旬の休日に「(山下)舜平大くんと2人で選びに。(担当者に)好きなの選んでくださいと言われました」。3階で商品を選び終わり「1階でお会計しようと思ったら...。手提げ袋を渡されて『ありがとうございました』と」。頭の中のクエスチョンマークを解決すべく「あの、お会計は...? 」と聞くと「『山本由伸さんから頂いてます』でした。2人でフォォォ!って跳び上がって喜んでました」。山本に尋ねると「喜んでくれていました? プレゼントの意味がありますね」。由伸の「Y」から大弥(ひろや)の「H」へ。エースの系譜を、アルファベットで継ぐ。【オリックス担当=真柴健】

◆平常心で9回のマウンドに上がった。オリックス宮城大弥投手(21)が9回118球4安打無失点の好投で、プロ初完封勝利を飾った。「先頭打者をしっかり打ち取る意識で、9回投げられたことが非常によかった」その言葉通り、先頭に出塁を許したのは6回の1度だけ。昨年までは、打者によってプレート位置を変更していたが、今季からプレート位置を一塁側に固定。25日に21歳になったばかりだが、堂々の投球で、初完封を記録した。20日西武戦(ベルーナドーム)でも8回100球無失点の力投で白星を収めており、2週連続で西武打線を封じ込めた。前回登板では9回も狙えたが、首脳陣から「(山本)由伸じゃないからダメ」と"お預け"されていた。この日は、8回のマウンドを終えると「高山さん(投手コーチ)はどっかに行きました。水本監督代行はうなずいて『行くぞ』という目をしてくれてたので、集中力を切らすことなく、行けた」と喜びの表情で振り返った。初めてマウンドで経験する勝利のハイタッチ後、記念球を初勝利の水本監督代行に手渡そうとしたが「お前の方が野球人生長いから、もらっておけ」と断られ、ウイニングボールをポケットにしまった。これまでの記念球は「プロ初勝利とプロ初安打のボールを親に渡しました」。この日、もう1つ勲章が増え、お立ち台でも照れた。これで首位ソフトバンクと2ゲーム差。貯金を今季最多タイの5に戻した。中嶋監督は新型コロナウイルスの陽性判定を受け離脱中。孝行息子の宮城が、指揮官に「(復帰)お待ちしています」のメッセージを送った。【真柴健】▽オリックス宗(初回に先制の4号2ランで宮城を援護)「宮城がいつも頑張って、ボウズにしてまで、いい投球をしてくれてるので、頑張って打ってます!」

◆西武はオリックス宮城にプロ初完封を献上した。緩急に苦しみ、わずか4安打。8回無失点に封じられた前回20日に続き、攻略の糸口を見いだせなかった。辻監督は「いい投手ということは分かっている。別に完封負けしようが、関係ない。選手たちも元気がある。引きずるような負けではないし」と淡々と気持ちを切り替えた。○...9勝とチームの勝ち頭のサブマリン右腕・与座は左打者に捉えられた。6回を自己ワーストとなる6失点。被安打10のうち8本が左。1回の宗の2ラン、5回の吉田正の2点適時二塁打など許した6打点、失点につながった安打はすべて左打者だった。「大事な試合を壊すピッチングになってしまい、申し訳ない気持ち」と肩を落とした。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】27日、オリックス宮城大弥が西武戦に先発し、プロ初完封勝利!気迫の男前投法で9勝目も、試合が終わるといつもの"宮城くん"に戻っていました。

◆西武・与座海人投手(26)は6回10安打6失点で5敗目(9勝)を喫した。立ち上がりの一回に宗に先制2ランを許すと、五回にも連打に味方の失策も絡んでさらに失点を重ねた。自身初の2桁勝利にこの日も届かず、「大事な試合を壊すピッチングになってしまいチームにも応援してくださるファンの皆さんにも申し訳ない気持ちです」とコメントした。

◆オリックスの宮城が緩急を利かせて4安打無四球でプロ初完封し、9勝目を挙げた。打線は一回に宗の4号2ランで先制。五回は吉田正の2点二塁打などで3点、六回にも1点を加えた。西武は先発の与座が6失点。打線も沈黙した。

◆オリックス・宮城大弥投手(21)が、プロ初完封勝利を挙げた。「めちゃくちゃうれしいです」立ち上がりから緩急を生かした投球を披露し、一、二回と三者凡退。三回に1死一、二塁、六回には2死三塁のピンチとなったが、攻守にも助けられて無失点。118球を投げ、4安打3奪三振で今季9勝目をマークした。宮城は11日の楽天戦(京セラ)で8回1失点、前回の20日の西武戦(ベルーナ)では8回無失点とともに自身初の完投勝利や完封勝利の可能性があったが、球数やコンディションの関係で降板。それだけにこの日の登板前には「(完投、完封勝利は)まだ一度もないので、早くというか、いいところでできたらなと思います」と意欲を見せていた。

◆西武・与座海人投手(26)は自身初の2桁10勝目へ2度目の挑戦となったが、10安打を浴び、6回6失点と乱れて5敗目を喫した。前回登板した20日に続いて宮城との沖縄出身同士の投げ合いに敗れ「大事な試合を壊すピッチングになってしまい申し訳ない」と反省した。打線も2度続けて宮城を攻略できなかった。辻監督は「完封負けしようが負けは負け。明日勝つしかない」と3カードぶりの3連戦勝ち越しへ気持ちを切り替えた。

◆山川の飛球が左翼・福田のグラブに収まると、オリックス・宮城は左拳を握ってガッツポーズ。4安打無四球でプロ初完封勝利を飾った。新型コロナウイルスに感染して中嶋監督が不在という危機を、まな弟子が魂の118球で救った。「ほいさーい!! 今週も頓宮さんに『やれ』と言われました。先頭打者をしっかり打ち取ろうという意識で九回投げられたことが、非常によかったと思います。(完封は)めちゃくちゃうれしいです!」お立ち台ではおなじみ? のフレーズでファンを沸かせ、喜んだ。最速147キロの直球に100キロ台のスローカーブを織り交ぜて翻弄。今季9勝目をつかんだ。3度目の正直だった。11日の楽天戦(京セラ)では8回1失点、前回20日の西武戦(ベルーナ)は8回無失点。初の完投勝利、完封勝利の可能性があったが、球数やコンディションの関係で降板していた。それだけに水本監督代行も「ずっと2試合、あの子も意識していた。今の(中嶋)監督のときに完封したかったのかなとか自分でも考えながら。でも、ナイスピッチングだった」と評価した。現役生活は広島での2年だけで、1軍出場経験はない指揮官代行は、これが初白星。宮城は記念球を渡そうとしたが「お前の方が野球人生長いんだから持っておけ」と受け取らなかった。「(初完封の記念の)ボールは自分で持って、大事にしてほしい」と願った。プロ1年目から2軍監督や1軍監督として育てくれた中嶋監督にも届けた勲章。25日に21歳の誕生日を迎えたばかりの宮城は「(監督が)帰ってきたときにいい順位にいられるように、みんなで頑張っていきたい」。2位西武とは再び1・5ゲーム差。食らいつき、指揮官の復帰を待つ。(西垣戸理大)

◆西武・森友哉捕手(27)が、同点適時二塁打を放った。1点を追う四回無死一塁。代わったばかりのオリックス2番手・山﨑福から中越え二塁打を放ち、一塁から源田が同点のホームを踏んだ。18日のソフトバンク戦以来の打点をマークし「まずは振り出しに戻す1点を取れてよかったです。最近打てていなくて久しぶりのヒットだったのでうれしかったです」とコメントした。打線は、森の一打が口火となって打者一巡の猛攻でこの回一挙5点を挙げ、試合をひっくり返した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
60512 0.541
(↓0.004)
-
(-)
30442
(-)
385
(+2)
80
(-)
64
(-)
0.257
(↓0.001)
3.180
(↑0.01)
2
(-)
西武
62543 0.534
(↓0.005)
0.5
(-)
24401
(-)
361
(+6)
99
(-)
55
(-)
0.233
(↓0.001)
2.630
(↓0.03)
3
(-)
ORIX
61561 0.521
(↑0.004)
2
(↑1)
25388
(+6)
359
(-)
65
(+1)
55
(-)
0.247
(↑0.001
2.690
(↑0.02)
4
(-)
楽天
58542 0.518
(↑0.004)
2.5
(↑1)
29431
(+11)
396
(+3)
78
(+1)
83
(+1)
0.247
(↑0.002)
3.330
(-)
5
(-)
ロッテ
54591 0.478
(↓0.004)
7
(-)
29372
(+3)
427
(+11)
72
(+1)
107
(-)
0.225
(-)
3.310
(↓0.04)
6
(-)
日本ハム
45683 0.398
(↑0.005)
16
(↑1)
27364
(+2)
433
(-)
84
(+1)
76
(+1)
0.231
(↓0.001)
3.470
(↑0.03)