巨人(★1対4☆)中日 =リーグ戦19回戦(2022.08.24)・東京ドーム=
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中日
20100001041110
巨人
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勝利投手:松葉 貴大(6勝4敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(3勝3敗28S))
敗戦投手:井上 温大(0勝1敗0S)
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◆中日は初回、阿部の適時打などで幸先良く2点を先制する。その後は3回表に石橋の適時二塁打で加点すると、8回には代打・福田の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・松葉が6回2安打無失点の好投で今季6勝目。敗れた巨人は、打線が1得点と振るわなかった。

◆俳優の満島真之介(33)が、始球式で東京ドームの大爆笑をさらった。日本テレビ系のドラマ「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」の武田信玄役を務める満島は金髪にヒゲを蓄えた武田信玄の姿で登場した。■渾身(こんしん)のボケも「時間が押しております! 」のツッコミマウンドでは1度投球するフリをして、グラブからジャビット人形が飛び出す"ボケ"も披露。しかしスタジアムMCの高橋大輔アナウンサーから「時間が押しております!」のツッコミが入ると、東京ドームは笑いに包まれた。原監督もこれには苦笑いを浮かべていた。満島は「投球前に小ネタをどう挟むかも一生懸命考えました! 野球を楽しみにしてきているお客さんたちを笑顔に、選手に良いプレーをしてもらうためにも、球場を盛り上げたかったので、ジャビットくんの力を借りて頑張りました(笑い)ジャビットくんの力は偉大ですね! 始球式直後に映像を見返したら、原監督が笑ってくれていてとても安心しました...!」とジャビットの力を借りた渾身のボケを振り返った。■ノーバウンド投球に原監督も拍手気を取り直しての投球ではサウスポーからノーバウンド投球。原監督も拍手を送っていた。満島は「言葉では表せないほど、最高の時間でした! 神聖な東京ドームのマウンドに立たせていただいたことに心から感謝しています! 僕にとって東京ドームでの始球式は大きな夢だったので、機会を与えてくださった関係者の皆さま、球場に来られていたファンの皆さまに感謝しています!」と繰り返し感謝を口にした。

◆プロ初先発初勝利には届かなかった。巨人井上温大投手(21)が、4回1/3を8安打3失点(自責1)と最下位中日打線に捕まった。5回1死一塁、4番のビシエドに左前打を許すと、2番手鍵谷との交代がコールされた。小走りでベンチに戻る3年目左腕に、東京ドームから拍手が送られた。■1回に2失点。1つ目のアウトが遠いプロ4試合目の登板で、初のまっさらなマウンドへ。しかし1回先頭、同学年の岡林への初球、146キロ直球を捉えられて右前打とされた。続く溝脇にも左前打とつながれて、捕逸で無死二、三塁。さらに阿部に右前適時打を許して無死一、三塁。1つ目のアウトが遠い。ビシエドをスライダーで空振り三振に斬ってようやく1アウト。だが続く平田の打席で一塁けん制で飛び出した走者を挟むも、吉川が本塁へ悪送球。記録は重盗で、隙を見てスタートを切った三塁走者の生還を許した。■最速148キロ、7奪三振3回にも2死一、二塁から石橋に適時二塁打を浴びて3点のリードを許した。それでも、続くレビーラから回をまたいで4者連続三振。最速148キロの直球とスライダーで計7三振を奪ってみせた。■「自分と戦っていた」井上は「立ち上がりは打者と勝負する前に自分と戦っていて自分の投球ができませんでした。イニングを重ねるごとに自分の投球ができるようにはなりました。今日の試合を今後に必ず生かしていきたいです」と初先発を振り返った。■今季8人目の初勝利ならず期待された昨季は5月に受けた、左肘頭スクリュー挿入術の影響でリハビリに費やした。「やっともらったチャンスなので、しっかり結果を出してこれからも1軍で必要とされる存在になっていきたい」と話していた初先発マウンドでの初勝利とはならず。プロ野球最多記録となる1シーズン8人目の初勝利は、次戦以降に持ち越しとなった。【小早川宗一郎】

◆巨人丸佳浩外野手(33)が7月18日ヤクルト戦(神宮)以来の今季6度目の猛打賞を記録した。7回先頭で中日谷元の139キロカットボールを右翼線へ二塁打。前日から4打席連続安打となった。7回終了まで巨人の安打は丸の3本のみだった。

◆巨人が最下位中日に敗れ、1・5ゲーム差に迫られた。3年目左腕の井上温大投手(21)が、プロ初先発マウンドに上がるも、味方のミスも絡んで4回1/3を8安打3失点(自責1)。プロ初先発初勝利には届かなかず、プロ初黒星を喫した。■ミスが重なり1回に2失点1回先頭から岡林、溝脇の連打と大城の捕逸で無死二、三塁。続く阿部に先制の右前適時打を許して無死一、三塁とされた。1つ目のアウトが遠い。ビシエドをスライダーで空振り三振に封じてようやく1アウト。しかし続く平田の打席で一塁けん制で飛び出した走者を挟むも、吉川が本塁へ悪送球。記録は重盗で、隙を見てスタートを切った三塁走者の生還を許した。■今季8人目の初勝利ならず5回1死一塁からビシエドに左前打を浴びたところで降板。東京ドームからは拍手が送られた。初先発マウンドでの初勝利とはならず、プロ野球最多記録となる1シーズンの8人目の初勝利は次戦以降に持ち越しとなった。■追い上げも及ばず...4点を追う8回には2死満塁のチャンスで中田の高いバウンドのゴロを遊撃の土田がファンブル。1点を返して1死満塁で5番の岡本和が打席へ。しかし右飛に倒れて、反撃は及ばず4安打1得点で敗戦した。

◆巨人はプロ3年目の井上温大投手(21)を初先発に抜てきするも、4回1/3を8安打3失点(自責1)と勝利には届かなかった。打線は相手の失策の間に1点を奪ったが、反撃には至らず。守備のミスからの失点も重くのしかかった。試合後の原辰徳監督(64)の囲み取材は主な内容は以下の通り。■いいところを引き出すことができなかった-プロ初先発の井上の投球は「まあ、今日は初めて(大城)卓三に『何とかうまくリードしてくれ』ということを彼に託したんだけど。やっぱり、初球、あるいは2ナッシングで一塁、二塁でパスボールという部分ではね...。何と言うかな、われわれは、若い人たちを育てなきゃいけないからね。卓三もそうやってピッチャー、あるいはみんなに育てられてきた。一生懸命やってはいたけど、その辺で何て言うかな、彼のピッチングのいいところを引き出すことができたのかなというのはね、ちょっと聞いてみたいね」■1回の3連打2失点が...-井上は2回以降は良さも出てきた「それは、決してボールそのものはね。ただやっぱり立ち上がりという部分でね。やっぱりもう、若い人であっても、プロの勝負師として、あそこは戦いを挑んでいるわけですからね。そこはやっぱり厳しいところですね」■丸が3安打猛打賞-8回は丸が四球を選んでつないだ「そうですね。丸は今日は非常にきっちりと3本とね。ヒットはあと、勇人、まっちゃん(松原)が打ったな、最後に」■8回2死満塁の絶好機も決定打欠く-8回はあと一押しというところだった「まあ、そうですね。その前の回もそうですね。なかなかやっぱり、劣勢に立った時に、跳ね返すというかね、みんなでそうやっていかないといけませんね」■井上の次回登板は投手コーチの判断-井上はもう1回先発で見てみたいか「その辺はピッチングコーチがどう見ているか、ということでしょうね。でも非常に、未来というものは予感させてくれる投手だと思います」

◆3年目左腕の巨人井上温大投手(21)がプロ初先発で奮闘するも、4回1/3を8安打3失点(自責1)でプロ初黒星を喫した。1回先頭から連打で無死一、二塁とされると、バッテリーミスで傷口を広げた。無死二、三塁から阿部に先制の右前適時打を浴びた。なお1死一、三塁からは一塁けん制で飛び出した走者を挟むも、吉川が本塁へ悪送球で三塁走者の生還を許し、2失点の立ち上がりとなった。2回以降は最速148キロの直球とスライダーで存在感を示し、4者連続三振を含む、7奪三振と持ち味を発揮した。1シーズンのチーム8人目の初勝利となればプロ野球最多記録だったが次戦以降に持ち越しとなった。「立ち上がりは打者と勝負する前に自分と戦っていて自分の投球ができませんでした。今後に必ず生かしていきたい」と教訓として胸に刻んだ。原監督は「未来というものは予感させてくれる投手だと思います」と評した。▽巨人桑田投手チーフコーチ(井上の初回に)「キャッチボールをする時間もなくそのまま行って、2ストライクから打たれたり、けん制など、やってはいけないミスが続いた。次回は改善してほしい。また先発で投げさせたい」

◆中日松葉貴大投手(32)が移籍後最多タイの6勝目を手にした。出場登録を抹消された木下に代わる石橋とのバッテリーで、6回を2安打無失点。巨人打線から10個のフライアウトを重ねた。「石橋が普段はあまり使わないカーブを結構、使ってくれた。いい形でハマった」。前回11日のホーム巨人戦で、今季最多の5失点を喫したリベンジも果たした。松葉の東京ドームでの白星は、オリックス時代の17年6月3日巨人戦以来5年ぶりだ。▽中日立浪監督(正妻木下の抹消理由について)「リード面で迷いがある。リード面を見直してほしかった。はい上がってくることを期待しています」▽中日石橋(昇格即スタメンで松葉を好リード)「松葉さんのいいところを引き出したかった。カーブの使い方は重要。相手に意識させながらリードできた」

◆1軍昇格したばかりの中日・石橋が2―0の三回2死一、二塁で適時二塁打を放った。「6番・捕手」で7月18日以来となる先発出場。チャンスを生かし「思い切って打ちにいった。その結果が適時打になってくれて良かった」と喜んだ。一回の打席は直球にタイミングが合わず、押し込まれて二飛に倒れた。三回はストライクを取りに来た初球のスライダーにきっちり合わせる。左翼線にはじき返し、プロ初先発の井上から追加点を奪った。2軍落ちした正捕手の木下に代わって出場機会が増えることが予想される4年目。1軍の舞台で経験を積んでいる。

◆中日は一回に阿部の適時打と重盗で2点を先行。三回は石橋の適時二塁打、八回は代打福田の適時打で加点した。松葉が6回を2安打無失点で6勝目。R・マルティネスが28セーブ目。巨人は井上が五回途中まで3失点でプロ初黒星。

◆巨人はプロ3年目の左腕、井上温大投手(21)が初先発したが、五回途中8安打3失点でプロ初黒星を喫した。原辰徳監督(64)は左腕を責めはしなかった。「今日は初めて(捕手の大城)卓三に『何とかうまくリードしてくれ』と託したんだけど...。(初回先頭打者から安打を許したのが)初球、あるいは2ナッシングで、一塁、二塁にしてパスボールではね」大城卓三捕手(29)のリードに従った井上は、先頭の岡林に初球を右前打、続く溝脇にはカウント0-2から左前打を許し、3番・阿部の打席で3球目を大城が痛恨のパスボール。これが失点につながった。原監督は「われわれはああいう若い人たちを育てなきゃいけない。卓三もそうやって投手、あるいはみんなに育てられてきてね。一生懸命やってはいたけどね」と、プロ5年目の正捕手に反省を促した。

◆巨人・井上温大投手(21)がプロ初先発し、五回途中8安打3失点(自責点1)でプロ初黒星を喫した。高卒3年目左腕は「立ち上がりは打者と勝負する前に自分と戦っていて、自分の投球ができなかった」と反省を口にした。制球が甘くなった初回は先頭から3連打を許し、味方の拙守も絡んで2点を失った。我慢の投球となったが、切れ味鋭いスライダーを決め球に4者連続を含む7三振を奪うなど見せ場もつくった。群馬・前橋商高からドラフト4位で2020年に入団。7月に1軍デビューを果たし、3試合の救援登板を経て先発のチャンスを手にした。「イニングを重ねるごとに自分の投球ができるようになった。きょうの試合を今後に必ず生かしていきたい」と巻き返しを誓った。桑田投手チーフコーチによると、試合前の調整の時間配分がうまくいかず、十分にキャッチボールもできないまま初回を迎えたという。「慌ててマウンドに行って、リズムに乗っていけなかった。次回は改善してマウンドに上がってもらいたい」と指摘した。原監督は「やっぱり立ち上がり。若い人であってもプロの勝負師として戦いを挑んでいるわけだから」と評価した一方、「非常に未来というものは予感させてくれる投手」と期待も寄せた。

◆井上がプロ初先発。若い投手を育てたい-。巨人首脳陣の気持ちも分からないでもないけど、1軍の公式戦で、まして順位争いをしている中で、前面に掲げるテーマかどうか...。賛同はしかねる。どうしたって、プレーボールの時点で勝敗より先に、そちらに神経がいってしまう。相手に対して負い目を抱える。それが結果にモロに表れた。守りでは一回から焦ってミスが出た。攻撃への集中力も、高まらない。打線はただでさえ、若い投手をカバーできる状態ではない。つらいね。とにかく、Aクラスを狙わなければならない時期に、下から追い上げられている場合ではない。投手を総動員してでも、勝つ形を確立すべきだ。ただし、井上には可能性を感じる。腕の振りが良く、イキのよいボールを投げる。打者に向かっていくストレートと、低めに落とすカーブ、スライダー系に見どころアリ。同じ左腕、ヤクルト・高橋のように育てられたらいいんじゃないかな。(本紙専属評論家)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
65461 0.586
(↑0.004)
-
(-)
31485
(+6)
433
(+2)
133
(-)
61
(+1)
0.251
(-)
3.480
(↑0.01)
2
(-)
DeNA
58472 0.552
(↑0.004)
4
(-)
36384
(+4)
391
(-)
87
(+1)
36
(+1)
0.252
(↓0.001)
3.320
(↑0.03)
3
(-)
阪神
56592 0.487
(↓0.004)
11
(↓1)
26395
(-)
337
(+4)
73
(-)
88
(-)
0.240
(↓0.001)
2.550
(↓0.01)
4
(-)
巨人
54611 0.470
(↓0.004)
13
(↓1)
27439
(+1)
502
(+4)
131
(-)
50
(-)
0.243
(-)
3.910
(↑0.03)
5
(-)
広島
53613 0.465
(↓0.004)
13.5
(↓1)
26441
(+2)
445
(+6)
72
(+2)
23
(-)
0.255
(-)
3.530
(↓0.02)
6
(-)
中日
50601 0.455
(↑0.005)
14.5
(-)
32325
(+4)
398
(+1)
55
(-)
42
(+2)
0.247
(↑0.001
3.380
(↑0.03)