日本ハム(☆2対0★)ソフトバンク =リーグ戦23回戦(2022.08.27)・札幌ドーム=
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ソフトバンク
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日本ハム
11000000X2401
勝利投手:ポンセ(3勝4敗0S)
敗戦投手:武田 翔太(2勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】万波 中正(13号・2回裏ソロ)

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◆日本ハムは初回、木村の適時打で先制する。続く2回裏には万波のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・ポンセが9回を2四死球のみに抑える快投。ノーヒットノーランを達成し、今季3勝目を挙げた。敗れたソフトバンクは、打線がポンセの前に沈黙した。

◆元宝塚で女優の真飛聖(45)がファーストピッチセレモニーに登場した。マウンドに向かう前に、ソフトバンク本多雄一コーチ(37)と練習してから臨んだが、ボールは指に引っかかり、大きく左にそれ、地面に転がった。「事前の取材で『真飛だから真っすぐ飛ばします』なんてこたえていたのに。もうやだ。せっかく教えてもらったのに。しっぽ丸めて帰りたい。申し訳ございませんでした」と真顔で謝罪した。始球式も硬式ボールを投げるのも初体験。「平場でやったときは飛んだのに。このままやればいいと思ったら、マウンドの感覚をつかめないまま終わってしまった。もし、もう1度呼んでいただけたらリベンジしたい」と悔しがった。元花組トップで映画、ドラマ、舞台、バラエティーなどさまざまな分野で活躍中。北海道を舞台にした9月17日放送のNHK特集ドラマ「続 遥かなる山の呼び声」では、阿部寛演じる森山耕作の妹役・森山加奈を演じる。この日は放送日にちなんで背番号917を付け登板。「コロナ禍で少なくなっている人との関わりや、会話することの大切さ。そういうメッセージ性もあるので、楽しんでもらえたら」と話した。

◆日本ハム木村文紀外野手(33)が先制打を放った。1回2死一、三塁でソフトバンク先発武田の146キロ直球系を引っ張り、先制の左前適時打とした。7月13日の楽天戦で放った1号3ラン以来の打点で、主導権を握った。「チャンスだったので、なんとか先制することができてよかったです。先制パンチ!」と威勢よく叫んだ。昨季8月に西武から交換トレードで移籍。チーム野手最年長は、ここまで21試合に出場し打率1割9分1厘、1本塁打、3打点を残している。

◆日本ハムの万波中正外野手(22)が、豪快な1発で追加点を挙げた。1-0の2回、先頭で打席に立つと、ソフトバンク先発武田翔太投手(29)の2ボールからの3球目、やや高め、145キロストレートを振り抜き、左翼スタンドに突き刺した。2回表の守備では、ソフトバンク増田珠外野手(23)の左中間への打球に追いつき好捕。直後の打席で、12日ロッテ戦以来となる13号ソロを放った。本拠札幌ドームでは4日ソフトバンク戦以来の本塁打に「迷いないです!」と喜んだ。

◆日本ハム来日1年目のコディ・ポンセ投手(28)が、8回まで無安打無失点の快投を披露した。登板11試合目で、本拠地初登板。持ち味のムービングボールを軸に、首位ソフトバンク打線を翻弄(ほんろう)した。2回には万波の好捕もあり、リズムに乗った。8回を投げ終わった時点で球数は103球。

◆日本ハム来日1年目のコディ・ポンセ投手(28)が、今季両リーグ通じて5人目のノーヒットノーランを達成した。ポンセがプロ野球87人目、98度目のノーヒットノーランを達成した。日本ハムでは95年7月5日西崎以来、27年ぶり6人目。これで今季のノーヒットノーランは4月10日佐々木朗(ロッテ=完全試合)5月11日東浜(ソフトバンク)6月7日今永(DeNA)6月18日山本(オリックス)に次いで5人目。1シーズンに5人達成するのは40年の5人に並び最多となった。

◆ソフトバンクが日本ハム先発のコディ・ポンセ投手(28)にノーヒットノーランを食らった。球団では12年10月8日のオリックス戦(ヤフードーム)で、西勇輝(現阪神)に喫して以来10年ぶり。その試合は小久保裕紀現2軍監督の引退試合だった。南海時代を含めると8度目の屈辱。藤本博史監督(58)は「1敗は1敗や。ノーヒットノーランをされようが、1敗は1敗。ノーヒットノーランをされたら5敗じゃない。1敗は1敗で明日切り替えていくしかない。以上」と、30秒に満たず試合後の会見を終えた。アウトコースギリギリへの直球や、カットボール、ツーシームに終始苦戦した。柳田、周東、牧原大、三森...。主力選手が新型コロナ感染で離脱する中、ここまで5年目の増田や谷川原、正木ら代役起用の「筑後ホークス」たちが躍動していた。前日の同戦も13安打10得点で大勝したが、この日は一転して沈黙。西武が敗れたため、首位はキープしたが、北の大地で、負の歴史を刻んでしまった。

◆BIGBOSSも大興奮! 日本ハムのコディ・ポンセ投手(28)が、ソフトバンク23回戦(札幌ドーム)で、プロ野球史上87人目、通算98度目のノーヒットノーランを達成した。球団の外国人選手では初。球界で1シーズンに達成者5人は1940年に並ぶ最多記録だ。来日1年目助っ人の快投に新庄剛志監督(50)も冗舌。歴史的白星でチームの連敗が8で止まった。本拠地デビュー戦で偉業をやってのけた新助っ人に、BIGBOSSは興奮を抑えられなかった。日本ハムの"投げるポンセ"が、球団の外国人投手で初めて無安打無得点を達成。来日最多の113球を投げきり、許した走者は2四死球の2人だけ。ツーシーム、カットボールを軸に、2球種ともに4つずつの内野ゴロを積み上げ、9回1死一塁、最後も今宮を内角ツーシームで遊併殺。「やっちゃいました」と照れる右腕の姿に、新庄監督は「自分の子どもが達成したかのような、うれしい気持ちになりましたね。子ども、いないけど(笑い)」。ノリツッコミで大喜びだ。ベンチでは現役時代にも味わったことのない緊張感に襲われた。あえて「ノーヒットノーラン、いくんちゃう?」とコーチ陣に言いまくった。「口に出すと出来ないというけれど、オレは逆」と"言霊(ことだま)"を信じた。しまいには、選手交代を告げた際に球審にまで「今日(無安打無得点)します?」と無邪気に尋ねて困らせる始末。「なんなら、お願いしようかと思ったもん。『(ストライクゾーンの)幅、広くお願いします!』って」。9回は先頭打者から6球連続ボール判定。BIGBOSSは、祈るような気持ちだった。初めて踏む札幌ドームのマウンドに適応し、記録的な勝利を手にしたポンセは「ホームのファンに応援してもらっていることが、パフォーマンスに大きく影響したと思う」と感謝した。前日までドロ沼8連敗。ミスの多い展開に、前日は「反抗期かな?」と、心配していたBIGBOSSだが、一転して痛快な快挙達成に「そういう選手と一緒にユニホームを着られて、誇りに思います」とたたえつつ、次回登板については「中継ぎでいきます」と、真偽不明の仰天発言。歴史的な1日を"新庄節"で締めた。【中島宙恵】▽コディ・ポンセ生まれ 1994年4月25日、米カリフォルニア州ポモナ。ドラフト カリフォルニア・ポリテクニック州立大ポモナ校から15年2巡目(全体55位)でブルワーズ入団。メジャー 19年7月にパイレーツへ移籍し、20年8月初昇格。メジャー通算20試合で1勝7敗、防御率5・86。米国代表 19年プレミア12に出場。3位決定戦(対メキシコ)でチームは敗れたが、先発で5回無失点の好投。通算3試合1勝1敗、防御率2・03。日本球界 21年12月に1年契約で日本ハム入団。今季推定年俸1億円。背番号45。サイズ・投打 198センチ、116キロ。右投げ右打ち。ポンセが6月18日山本(オリックス)以来、プロ野球87人、98度目のノーヒットノーランを達成した。日本ハムでは95年西崎以来6人目。外国人投手は65年バッキー(阪神)85年郭泰源(西武)95年ブロス(ヤクルト)00年バンチ(中日)とエルビラ(近鉄)06年ガトームソン(ヤクルト)に次いで2リーグ制後7人目(バッキー、ガトームソン以外は来日1年目)。これで今季のノーヒットノーランは4月10日佐々木朗(ロッテ)5月11日東浜(ソフトバンク)6月7日今永(DeNA)山本に次ぎ5人目で、1リーグ時代の40年に並ぶシーズン最多人数となった。今永は交流戦で記録しており、5度すべてパ・リーグの球団がノーヒットを食らっている。日本ハムは8連敗中の最下位で、ソフトバンクは首位。最下位球団の投手が首位相手に達成は、00年エルビラ(近鉄)が西武戦で記録して以来、22年ぶり。チーム7連敗中だった66年佐々木(大洋)が完全試合で連敗を止めているが、ノーヒットでチーム8連敗以上を止めたのは初めて。○...野手最年長の木村が貴重な決勝打を放った。1回2死一、三塁で先制の左前適時打。7月13日楽天戦の1号3ラン以来1カ月半ぶりの打点で、連敗を止める大きな一打となった。7月下旬に新型コロナで一時離脱。復帰後初スタメンで結果を出し「連敗していたし、何とか勝ちにつながる結果を出したいと打席に入った。来た球を強くスイングしようとした結果が、タイムリーになった」と振り返った。

◆ソフトバンク武田翔太投手(29)が27日の日本ハム23回戦(札幌ドーム)で右肘の張りのため、緊急降板した。4回の投球練習の際に、異変を訴え、ベンチ裏で治療したが、そのまま降板。前日26日には「長いイニングを投げていきたい」と意気込んでいたが、2回に万波に左翼にソロ本塁打を浴びるなど3回4安打2失点。今季初黒星を喫した。

◆日本ハム来日1年目のコディ・ポンセ投手(28)がプロ野球87人目、98度目のノーヒットノーランを達成した。9回113球を投げ、出した走者は四死球の2人だけ。9回1死一塁、今宮を遊ゴロ併殺に打ち取ると、マウンド上で力強いガッツポーズを見せた。今季両リーグ通じて5人目の快挙。5人は1940年に並ぶシーズン最多記録となった。ポンセが6月18日山本(オリックス)以来、プロ野球87人、98度目のノーヒットノーランを達成した。日本ハムでは95年西崎以来6人目。外国人投手は65年バッキー(阪神)85年郭泰源(西武)95年ブロス(ヤクルト)00年バンチ(中日)とエルビラ(近鉄)06年ガトームソン(ヤクルト)に次いで2リーグ制後7人目(バッキー、ガトームソン以外は来日1年目)。これで今季のノーヒットノーランは4月10日佐々木朗(ロッテ)5月11日東浜(ソフトバンク)6月7日今永(DeNA)山本に次ぎ5人目で、1リーグ時代の40年に並ぶシーズン最多人数となった。今永は交流戦で記録しており、5度すべてパ・リーグの球団がノーヒットを食らっている。日本ハムは8連敗中の最下位で、ソフトバンクは首位。最下位球団の投手が首位相手に達成は、00年エルビラ(近鉄)が西武戦で記録して以来、22年ぶり。チーム7連敗中だった66年佐々木(大洋)が完全試合で連敗を止めているが、ノーヒットでチーム8連敗以上を止めたのは初めて。

◆ソフトバンクが北の大地で10年ぶりの屈辱を味わった。日本ハムの先発ポンセに12年10月8日のオリックス戦(当時ヤフードーム)以来となるノーヒットノーランを喫した。売り出し中の「筑後トリオ」の野村大、増田、谷川原のバットも助っ人右腕の前に沈黙した。出塁は初回グラシアルの死球と9回ガルビスの四球のみ。巧みにストライクゾーンで勝負してくるポンセの前に打線は凡打を重ねてしまった。「ノーヒットノーランされようが1敗は1敗や。ノーヒットノーランされたら5敗じゃないんで。明日また切り替えていくしかないんでね。以上。よろしいですか」。試合後の藤本監督は一塁ベンチ裏に引き揚げてくると、悔しさを押し殺してそう言った。ポンセとの前回の対決(19日、ペイペイドーム)では柳田の先制2点適時打など6回4得点。この日の試合前に、藤本監督はポンセ攻略に向け「期待」と「不安」の2つの要素を挙げていた。打線をけん引する「筑後トリオ」について「ガムシャラにやっている。いい経験している。自信にしてほしい」と期待を寄せつつ「ポンセに対しては難しいかな。3人ともああいう投手はあまり好きじゃないんじゃないかな。ある程度ボールが(ストライク)ゾーンの中で暴れてくる。絞りにくい。それをどう対応していくか僕の楽しみ」と話していた。結果は吉と出なかったが、8回には二遊間への打球に野村大が一塁へヘッドスライディング。中島卓の好守に阻まれたが、必死さは失わなかった。西武も敗れ首位の座は守った。そう、1敗は1敗。「屈辱」をバネにV戦線を駆け抜けるしかない。【佐竹英治】ソフトバンクが相手先発投手にノーヒットノーランを許したのは、12年10月8日のオリックス西勇輝以来、前身球団も含めて8度目。日本ハム戦では初めて許した。今年は東浜が5月11日西武戦でノーヒットノーランを達成したが、今回は許す形になった。前回は小久保裕紀(現2軍監督)の引退試合で、当時21歳の右腕に1四球のみで9奪三振。小久保も3打数無安打に抑えられた。▽ソフトバンク泉(4回から緊急登板し2回無安打無失点)「急きょの登板でしたが、自分の投球をして試合をつくることだけを考えました。役割を果たすことはできたと思います。明日からもチームの力になれるように頑張っていきます」

◆試合終盤の7回、ポンセは「お母さん。あと1回、お願いします」と祈った。8回のマウンドに上がる前には「お母さん、頼むよ」。17年に母ジェニファーさんが脳がんで他界。「すごく頑固で、自分と自分の兄弟に愛情をいっぱい注いでくれた」。脳がんの啓発活動を始めたのは、母を亡くしてからだった。勝利球の行方を聞かれると、両手でほおづえをついたまま数十秒、沈黙。「もし渡せるなら、亡くなったお母さんに渡したい。ボールもグラブもユニホームも、全てお母さんに渡したい」と静かに口を開いた。持ち前の明るさが日本でプレーする夢をかなえた。練習中、捕球しようとする選手へ向けて大声を出す。「自分が捕るっていうジョーク」。驚かせて、周囲を笑わせる。この陽気さが、ビッグボス体制には必要だと球団は判断した。ハーグシャイマー駐米スカウトディレクターは「明るさとマウンドでの躍動感は、ファイターズの目指す野球に合っていた」という。母を失う苦しい経験をしたからこそ、異国でのたくましい姿がある。【日本ハム担当=田中彩友美】

◆日本ハムは先発のコディ・ポンセ投手(28)が、球団の外国人投手として初のノーヒットノーランを達成した。打者28人に対して、四死球2、6奪三振。来日後、自己最多の113球を投げきった。試合後の新庄剛志監督(50)の主な一問一答は、以下の通り。新庄監督 すいません、遅くなって。今、乾杯してました。ポンセが9回、ベンチサイドでキャッチボールをしている時の緊張している顔を見たら、オレが吐きそうになった(笑い)。オレが緊張しちゃって。「頼むよ~」って思いながら(笑い)プロ野球の歴史の中で、外国人でのノーヒットノーランは、たったの7人で、そのうちの1人。そういう選手と一緒にユニホームを着られて、誇りに思います。万波君、中島君の好守備がないと、ノーヒットノーランは成立していないと思う。あれが、デカかった。-BOSSも最後は両手を挙げて喜んだ新庄監督 自分の子どもが達成したかのような、うれしい気持ちになりました。子ども、いないけど(笑い)-日本ハムの選手では札幌ドームで初のノーヒットノーラン新庄監督 今日は初めての登板で「どうかな~、マウンドが合うかな~」と思っていたんですけど、もう合いすぎちゃって。-万波、中島の守備からいい流れに新庄監督 あれはね、本当にピッチャーを乗せるんですよ。だから、昨日みたいにエラーがあると、ピッチャーって乗れないんです。ポンセ君が投げる時は意外とエラーが絡んで、ストレスになっていたと思う。5、6回で降板することが多かった。今日はそれがなかった。今日、試合前のミーティングから「打つのはどうでもいいから、エラー0で行こう!」って(選手に)伝えてました。-攻撃では木村、万波にいい当たり新庄監督 いつもスタメンで出ていない選手が、久々に試合に出て結果を出すのは難しいと思うんですけど、よく打ってくれた。-相手にファイターズの存在感を見せつけた新庄監督 いやいや、そんなことはない。向こうも必死で戦っているので。こっちは毎日が成長。経験が成長になる。いいゲームが出来た。今日ファンは何人? 楽しいゲームを見せられたかな。今日は楽しすぎたでしょ? うれしかったです。

◆BIGBOSSも大興奮! 日本ハムのコディ・ポンセ投手(28)が、ソフトバンク23回戦(札幌ドーム)で、プロ野球史上87人目、通算98度目のノーヒットノーランを達成した。▽ポンセアラカルト髪形 カールのミディアムヘアーは、シュシュでお団子にするときも。美容師だった母ジェニファーさんの影響。「非常にオシャレだったから、自分も引き継いでいこうとオシャレな髪形にしているのさ」。夢を実現 19年プレミア12で東京ドームで登板時、日本のファンの熱を感じたのがきっかけ。「いつか絶対に日本でプレーするぞって決めていた。戻ってこられたのでうれしい」。ニックネーム 日本語で「熊」と呼ばれている。米国時代に右腕にタトゥーを入れた。守備練習中に大声を発し、大きな体であることから呼ばれるように。料理大好き 料理上手な父ジョーさんに教わった。日本でも積極的に自炊中。得意料理は「ステーキと卵と、食パンにアボカドを乗せたものだね」。ファンサービス 練習見学に訪れていた子どもたちに、人数分のボール17球をプレゼント。「ファンは家族の次に応援してくれる存在」。新庄監督からもらったサンバイザーも、自身のサインを書いてファンへ...。趣味は散歩 札幌ドームには地下鉄通勤。登板前には約1時間、精神面を整えるために札幌の町並みを歩いている。ルーティン 瞑想(めいそう)。1日2回の正座で股関節回りをほぐしている。毎朝、コーヒーを1ポット分つくって飲み干している。ブラック派。日本語 お気に入りは「ハシラナイ(走らない)」「オネガイシマス」「イチ、ニ、サン」ユーチューバー 50年後に振り返ったとき、自身の子どもに伝えるために自身のチャンネル「Cody Ponce」を開設。登録者数1580人(26日現在)。

◆日本ハム・万波中正外野手(23)が13号ソロを放った。「迷いないです!」1―0の二回の先頭で、2ボールからの3球目145キロを振り抜いた。打球はぐんぐん伸びて左翼席中段に着弾。13号は清宮に並ぶチームトップタイで、貴重な追加点をもたらした。守備でも好プレーで沸かせた。二回1死で増田が放った左中間への飛球を、快足を飛ばしてキャッチ。札幌ドームで初先発のポンセを攻守で盛り立てた。

◆日本ハムのコディ・ポンセ投手(28)が史上87人目(98度目)のノーヒットノーランを達成した。許した走者は一回2死から死球のグラシアル、九回無死から四球のガルビスの2人。奪三振は6、球数は113球だった。これで今季達成されたノーヒットノーラン(完全試合を含む)は、4月10日のロッテ・佐々木朗(完全試合)、5月11日のソフトバンク・東浜、6月7日のDeNA・今永、6月18日のオリックス・山本に続く5人目。球団では1995年の西崎幸広以来27年ぶり。外国人投手では2006年5月25日のガトームソン(ヤクルト)以来、パ・リーグ外国人では2000年6月20日のエルビラ(近鉄)以来22年ぶり。ポンセは来日1年目。今季3勝目(4敗)を快挙で飾った。

◆日本ハムのコディ・ポンセ投手(28)が球団外国人投手では初となる無安打無得点試合を達成し、3勝目を挙げた。歴史的瞬間に立ち会った新庄剛志監督(50)は「一緒にユニホームを着られて誇りに思います。自分の子どもが達成したかのようなうれしい気持ち」と目尻を下げた。ビッグボスの一問一答は以下の通り。(自ら)「乾杯してきました。いやー、監督としてノーヒットノーランをするチームを、こういう立場で...。ポンセが九回、緊張している顔を見たら、俺が吐きそうになった。俺が緊張してきて『頼むわ』と思いながら。でも素晴らしかったですね。プロ野球の歴史、102年? 詳しくはわからないですけど、102年の中で87人目か。外国人ではたったの7人の中の1人。そういう選手と一緒にユニホームを着られて誇りに思いますね。今日は万波君の、落ちそうな打球を捕って、中島君のああいうプレー(好守)がないと、こういうノーヒットノーランは成立しないと思うから。あれはデカかったですね」――両手を上げて喜んでいた「いやいや、本当ね。自分の子どもが達成したかのようなうれしい気持ちになりました。子どもいないけど」――ファイターズの選手が札幌ドームで達成するのは初「ね。今日(札幌ドームで)初めての登板で『どうかなー』『マウンド合うかなー』と思っていたけれど、合いすぎちゃって。マウンドの土を持って帰って、この辺に置いて寝て欲しいですよね」――いい守備が出た「あれはね、本当にピッチャーを乗せるんですよ。だから昨日みたいなエラーが1個、2個、3個とあると、ピッチャーは乗れないんですよ。で、ポンセ君が投げる時は意外とエラーが絡んできて、ストレスにもなったし、5回、6回で終わることも多かったので、きょうはそれがなかったので、試合前のミーティングから打つのはどうでもいいから、エラー0で行こうと伝えていました」――攻撃では万波、木村が得点「試合にいつもスタメンで出ていない選手が、久々に出て結果を出すのは難しいと思うんですけど、よく打ってくれました」――首位相手に存在感「いや。いやそんなことはないですけどね。向こうは必死に戦っているので、こっちは成長、毎日が成長なので、経験が成長になるので。いいゲームが出来て、きょう何人? ファンの皆さんは。(2万3136人)楽しいゲームを見せられたかな。楽しすぎたでしょう。うれしかったです」

◆ソフトバンク先発の武田は、右肘の張りを訴え緊急降板した。四回が始まる前の投球練習中に、マウンドに駆けつけたトレーナーとともにベンチに下がった。3回4安打2失点で今季初黒星を喫した。直球に普段の力がなく、一回から痛打された。2死一、三塁のピンチを背負うと、木村に146キロの速球を左前へはじき返され先制点を献上。二回は先頭の万波に甘く入った球を完璧に左翼席へ運ばれた。登板前日には「長いイニングを投げて試合をつくりたい」と意気込んでいたが、正反対の結果になってしまった。

◆日本ハムのコディ・ポンセ投手(28)がノーヒットノーランを達成した。許した走者は一回に死球、九回に四球を与えただけ。球数は113球だった。米国出身のポンセは大リーグのパイレーツなどでプレー。今季加入1年目で記念の白星は3勝目だった。?日本ハムの外国人投手・ポンセが史上87人目、通算98度目の無安打無得点を達成。今季は4月10日のロッテ・佐々木朗希(完全試合)、5月11日のソフトバンク・東浜巨、6月7日のDeNA・今永昇太、同18日のオリックス・山本由伸に次いで5人目。同一シーズンに5人達成したのは最多人数で、1940年(イーグルス・亀田忠、阪急・浅野勝三郎、巨人・沢村栄治、タイガース・三輪八郎、阪急・石田光彦)以来82年ぶり2度目。?米大リーグでのシーズン最多回数(継投での達成は除く)は1884年の8度(8人)で、近代野球とされる1900年以降では2015年と21年の各7度。15年はマックス・シャーザーが2度、岩隈久志ら6人。21年はコリー・クルバーら7人が達成。?日本ハム(前身を含む)の投手の無安打無得点は95年7月5日の西崎幸広以来27年ぶり6人目で、外国人投手は初。?2リーグ制(50年)以降、外国人投手の無安打無得点は65年6月28日の阪神・バッキー、85年6月4日の西武・郭泰源、95年9月9日のヤクルト・ブロス、2000年4月7日の中日・バンチ、同年6月20日の近鉄・エルビラ、06年5月25日のヤクルト・ガトームソン以来、16年ぶり7人目。

◆日本ハムのコディ・ポンセ投手(28)がノーヒットノーランを達成した。許した走者は一回に死球、九回に四球を与えただけ。球数は113球だった。米国出身のポンセは大リーグのパイレーツなどでプレー。今季加入1年目で記念の白星は3勝目だった。【ポンセという男】★生まれ 1994年4月25日生まれ、28歳。米カリフォルニア州出身。★球歴 2015年にドラフト2巡目でブルワーズ入り。20年にパイレーツでメジャー初勝利を挙げた。MLB通算1勝7敗、防御率5・86。今季から日本ハムでプレーし、11試合で3勝4敗、防御率3・17。★趣味と特技 ゴルフ。ベストスコアは79。料理も得意でステーキやアボカドトーストを作る。「家ではステーキやチキンを主に食べている。神戸牛が好き」。日本食は、すしが好物。★髪形 美容師だった母の影響でヘアスタイルにこだわりがある。来日後は気分転換を兼ねて編み込み、団子などのスタイルを披露。★ルーティン 毎日、午前6時半に起床し、瞑想(めいそう)。コーヒーをいれて朝食を作り、家族とテレビ電話をする。★ニックネーム 熊。声と風貌から日本ハムのチームメートにつけられ、右手首に漢字のタトゥーも入れた。★ポンセといえば... 1986-90年に大洋(現DeNA)で通算119本塁打を放ったカルロス・ポンセについて「知らなかった」。★サイズなど 198センチ、116キロ。右投げ右打ち。年俸1億円。背番号45。

◆日本ハムのコディ・ポンセ投手(28)が27日、ソフトバンク23回戦(札幌ドーム)で今季5人目の無安打無得点試合を果たした。完全試合を含むノーヒットノーラン達成者が1リーグ時代の1940年のシーズン最多記録に82年ぶりに並んだ。ポンセは打者28人に対して1死球と1四球を与えただけで、史上87人目(98度目)の達成者となった。球団で95年の西崎幸広以来27年ぶり、2004年の北海道移転後では初めて快挙を成し遂げた。両拳を握り、何度も雄たけびを上げた。ポンセが本拠地デビュー戦でノーヒッターを達成した。「(九回は)吐きそうなくらい緊張した。すごく疲れました」許した走者は2四死球だけで、113球で投げ切った。最速155キロの速球を持つ右腕は、右打者の内角をツーシームでえぐり、十分に相手打線に印象づけてからは外に逃げるカットボールを駆使。九回1死一塁ではツーシームで遊ゴロ併殺に仕留め、試合を締めた。今季ワーストを更新していたチームの連敗を8でストップ。今季限りで2004年からの役割を終える札幌ドームで、同球団の投手としては初のノーヒッターだ。快挙達成後、静かに天を仰いだ。誰よりも喜びを伝えたかったのは、2017年12月1日に脳腫瘍で亡くなった母のジェニファーさん。「すごく頑固だったけど、自分と兄弟に愛情をいっぱい注いでくれた」と感謝した。脳腫瘍の啓発活動にも力を入れる心優しき男は試合終盤、天国の母に力を借りた。「お母さん、お願いします」。祈りながら腕を振り、日本ハムでは1995年の西崎幸広以来、27年ぶりに大記録を成し遂げた。米大リーグでは通算20試合で1勝だが、確固たる決意を胸に海を渡ってきた。米国代表として参加した2019年の国際大会「プレミア12」で初来日。東京ドームでの3位決定戦に登板し、日本の野球ファンの熱気に圧倒された。「いつか絶対に日本でプレーする」。心に決めてから3年。動く速球で打たせて取る投球スタイルで今季3勝目を挙げた。ポンセが佐々木朗(ロッテ)、東浜(ソフトバンク)、今永(DeNA)、山本(オリックス)に続いて5人目のノーヒットノーラン達成者となり、1シーズンでは1940年に並ぶ最多記録。新庄監督は九回を前に緊張するポンセの表情を見て「俺が吐きそうになった」という。試合終了の瞬間は「自分の子供が達成したかのような、うれしい気持ちになりました。子供はいないけど」と喜んだ。札幌ドームに電車で通うポンセは「ホームのファンに応援してもらっている安心感がパフォーマンスにいい影響を与えたと思う」と笑顔。まだまだ〝ジャパニーズドリーム〟を追い続ける。(箭内桃子)

◆27日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で史上87人目(98度目)となるノーヒットノーランを達成した日本ハムのコディ・ポンセ投手(28)が28日、偉業から一夜明けて喜びを明かした。「寝ようとしたんですけど、興奮して眠れなかった」球団では1995年に達成した西崎幸広以来、27年ぶり。外国人選手としては史上7人目の達成だった。この日は明るい表情でキャッチボールなどに汗を流した。次戦に向けて「自分のすべてを出し切ってチームを勝たせる投球をすることに変わりない。その通りやっていきたい」と笑顔を見せた。また、日本ハムはこの日、ポンセの快挙をたたえて記念グッズ(フェイスタオル、Tシャツ)をオフィシャルオンラインストアで受注販売することを発表した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
60512 0.541
(↓0.004)
-
(-)
30442
(-)
385
(+2)
80
(-)
64
(-)
0.257
(↓0.001)
3.180
(↑0.01)
2
(-)
西武
62543 0.534
(↓0.005)
0.5
(-)
24401
(-)
361
(+6)
99
(-)
55
(-)
0.233
(↓0.001)
2.630
(↓0.03)
3
(-)
ORIX
61561 0.521
(↑0.004)
2
(↑1)
25388
(+6)
359
(-)
65
(+1)
55
(-)
0.247
(↑0.001)
2.690
(↑0.02)
4
(-)
楽天
58542 0.518
(↑0.004)
2.5
(↑1)
29431
(+11)
396
(+3)
78
(+1)
83
(+1)
0.247
(↑0.002)
3.330
(-)
5
(-)
ロッテ
54591 0.478
(↓0.004)
7
(-)
29372
(+3)
427
(+11)
72
(+1)
107
(-)
0.225
(-)
3.310
(↓0.04)
6
(-)
日本ハム
45683 0.398
(↑0.005)
16
(↑1)
27364
(+2)
433
(-)
84
(+1)
76
(+1)
0.231
(↓0.001)
3.470
(↑0.03)