1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 1 | 0 | ||
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 | ||
勝利投手:- 敗戦投手:- |

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◆日本ハムの先発・鈴木は5回途中無失点の投球。対するオリックスの先発・山岡は5回5安打無失点と試合をつくった。両先発の降板後日本ハムは3投手、オリックスは2投手が得点を許さず。試合は7回が終了したところで日没コールドにより0-0の引き分けに終わった。
◆日本ハム古川裕大捕手(24)が強肩発動で、失点危機を防いだ。「1番右翼」で先発出場。3回1死満塁の大ピンチで中川圭の飛球を捕球後、素早く本塁へ弓なりの送球。追い風も味方にノーバウンドの好返球で、三塁走者の福田の本塁生還を阻止し、観衆を沸かせた。新庄剛志監督(50)も笑顔でたたえたが、試合後「いや、あれは、いい送球ではない。でも、彼なりに高いボールを投げて風を利用したかもよ!? それはない(笑い)ダメ、あれは!低いボール、低いボール!!」と辛口だった。プロ2年目の今季、本職は捕手ながら、新庄監督から打撃力を買われて外野にも挑戦している。
◆7回終了で日没コールドとなった。日本ハムの攻撃終了後、審判団で協議。三塁塁審の木内審判員から「このような天候でこれ以上試合を続行することは厳しいと判断したので、日没コールドといたします」とアナウンスされた。午後1時1分に開始し、試合時間は3時間6分。8770人が来場した。釧路市にある同球場はナイター設備がなく、19年にも日本ハム-西武戦が日没コールドになっている。日没コールド プロ野球では19年8月28日、今回と同じ釧路での日本ハム-西武戦以来3年ぶり。この試合は西武が10-8とリードした8回表途中で、コールドゲームとなった。99年6月20日には札幌円山のオリックス-近鉄戦が延長10回、5-5で引き分けた。パ・リーグでは11年までサスペンデッドゲームを採用し、今回のように9回終了前に日没のケースはサスペンデッドとなった。87年5月23日、柏崎での南海-ロッテ戦は8回1死で日没となり、7月8日に平和台球場で続行試合が行われた。
◆日本ハム鈴木健矢投手(24)が、悪天候を味方につける粘投を見せたが、先発初勝利には届かなかった。2度目の先発マウンドは霧の街・釧路。強烈な追い風を受け続ける悪コンディションの中、3度の満塁機を背負ったが、5回途中6安打も無失点。「悔しい試合、悔しい登板だった。ピンチばっかりつくっていたので。もっと改善しなきゃいけない点は、あるなと感じました」と、本人は反省した。下手投げの特長の1つ、飛球を打たせる投球を武器にした。スライダーは風によって軌道が変わり、打者目線では向かい風となるため浅いフライになることを予測。「今日は風に助けられたのはあった。ゴロを打たせるより、フライの方が簡単に弱い当たりを打たせられる」。新庄監督が「俺が打つ方なら、おなか痛いって言って休んでる」と言うほど、打者としては厳しい環境。鈴木はそれを逆手に取った。前回11日西武戦でのプロ初先発後、BIGBOSSから来年の開幕投手候補の1人に挙げられた。「やっぱり先発は、やっていて楽しいなというのはあります」。プロ3年目、新たな持ち場でチームのピースになっていく。【田中彩友美】
◆日本ハムが、3年ぶりの日没コールドで引き分けた。オリックス20回戦(釧路)は、0-0のまま7回裏終了後に審判団が協議。試合続行が不可能と判断して、打ち切りとなった。新庄剛志監督(50)は「初めての経験じゃないかな~」。この日は朝から霧が立ちこめ、小雨がパラつく空模様だった。日没コールドは、19年8月28日西武戦(釧路)以来。チームは18年以来、4年ぶりとなる釧路開催での勝利を逃した。午後4時1分、照明設備のない地方球場の視界は限界に近かった。7回裏の日本ハムの攻撃が終了したところで、BIGBOSSがベンチを飛び出した。相手ベンチへ向けて「ボールが見づらい」とばかりに、しきりにジェスチャーを繰り返す。グラウンドでは、審判団が試合を続行するか話し合いを開始。6分間の協議を終え、責任審判の木内塁審が「このような天候で、これ以上、試合を続行することが厳しいと判断しましたので日没コールドといたします」とアナウンスすると、8770人で埋まったスタンドは、無念の叫びに包まれた。新庄監督 初めての経験じゃないかな~。(現役時代も)なかったと思うんですけどね。ベンチから見たら暗くないけど、グラウンドの方へ行くと暗いから。150キロ近くの球が来るんだから、そりゃあ危ないじゃん。「霧の町」として知られる釧路。この日は、朝から霧と風速10メートルを超える強風に見舞われ、真っ黒な曇天からは時折、小雨が落ちた。悪天候ではあったが、試合は意外にも投手戦に。3回1死満塁では、捕手登録ながら右翼を守った古川裕が本塁へノーバウンドのレーザービーム。追い風に返球を乗せ、失点を防いだ。3度の満塁機を逃したオリックスに対し、日本ハムも5回1死から右安打を放った杉谷が、相手が後逸するのを見て三塁を回ったが、つまずいて憤死。「今日は、なんか甲子園決勝みたいな野球をしてたね。"踏んだり、踏んだり"だったね」と、楽しげに笑った新庄監督は「あっちは満塁で1本出ないし、こっちは走塁で"あーだ、こーだ"なるし。ベンチで大笑いしてましたよ」。連敗ストップ、そして釧路での4年ぶり勝利は逃したが、BIGBOSSの道東初上陸に、霧の町が盛り上がったのは確かだ。【中島宙恵】○...秋田出身の吉田が5回2死満塁のピンチで登板。前日に仙台育英が東北勢甲子園初優勝を決め「やっぱ感動したので、僕もちゃんといい投球しないとなって。まあまあイカつい場面だったので気合は入りました」。1球で一邪飛に仕留めると、2イニング目は「久しぶりの掘れる地方球場だったので」とセットポジションに変更。新庄監督からは「頭の柔軟性があるっていうのは、いいですね」と評価された。
◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレーバック】23日、釧路で行われた日本ハム対オリックス戦はナイター設備がなくデーゲーム。試合前の霧から強風、視界不良で日没2時間前に日没コールド。夏の釧路の珍事でした。
◆日本ハムの吉田が甲子園大会で東北勢として初優勝した宮城・仙台育英高を「いやあ、もう感動した」と祝福した。自身は2018年に秋田・金足農高のエースとして準優勝を果たした。札幌ドームのロッカールームなどで戦いぶりをチェックしていたという。「(高校球児の)負けたら終わりという戦いを見ていると、一球一球を大事に、気持ちをしっかり入れていかないといけないと思った」。この日の試合では五回2死満塁で2番手として登板し、1球でピンチを切り抜けた。(ウインドヒルひがし北海道)
◆日本ハムは走塁ミスが相次いだ。四回は無死一塁で左翼線へ安打を放った今川が一、二塁間で挟まれた。五回1死では右前打を打った杉谷が右翼手の後逸を見て一気の生還を狙い、勢いよく三塁も蹴った。しかし、その後にベースコーチに止められ、慌てて戻ろうとしたが間に合わなかった。両チームとも強風に翻弄される場面があった。新庄監督は「甲子園決勝みたいな野球してたね。向こうも満塁で1本出ないし、こっちは走塁でああだこうだなるし。ベンチで大笑いしてましたよ」と苦笑いを浮かべた。(ウインドヒルひがし北海道)
◆〝ご当地〟ならではの幕切れとなった。0―0の七回終了時点で「日没コールド」が告げられ、日本ハムは今季2度目の引き分け。ナイター照明がなく霧が深い釧路での一戦とあって、審判団によって判断が下された。八回に入る前に審判団が集まり、三塁塁審の木内責任審判が「このような天候で、これ以上試合を続行することが困難となりました」と場内にアナウンス。8770人のファンがどよめく中、試合は開始から3時間強の午後4時7分に終了した。日没コールドは2019年8月28日の西武戦(釧路)以来3年ぶり。新庄監督は「(妥当な判断)だと思います。(暗くて球が見えず)危ないしね」とうなずいた。試合は走塁ミスが相次いだ。四回は無死一塁で左翼線へ安打を放った今川が一、二塁間で挟まれた。五回は右前打を打った杉谷が右翼手の後逸を見て生還を狙い、勢いよく三塁も蹴った。だが、その後にベースコーチに止められ、慌てて戻ろうとしたが間に合わなかった。ビッグボスは「向こうも満塁で一本出ないし、こっちは走塁でああだこうだなるし。ベンチで大笑いしていましたよ」と振り返った。24日も同様に照明設備のない帯広での一戦となる。「時間を早くしてくださいって(言おうかな)。11時開始くらいで」とジョークを飛ばし、引き揚げた。(箭内桃子)コールドゲーム 公認野球規則には「日没コールド」の条項は存在せず、翌日以降にその状態から再び試合を始めるサスペンデッドゲーム(継続試合)の記載がある。パ・リーグでは1994年に「照明設備のない球場で日没により試合続行が不可能と判断した場合には日没コールドゲーム(成立試合)を採用する」とのアグリーメント(試合協定事項)改正が行われ、1997年6月21日のオリックス―西武(札幌円山)で初適用された。
◆0―0の七回終了時点で「日没コールド」が告げられた。ナイター照明がなく霧が深い釧路での一戦とあって、八回に入る前に審判団が集まり判断が下された。日没コールドゲームは2019年8月28日の日本ハム-西武戦以来3年ぶり。その前は、さらに20年前の1999年6月20日のオリックス-近鉄(札幌円山、7-7=延長十回)だった。19年の前回は今回と同じ釧路で行われ、八回表に先頭の西武・森が本塁打を放った直後に日没コールドとなり、10-8で西武が勝利した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 |
61 | 51 | 3 | 0.545 (↑0.004) | - (-) |
28 | 391 (+5) | 342 (+4) | 93 (-) | 54 (-) |
0.235 (↑0.002) | 2.560 (↓0.02) |
2 (-) |
ソフトバンク |
58 | 49 | 2 | 0.542 (↑0.004) | 0.5 (-) |
34 | 423 (+15) | 373 (+6) | 78 (+1) | 63 (-) |
0.258 (↑0.003) | 3.190 (↓0.03) |
3 (-) |
楽天 |
56 | 52 | 2 | 0.519 (↓0.004) | 3 (↓1) |
33 | 410 (+6) | 382 (+15) | 77 (-) | 80 (-) |
0.247 (↑0.001) | 3.330 (↓0.11) |
4 (-) |
ORIX |
59 | 55 | 1 | 0.518 (-) | 3 (↓0.5) |
28 | 375 (-) | 352 (-) | 63 (-) | 54 (+2) |
0.247 (-) | 2.710 (↑0.02) |
5 (-) |
ロッテ |
51 | 58 | 1 | 0.468 (↓0.004) | 8.5 (↓1) |
33 | 356 (+4) | 409 (+5) | 68 (-) | 102 (-) |
0.224 (↑0.001) | 3.300 (↓0.01) |
6 (-) |
日本ハム |
44 | 66 | 3 | 0.400 (-) | 16 (↓0.5) |
30 | 358 (-) | 418 (-) | 82 (-) | 75 (-) |
0.233 (-) | 3.460 (↑0.03) |
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